JPH0319727Y2 - - Google Patents

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JPH0319727Y2
JPH0319727Y2 JP1984126465U JP12646584U JPH0319727Y2 JP H0319727 Y2 JPH0319727 Y2 JP H0319727Y2 JP 1984126465 U JP1984126465 U JP 1984126465U JP 12646584 U JP12646584 U JP 12646584U JP H0319727 Y2 JPH0319727 Y2 JP H0319727Y2
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mooring
mooring claw
force
claw
seabed
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JP1984126465U
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JPS6140872U (ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Landscapes

  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
  • Artificial Fish Reefs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は鋼製魚礁等の着座型海洋構造物の滑動
を適切に防止することができる装置に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
海底に沈設される鋼製魚礁等の構造物は、潮流
や波の水平作用力により滑動を生じ易いという問
題があり、従来このような滑動を防止するため、
(1)摩擦力を利用する方式、(2)アンカーによる方
式、(3)受働土圧を利用する方式等が用いられてい
る。
これらのうち、(1)の方式は一般的に良く用いら
れる方式で、構造物の自重Wと構造物・海底地盤
面間の摩擦係数fとからHr=fWの式で得られる
水平抵抗力Hrを利用したものである。この方式
では、f,Wの値を大きく取ることにより大きな
水平抵抗力を得ることができるが、摩擦係数は魚
礁と海底との接触面に特別な処置を施さないかぎ
り大きくすることができず、また鋼製魚礁の自重
はコンクリート製のものに比べて軽いため、通常
摩擦による抵抗力は潮力等による水平外力より小
さくなり、滑動に対して不安定となる。摩擦抵抗
力を増すためにはコンクリートブロツク等で重量
を付加してやればよいが、コンクリートブロツク
を取付けると流れに対する抵抗面積が増大しそれ
だけ水平力が増加するため根本的な解決にはなら
ない。また、付加重量をとりつけるためのコスト
は大きく、この面からも好ましいものとは言い難
い。
次に(2)の方式は、第4図に示すように魚礁本体
1をアンカーブロツク6及びチエン7(又はワイ
ヤ)を介して海底4に係留し、水平外力Hcに抵
抗させるようにしたものであるが、 沈設時にアンカーブロツク6が魚礁本体1の
下になる可能性が強く、その場合魚礁本体1の
安定が保てない。
アンカーブロツク6、チエン7等にコストが
かかる。
魚礁本体(1)とアンカーブロツク6をつなぐチ
エン7が腐食と疲労で切断されやすい。
等という難点がある。
さらに(3)の方式は第5図に示すように魚礁本体
1下端にパイプ、形鋼等の鋼材による係留爪2を
設け、この係留爪2に作用する受働土圧によつて
水平抵抗力Hrを得るものである。この受働土圧
Epはクーロンの式で以下のように表わされる。
Ep=rs2Kp/2.0 rs:地盤の単位体積重量 :受圧部分の深さ Kp:受働土圧係数 これによる水平抵抗力Hrは受圧面積をAとして
次式で表わされる。
Hr=A Ep しかし、パイプや形鋼等による係留爪では、受圧
面積Aを十分大きくとるためには極端に鋼材量を
多くしなければならず、このためかなりのコスト
アツプとなる問題がある。また係留爪の海底土中
部分の長さを大きくとれば受働土圧は長さの二乗
に比例して増加するが、この係留爪を海底地盤中
へ埋め込むための力は着座時の衝撃力と自重であ
るため、鋼製魚礁程度の重量のものを単に沈降さ
せるだけでは、係留爪の十分な埋め込み深さを得
ることができない。
本考案はこのような従来の難点に鑑みなされた
もので、滑動に対する高い安定性を保つことがで
きる装置を提供せんとするものである。
〔問題を解決するための手段および作用〕
このため本考案は、海底面に着座すべき構造物
本体底部に係留爪を設けるとともに、該係留爪上
方の構造物本体に、下面が海底面に接し、且つ周
縁から係留爪位置までの距離が係留爪の長さより
も大きい上載圧板部を、構造物本体底部から外方
に向けて延設したものである。
このような本考案装置によれば、潮力等による
水平外力により構造物に転倒モーメントが生じる
際、水平外力が作用する側と反対側の構造物下端
において地盤に鉛直力が作用するが、この鉛直力
を受働土圧に影響する地盤の平面領域、すなわち
係留爪上方の地盤平面領域に上載圧板部を介して
作用せしめることにより受働土圧が大きく増大
し、大きな水平抵抗力が得られる。特に、上載圧
板部は、その周縁から係留爪位置までの距離が係
留爪の長さよりも大きくなるよう構成され、これ
によつて、水平外力が作用したときの係留爪の滑
り面の領域をカバーし、これよりも広い平面領域
に亘つて海底面に接するため、上述したような大
きな水平抵抗力が得られる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図ないし第3図は本考案を人工魚礁に適用
した場合の実施例である。
まず、魚礁本体1の底部の数箇所(角部位置)
には係留爪2が突設され、この係留爪2を海底地
盤内に没入させ、この係留爪2に作用する受働土
圧によつて水平抵抗力を得るようにしている。こ
の係留爪2は通常形鋼、パイプ等により構成され
ている。
このような基本的な構造に加え、各係留爪上方
の魚礁本体底部から上載圧板部3が外方に向けて
延設されている。この上載圧板部3はその下面が
海底面4に接し、これに鉛直力を作用させるため
のもので、その周縁から係留爪位置までの距離が
係留爪の長さよりも大きくなるよう構成され、つ
まり、水平外力が作用したときに生じる滑り面5
の海底面における領域をカバーし、これよりも広
い平面領域に亘つて海底面に接し得るような大き
さに構成されている。この上載圧板部3は本実施
例では魚礁本体1の下側部から円盤状に延出した
板体により構成されている。
なお、本考案では上述したように魚礁本体1に
板体を取付けて上載圧板部3を構成せしめる他、
例えば魚礁本体1(1)の底板を広目のものとし、係
留爪を前記底板の周縁から内側に入つた位置に突
設し、係留爪よりも外側の底板部分を上載圧板部
として構成せしめることができる。
このような本考案の装置の作用を以下説明す
る。
潮力等による水平外力Hcが働くと第1図に示
すように魚礁本体1に転倒モーメントMが生じ
る。このため、水平外力Hcが作用する側と反対
側の魚礁本体下側において海底地盤に鉛直力Vが
作用する。そして、本考案ではこのような鉛直力
Vが、上載圧板部3を介して受働土圧に影響する
地盤の平面領域に作用しこれを圧密することによ
り、極めて大きな受働土圧が得られる。この理由
は、受働土圧における上載圧は換算高さ(上載圧
〔Kgf/cm2〕を地盤の単位体積重量〔Kgf/cm3
で割つたもの)として取り入れることができ、受
働土圧はその二乗に比例して増大するためであ
る。水平外力Hcが増大すると、上載圧はそれに
比例して増大し、受働土圧はその二乗に比例して
増大するため大きな滑動抵抗力を得ることができ
る。
また、上載圧板部は、上述したような滑動抵抗
力を増大させる他、転倒に対する安定性に対して
も有利に作用し、さらに構造物本体の底面積が増
す結果、洗堀などによる砂質地盤への埋没の防止
効果も得られる。
なお、本考案は魚礁に限らず、海洋ジヤケツ
ト、人工島、海底石油備蓄装置等のあらゆる種類
の着座型海洋構造物に適用可能である。
〔考案の効果〕
以上述べた本考案によれば、係留爪の上方にお
いて、周縁から係留爪位置までの距離が係留爪の
長さよりも大きい上載圧板部を、構造物本体底部
から外方に向けて延設したので、この上載圧板部
の作用により受働土圧が大幅に増大するため大き
な滑動抵抗力を得ることができ、滑動に対する高
い安定性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案を人工魚礁に適用
した場合の一実施例を示すもので、第1図は正面
図、第2図は上載圧板部及びその近傍を部分的に
示す正面図、第3図は同じく平面図である。第4
図及び第5図はそれぞれ従来の装置を示す説明図
である。 図において、1は魚礁本体、2は係留爪、3は
上載圧板部を各示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 海底面に着座すべき構造物本体底部に係留爪を
    設けるとともに、該係留爪上方の構造物本体に、
    下面が海底面に接し、且つ周縁から係留爪位置ま
    での距離が係留爪の長さよりも大きい上載圧板部
    を、構造物本体底部から外方に向けて延設してな
    る着座型海洋構造物の滑動防止装置。
JP1984126465U 1984-08-22 1984-08-22 着座型海洋構造物の滑動防止装置 Granted JPS6140872U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984126465U JPS6140872U (ja) 1984-08-22 1984-08-22 着座型海洋構造物の滑動防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984126465U JPS6140872U (ja) 1984-08-22 1984-08-22 着座型海洋構造物の滑動防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6140872U JPS6140872U (ja) 1986-03-15
JPH0319727Y2 true JPH0319727Y2 (ja) 1991-04-25

Family

ID=30685141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984126465U Granted JPS6140872U (ja) 1984-08-22 1984-08-22 着座型海洋構造物の滑動防止装置

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JP (1) JPS6140872U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5321992B2 (ja) * 1973-10-17 1978-07-06

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5321992U (ja) * 1976-08-03 1978-02-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5321992B2 (ja) * 1973-10-17 1978-07-06

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JPS6140872U (ja) 1986-03-15

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