JPH0319935Y2 - - Google Patents

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JPH0319935Y2
JPH0319935Y2 JP1984193899U JP19389984U JPH0319935Y2 JP H0319935 Y2 JPH0319935 Y2 JP H0319935Y2 JP 1984193899 U JP1984193899 U JP 1984193899U JP 19389984 U JP19389984 U JP 19389984U JP H0319935 Y2 JPH0319935 Y2 JP H0319935Y2
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JP
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moisture
permeable sheet
impermeable
thermoplastic film
desiccant
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は乾燥剤入り除湿袋に関する。
従来より、押し入れ、洋服タンス、戸棚に使用
するための乾燥剤入りの除湿箱または除湿袋は
種々提案されていた。しかし、これらのものは使
用乾燥剤に比して湿気が通過する透湿面積が小さ
いので、除湿箱等の容積がかさ張つていて使用に
不便な欠点があり、またその製造工程も手間がか
かり高価になる。また、天秤等の精密測定機器の
内部の除湿に乾燥剤をガラス容器に入れたものを
使用していることが多く、その取り替え操作が面
倒である。
本考案は除湿効率が良く、取り替えが便利で、
しかも製造が容易な除湿袋を提供することを目的
とする。
本考案は透湿性シートに非透湿性シートを重合
し、その周辺をシールして形成した袋体部に乾燥
剤を内蔵している袋体であつて、当該袋体の透湿
性シートの表面に非透湿性の熱可塑性フイルムを
重合し、その周辺部の当該透湿性シートと当該非
透湿性熱可塑性フイルムの間に融着防止剤層を介
在させた熱仮着により、シールしたことを特徴と
する除湿袋よりなる。
本考案に使用する透湿性シートは、紙、布等の
透湿性シートであつて、これが吸湿したときにそ
の強度があまり低下しないものが好適に用いられ
る。具体的には、紙としては水に強い特殊な和紙
や紙に樹脂加工したもの等の耐水性を有する紙が
適しており、布としては、不織布が非常に適して
いるが、とくに、最近、幼児のおむつ等に使用さ
れているような吸水性特殊樹脂繊維を含む布等が
適している。とくに、この吸水性特殊樹脂製の布
は、塩化カルシユームのような水溶性乾燥剤入り
の除湿袋の取り替えを忘れて、これを長期間放置
した場合でも、乾燥剤を溶解したペースト状態の
水が外に浸出することがないので安全である。
本考案に使用する非透湿性シートとしてはポリ
オレフイン樹脂のような透湿性の低い材質のフイ
ルムが使用される。この非透湿性シートは透明ま
たは半透明であると、使用中の乾燥剤の残存乾燥
能力を外から判別できるので除湿袋の取り替え時
期を知る点から望ましい。
本考案における透湿性シートと非透湿性シート
の周辺のシールは両者の材質に応じ適当な手段で
実施できる。例えば、これらのシートが熱可塑性
の材質であれば、その周辺の加熱による熱シール
を行うのが最も便利である。しかし、例えば、透
湿性シートが紙のようなときで、熱シールが適用
できない場合は、接着剤による接着シールを採用
できる。このときに、接着剤として感熱接着剤を
使用すれば熱シールの場合と同様の工程で製造で
きる。
本考案に使用する乾燥剤は例えば塩化カルシユ
ームやシリカゲルをはじめ通常の公知のものは総
て使用できる。
本考案において透湿性シートに重合する非透湿
性の熱可塑性フイルムとしては、ポリオレフイン
樹脂のような透湿性の低い材質であつて熱シール
工程の加熱により融着するような熱可塑性を有す
るフイルムが好適に使用できる。
本考案における透湿性シートと非透湿性熱可塑
性フイルムの周辺のシールは熱仮着により行う。
この熱仮着工程は、透湿性シートおよび非透湿性
熱可塑性フイルムに使用される材質に応じ適当な
方法が採用できる。透湿性シートの材質が熱可塑
性で熱シールのさいに融着する場合は、印刷イン
キまたは印刷油のような融着防止剤を両者の間に
介在させて熱シール工程を実施して熱仮着を達成
することができる。本考案に用いる融着防止剤と
して使用する印刷チンキ及び印刷油などは、フイ
ルムに塗布するときは、流動性があり、塗布後乾
燥硬化して流動性を低下させて、フイルム面に付
着し、この塗布層を介して熱シールしても、フイ
ルム同志の熱融着を防止できるものであり、本考
案融着防止剤としては、印刷インキのように塗布
性があり、塗布後流動性が低下するものであれば
特に制限なく使用することができる。この場合
は、融着防止剤を透湿性シートまたは非透湿性熱
可塑性フイルムのいずれかの表面に塗布して、非
透湿性シートと透湿性シートとの間の周辺シール
工程と同時に、3枚一諸に熱シールするのが便利
である。
このように熱仮着工程を施工した場合は透湿性
シートと非透湿性フイルムの間は手でもみほぐす
ことにより簡単に剥がすことができる。
一方、透湿性シートの材質が熱シールの温度に
おいて熔融しない場合には、この熱仮着工程は感
熱接着剤を透湿性シートの上に塗布して熱融着性
をこれに付与してから、さらに融着防止剤を介在
させて熱シールすれば上記の場合と同様に実施で
きる。
本考案における熱仮着は通常の取り扱いにおい
ては、そのシール部分が剥がれることはないが、
手でもみほぐして容易にこれを剥がすことができ
る作用を有するものである。
本考案の除湿袋は構造が簡単なため製造が容易
であり、従来の粉末医薬の包装工程に類似の方法
で連続生産できる。
本考案の除湿袋は外側が非透湿性のシートで構
成されているので、保存において乾燥剤の乾燥能
力が低下することはない。
そして、使用にさいしては、非透湿性熱可塑性
フイルムを手で剥がして吸湿作用を任意の時に開
始させることができ、その取り扱いは非常に簡単
である。
一方、本考案の透湿性シートは袋体部分の約半
分の面積を占めていて、これを経て乾燥剤に湿気
が吸収されるが、このとき、使用乾燥剤総てが透
湿性シートに接する形態であるので、乾燥剤の量
に比して強力な乾燥能が得られる。
しかも、本考案の除湿袋を使用するとき、この
形状が比較的薄形である。このため、使用場所の
床もしくは底に置いたり、または壁や天井に張り
付けることができて、除湿袋がかさ張らないので
便利である。
本考案の一態様である実施例を図面により具体
的に説明する。
第1図の実施例は内部に塩化カルシユーム5を
内蔵している除湿袋である。本実施例の袋体の片
面を構成する非透湿性シート1は透明なポリプロ
ピレンフイルム製である。このフイルム面から塩
化カルシユームがはつきり見えるので、これが水
分を吸収しすぎてペースト状態になつていたりす
れば直ちに発見できる。本実施例の透湿性シート
2は合成樹脂加工を施した紙を使用していて、非
透湿性熱可塑性フイルム3としてはポリプロピレ
ンフイルムを使用している。そしてこれら3枚の
シート等の周辺は感熱接着剤によりシールしてい
る。この周辺部の熱シールのさいに、透湿性シー
ト2と非透湿性熱可塑性フイルム3との間に融着
防止剤4を介在させてある(第3図)。そのため
このシール部分のうち透湿性シート2と非透湿性
熱可塑性フイルム3との間のみは手で剥がすこと
ができる。使用にさいして、これを剥がして非透
湿性熱可塑性フイルムを取り除けば乾燥剤が透湿
性シート1を介して全面的に外気に通じ乾燥作用
を効率よく開始する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の除湿袋の一態様である実施例
の正面図であり、第2図はそのX−X線における
縦断面図であり、第3図はそのY−Y線における
縦断面図であり、図中の符号は1……非透湿性シ
ート、2……透湿性シート、3……非透湿性熱可
塑性フイルム、4……融着防止剤、5……塩化カ
ルシユーム粉末、6……周辺シール部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 透湿性シートに非透湿性シートを重合し、その
    周辺をシールして形成した袋体部に乾燥剤を内蔵
    している袋体であつて、当該袋体の透湿設シート
    の表面に非透湿性の熱可塑性フイルムを重合し、
    その周辺部の当該透湿性シートと当該非透湿性熱
    可塑性フイルムの間に融着防止剤層を介在させた
    熱仮着により、シールしたことを特徴とする除湿
    袋。
JP1984193899U 1984-12-21 1984-12-21 Expired JPH0319935Y2 (ja)

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JPS61111522U JPS61111522U (ja) 1986-07-15
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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0751145Y2 (ja) * 1986-09-12 1995-11-22 大日本印刷株式会社 除湿剤容器
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JPS60190660U (ja) * 1984-05-28 1985-12-17 フマキラ−株式会社 脱湿剤包装体

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JPS61111522U (ja) 1986-07-15

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