JPH03200079A - 半導体装置用キャリア及びハンドラ - Google Patents

半導体装置用キャリア及びハンドラ

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JPH03200079A
JPH03200079A JP1343670A JP34367089A JPH03200079A JP H03200079 A JPH03200079 A JP H03200079A JP 1343670 A JP1343670 A JP 1343670A JP 34367089 A JP34367089 A JP 34367089A JP H03200079 A JPH03200079 A JP H03200079A
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JP
Japan
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carrier
semiconductor device
resin
tester
package
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Application number
JP1343670A
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Inventor
Naoki Eguchi
江口 直己
Kinji Sakamoto
坂本 金司
Teruo Atsushi
圧司 照雄
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Hitachi Ltd
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、キャリア及びそれを搬送するハンドラに関し
、特に、薄型の半導体装置を収納するキャリア及びそれ
を搬送するハンドラに適用して有効な技術に関するもの
である。
[従来の技術〕 DRAM(Dynamic Random Acces
s Memory)、SRAM(Static RAM
)等の半導体記憶装置は製造コストが安価な樹脂封止型
半導体装置で構成される。この種の樹脂封止型半導体装
置は、高実装密度化に適したSOJ (Small○u
t 1ine Jbend)、Z I P(Zigza
g In 1ine Package)等が主流である
。樹脂封止型半導体装置の基本的構造は平面方形状の樹
脂パッケージ(モールドレジン)の方形状の対向する2
辺又は1辺に沿った外側面に複数本の外部リードが配列
される。樹脂パッケージ内には前記DRAM、SRAM
等を搭載した半導体ペレットが封止される。この半導体
ペレットの外部端子(ポンディングパッド)、内部リー
ドの夫々は樹脂パッケージ内において電気的に接続され
る。
最近、高実装密度化、又はICカードに搭載できる超小
型化を目的として、TSOP(工hin Small 
Out 1ine Package)構造を採用する樹
脂封止型半導体装置が開発されている。このTSOP構
造を採用する樹脂封止型半導体装置は、例えば同一記憶
容量を持つDRAMを搭載する場合、S0J構造を採用
する樹脂封止型半導体装置に比べて厚さで約3分の1〜
4分の1、平面サイズで約1.4分の1〜1.5分の1
程小さく構成される。
前記TSOP構造を採用する樹脂封止型半導体装置は、
製品完成後、ユーザに出荷する前に、高温度及び低温度
状態において電気的特性試験が行われる。この電気的特
性試験には通常テスタ(コンタクトドライバ)部を内蔵
するハンドラが使用される。ハンドラは、主にローダ部
、テスタ部及びアンローダ部で構成され、ローダ部から
テスタ部に、テスタ部からアンローダ部に所定の設定条
件に基づき樹脂封止型半導体装置を自動搬送する。
本発明者が使用するハンドラは、ローダ部、テスタ部、
アンローダ部の夫々の間に配設された傾斜を持つガイド
レールを通して、樹脂封止型半導体装置を自然落下で滑
り落すことにより搬送する。
前記本発明者が使用するハンドラは、SOJ構造又はZ
IP構造を採用する樹脂封止型半導体装置対応であり、
TSOP構造を採用する樹脂封止型半導体装置対応のも
のでない。また、現在のところ、TSOP構造を採用す
る樹脂封止型半導体装置対応のハンドラは市販されてい
ない。
前記SOJ構造等を採用する樹脂封止型半導体装置対応
のハンドラを使用し、TSOP構造を採用する樹脂封止
型半導体装置の電気的特性試験を行った場合、以下の不
良を生じる。
(1)TSOP構造を採用する樹脂封止型半導体装置は
、SOJ構造を採用する樹脂封止型半導体装置に比べて
サイズがかなり小さいので、自重も軽い。このため、ハ
ンドラのガイドレールにおいて自然落下により樹脂封止
型半導体装置を搬送できない、搬送不良を生じる。
(2)TSOPm造を採用する樹脂封止型半導体装置は
、前述のようにサイズが小さいので、ハンドラのガイド
レール内において搬送中に回転し易い。前記樹脂封止型
半導体装置の樹脂パッケージの平面形状において対角線
方向のサイズがガイドレールの幅寸法に比べて大きい場
合、樹脂封止型半導体装置が、搬送中の回転によりガイ
ドレール内に詰まり、搬送不良を生じる。
(3)前記TSOP構造を採用する樹脂封止型半導体装
置が前記搬送中の回転によりガイドレールに接触した場
合、外部リードに曲り等の損傷が生じる。また、TSO
P構造を採用する樹脂封止型半導体装置の外部リードの
突出方向とガイドレールでの搬送方向とが一致する場合
、ハンドラの搬送経路中に配設されたストッパに外部リ
ードが当接し、外部リードに損傷が生じる。この外部リ
ードに損傷が生じた場合、樹脂封止型半導体装置は不良
品となる。
このような不良を防止するには、TSOP構造を採用す
る樹脂封止型半導体装置をキャリアに収納し、このキャ
リアをハンドラで搬送する技術が最適である。例えば、
Q F P (Quacl F fat Packag
e)構造を採用する樹脂封止型半導体装置を収納するキ
ャリアとしては、ウェルズ エレクトロニック社製カタ
ログ、第32頁及び第33頁(WELLS ELECT
RONIC,INC,、USA、Pρ32〜33)に記
載される。
このカタログに記載されたキャリアは、樹脂封止型半導
体装置を収納する平面方形状の枠体に、樹脂封止型半導
体装置の外部リード間に相当する位置においてこの外部
リードを仕切るスリット形状の基準部が設けられる。こ
のスリット形状の基準部は、外部リードの配列方向にお
いて、キャリアに樹脂封止型半導体装置を収納する際の
位置決めの基準面として使用される。また、前記キャリ
アの枠体の方形状の一辺に沿った側面及びそれと対向す
る他辺に沿った側面には夫々平面U字形状の凹部が設け
られる。このキャリアのU字形状の凹部は、それに比べ
て若干小さくかつ断面形状が同一のU字形状で形成され
たガイドレールに当接し、ハンドラでの搬送時の被搬送
部として使用される。
また、キャリアのU字形状の凹部は、テスタ部において
電気的特性試験の際に、一方を基準面、他方を挟持面と
し、キャリアの位置決め及び固定に使用される。前記キ
ャリアの基準面、挟持面の夫々となるU字形状の凹部は
、前記ガイドレールと同一断面形状を有するテスタ部の
被基準部、被挟持部の夫々に当接される。
なお、現在、TSOP構造を採用する樹脂封止型半導体
装置を収納するキャリアは市販されていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者は、TSOP構造を採用する樹脂封止型半導体
装置を収納するキャリアの開発に先立ち、下記の問題点
を見出した。
前述の電気的特性試験において、キャリアの基準面、挟
持面の夫々と、テスタ部の被基準部、被挟持部の夫々と
の当接により、テスタ部にキャリアが位置決めされかつ
固定される。キャリアの基準面、挟持面の夫々とテスタ
部の被基準部、被挟持部の夫々との当接は両者がサイズ
の異なるU字形状で形成されるので点接触又は線接触と
なり、キャリアを挟持する方向における位置決め及び固
定は高精度で行うことができる。しかしながら、キャリ
アの基準面とテスタ部の被基準部との間、挟持部と被挟
持部との間には夫々サイズが異なることに基づくクリア
ランスが存在する。つまり。
キャリアをテスタ部に位置決め及び固定するに際して、
前記挟持する方向と平面方向において直交する方向の位
置決め精度が低い。このため、キャリアに収納された樹
脂封止型半導体装置の外部リードとテスタ部の検査用接
触子との接触位置がずれ、接触不良を生じるので、電気
的特性検査不良を生じる。また、電気的特性試験におい
て誤判定が生じる。特に、TSOP構造を採用する樹脂
封止型半導体装置は、外部リードがファインピッチ化さ
れるので、前述の問題点が顕著に生じる。
また、前記キャリアは、外部リードを基準に樹脂封止型
半導体装置を収納するので、枠体にスリット形状の基準
部が必要となる。このキャリアのスリット形状の基準部
は、外部リード開缶に配設されるので、製作上において
加工が難しい。特に。
TSOP構造を採用する樹脂封止型半導体装置はファイ
ンピッチ化されるので、キャリアのスリット形状の基準
部のサイズ及び基準部間の間隔が微細になり、前述の問
題点が顕著に生じる。
本発明の目的は、半導体装置を収納するキャリアにおい
て、電気的特性検査不良を低減できる技術を提供するこ
とにある。
本発明の他の目的は、前記キャリアにおいて、電気的特
性検査の誤判定を低減できる技術を提供することにある
本発明の他の目的は、前記キャリアにおいて、構造を簡
単化することが可能な技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記キャリアにおいて、ファイン
ピッチ化された半導体装置を収納することが可能な技術
を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記キャリアにおいて。
半導体装置を収納する精度を向上することが可能な技術
を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記キャリアをテスタに搬送する
ハンドラにおいて、電気的特性試験の精度を向上するこ
とが可能な技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろ
う。
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概
要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
(1)ハンドラでテスタに搬送される、パッケージから
外部ピンが突出する半導体装置を収納するキャリアにお
いて、前記パッケージ及び外部ピンを含む半導体装置の
実質的に全体を収納する平面方形状の枠体を設け、この
枠体の方形状の一辺に沿った外側面に、前記テスタを使
用した特性検査時に、基準面となる凹形状の第1基準部
、この第1基準部と対向する枠体の外側面に前記第1基
準部と共に前記枠体を挟持する凹形状の挟持部、前記枠
体の方形状の各辺に沿った外側面のいずれかに前記枠体
を挟持する方向と同一平面内において直交する方向の基
準面となる凹形状の第2基準部の夫々を設ける。前記キ
ャリアはTSOP構造を採用する樹脂封止型半導体装置
を収納する。
(2)前記手段(1)の第2基準部は、前記枠体の第1
基準部の外側面に又はそれと対向する外側面に設けられ
、テスタの被基準部に対して2点接触又は2線接触する
形状で構成される。
(3)前記手段(1)の第2基準部は、平面形状をV字
形状で構成する。
(4)ハンドラでテスタに搬送される、平面方形状のパ
ッケージの各辺に沿った外側面のいずれかに複数本の外
部ピンが配列された半導体装置を収納するキャリアにお
いて、前記パッケージ及び外部ピンを含む半導体装置の
実質的に全体を収納する枠体を設け、前記半導体装置の
パッケージの外部ピンが配列された外側面と直交する他
の外側面に当接する、前記枠体の内側面に前記半導体装
置を収納する際の基準面となる第3基準部を設ける。
(5)前記手段(4)の半導体装置は樹脂封止型(レジ
ンモールド型)半導体装置であり、前記キャリアの第3
基準部は前記半導体装置のパッケージのレジンゲート部
分を避けた枠体の内側面に設けられる。
(6)前記手段(1)、(2)、(3)の夫々のキャリ
アをテスタに搬送するハンドラにおいて、前記テスタに
、前記キャリアの第1基準部と当接する第1被基準部、
前記挟持部と当接する被挟持部、第2基準部と当接する
第2被基準部の夫々を設ける。
〔作  用〕
上述した手段(1)によれば、前記半導体装置の特性検
査時に、前記第1基準部と挟持部とで挟持する方向及び
それと直交する方向においてキャリアの位置決めができ
るので、前記半導体装置の外部ピンとテスタの検査用接
触子との接触不良を防止し、半導体装置の特性検査不良
を防止できる。
また、特性検査時の誤判定を低減できる。。
上述した手段(2)によれば、前記第2基準部は、挟持
する方向と直交する方向において、基準面及び挟持面と
して使用できるので、前記挟持面となる部分に相当する
分、キャリアの構造を簡単化できる。
上述した手段(3)によれば、第2基準部を単純な形状
(加工し易くかつ精度が高くだせる形状)で構成できる
上述した手段(4)によれば、前記キャリアに半導体装
置を収納する際に、前記キャリアの内側面の第3基準部
、前記半導体装置のパッケージの外部ピンが配列されな
い外側面の夫々でキャリアに対する半導体装置の外部ピ
ンの配列方向の位置決めを行うので、外部ピン間に相当
する位置に形成される前記外部ピンの配列方向の位置決
めを行うスリット状の基準部をキャリアから廃止し、こ
の外部ピンが配列される部分において、キャリアの構造
を簡単化できる。
また、前記キャリアから前記スリット状の基準部を廃止
できるので、キャリアの加工を簡単化できる。
また、前記キャリアから前記スリット状の基準部を廃止
できるので、外部ピンがファインピッチ化された半導体
装置をキャリアに収納できる。
上述した手段(5)によれば、前記半導体装置のパッケ
ージのパリが発生する部分を避けた外側面を被基準面と
したので、前記キャリアに対する半導体装置の外部ピン
が配列された方向の位置決め精度を向上できる。
上述した手段(6)によれば、前記半導体装置の特性検
査時に、前記第1基準部と挟持部とで挟持する方向及び
それと直交する方向においてキャリアの位置決めができ
るので、前記半導体装置の外部ピンとテスタの検査用接
触子との接触不良を防止し、半導体装置の特性検査不良
を防止できる。
また、特性検査時の誤判定を低減できる。
以下、本発明の構成について、TSOP構造を採用する
樹脂封止型半導体装置を収納するキャリア及びそれを搬
送しかつ特性検査を行うハンドラに本発明を適用した一
実施例を用いて説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能
を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は
省略する。
〔発明の実施例〕
本発明の一実施例であるTSOP構造を採用する樹脂封
止型半導体装置を収納するキャリアの構造を第1図(断
面図)、第2図(平面図)及び第3図(側面図)で示す
。第1図は第2図のI−I切断線で切った断面図、第3
図は第2図の■−■切断線で切った断面図である。
第1図乃至第3図に示すように、キャリアエは平面長方
形状の枠体10で構成される。枠体10の中央部分には
TSOPQ造を採用する樹脂封止型半導体装置13を自
在に収納、固着及び取外しができるキャビティ11が構
成される。
前記TSOP構造を採用する樹脂封止型半導体装置13
は、第5図(側面図)に示すように、図示しない半導体
ペレットを封止した樹脂パッケージ13Aの周囲に複数
本の外部リード13Bが配列される。
半導体ペレットは例えば単結晶珪素基板で構成され、こ
の単結晶珪素基板の素子形成面にはDRAMが搭載され
る。樹脂パッケージ13Aは例えばフェノール硬化型エ
ポキシ系樹脂で形成される。Tsop構造を採用する樹
脂封止型半導体装置13の樹脂パッケージ13Aは、同
一の記憶容量のDRAMを搭載する場合、第4図(側面
図)に示すSOJ構造を採用する樹脂封止型半導体装置
14に比べて小さいサイズで構成される。例えば、TS
OP構造を採用する樹脂封止型半導体装置13の樹脂パ
ッケージ13Aは1[mm]の厚さ、6〜8[mm]の
幅寸法(外部リードの配列方向の寸法)及び14〜19
[mm]の長さで構成される。つまり、樹脂パッケージ
13Aは平面長方形状で構成される。外部リード13B
は樹脂パッケージ13Aの長方形状の互いに対向する短
辺に沿った側面の夫々に配列される。
例えば、外部リード13Bは合計20〜32本配置され
る。つまり、TSOP構造を採用する樹脂封止型半導体
装置13は2列に外部リード13Bを配列した2方向の
フラットリード構造で構成される。
図示しないが、外部リード13Bは内部リード、ボンデ
ィングワイヤの夫々を介在させて半導体ペレットの外部
端子(ポンディングパッド)に電気的に接続される。
前記キャリア1の枠体1oのキャビティ11内には、第
1図乃至第3図に示すように、主に支持部11A、外部
リード配列部11B、逃げ部11C1外部リード配列方
向基準面11D及び押え部11Eが構成される。
前記支持部11Aはキャリア1の枠体1oの底面部分に
設けられる。キャビティ11は平面長方形状の貫通穴で
形成され、支持部11Aはキャビティ11の長方形状の
各角部分に4個配置される。この支持部11Aは、TS
OP構造を採用する樹脂封止型半導体装11f13の収
納時、その樹脂パッケージ13Aの上面の長方形状の各
角部分に当接される。つまり。
支持部11Aは4個所での支持により安定に樹脂封止型
半導体装置13を支持できる。支持部11Aは、キャリ
ア1に対する樹脂封止型半導体装置13の位置決めを行
う基準面として構成されると共に、キャビティ11内か
らの貫けを防止する。また、支持部11Aは、キャリア
1への収納時、樹脂封止型半導体装置13の樹脂パッケ
ージ13Aの上面の大半を露出させ、この樹脂パッケー
ジ13Aの上面にマーキングされたマーク自体を露出さ
せる。つまり、TSOP構造を採用する樹脂封止型半導
体装置13は、キャリア1に収納された状態において、
品種、製造番号、インデックスの位置等の確認を行うこ
とができる。
外部リード配列方向基準面11Dはキャリア1の枠体1
0の長方形状の対向する長辺に沿って設けられる。つま
り、外部リード配列方向基準面11Dは、樹脂封止型半
導体装置13の樹脂パッケージ13Aの外部リード13
Bが配列された側面と直交する側面に対応する位置にお
いて、キャリア1の枠体10に設けられる。この外部リ
ード配列方向基準面11Dは、キャリア1に対する樹脂
封止型半導体装置13の外部リード13Bの配列方向の
位置決めを行う基準面として構成される。
逃げ部11Cはキャリア1の枠体10の長方形状の対向
する長辺の中央部分に平面凹形状で設けられる。つまり
、逃げ部11Gは、枠体10の外部リード配列方向基準
面11Dと同一部分で設けられ、第1図及び第2図に示
す中心IIASの領域に構成される。
樹脂封止型半導体装置13の樹脂パッケージ13Aの長
辺に沿った側面の中央部分(中心線Sの領域に相当する
)にはレジンゲート(樹脂封止時の樹脂注入口)が配設
され、パリが発生するので、前記逃げ部11Gはこのパ
リに対する逃げとして構成される。つまり、樹脂封止型
半導体装置13は、パリが発生する領域を除き、樹脂パ
ッケージ13の長辺に沿った側面を被基準面とし、この
被基準面とキャリア1の外部リード配列方向基準面11
Dとを当接させることにより、キャリア1に対する位置
決め精度を高めることができる。
押え部11Eは前記一方の逃げ部11C内に設けられる
。この押え部11Eはアーム部11Ea及び接触部11
Ebで構成される。アーム部11Eaは、一端側が枠体
10と一体に成型され、他端が接触部11Ebと一体に
成型され、適度な弾力性を有する。接触部11Ebは樹
脂封止型半導体装置13の樹脂パッケージ13Aの側面
に直接々触する。この押え部11Eは、キャリア1の外
部リード配列方向基準面11D、支持部11Aの夫々に
前記樹脂パッケージ13Aを押え付けると共にそれを固
着する。
また、押え部11Eは、本実施例においてキャリア1の
1個所に1個しか構成していないが、対向する2個所に
夫々1個づつ合計2個構成してもよい。また、押え部1
1Eは、若干製造が複雑になるが、枠体10と別材料(
キャリア1の材質については後述する)例えば金属材料
で構成してもよい。
前記外部リード配列部11Bはキャリアエの枠体10の
長方形状の対向する短辺の夫々に設けられる。
つまり、外部リード配列部11Bは、キャリア1に樹脂
封止型半導体装置13を収納した際に、その外部リード
13Bの先端部(実装部分)が配置される位置において
、キャリア1の枠体10に設けられる。
外部リード配列部11Bは、第1図に示すように、枠体
10のキャビティ11内の側面に形成された階段部の表
面に構成され、外部リード13Bの実装面と対向する反
対面に接触し、キャリア1に対する樹脂封止型半導体装
置13の上下方向の位置決めの基準面として構成される
。キャリア1に対する樹脂封止型半導体装置13の外部
リード13Bの配列方向(第2図中上下方向)の位置決
めは、前述の外部リード配列方向基準面11D、樹脂パ
ッケージ13Aの外部リード13Bが配列されない側面
(被基準面)の夫々の接触で行われるので、前記外部リ
ード配列部11Bには外部リード13Bの配列方向の位
置決めとなる基準面は設けない。すなわち、外部リード
配列部11Bは前述した従来のスリット状の基準部を廃
止する。
このように構成されるキャリア1は、主に、外部リード
配列部11Bを樹脂封止型半導体装置13の上下方向の
基準面とし、外部リード配列方向基準面11Dを外部リ
ード13Bの配列方向の基準面として、樹脂封止型半導
体装置13を収納する。逆に言えば、樹脂封止型半導体
装置13は、外部リード13Bの先端部、樹脂パッケー
ジ13Aの外部リード13Bが配列されない外側面の夫
々を被基準面としてキャリア1に収納される。
また、前記キャリア1の枠体10の外周12には、基準
部12A、12B、挟持部12C1基準部12D、イン
デックス12E及び12Fが設けられる。
前記基準部12A、12Bの夫々は、キャリア1の外周
12の長方形状の一長辺(第2図中下辺)に沿った側面
に設けられる。この基準部12A、12Bの夫々は、電
気的特性試験の際に、テスタ部の被基準部と当接し、テ
スタ部に対するキャリア1の位置決めを行う基準面とし
て構成される。基準部12A、12Bの夫々は、本実施
例において、互いに離隔した位置に2個配設され、前述
の位置決めの際に安定性を高めている。つまり、安定性
が高い場合には、キャリア1に1個の基準部12A又は
12Bを配設すればよい。基準部12A、12Bの夫々
は、後述するハンドラで搬送される回数が増加し、キャ
リア1の枠体10の外周12が摩耗した場合でも、基準
面としての精度が低下されない、平面凹形状で構成され
る。つまり、基準部12A、12Bの夫々は枠体10の
外周12の表面に比べて低く (キャビティ11側に凹
んで)構成される。また、基準部12A、12Bの夫々
は、前述の外部リード13Bの配列方向と同一方向にお
いて、電気的特性試験の際にテスタ部にキャリア1を挟
持する際の挟持面としても構成される。
挟持部12Cは、キャリア1の外周12の長方形状の前
記−長辺と対向する他の長辺(第2図中上辺)に沿った
側面に設けられる。挟持部12Cは、電気的特性試験の
際に、テスタ部の被挟持部と当接し、前記基準部12A
及び12Bと共にテスタ部にキャリア1を挟持する際の
挟持面として構成される。この挟持部12Cは前記基準
部12A、12Bの夫々と同様に、平面凹形状で構成さ
れる。つまり、この挟持部12C1基準部12A、12
Bの夫々は、テスタ部にキャリア1を保持する際に、第
2図に示すY方向の位置決め及び固着を行う。
前記基準部12Dは、キャリア1の外周12の長方形状
の他の長辺(第2図中上辺)に沿った側面に前記挟持部
12Cと同一長辺にかつ離隔して設けられる。基準部1
2Dは、電気的特性試験の際に、テスタ部の被基準部と
当接し、テスタ部に対するキャリア1の位置決めを行う
基準面として構成される。
基準部12Dは、基準部12A及び12Bと同様に、後
述するハンドラで搬送される回数が増加し、キャリア1
の枠体10の外周12が摩耗した場合でも、基準面とし
ての精度が低下されない、平面凹形状で構成される。具
体的には、第2図に示すように、平面V字形状で構成さ
れる。この基準部12Dは、前述の外部リード13Bの
配列方向と平面方向で直交する方向つまりX方向におい
て、電気的特性試験の際にテスタ部にキャリア1を位置
決めする基準面として構成される。また、基準部12D
は前記X方向においてテスタ部にキャリア1を固着する
固着面としても構成される。すなわち、基準部12Dの
V字形状は、テスタ部の被基準部の断面形状が後述する
円形状(円柱形状又は球形状)で形成される場合、この
被基準部と2線接触又は2点接触をなし、キャリア1の
X方向の位置決めを行うと共にこのキャリア1を固着す
ることができる。
また、基準部12Dは、枠体10の前記基準部12A及
び12Bと同一の側面に、或は枠体10の短辺に沿った
側面に設けてもよい。また、前記基準部12Dは、平面
V字形状の各被基準部との当接面を2RIA接触或は2
点接触となる曲面で構成してもよい。
前記インデックス12Eは、第2図に示すように、キャ
リア1の枠体10の長方形状の短辺に沿った側面に設け
られる。本実施例において、インデックス12Eは、平
面半円形状で構成されるが、この形状に限定されない。
このインデックス12Eは、キャリア1に樹脂封止型半
導体装置13を収納する際に、収納方向を確認する目的
で構成される。樹脂封止型半導体装I!13側のインデ
ックス13Cは、後述する第9図に示すように、樹脂パ
ッケージ13Aの上面側に設けられる。
インデックス12Fは、第3図に示すように、キャリア
1の枠体10の長方形状の長辺に沿って底部の角部を面
取りした形状で設けられる。インデックス12Eは、後
述するハンドラでキャリア1を搬送する際に、搬送方向
を統一する目的で構成される。
このように構成されるキャリア1は、第3図及び第4図
に示すように、幅、長さ及び厚さを含む外径寸法がSO
J構造を採用する樹脂封止型半導体装置14と実質的に
同一寸法で構成される。つまり、SOJ構造を採用する
樹脂封止型半導体装置14に対応したハンドラを使用し
、このハンドラでキャリア1を搬送するので、キャリア
1はSOJ構造を採用する樹脂封止型半導体装置14の
サイズに一致させている。キャリア1は、SOJ構造を
採用する樹脂封止型半導体装置14と同様の条件でハン
ドラのガイドレールを自然落下させるために、基本的に
は自重、摩擦係数等の条件を近似させるうえで同様の材
質で形成する。例えば、キャリア1はフェノール硬化型
エポキシ系樹脂で形成する6樹脂系材料で形成されるキ
ャリア1は多少の複雑な形状においても一体成型し易い
。また、キャリア1は、樹脂封止型半導体装置13と異
なる硬度を有する樹脂やそれ以外の材料で形成してもよ
い。
前述のキャリア1に収納されるTSOP構造を採用する
樹脂封止型半導体装置13は、第6図(概略構成図)に
示すハンドラ20により電気的特性試験が行われる。
第6図に示すハンドラ20は、主にマガジンストッカ部
21A、ローダ部21、搬送部22、テスタ (コンタ
クトドライバ)部23、搬送部24、アンローダ部25
及びマガジンストッカ部25Aで構成される。
前記マガジンストッカ部21Aはキャリア1を複数個収
納したマガジンをローダ部21に順次供給する。マガジ
ンに収納されたキャリア1にはTSOP構造を採用する
樹脂封止型半導体装置13が収納される。
ローダ部21は前記マガジンストッカ部21から供給さ
れたマガジンに収納されるキャリア1を順次搬送部22
に供給する。
搬送部22はローダ部21から供給されたキャリア1を
テスタ部23に搬送する。搬送部22は、ローダ部21
側からテスタ部23側に向って、インプットレール22
A、エスケープレール22B、オートマチックチエツク
リードレール22C、ディストリビュータ22D、スト
レージトラック22E、トランスファ22Fの夫々が順
次配列され構成される。この搬送部22はキャリア1を
自然落下で滑らせる搬送機構を主体とする。
前記搬送部22のうちオートマチックチエツクリードレ
ール22Cには、第7図(要部断面図)に示すように、
キャリア1の搬送方向をチエツクする限界ゲージ220
が配設される。限界ゲージ220は、主に下側レール2
22、上側レール221、それらで形成されたガイド用
キャビティ223及びこのガイド用キャビティ223内
に形成されたゲージ部224で構成される。限界ゲージ
220は、キャリア1が正規の搬送方向で搬送されれば
ガイド用キャビティ223内を通過し、それ以外の搬送
方向で搬送された場合は搬送を停止させる。正規の搬送
方向は限界ゲージ220のゲージ部224の位置とキャ
リア1のインデックス12Fの位置とが一致した場合で
あり、それ以外の搬送方向の場合はゲージ部224でキ
ャリア1の搬送が停止される。
前記第6図に示す搬送部22で搬送されたキャリア1は
テスタ部23で電気的特性試験が行われる。
テスタ部23は、第8図(要部拡大図)に示すように、
ガイドレール23Bで搬送されたキャリア1を測定部2
3Aにおいて停止させ、この測定部23Aでキャリア1
に収納される樹脂封止型半導体装置13の電気的特性検
査を行う。前記キャリア1の搬送の停止は、キャリア1
の搬送経路に配設されたセンサスリット穴23Cを通し
て、キャリア1の搬送の有無をファイバーセンサ23F
で検出し、この検出信号に基づき、ストッパ駆動シャフ
ト23Eを駆動し、ストッパ部23Dを前記搬送経路に
突出させることで行う。
前記テスタ部23の測定部23Aは、第8図及び第9図
(要部拡大斜視図)に示すように、測定用ソケット23
0及びソケットボード236で構成される。
測定用ソケット230は4本のソケットガイド部231
〜234及びICソケット部235で構成される。
ソケットガイド部231は、第9図に示すように、キャ
リア1の枠体10の基準部12Aと当接し、電気的特性
試験の際の被基準面となる被基準部として構成される。
同様に、ソケットガイド部232は、キャリア1の枠体
10の基準部12Bと当接し、被基準面となる被基準部
として構成される。ソケットガイド部233は、キャリ
ア1の枠体10の挟持部12Cと当接し、被挟持面とな
る被挟持部として構成される。これらソケットガイド部
231〜233の夫々にキャリア1を差し込むことによ
り、テスタ部23に対してキャリア1のY方向の位置決
め及び挟持を行うことができる。前記ソケットガイド部
234は、キャリア1の枠体10の基準部12Dと当接
し、被基準面となる被基準部として構成される。このソ
ケットガイド部234の被基準面はキャリア1の基準部
12DのV字形状と2線接触がなされる半僧柱形状で構
成される。このソケットガイド部234にキャリア1を
差し込むことにより、テスタ部23に対してキャリア1
のX方向の位置決め及び挟持を行うことができる。この
ように、テスタ部23の測定部23Aにキャリア1が位
置決めされ固着されると、ICソケット部235の各検
査用接触子とTSOP構造を採用する樹脂封止型半導体
装置13の外部リード13Bとが当接し、この樹脂封止
型半導体装置13の電気的特性検査が行われる。
前記テスタ部23の測定部23AのICソケット部23
5へのキャリア1の差し込みは、前記第8図に示すユニ
ット押込み用シャフト23Gにより自動的に行われる。
前記テスタ部23で電気的特性試験が行われた樹脂封止
型半導体装置13を収納するキャリア1は、前記第6図
に示す搬送部24でアンローダ部25に搬送される。
前記搬送部24は、テスタ部23側からアンローダ部2
5側に向って、主にオリエンタ24A、ソートストレー
ジ24B、ソータ24C、ソータトラック24Dの夫々
が順次配設され構成される。この搬送部24は、前記搬
送部22と同様に、キャリア1を自然落下で滑らせる搬
送機構を主体とする。
アンローダ部25に搬送されたキャリア1はマガジンに
収納され、このマガジンはマガジンストッカ部25Aに
供給され収納される。
このように、ハンドラ20でテスタ部23に搬送される
、樹脂パッケージ13Aから外部リード13Bが突出す
る樹脂封止型半導体装置13を収納するキャリア1にお
いて、前記樹脂パッケージ13A及び外部リード13B
を含む樹脂封止型半導体装置13の実質的に全体を収納
する平面方形状の枠体10を設け、この枠体10の方形
状の一辺に沿った外周12に、前記テスタ部23を使用
した電気的特性試験時に、基準面となる凹形状の基準部
12A及び12B、この基準部12A及び12Bと対向
する枠体10の外周12に前記基準部12A及び12B
と共に前記枠体10を挟持する凹形状の挟持部12C1
前記枠体10の方形状の各辺に沿った外周12のいずれ
かに前記枠体10を挟持する方向と同一平面内において
直交する方向の基準面となる凹形状の基準部12Dの夫
々を設ける。
前記キャリア1はTSOP構造を採用する樹脂封止型半
導体装置13を収納する。この構成により、前記樹脂封
止型半導体装[13の特性検査時に、前記基準部12A
、12B、12D、挟持部12Cの夫々とソケットガイ
ド部231〜234の夫々とで挟持する方向及びそれと
直交する方向においてキャリア1の位置決めができるの
で、前記樹脂封止型半導体装置13の外部リード13B
とテスタ部23の工Cソケット部235の検査用接触子
との接触不良を勧止し、樹脂封止型半導体装置13の電
気的特性検査不良を防止できる。また、電気的特性検査
時の誤判定を低減できる。
また、前記基準部12Dは、前記枠体10の基準部12
A及び12Bが設けられた外周12に又はそれと対向す
る位置の外周12に設けられ、テスタ部23の測定部2
3Aの被基準部(ソケットガイド部234)に対して2
点接触又は2線接触する形状で構成される。
この構成により、基準部12Dは、挟持する方向と直交
するX方向において、基準面及び挟持面として使用でき
るので、このX方向の挟持面を新たに設ける必要がなく
、この挟持面となる部分に相当する分、キャリア1の構
造を簡単化できる。
また、前記基準部12Dは平面形状をV字形状で構成す
る。この構成により、基準部12Dを曲面等に比べて加
工し易く或は加工精度を高くできる単純な形状で構成し
たので、よりキャリアlの構造を簡単化し、かつ電気的
特性試験不良を低減できる。
また、ハンドラ20でテスタ部23に搬送される。
平面方形状の樹脂パッケージ13Aの各辺に沿った外側
面のいずれかに複数本の外部リード13Bが配列された
樹脂封止型半導体装置13を収納するキャリア1におい
て、前記便脂パッケージ13A及び外部リード13Bを
含む樹脂封止型半導体装置13の実質的に全体を収納す
る枠体10を設け、前記樹脂封止型半導体装置13の樹
脂パッケージ1,3Aの外部リード13Bが配列された
外側面と直交する他の外側面(被基準面)に当接する、
前記枠体10のキャビテイ11側面に前記樹脂封止型半
導体装置13を収納する際の基準面となる外部リード配
列方向基準面11Dを設ける。この構成により、前記キ
ャリア1に樹脂封止型半導体装置13を収納する際に、
前記キャリア1のキャビテイ11内側面の外部リード配
列方向基準面11D、前記樹脂封止型半導体装置13の
樹脂パッケージ13Aの外部リード13Bが配列されな
い外側面(被基準面)の夫々でキャリア1に対する樹脂
封止型半導体装置13の外部リード13Bの配列方向(
Y方向)の位置決めを行うので、外部リード13B間に
相当する位置に形成される前記外部リード13Bの配列
方向の位置決めを行うスリット状の基準部をキャリア1
から廃止し、この外部リード13Bが配列される外部リ
ード配列部11Bにおいて、キャリア1の構造を簡単化
できる。また、前記キャリア1から前記スリット状の基
準部を廃止できるので、キャリア1の加工を簡単化でき
る。
また、前記キャリア1から前記スリット状の基準部を廃
止できるので、外部リード13Bがファインピッチ化さ
れた樹脂封止型半導体装置13をキャリア1に収納でき
る。つまり、キャリア1がらスリット状の基準部を廃止
することは、キャリア1にTSOP構造を採用する樹脂
封止型半導体装!!13を収納する意味で重要な技術で
ある。
また、前記キャリア1の外部リード配列方向基準面11
Dは前記樹脂封止型半導体装置13の樹脂パッケージ1
3Aのレジンゲート部分を避けた枠体1゜のキャビテイ
11内側面に設ける。つまり、キャビティ1の枠体10
に逃げ部11Cを設ける。この構成により、前記樹脂封
止型半導体装置13の樹脂パッケージ13Aのパリが発
生する部分を避けた外側面を被基準面としたので、前記
キャリア1に対する樹脂封止型半導体装置13の外部リ
ード13Bが配列された方向の位置決め精度を向上でき
る。
また、前記キャリアlをテスタ部23に搬送するハンド
ラ20において、前記テスタ部23の測定部23Aに、
前記キャリア1の基準部12A、12Bの夫々と当接す
るソケットガイド部231 、232  (被基準部)
、前記挟持部12Cと当接するソケットガイド部233
(被挟持部)、基準部12Dと当接するソケットガイド
部234(被基準部)の夫々を設ける。この構成により
、前爬樹脂封止型半導体装置13の電気的特性検査時に
、前記キャリア1の基準部12A、12B、12D、挟
持部12Cの夫々とソケットガイド部231〜234の
夫々とで挟持する方向及びそれと直交する方向において
キャリア1の位置決めができるので、前記樹脂封止型半
導体装置13の外部リード13Bとテスタ部23のIC
ソケット部235の検査用接触子との接触不良を防止し
、樹脂封止型半導体装置13の電気的特性検査不良を防
止できる。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に
基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更可能であることは勿′論である。
例えば、本発明は、TSOP構造を採用する樹脂封止型
半導体装置に限定されず、それ以外のZIP構造、SO
J構造成はQFP構造を採用する樹脂封止型半導体装置
に適用できる。
また、本発明は、2方向リード構造に限定されず、4方
向リード構造を採用する樹脂封止型半導体装置に適用で
きる。
また、本発明は、樹脂封止型半導体装置に限定されず、
セラミック封止型半導体装置に適用できる。
また、本発明は、SRAMを搭載する半導体ペレットを
封止する樹脂封止型半導体装置或はその他の半導体記憶
装置や半導体論理装置に適用できる。
また、本発明は、前記キャリア1の基準部12A、12
B、挟持部12Cの夫々の形状を平面U字形状で構成し
てもよい。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりであ
る。
半導体装置を収納するキャリアにおいて、電気的特性検
査不良を低減できる。
前記キャリアにおいて、電気的特性検査の誤判定を低減
できる。
前記キャリアにおいて、構造を簡単化することができる
前記キャリアにおいて、ファインピッチ化された半導体
装置を収納することができる。
前記キャリアにおいて、半導体装置を収納する精度を向
上することができる。
前記キャリアをテスタに搬送するハンドラにおいて、電
気的特性検査精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例であるTSOP構造を採用
する樹脂封止型半導体装置を収納するキャリアの断面図
、 第2図は、前記キャリアの平面図、 第3図は、前記キャリアの側面図、 第4図は、SOJ構造を採用する樹脂封止型半導体装置
の側面図、 第5図は、前記TSOP構造を採用する樹脂封止型半導
体装置の側面図、 第6図は、前記キャリアを搬送するハンドラの概略構成
図、 第7図は、前記ハンドラの搬送部の要部断面図、。 第8図は、前記ハンドラのテスタ部の要部拡大図、 第9図は、前記ハンドラのテスタ部の要部拡大斜視図で
ある。 図中、1・・・キャリア、10・・・枠体、11・・・
キャビティ、IIB・・・外部リード配列部、IIC・
・・逃げ部、11D・・・外部リード配列方向基準面、
IIE・・・押え部、12・・外周、12A 、 12
B 、 12D・・・基準部、12C・・・挟持部、1
3・・・樹脂封止型半導体装置、13A・・・樹脂パッ
ケージ、13B・・・外部リード、20・・・ハンドラ
、21・・・ローダ部、 22.24・・・搬送部、2
3・・・テスタ部、23A・・・測定部、231〜23
4・・・ソケットガイド部、235・・ICソケット部
、25・・・アンローダ部である。 第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ハンドラでテスタに搬送される、パッケージから外
    部ピンが突出する半導体装置を収納するキャリアにおい
    て、前記パッケージ及び外部ピンを含む半導体装置の実
    質的に全体を収納する平面方形状の枠体を設け、この枠
    体の方形状の一辺に沿った外側面に、前記テスタを使用
    した特性検査時に、基準面となる凹形状の第1基準部、
    この第1基準部と対向する枠体の外側面に前記第1基準
    部と共に前記枠体を挟持する凹形状の挟持部、前記枠体
    の方形状の各辺に沿った外側面のいずれかに前記枠体を
    挟持する方向と同一平面内において直交する方向の基準
    面となる凹形状の第2基準部の夫々を設けたことを特徴
    とするキャリア。 2、前記第2基準部は、前記枠体の第1基準部の外側面
    に又はそれと対向する外側面に設けられ、テスタの被基
    準部に対して2点接触又は2線接触する形状で構成され
    たことを特徴とする請求項1に記載のキャリア。 3、前記第2基準部は、平面形状がV字形状で構成され
    たことを特徴とする請求項2に記載のキャリア。 4、ハンドラでテスタに搬送される、平面方形状のパッ
    ケージの各辺に沿った外側面のいずれかに複数本の外部
    ピンが配列された半導体装置を収納するキャリアにおい
    て、前記パッケージ及び外部ピンを含む半導体装置の実
    質的に全体を収納する枠体を設け、前記半導体装置のパ
    ッケージの外部ピンが配列された外側面と直交する他の
    外側面に当接する、前記枠体の内側面に前記半導体装置
    を収納する際の基準面となる第3基準部を設けたことを
    特徴とするキャリア。 5、前記半導体装置はレジンモールド型の半導体装置で
    あり、前記キャリアの第3基準部は前記半導体装置のパ
    ッケージのレジンゲート部分を避けた枠体の内側面に設
    けられたことを特徴とする請求項4に記載のキャリア。 6、前記キャリアは、シンスモールアウトラインパッケ
    ージ構造を採用した半導体装置を収納することを特徴と
    する請求項1乃至請求項5に記載の夫々のキャリア。 7、前記請求項1、請求項2、請求項3、請求項6の夫
    々に記載されたキャリアをテスタに搬送するハンドラに
    おいて、前記テスタに、前記キャリアの第1基準部と当
    接する第1被基準部、前記挟持部と当接する被挟持部、
    第2基準部と当接する第2被基準部の夫々を設けたこと
    を特徴とするハンドラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996025672A1 (fr) * 1995-02-14 1996-08-22 Advantest Corporation Structure de contact d'un automate programmable pour installation d'essai de circuits integres
KR100551996B1 (ko) * 2004-06-15 2006-02-20 미래산업 주식회사 반도체 소자 테스트 핸들러의 셔틀 고정구조

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WO1996025672A1 (fr) * 1995-02-14 1996-08-22 Advantest Corporation Structure de contact d'un automate programmable pour installation d'essai de circuits integres
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