JPH0320463A - 反応性スパッタ方法 - Google Patents
反応性スパッタ方法Info
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- JPH0320463A JPH0320463A JP15621889A JP15621889A JPH0320463A JP H0320463 A JPH0320463 A JP H0320463A JP 15621889 A JP15621889 A JP 15621889A JP 15621889 A JP15621889 A JP 15621889A JP H0320463 A JPH0320463 A JP H0320463A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔概要〕
磁気ディスク媒体の磁性膜などをマグネトロン型の反応
性スパッタ装置で威膜する際に適するスパッタ方法に関
し、 基板に異物が付着する主因となる、ターゲット上の再デ
ポジションなどによる酸化膜が発生するのを未然に防止
可能とすることを目的とし、マグネトロン型の反応性ス
パッタ装置において、スパッタガスである酸素のガス圧
を、15mTorr以下の低ガス圧にして、基板へのス
パッタを行なうように構戒する。
性スパッタ装置で威膜する際に適するスパッタ方法に関
し、 基板に異物が付着する主因となる、ターゲット上の再デ
ポジションなどによる酸化膜が発生するのを未然に防止
可能とすることを目的とし、マグネトロン型の反応性ス
パッタ装置において、スパッタガスである酸素のガス圧
を、15mTorr以下の低ガス圧にして、基板へのス
パッタを行なうように構戒する。
本発明は、例えば磁気ディスク媒体の磁性膜などをマグ
ネトロン型の反応性スパッタ装置で或膜する際に適する
スパッタ方法に関する。
ネトロン型の反応性スパッタ装置で或膜する際に適する
スパッタ方法に関する。
(従来の技術)
酸化鉄型の薄膜磁気記録媒体を、間接法7 −Fe.0
,スパッタ法で製造する場合は、非磁性基板上に反応性
スパッタ装置を用いて、α−FezO3膜を形或した後
、還元・酸化処理が行なわれる。
,スパッタ法で製造する場合は、非磁性基板上に反応性
スパッタ装置を用いて、α−FezO3膜を形或した後
、還元・酸化処理が行なわれる。
?3図は、このような用途に適する、従来の高周波マグ
ネトロン型の反応性スパッタ装置であり、チャンバー1
中において、マグネット2に隣接してFeターゲット3
が配設され、該Feターゲット3に対向して、非磁性の
基板4が配設されている。
ネトロン型の反応性スパッタ装置であり、チャンバー1
中において、マグネット2に隣接してFeターゲット3
が配設され、該Feターゲット3に対向して、非磁性の
基板4が配設されている。
そして、反応性ガスとして酸素を供給すると共に、Fe
ターゲット3と非磁性基板4との間に、高周波電源RF
を接続すると、マグネトロン放電によって、Feターゲ
ット3の表面から飛び出した原子あるいは分子などの粒
子が、酸素分子と反応して基板4に被着し、成膜が行な
われる。
ターゲット3と非磁性基板4との間に、高周波電源RF
を接続すると、マグネトロン放電によって、Feターゲ
ット3の表面から飛び出した原子あるいは分子などの粒
子が、酸素分子と反応して基板4に被着し、成膜が行な
われる。
間接法1−Fe.0,スパッタ媒体を得るには、このよ
うに、チャンバー1中に純酸素を供給し、0■スパッタ
ガスをFeターゲット3に衝突させる。すると、Feタ
ーゲット3上でFeと反応性ガスの02が化合し、α−
Fe.0.となって、非磁性基板4に被着する。また同
時に、Feターゲット3から飛び出一たFeと02スパ
ッタガスとが空間で化合し、αFe203となって、非
磁性基板4に被着する。
うに、チャンバー1中に純酸素を供給し、0■スパッタ
ガスをFeターゲット3に衝突させる。すると、Feタ
ーゲット3上でFeと反応性ガスの02が化合し、α−
Fe.0.となって、非磁性基板4に被着する。また同
時に、Feターゲット3から飛び出一たFeと02スパ
ッタガスとが空間で化合し、αFe203となって、非
磁性基板4に被着する。
マグネトロン型スペック装置におけるスパッタエネルギ
ーは、環状に集中するため、スパッタを行なっているう
ちに、第4図に示すように、ターゲット3の中央にエロ
ージョン領域5ができ、その外側に再デポジション領域
6が発生する。
ーは、環状に集中するため、スパッタを行なっているう
ちに、第4図に示すように、ターゲット3の中央にエロ
ージョン領域5ができ、その外側に再デポジション領域
6が発生する。
エロージョン領域5から飛散したターゲット3の原子ま
たは分子が、逆戻り現象によって再びターゲット上に戻
って来て、エロージョン領域5以外の領域に堆積し、再
デポジション領域6を形或し、酸化物の固まりとなる。
たは分子が、逆戻り現象によって再びターゲット上に戻
って来て、エロージョン領域5以外の領域に堆積し、再
デポジション領域6を形或し、酸化物の固まりとなる。
この再デポジションなどによる酸化膜6は剥離しやすい
。またこの酸化膜6は磁性を持たないため、再デポジシ
ョン領域6から飛び出した粒子が非磁性基板4に被着す
ると、欠陥の原因となり、ミッシングエラーを引き起こ
す恐れがある。
。またこの酸化膜6は磁性を持たないため、再デポジシ
ョン領域6から飛び出した粒子が非磁性基板4に被着す
ると、欠陥の原因となり、ミッシングエラーを引き起こ
す恐れがある。
そこで従来は、チャンバーを大気に開放する機会がある
ときに、再デポジション領域6の剥離しそうな部分を、
機械的に擦り落としたりしていた。
ときに、再デポジション領域6の剥離しそうな部分を、
機械的に擦り落としたりしていた。
しかしながら、高真空状態のチャンバーを空けて大気に
開放すると、スパッタ装置の稼働率を低下させ、また再
デポジション領域を擦り落とすことは、チャンバー内を
汚染する恐れがある。
開放すると、スパッタ装置の稼働率を低下させ、また再
デポジション領域を擦り落とすことは、チャンバー内を
汚染する恐れがある。
そこで、本発明の出願人は、特開昭58 − 9221
号公報において、或膜を複数回に分けて行なう方法を提
案した。第5図はこの方法を工程順に示す断面図である
。
号公報において、或膜を複数回に分けて行なう方法を提
案した。第5図はこの方法を工程順に示す断面図である
。
或膜前の非磁性基板4は、洗浄が行なわれるが、それで
も完全を期すことはできない。そたために、(a)に示
すように、非磁性基板4上に酸化鉄の固まクなどの異物
8が付着することがある。このように異物8がある基板
4上に1回めのスパッタを行なうと、(b)のように、
異物8が混在した磁性#9aとなる。
も完全を期すことはできない。そたために、(a)に示
すように、非磁性基板4上に酸化鉄の固まクなどの異物
8が付着することがある。このように異物8がある基板
4上に1回めのスパッタを行なうと、(b)のように、
異物8が混在した磁性#9aとなる。
1層めの磁性膜9aを或膜した後、洗浄を行なうが、こ
のとき異物8が除去されれば、(C)のように、脱落し
た跡に窪み10が発生し、脱落しない場合は、異物8が
そのまま残る。
のとき異物8が除去されれば、(C)のように、脱落し
た跡に窪み10が発生し、脱落しない場合は、異物8が
そのまま残る。
(C)に示す11めの磁性膜9aの王に、(a)〜(C
)のスパッタ、洗浄を繰り返すことで、2Nめ、3層め
、4層め、というように、或膜作業を繰り返す。
)のスパッタ、洗浄を繰り返すことで、2Nめ、3層め
、4層め、というように、或膜作業を繰り返す。
このようにスパッタリングを複数回に分けて行なうと、
第5図(d)に示すように、複数の磁性膜9a、9b、
9c、9dによって、磁性膜9が構威される。そして、
それぞれの磁性膜9a, 9b, 9c, 9d中に異
物8・・・が残存していても、同じ場所に異物8・・・
が付着する確率は極めて低いため、非磁性の異物8によ
る磁気特性の低下は、4分の1に止まり、磁性膜9の厚
み全体が非磁性となることは殆ど有り得ない。そのため
、部分的に記録/再生が不能なために生じるミッシング
エラーを確実に防止できる.しかしながら、このような
分割スパッタ法では、異物8の付着を防止することはで
きないため、各スパッタ作業に先立って、非磁性基板4
の洗浄を行なわなければならず、洗浄設備が必要となり
、設備面でも作業効率の面でも不利であり、生産性が劣
る。また、前記のようにターゲット3の表面に酸化膜が
発生することは防止できないため、定期的なクリーニン
グを行なって酸化膜を除去しなければならず、効率低下
の原因となる。
第5図(d)に示すように、複数の磁性膜9a、9b、
9c、9dによって、磁性膜9が構威される。そして、
それぞれの磁性膜9a, 9b, 9c, 9d中に異
物8・・・が残存していても、同じ場所に異物8・・・
が付着する確率は極めて低いため、非磁性の異物8によ
る磁気特性の低下は、4分の1に止まり、磁性膜9の厚
み全体が非磁性となることは殆ど有り得ない。そのため
、部分的に記録/再生が不能なために生じるミッシング
エラーを確実に防止できる.しかしながら、このような
分割スパッタ法では、異物8の付着を防止することはで
きないため、各スパッタ作業に先立って、非磁性基板4
の洗浄を行なわなければならず、洗浄設備が必要となり
、設備面でも作業効率の面でも不利であり、生産性が劣
る。また、前記のようにターゲット3の表面に酸化膜が
発生することは防止できないため、定期的なクリーニン
グを行なって酸化膜を除去しなければならず、効率低下
の原因となる。
本発明の技術的課題は、このような問題を解消し、基板
に異物が付着する主因となる、ターゲット上の再デポジ
ションなどによる酸化膜が発生するのを未然に防止可能
とすることにある。
に異物が付着する主因となる、ターゲット上の再デポジ
ションなどによる酸化膜が発生するのを未然に防止可能
とすることにある。
本発明は、マグネトロン型の反応性スパッタ装置を対象
とするものであり、この装置でスパッタを行なう際に、
スパッタガスである酸素のガス圧を、15mTorr以
下の低ガス圧にして、基板へのスパッタを行なう。なお
、、磁気ディスク媒体の磁性膜を本発明の方法で製造す
る場合は、ターゲットとして、Feターゲットが使用さ
れる。
とするものであり、この装置でスパッタを行なう際に、
スパッタガスである酸素のガス圧を、15mTorr以
下の低ガス圧にして、基板へのスパッタを行なう。なお
、、磁気ディスク媒体の磁性膜を本発明の方法で製造す
る場合は、ターゲットとして、Feターゲットが使用さ
れる。
本発明による反応性スパッタ法は、チャンバー中に純酸
素を供給し、0、スパッタガスをFeターゲットに衝突
させる。すると、Feターゲット上でFeと反応性ガス
の02が化合し、α−Fe,O,となって、非磁性基板
に被着したり、Peターゲットから飛び出したFeとO
!スパッタガスとが空間で化合し、α−Fe40.とな
って、非磁性基板に被着する。
素を供給し、0、スパッタガスをFeターゲットに衝突
させる。すると、Feターゲット上でFeと反応性ガス
の02が化合し、α−Fe,O,となって、非磁性基板
に被着したり、Peターゲットから飛び出したFeとO
!スパッタガスとが空間で化合し、α−Fe40.とな
って、非磁性基板に被着する。
このとき本発明は、酸素のガス圧を、15mTorr以
下の低ガス圧にするため、殆どの酸素が、Feターゲッ
トのFeとの化合に消費される。その結果、Feターゲ
ットの表面を酸化させるだけの酸素が足りず、Peター
ゲット表面に酸化膜ができにくくなる。
下の低ガス圧にするため、殆どの酸素が、Feターゲッ
トのFeとの化合に消費される。その結果、Feターゲ
ットの表面を酸化させるだけの酸素が足りず、Peター
ゲット表面に酸化膜ができにくくなる。
また逆戻り現象により、再デポジション領域に戻って来
た粒子も、酸素不足の状態のため、酸化物は少なく、再
デポジションによる酸化膜の発生も抑制される。
た粒子も、酸素不足の状態のため、酸化物は少なく、再
デポジションによる酸化膜の発生も抑制される。
このように、酸素ガス圧を下げると、ターゲットの酸化
膜の発生を抑制ないし防止できる。
膜の発生を抑制ないし防止できる。
本発明の請求項2に記載の発明は、ターゲットに酸化膜
が発生した場合に、その酸化膜を除去しクリーニングす
る方法であり、このクリーニングを行なうときは、基板
へのスパッタは一旦中止する.そして、酸素ガス圧を1
5mTorr以下まで下げて、ターゲットのスパッタの
みを行なう。
が発生した場合に、その酸化膜を除去しクリーニングす
る方法であり、このクリーニングを行なうときは、基板
へのスパッタは一旦中止する.そして、酸素ガス圧を1
5mTorr以下まで下げて、ターゲットのスパッタの
みを行なう。
この場合は、Feターゲットに酸化膜が全く発生しない
程度まで、酸素ガス圧を充分に下げるのがよい。
程度まで、酸素ガス圧を充分に下げるのがよい。
クリーニング時に、スパッタガスである酸素がFeター
ゲットに衝突し、表面の酸化膜をスパッタすることで、
酸化膜が除去される。またFeターゲットは全面からス
パッタが行なわれるが、酸素ガス圧が充分に低いために
、酸素はスパッタされたFeと化合してα−Feg03
となるために消費されるので、FeターゲットのFeと
結合して、ターゲット表面に酸化膜を発生することはな
い。
ゲットに衝突し、表面の酸化膜をスパッタすることで、
酸化膜が除去される。またFeターゲットは全面からス
パッタが行なわれるが、酸素ガス圧が充分に低いために
、酸素はスパッタされたFeと化合してα−Feg03
となるために消費されるので、FeターゲットのFeと
結合して、ターゲット表面に酸化膜を発生することはな
い。
スパッタガス圧を低くすると、スパッタ速度が速くなる
ため、酸化膜のスパッタによる除去は効率的に行なわれ
る。
ため、酸化膜のスパッタによる除去は効率的に行なわれ
る。
逆戻り現象により、Feターゲットに戻ってきて、再デ
ポジション領域に堆積する物質も、酸素不足状態の化合
物なため、酸化膜とはならない。
ポジション領域に堆積する物質も、酸素不足状態の化合
物なため、酸化膜とはならない。
〔実施例]
次に本発明による反応性スパッタ方法が実際上どのよう
に具体化されるかを実施例で説明する。
に具体化されるかを実施例で説明する。
ターゲットとしては、Pe−Co(20X)ターゲット
を用い、スパッタバワーを7k一とした。そして、酸素
流量を40secmとし、酸素ガス圧を20mTorr
, 15mTorr , 10mTorrの間で変化
させて、アルマイト基板上にスパッタを行なった。次い
で、水素などの還元雰囲気中で還元した後、空気中で熱
処理して酸化させることで、7−FezO.膜からなる
磁気ディスク媒体を作成した。
を用い、スパッタバワーを7k一とした。そして、酸素
流量を40secmとし、酸素ガス圧を20mTorr
, 15mTorr , 10mTorrの間で変化
させて、アルマイト基板上にスパッタを行なった。次い
で、水素などの還元雰囲気中で還元した後、空気中で熱
処理して酸化させることで、7−FezO.膜からなる
磁気ディスク媒体を作成した。
第1図は、これらのγ−Fe.O.膜に記録/再生を行
ない、ミッシングエラー数を測定した例である.横軸は
、各酸素ガス圧を示し、縦軸は、ミッシングエラー数を
示す。
ない、ミッシングエラー数を測定した例である.横軸は
、各酸素ガス圧を示し、縦軸は、ミッシングエラー数を
示す。
第1図の(a)は、酸素ガス圧を20mTorr →I
5mTorr→10a+Torr→15mTorr −
+20mTorr −+15mTorr −+10mT
orrというように、順次変化させて、スパッタを行な
った場合である。酸素ガス圧が20mTorrというよ
うに高いと、ミッシングエラー数は、1面当たり200
個以上であるのに対し、15mTorrの場合は、14
0個前後に減少し、lOmTorrまで低下させると、
30個程度まで減少している.(b)、(C)はこのよ
うに酸素ガス圧を連続的に変化させるのでなく、一定の
酸素ガス圧でスパッタした場合である。(C)で示すよ
うに、酸素ガス圧を10mTorrにしてスパッタした
場合は、ミッシングエラーは1面当たり5個程度まで減
少している。
5mTorr→10a+Torr→15mTorr −
+20mTorr −+15mTorr −+10mT
orrというように、順次変化させて、スパッタを行な
った場合である。酸素ガス圧が20mTorrというよ
うに高いと、ミッシングエラー数は、1面当たり200
個以上であるのに対し、15mTorrの場合は、14
0個前後に減少し、lOmTorrまで低下させると、
30個程度まで減少している.(b)、(C)はこのよ
うに酸素ガス圧を連続的に変化させるのでなく、一定の
酸素ガス圧でスパッタした場合である。(C)で示すよ
うに、酸素ガス圧を10mTorrにしてスパッタした
場合は、ミッシングエラーは1面当たり5個程度まで減
少している。
(b)は酸素ガス圧を20+wTorrとし、しかも第
5図で説明した方法により、4分割してスパッタした場
合であり、l 7シングエラーは7個程度発生している
。
5図で説明した方法により、4分割してスパッタした場
合であり、l 7シングエラーは7個程度発生している
。
このように本発明の方法により、酸素ガス圧を10mT
orrとし、かつガス圧を固定してスパッタした場合は
、従来の4分割スパッタ法よりもξツシングエラーが少
なく、極めて有効である。
orrとし、かつガス圧を固定してスパッタした場合は
、従来の4分割スパッタ法よりもξツシングエラーが少
なく、極めて有効である。
従来の4分割スパッタ法の場合は、酸素ガス圧が29a
Torrでも、ミッシングエラーは7個程度であるので
、15mTorr程度に下げると、更に有効である。
Torrでも、ミッシングエラーは7個程度であるので
、15mTorr程度に下げると、更に有効である。
なお、実施例では、磁気特性との兼ね合いから、酸素ガ
ス圧を10+sTorrまでしか下げなかったが、基板
へのスパッタを中止して、ターゲット表面のクリーニン
グを行なう場合は、酸素ガス圧を更に下げるのがよい。
ス圧を10+sTorrまでしか下げなかったが、基板
へのスパッタを中止して、ターゲット表面のクリーニン
グを行なう場合は、酸素ガス圧を更に下げるのがよい。
例えば、5 mTorrで、基板を除去して空スパッタ
を5分間行なった場合、Feターゲット表面に堆積して
いた酸化鉄はほぼ除去されており、効果的にクリーニン
グが行なわれた。
を5分間行なった場合、Feターゲット表面に堆積して
いた酸化鉄はほぼ除去されており、効果的にクリーニン
グが行なわれた。
スパッタ雰囲気としては、前記のように純酸素のみを供
給する場合のほか、Ar+Oz混合ガスを用いることも
できる.この場合も、本発明の方法により02分圧を下
げれば、純酸素のみでスパッタする場合と同様な効果が
期待できる。
給する場合のほか、Ar+Oz混合ガスを用いることも
できる.この場合も、本発明の方法により02分圧を下
げれば、純酸素のみでスパッタする場合と同様な効果が
期待できる。
第2図はAr+Og混合ガスを用い02分圧を変化させ
た場合の実施例であり、横軸は、各02分圧を示し、縦
軸は、ミッシングエラー数を示す。
た場合の実施例であり、横軸は、各02分圧を示し、縦
軸は、ミッシングエラー数を示す。
(C)は、Ot分圧5 *Torr相当の0.−10s
ccm ..Ar−30secmで久バッタした場合で
あり、スパッタされたFe粒子に対し酸素不足のため、
Feのメタル膜となり、磁性が得られない.その結果、
磁気記録媒体として使用できない。
ccm ..Ar−30secmで久バッタした場合で
あり、スパッタされたFe粒子に対し酸素不足のため、
Feのメタル膜となり、磁性が得られない.その結果、
磁気記録媒体として使用できない。
(ロ)は、Ot分圧10mTorr相当の0.−203
CCll SAr−20secmでスパッタした場合で
あり、ごツシングエラーは190個程度発生している.
(a)に示すように、Oχのみ20s+Torrの雰囲
気でスパッタした場合のミッシングエラー数275個に
比べると、ミッシングエラー抑制の効果が現れている。
CCll SAr−20secmでスパッタした場合で
あり、ごツシングエラーは190個程度発生している.
(a)に示すように、Oχのみ20s+Torrの雰囲
気でスパッタした場合のミッシングエラー数275個に
比べると、ミッシングエラー抑制の効果が現れている。
これから明らかなように、Arとの混合雰囲気にしても
、酸素ガス圧を下げることによる効果が認められる.た
だし、(d)に示すように、0.のみ10s+Torr
の雰囲気のミッシングエラー数20個に比べると、Ar
との混合雰囲気の場合は、酸素ガス圧低減の効果は、顕
著ではない。
、酸素ガス圧を下げることによる効果が認められる.た
だし、(d)に示すように、0.のみ10s+Torr
の雰囲気のミッシングエラー数20個に比べると、Ar
との混合雰囲気の場合は、酸素ガス圧低減の効果は、顕
著ではない。
以上のように本発明によれば、マグネトロン型の反応性
スパッタ装置において、スパッタガスである酸素のガス
圧を、15mTorr以下の低ガス圧にして、基板への
スパッタを行なうため、ターゲットの酸化を抑制でき、
基板に異物が付着するのを防止でき、ミッシングエラー
の少ない、信頼性の高い磁気記録媒体を得ることができ
る。また、基板にスパッタを行なうことで、ターゲット
に酸化膜が発生した場合は、基板へのスパッタを中止す
ると共に、酸素ガス圧を15mTorr以下まで充分に
下げて、ターゲットの空スパッタを行なうことにより、
ターゲットの酸化膜をスパンタして除去し、効果的にク
リーニングすることができる。
スパッタ装置において、スパッタガスである酸素のガス
圧を、15mTorr以下の低ガス圧にして、基板への
スパッタを行なうため、ターゲットの酸化を抑制でき、
基板に異物が付着するのを防止でき、ミッシングエラー
の少ない、信頼性の高い磁気記録媒体を得ることができ
る。また、基板にスパッタを行なうことで、ターゲット
に酸化膜が発生した場合は、基板へのスパッタを中止す
ると共に、酸素ガス圧を15mTorr以下まで充分に
下げて、ターゲットの空スパッタを行なうことにより、
ターゲットの酸化膜をスパンタして除去し、効果的にク
リーニングすることができる。
第l図は、本発明方法で作製された磁気記録媒体と従来
の方法で作製された磁気記録媒体との特性を比較する図
、 第2図は、スパッタガスとして02 +Ar混合ガスを
使用した場合の、本発明方法と従来の方法との磁気記録
媒体の特性を比較する図である。 第3図は反応性スパッタ装置を示す図、第4図はターゲ
ットの表面状態を示す図、第5図は従来の4分割スパッ
タ方法を示す断面図である。 図において、lはチャンバー 2はマグネット、3はF
eターゲット、4は非磁性基板、5はエロージョン領域
、6は酸化膜(再デポジション領域)、8は異物、 9a, 9b・・・は磁性膜、 10は異物の脱落後 の窪み、 をそれぞれ示す。 4町め
の方法で作製された磁気記録媒体との特性を比較する図
、 第2図は、スパッタガスとして02 +Ar混合ガスを
使用した場合の、本発明方法と従来の方法との磁気記録
媒体の特性を比較する図である。 第3図は反応性スパッタ装置を示す図、第4図はターゲ
ットの表面状態を示す図、第5図は従来の4分割スパッ
タ方法を示す断面図である。 図において、lはチャンバー 2はマグネット、3はF
eターゲット、4は非磁性基板、5はエロージョン領域
、6は酸化膜(再デポジション領域)、8は異物、 9a, 9b・・・は磁性膜、 10は異物の脱落後 の窪み、 をそれぞれ示す。 4町め
Claims (2)
- 1. マグネトロン型の反応性スパッタ装置において、 スパッタガスである酸素のガス圧を、15mTorr以
下の低ガス圧にして、基板へのスパッタを行なうことを
特徴とする反応性スパッタ方法。 - 2. マグネトロン型の反応性スパッタ装置において、 基板へスパッタを行なうことで、ターゲットに酸化膜が
発生したら、基板へのスパッタを中止すると共に、酸素
ガス圧を15mTorr以下まで下げて、ターゲットの
スパッタのみを行なうことで、ターゲットのクリーニン
グを行なうことを特徴とする反応性スパッタ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15621889A JPH0320463A (ja) | 1989-06-19 | 1989-06-19 | 反応性スパッタ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15621889A JPH0320463A (ja) | 1989-06-19 | 1989-06-19 | 反応性スパッタ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0320463A true JPH0320463A (ja) | 1991-01-29 |
Family
ID=15622941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15621889A Pending JPH0320463A (ja) | 1989-06-19 | 1989-06-19 | 反応性スパッタ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0320463A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015093996A (ja) * | 2013-11-11 | 2015-05-18 | 株式会社アルバック | スパッタリング方法 |
US9901296B2 (en) | 2000-03-04 | 2018-02-27 | Roche Diabetes Care, Inc. | Blood lancet with hygienic tip protection |
-
1989
- 1989-06-19 JP JP15621889A patent/JPH0320463A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9901296B2 (en) | 2000-03-04 | 2018-02-27 | Roche Diabetes Care, Inc. | Blood lancet with hygienic tip protection |
JP2015093996A (ja) * | 2013-11-11 | 2015-05-18 | 株式会社アルバック | スパッタリング方法 |
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