JPH03198821A - 飲料抽出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、コーヒー、煎茶または紅茶等の飲料抽出装置
に関し、特に、業務等で被抽出物カートリッジを利用す
る飲料抽出装置に係る。

〈従来技術〉 従来の飲料抽出装置は、第６図の如く、貯溜チヤンバ１
と副貯溜チャンバ２とを備えており、貯溜チャンバ１と
副貯溜チャンバ２との間に被抽出物（例えば、コーヒ粉
）カートリツ：）３が装着される。

そして、抽出時に、流体注入口４より貯溜チャンバ１内
に給水すると、貯溜チャンバ１内の水は熱源５によって
加熱されて夫々温水および蒸気となり、この蒸気がスリ
ット６を通って漏斗部材７内を上昇し、カートリッジ３
内に進入して被抽出物を蒸す。

次に、前記流体注入口４から加圧空気を貯溜チャンバ１
内に送給すると、貯溜チャンバ１内の温水は、加圧空気
の圧力によりスリット６から漏斗部材７内を上昇し、カ
ートリッジ３内を浸入通過してサイフオン方式に似た抽
出方式で被抽出物を抽出する。

しかる後、貯溜チャンバ１内への加圧空気の送給を停止
し、副貯溜チャンバ２内へ空気抜と孔８を通して加圧空
気を送給するか、もしくは空気抜き孔８を通して副貯溜
チャンバ２内を大気に連通させると、貯溜チャンバ１内
との圧力差によって副貯溜チャンバ２内に貯溜された飲
料はカートリツ７３を再び通過して貯溜チャンバ１に向
かって移行する。すなわち、ドリップ方式に似た抽出方
式で被抽出物をしたたらせなから抽出し、抽出管９を通
してコツプ等の容器に移して、飲料に供される（特開昭
６３−１９２９２３号公報参照）。

なお、図中、１０は貯溜チャンバ２を保護する断熱部材
、１１は螺旋状に形成された流体注入路である。

く　発明が解決しようとする課題　〉 上記従来の飲料抽出装置は、サイフオン方式とドリップ
方式を利用してカートリッジ３内の抽出物を抽出するこ
とにより飲料を供しているが、抽出開始から終了までに
約１分間を要し、短時間でカートリツ：）３内の抽出物
を抽出することはできない。

これは、抽出時において、単に貯溜チャンバ１に加圧空
気を送給し、この加圧空気により貯溜チャンバ１内の湯
を漏斗部材７を介して上昇させてカートリッジ３内の抽
出物を抽出しているのみで、抽出効率があまりよくない
ためである。

本発明は、上記に鑑み、抽出時間を短縮させ効率よく飲
料を供することができる飲料抽出装置の提供を目的とす
る。

〈　課題を解決するための手段　〉 本発明請求項１による課題解決手段は、第１゜４図の如
く、給湯器２０および蒸気発生器２１と、飲料２２を流
出する被抽出物カートリッジ２３が着脱自在に装着され
る貯溜チャンバ２４と、該貯溜チャンバ２４内に配され
前記被抽出物カートリッジ２３に蒸気発生器２１からの
加圧蒸気を当てるための注入チャンバ２５とを備え、前
記給湯器２０から貯溜チャンバ２４へ給湯するための給
湯路Ａが形成され、前記蒸気発生器２１から注入チャン
バ２５へ蒸気を供給するための蒸気供給路Ｂが形成され
、前記給湯路Ａに、給湯量を調節するための給湯弁２８
が設けられ、前記蒸気供給路Ｂに、加圧蒸気供給量を調
節するための蒸気供給弁２９が設けられたものである。

また、請求項２による課題解決手段は、第５図の如く、
給湯器２０および蒸気発生器２１と、飲料２２を流出す
る被抽出物カートリッジ２３が着脱自在に装着される貯
溜チャンバ２４とを備え、該貯溜チャンバ２４は、上貯
溜室５０と、該上貯溜室５０とともに被抽出物カートリ
ッジ２３を挟持しカートリッジ２３の下方から蒸気発生
器２１からの加圧蒸気を当てるための下貯溜室５１とか
ら構成され、前記給湯器２０から貯溜チャンバ２４へ給
湯するための給湯路ＡＩ、Ａ２が形成され、前記蒸気発
生器２１から下貯溜室５１へ加圧蒸気を供給するための
蒸気供給路Ｂが形成され、前記給湯路ＡＩ、Ａ２に、給
湯量を調節するための給湯弁２８が設けられ、前記蒸気
供給路Ｂに、加圧蒸気供給量を調節するための蒸気供給
弁２９が設けられ、前記下貯溜室５１に、飲料２２の供
給を調節する飲料供給弁５３が設けられたものである。

〈作用〉 上記請求項１による課題解決手段において、被抽出物カ
ートリッジ２３を貯溜チャンバ２４に装着した後、蒸気
供給弁２９を閉栓すると共に給湯弁２８を開栓し、給湯
器２０からの温水を給湯路Ａから貯溜チャンバ２４内に
所定量注入する。

その後、蒸気発生器２１からの加圧蒸気圧を蒸気供給路
Ｂを介して注入チャンバ２５より貯溜チャンバ２４内へ
供給する。

このとき、貯溜チャンバ２４内に供給された蒸気は気泡
となり、この気泡が、被抽出物カートリッジ゛２３に当
たり、カートリッジ２３を振動させて抽出する。

また、請求項２では、給湯弁２８を開栓し、給湯路ｌ＼
１．Ａ２を通じて温水を貯溜チャンバ２４内に供給する
。

次に、給湯弁２８を閉栓すると共に、蒸気供給弁２９を
開栓腰蒸気発生器２１からの加圧蒸気を蒸気供給路Ｂを
通じて下貯溜室５１へ供給すると、下貯溜室５１内に気
泡が発生し、この気泡が抽出物カートリツ７２３に当た
り、カートリッジ２３を振動させる。

このように、カートリッジ２３を振動させなから抽出作
業を行なえるので、抽出効果が向上し、短時間で濃い飲
料を抽出することができる。

〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面により説明する。

［第一実施例１ まず、本発明請求項１に対応する第一実施例を第１図な
いし第３図に基づいて説明する。

第１図は本発明請求項１に対応する第一実施例の飲料抽
出装置の原理図、第２図は被抽出物カートリッジ゛の一
部断面斜視図、第３図は被抽出物カートリッジを飲料抽
出装置に搬送するためのカートリッジ搬送装置の斜視図
である。

本実施例の飲料抽出装置は、被抽出物カー）　＋７ツノ
からフーヒー、煎茶主たは紅茶等の被抽出物を抽出して
飲料に供する装置であって、第１図の如く、給湯器２０
および蒸気発生器２１と、飲料２２を流出する被抽出物
カートリッジ２３か着脱自在に装着される貯溜チャンバ
２４と、該貯溜チャンバ２４内に配され前記被抽出物カ
ートリッジ２３に蒸気発生器２１からの加圧蒸気を当て
るための注入チャンバ２５とを備えている。

そして、前記給湯器２０と注入チャンバ２５とが給湯管
２６を介して連結されて給湯器２０内の湯を貯溜チャン
バ２４に供給するための給湯路Ａが形成され、前記蒸気
発生器２１と給湯管２６とが蒸気供給管２７を介して連
結されて蒸気発生器２１からの加圧蒸気を注入チャンバ
２５に供給するための蒸気供給路Ｂが形成されている。

さらに、前記給湯器２０と給湯管２６との連結部に、給
湯管２６からの給湯量を調節するための給湯弁２８か設
けられ、前記蒸気供給管２７に、蒸気発生器２１からの
加圧蒸気供給量を調節するための蒸気供給弁２９か設け
られている。

前記給湯器２０は、第１図の如く、貯溜チャンバ２４の
上方に配されており、給水タンク３０から供給された水
を加熱し給湯管２６を介して貯溜チャンバ２４に温水を
供給するもので、上方の給水タンク３０から給水された
水を貯水する貯水タンク２０ａと、タンク２Ｏａ内の水
を加熱する加熱器２０ｂと、タンク２０ａの底部に連通
し給湯管２６に連結する給湯用短縦管２０ｃとから構成
されて、該給湯器２０から貯溜チャンバ２４への給湯−
ヒー、煎茶、紅茶等）に応じて飲料の温度が設定自在と
なるよう可変式のものが使用されている。

第１図中、３１は給水タンク３０から給湯器２０への給
水量を調節する給水弁である。

前記蒸気発生器２１は、抽出率Ｊｆ＠段階に蒸気供給弁
２９を開栓して給湯器２０から給湯管２６および蒸気供
給管２７を介して供給された温水を加熱して蒸気を発生
させるもので、給湯器２０からの温水を貯水する貯水タ
ンク２２ａと、タンク２２ａ内の温水を加熱し蒸気を発
生させるための加熱器２２ｂと、タンク２２ａの上部に
連通する排気周長縦管２２ｃとから構成されている。

該排気周長縦管２２ｃの上部には、蒸気圧過昇防止弁３
２が設けられている。そして、前記蒸気供給弁２９と蒸
気圧過昇防止弁３２を閉栓することにより、蒸気発生器
２１内で発生した蒸気は加圧充満される。

なお、蒸気圧過昇防止弁３２は、蒸気発生器２１の逃が
し口３２ａに設けられており、蒸気発生器２１内の蒸気
圧が一定値以上になると開栓する安全装置である。

前記被抽出物カートリッジ２３は、第２図の如く、硬質
プラスチック製の環状枠体２３ａの内部に被抽出物３４
が充填され、枠体２３ａの上下開口部をろ紙等のフィル
ター２３６，２３ｃで塞いだものである。該カートリッ
ジ２３は、第３図に示す搬送装置Ｘにより貯溜チャンバ
２４の下部に搬送される。

該搬送装置又は、第３図の如く、基台３５ａと、基台３
５ａの上部に配されカートリッジ２３が嵌入される複数
の嵌入孔３５ｂを有するターンテーブル３５ｃと、基台
３５ａの下側に配され使用済みのカートリッジが廃棄さ
れる廃棄カートリッジ受け３５ｄと、カートリッジ２３
に接触して転勤し使用済みカートリッジを廃棄カートリ
ッジ受け３５ｄへ落下させる偏心カムローラ３５ｅとか
ら構成されている。なお、ターンテーブルの回転駆動は
モータ（図示せず）により行なわれる。

前記貯溜チャンバ２４は、第１図の如く、下面開口２４
ａを有する大形の吊鐘状に形成されており、該下面開口
２４ａに被抽出物カートリッジ２３を装着して貯溜チャ
ンバ２４内を密閉し、給湯器２０からの温水や蒸気発生
器２１からの蒸気等の流体物を貯溜する。該貯溜チャン
バ２４の上面中央部には、注入チャンバ２５を貯溜チャ
ンバ２４内から給湯器２０に連結保持するための貫通孔
２４ｂが穿設されている。また、貯溜チャンバ２４の下
面開口２４ａの縁部には、被抽出物カートリッジ２３の
装着時に貯溜チャンバ２４内を密閉するようシリコンコ
゛ム製のシールパツキン３８が装着されている。

さらに、貯溜チャンバ２４は、被抽出物カートリッジ２
３の装着後に飲料受け３７の高さに応じて位置決めでき
るよう、一般的な付加ブレーキ付正逆回転モータのねじ
機構やスチーム圧により伸長する蛇腹式のベローシリン
ダー等を利用した昇降装置（図示せず）により上下動自
在とされている。

前記注入チャンバ２５は、シリコン材等により下面開口
２５ａを有した小形の吊鐘状に形成されており、貯溜チ
ャンバ２４に装着されたカートリッジ２３に蒸気発生器
２１から供給された加圧蒸気を当て振動させるためのも
のである。該注入チャンバ２５は、上方から加圧蒸気を
カートリッジ２３に均一に当てるための噴射体２Ｓｂと
、該噴射体２５ｂに連通し給湯管２６に連結される注入
管２５ｃとから構成されている。該注入管２５ｃは、貯
溜チャンバ２４の貫通孔２４ｂに嵌着されており、その
上端と給湯管２６の下端との連結部には給湯器２０から
の温水および蒸気発生器２１からの加圧蒸気の注入チャ
ンバ２５への供給量を調節するための注入弁４０が配さ
れている。

前記蒸気供給管２７は、本例では、その一端が給湯管２
６の中央部に連通接続されて給湯管２６の一部を共用す
るよう構成され、他端が蒸気発生器２１の長縦管２２ｃ
の中央部に連通接続されている。

前記給湯弁２８は、給湯管２６蒸気供給管２７との連結
部よりも給湯器２０側に配されている。

なお、給湯弁２８、蒸気供給弁２９および注入弁４０は
電磁弁であり、その開閉時間は、マイクロコンピュータ
等の制御装置により自動制御されている。これにより、
蒸気の加圧時間、断続回数、および給湯量等を調整し、
これらの組み合わせにより飲料２２の濃度を調節できる
。

上記構成の飲料抽出装置において、その抽出動作を説明
する。

まず、第１図の如く、抽出前の準備段階として、給水弁
３１、給湯弁２８および蒸気供給弁２９を開栓し、注入
弁４０を閉、栓して給水タンク３ｉ−ら蒸気発生器２１
に給水し、その後、給湯弁２８、蒸気供給弁２９を閉栓
して給湯器２０に水を貯溜する。そして、給湯器２０の
加熱器２０ｂを動作させて水を加熱するとともに、蒸気
発生器２１の加熱器２２ｂを動作させて蒸気を発生させ
る。

次に、第３図の搬送装置Ｘにより被抽出物カートリッジ
２３を貯溜チャンバ２４に搬送し設置した後、第１図の
如く、蒸気供給弁２つおよび注入弁４０を開栓すると、
蒸気発生器２１内で加圧充満された加圧蒸気が蒸気供給
路Ｂを介して注入チャンバ２５に圧送される。

このとき、貯溜チャンバ２４に装着されたカートリッジ
２３は、注入チャンバ２５から加圧蒸気が噴射される。

そうすると、加圧蒸気は、被抽出物カートリツ′）２３
の」二側フィルター２３１＋を通過して枠体２３ａ内に
進入し、枠体２３ａ内に収納された被抽出物３４を蒸ら
す。

しかる後、蒸気供給弁２９を閉栓し、給湯弁２８を開栓
して給湯器２０内の温水を給湯管２６から給湯路Ａを介
して貯溜チャンバ２４内１こ所定量注入する。

そして、給湯弁２８を閉栓し所定時間内で被抽出物３４
の抽出作業を行なった後、蒸気供給弁２９を開栓し、蒸
気発生器内の加圧蒸気を再び蒸β ％給供給鐙路存から注入チャンバ２５に圧送し、この蒸
気圧により貯溜チャンバ２４内の飲料２２を飲料受け３
７へ圧送する。

このとき、蒸気発生器２１からの加圧蒸気を注入チャン
バ２５によりカートリッジ２３へ上方から噴射している
ので、気泡が被抽出物カートリッジ２３に当たりカート
リッジ２３を振動させなから飲料２２を圧送することが
できる。

したがって抽出効率がよくなり、短時間で濃度の高い飲
料を抽出することができる。

また、予め給湯器２０で温水を加熱し、かつ蒸気発生器
２１で蒸気を発生させ被抽出物３４の蒸り らし作業および抽出作業に衾るまでの準備作業が別々に
行なわれるので、繰り返し抽出作業を行なう場合に準備
作業が最初の一回だけで済む。したがって、時間効率を
向上させることができる。

［第二実施例１ 次に、本発明請求項１に対応する第二実施例を＠４図に
基づいて説明する。

第４図は本発明請求項１に対応する第二実施例の飲料抽
出装置の原理図である。

図示の如く、本実施例の飲料抽出装置は、貯溜チャンバ
２４が、注入チャンバ２５が内装される上貯溜室５０と
、該上貯溜室５０とともにカートリッジ゛２３を挾み込
み保持する下貯溜室５１とから構成されたものである。

前記上貯溜室５０は、第４図の如く、下面開口ＳＯａを
有する吊鐘状に形成されており、その上部端部に連通す
る排気用短縦管５０ｂが設けられ、該排気用短縦管５０
ｂには、排気弁５２が取り付けられている。

前記下貯溜室５１は、上面開口５１ａを有する漏斗形に
形成されており、その底部に連通し飲料２２を飲料受け
３７へ供給する飲料供給管５１ｂが設けられ、該飲料供
給管５１ｂを開閉して飲料２２の供給を調節する飲料供
給弁５３が取付けられている。また、該下貯溜室５１の
側壁には、飲料２２を飲料受け３７に圧送する際に、下
貯溜室５１内に大気圧を取り入れるための空気逃がし管
５１ｃが連通されており、該空気逃がし管Ｓｌｃには、
空気逃がし弁５１ｄが配設されている。

その他の構成は、第一実施例と同様である。

上記構成において、被抽出物カートリッジ２３を貯溜チ
ャンバ２４の上下貯溜室ｓｏ、ｓｉ開に装着後、蒸気供
給弁２９および注入弁４０を開栓し、蒸気発生器２１か
らの加圧蒸気を注入チャンバ２５よりカートリッジ２３
へ上方から当てて被抽出物３４を蒸らす。

その後、蒸気供給弁２９および飲料供給弁５３を閉栓し
、給湯弁２８および注入弁４０を開栓して、貯溜チャン
バ２４の上下貯溜室５０，５１に温水を注入する。この
とぎ、温水の注入量は、注入チャンバ２５の下面開口２
５ａより高位置に貯溜される６なお、排気弁５２の開閉
はどちらでもよい。

そして、給湯弁２８を閉栓し、蒸気供給弁２９および飲
料供給弁５３を開栓し、加圧蒸気を注入チャンバ２５の
下面開口２５ａからカートリッジ２３へ噴射させ被抽出
物カー）　＋７ツノを振動させる。この振動により、抽
出効果を速めるとともに被抽出物３４の垢を清浄する。

次に、蒸気供給弁２９を閉栓し、貯溜チャンバ２４内の
温水を注入チャンバ２５内に吸引した後、排気弁５２を
閉栓する。

しかる後、蒸気供給弁２９、空気逃がし弁５１ｄおよび
飲料供給弁５３を開栓して飲料２２を蒸気圧に上り下貯
溜室５１から飲料受け３７へ圧送する。

このように、チャンバ２４を上下貯溜室５０゜５１から
構成し、上貯溜室５０に排気弁５２を設け、下貯溜室５
１に飲料供給弁５３を設けているので、抽出時に飲料供
給弁５３を閉栓して下貯溜室５１に温水を貯溜させるこ
とにより、第一実施例のような、振動前の抽出工程を省
略でき、蒸らし作業の開始から飲料受け３７への排出完
了まで約２５秒を要するのみで充分濃いコーヒーを供給
することが可能となって抽出時間の短縮を図り得る。す
なわち、第一実施例ば、いきなりカートリッジ２３を振
動させると、飲料２２の抽出濃度が薄いまま供されるが
、本実施例では、飲料供給弁５３を閉栓して、抽出濃度
が薄い飲料２２を一旦下貯溜室５１に貯溜させ、振動終
了後に排気弁５２を開栓し、下貯溜室５１の飲料２２と
上貯溜室５０の飲料２２とを混合して均一に濃い飲料２
２を供することがでトる。

なお、本実施例の抽出時間である２５秒は、従来の抽出
時間（約１分）に比べて大幅に短縮されていることは言
うまでもない。

その他の作用、効果は第一実施例と同様である。

［第三実施例１ 次に、本発明請求項２に対応する第三実施例を第５図に
基づと説明する。

第５図は本発明請求項２に対応する第三実施例の飲料抽
出装置の原理図である。

図示の如く、本実施例の飲料抽出装置は、前記第一実施
例および第二実施例のようにカートリッジ２３に加圧蒸
気を立てるための注入チャンバ２５が設けられておらず
、貯溜チャンバ２４は、上貯溜室５０と、該上貯溜室５
０とともに被抽出物カートリッジ２３を挟持しカートリ
ッジ２３の下方から蒸気発生器２１からの加圧蒸気を当
てるための下貯溜室５１とから構成されている。

そして、前記給湯器２０と上貯溜室５０とが、第一給湯
管２６を介して連結されて給湯器２０内の温水を上貯溜
室５０に供給するための第一給湯路Ａ１が形成され、前
記第一給湯管２６と下貯溜室５１とが、第二給湯管６３
を介して連結されて給湯器２０内の温水を下貯溜室５１
に供給するための第二給湯路Ａ２が形成され、前記蒸気
発生器２１と下貯溜室５１とが、蒸気供給管２７を介し
て連結されて蒸気発生器２１からの加圧蒸気を下貯溜室
５１に供給するための蒸気供給路Ｂが形成されている。

なお、前記下貯溜室５１には、飲料２２の供給を調節す
る飲料供給弁５３が設けられている。

前記上貯溜室５０の上面中央部には、給湯管２６に連通
し給湯器２０から湯を上貯溜室５０内に導入するための
導入管ＳＯｃが設けられ、該導入ＷｓＯｃおよび給湯管
２６の連結部には、上貯溜室５０内への給湯量を調節す
る給湯弁２８が取付けられている。

なお、第二給湯路Ａ２および蒸気供給路Ｂは、蒸気供給
管２７を、第二給湯管６３を連通させることにより共用
している。

その他の構成は第二実施例と同様である。

上記構成において、給湯弁２８および注入弁４０を開栓
し、給湯器２０からの温水を給湯管２６を介して第一給
湯器Ａ１および第二給湯器Ａ２から上貯溜室５０および
下貯溜室５１に夫々供給する。

次に、給湯弁２８および注入弁４０を閉栓し、蒸気供給
弁２９を開栓すると、蒸気発生器２１カ・らの加圧蒸気
は蒸気供給管２７を介して蒸気供給路Ｂから下貯溜室５
１へ供給される。

このと外、下貯溜室５１内に供給された蒸気は気泡とな
り、その浮力に上り上貯溜室、５０側に上昇して被抽出
物カートリッジ２３の下方から当たり、カートリッジ２
３を振動させ被抽出物３４を貯溜室Ｓｏ、５１内に抽出
する。

しかる後、蒸気発生器２１を開栓したまま、飲料供給弁
５３を開栓し、貯溜チャンバ２４から飲料受け３７へ排
出する。

このように、貯溜チャンバ２４を、上貯溜室５０と下貯
溜室５１に分割し、下貯溜室５１と蒸気発生器２１とを
蒸気供給管２７を介して蒸気供給路Ｂを形成しているの
で、抽出時に蒸気発生器２１からの加圧蒸気を下貯溜室
５１からカー）　１）ッジ２３に当てることができ、カ
ートリッジ２３を激しく振動させることができる。

その他の作用、効果は第二実施例と同様である。

なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではな（
、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修正および変更
を加え得ることは勿論である。

例えば、給湯管２６、蒸気供給管２７話社址翰に汁士造
等の流体物導通用管の接続形態は、上記各実施例に限る
ものではなく、各実施例を有機的に組み合わせて実施し
てもよい。

また、被抽出物カートリッジ２３の供給手段としては、
ターンローラ３５以外に、固定テーブル上に案内アーム
等を用いて案内する方式であってもよい。

〈発明の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本発明請求項１によると
、注入チャンバを貯溜チャンバ内に配し、給湯器から貯
溜チャンバへ至る給湯路に給湯弁を配し、注入チャンバ
への蒸気供給路に蒸気供給弁を設けているので、抽出時
に供給弁を閉栓し、蒸気供給弁を開栓すると、蒸気発生
器内の加圧蒸気が蒸気給湯を通じて注入チャンバに供給
され、注入チャンバにより加圧蒸気を被抽出物カートリ
ッジに当て、被抽出物カートリッジを振動させなから飲
料を抽出することができる。

また、請求項２では、貯溜チャンバを、上針溜室と、下
貯溜室とから構成し、貯溜チャンバへの給湯路に給湯弁
を設け、下貯溜室に蒸気供給路を接続しこの蒸気供給路
に蒸気供給弁を設け、飲料供給弁を下貯溜室に設けてい
るので、抽出時に給湯弁と飲料供給弁とを閉栓し、蒸気
供給弁を開栓すると、蒸気発生器内の加圧蒸気が蒸気供
給路を通じて下針溜室内に供給され、下貯溜室１こより
加圧蒸気を被抽出物カートリッジの下方に当て被抽出物
カートリッジを振動させることができる。

したがって、本発明によると、被抽出物カートリッジを
振動させなから抽出することかでと、抽出効果か′向上
し、短時間で飲料を抽出できるといった優れｒこ効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明請求項１に対応する第一実施例の飲料抽
出装置の原理図、第２図は被抽出物カートリッジの一部
断面斜視図、第３図は被抽出物カートリッジを飲料抽出
装置に搬送するためのカートリッジ搬送装置の斜視図、
第４図は請求項１に対応する第二実施例の飲料抽出装置
の原理図、第５図は本発明請求項２に対応する第三実施
例の飲料抽出装置の原理図、第６図は従来の飲料抽出装
置を示す断面図である。 ２０：給湯器、２１：蒸気発生器、２２：飲料、２３：
被抽出物カートリッジ、２４：貯溜チャンバ、２５：注
入チャンバ、２６，６３：給湯管、２７：蒸気供給管、
２８：給湯弁、２９：蒸気供給弁、５０：上針溜室、５
１：下貯溜室、５３：飲料供給弁、Ａ、Ａｌ、Ａ２：給
湯路、Ｂ：蒸気供給路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、給湯器および蒸気発生器と、飲料を流出する被抽出
   物カートリッジが着脱自在に装着される貯溜チャンバと
   、該貯溜チャンバ内に配され前記被抽出物カートリッジ
   に蒸気発生器からの加圧蒸気を当てるための注入チャン
   バとを備え、前記給湯器から貯溜チヤンバへ給湯するた
   めの給湯路が形成され、前記蒸気発生器から注入チヤン
   バへ蒸気を供給するための蒸気供給路が形成され、前記
   給湯路に、給湯量を調節するための給湯弁が設けられ、
   前記蒸気供給路に、加圧蒸気供給量を調節するための蒸
   気供給弁が設けられたことを特徴とする飲料抽出装置。 ２、給湯器および蒸気発生器と、飲料を流出する被抽出
   物カートリッジが着脱自在に装着される貯溜チャンバと
   を備え、該貯溜チャンバは、上貯溜室と、該上貯溜室と
   ともに被抽出物カートリッジを挟持しカートリッジの下
   方から蒸気発生器からの加圧蒸気を当てるための下貯溜
   室とから構成され、前記給湯器から貯溜チヤンバへ給湯
   するための給湯路が形成され、前記蒸気発生器から下貯
   溜室へ加圧蒸気を供給するための蒸気供給路が形成され
   、前記給湯路に、給湯量を調節するための給湯弁が設け
   られ、前記蒸気供給路に、加圧蒸気供給量を調節するた
   めの蒸気供給弁が設けられ、前記下貯溜室に、飲料の供
   給を調節する飲料供給弁が設けられたことを特徴とする
   飲料抽出装置。