JPH03196418A - 交流用極細多芯超電導線の製造方法 - Google Patents
交流用極細多芯超電導線の製造方法Info
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- JPH03196418A JPH03196418A JP1336126A JP33612689A JPH03196418A JP H03196418 A JPH03196418 A JP H03196418A JP 1336126 A JP1336126 A JP 1336126A JP 33612689 A JP33612689 A JP 33612689A JP H03196418 A JPH03196418 A JP H03196418A
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- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は超電導線の製造方法に係り、特に交流用に好適
するNb−Ti合金よりなる極細多芯超電導線の製造方
法に関する。
するNb−Ti合金よりなる極細多芯超電導線の製造方
法に関する。
[従来の技術]
従来、超電導線の用途としては直流での使用を対象とす
るものがほとんどであり、フィラメン]・径はφ10〜
80tzm程度でその特性の向上が計られている。その
後、パルス電流での用途が生じ、この場合のフィラメン
ト径はヒステリシスにより損失を低減するため、φ 1
〜10μm程度のものが要求されている。
るものがほとんどであり、フィラメン]・径はφ10〜
80tzm程度でその特性の向上が計られている。その
後、パルス電流での用途が生じ、この場合のフィラメン
ト径はヒステリシスにより損失を低減するため、φ 1
〜10μm程度のものが要求されている。
以上の線材においては、たとえばNb−Ti合金超電導
線の場合、熱処理によりフィラメント内に非超電導物質
であるa−Tiを析出させ、この析出物をピンニングセ
ンターとすることにより臨界電流密度(Jc)等の特性
を向上させることが行われている。この場合の熱処理条
件は300〜400℃の温度で数十時間であり、その後
、冷間伸線加工が施されている。
線の場合、熱処理によりフィラメント内に非超電導物質
であるa−Tiを析出させ、この析出物をピンニングセ
ンターとすることにより臨界電流密度(Jc)等の特性
を向上させることが行われている。この場合の熱処理条
件は300〜400℃の温度で数十時間であり、その後
、冷間伸線加工が施されている。
近年、超電導線の製造技術の進歩に伴って交流超電導応
用機器の開発が行われており、その中でも変圧器や発電
機等に用いられる交流用超電導線の開発が強く要求され
ている。
用機器の開発が行われており、その中でも変圧器や発電
機等に用いられる交流用超電導線の開発が強く要求され
ている。
上記の商用周波帯域(50〜6011z)で用いられる
交流用超電導線の低損失化を計るには、■フィラメント
間の結合損失を低減するため、線祠のマトリックスに比
抵抗値の高いCu−N+金合金を用いる。
交流用超電導線の低損失化を計るには、■フィラメント
間の結合損失を低減するため、線祠のマトリックスに比
抵抗値の高いCu−N+金合金を用いる。
■ヒステリスロスを低減するために、フィラメント径を
細くする。
細くする。
■結合損失を低減するために、ツイストピッチの長さを
短くする。
短くする。
等の方法の採用が有効であることが知られている。
[発明が解決しようとする課題]
上記の方法の中で、特に■のフィラメントの極細化につ
いては従来と同様の熱処理、すなわち300〜400℃
で数十時間の処理を施すことにより、外径φ 0.5〜
1.0μm程度までのフィラメント径に成形することが
できるが、JCは高々5500^/■112程度であり
、またこれ以上のフィラメントの極細化は断線を生じる
ことにより不可能であった。
いては従来と同様の熱処理、すなわち300〜400℃
で数十時間の処理を施すことにより、外径φ 0.5〜
1.0μm程度までのフィラメント径に成形することが
できるが、JCは高々5500^/■112程度であり
、またこれ以上のフィラメントの極細化は断線を生じる
ことにより不可能であった。
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので
、銅合金マトリックスを有する多芯構造の交流用Nb−
TIMi電導線のフィラメントの極細化を計る製造方法
を提供することをその目的とする。
、銅合金マトリックスを有する多芯構造の交流用Nb−
TIMi電導線のフィラメントの極細化を計る製造方法
を提供することをその目的とする。
[課題を解決するための手段]
上記目的を達成するために本発明の交流用極細多芯超電
導線の製造方法は、銅合金マトリックス中に多数のNb
−Ti合金線を配置した複合体に静水圧押出加工を施し
た後、250℃以下の温度の熱処理を介して冷間で伸線
加工を施すことにより、前記Nb−Ti合金線を外径φ
0.5μ匝以下のフィラメントに成形するものである
。
導線の製造方法は、銅合金マトリックス中に多数のNb
−Ti合金線を配置した複合体に静水圧押出加工を施し
た後、250℃以下の温度の熱処理を介して冷間で伸線
加工を施すことにより、前記Nb−Ti合金線を外径φ
0.5μ匝以下のフィラメントに成形するものである
。
本発明における超電導線のマトリックスとしては、フィ
ラメント間の結合損失を低減するために比抵抗値の高い
銅合金が用いられ、たとえばCuNI合金マトリックス
中にNb−Ti合金線を配置したり、またはCu−Nj
金合金マトリックス中Cu被覆Nb−Ti合金線を配置
した三層構造の複合体が用いられる。このマトリックス
内に配置されるNb−Ti合金線の本数は特に限定され
ないが、必要に応じて多数本、たとえば50〜60万本
程度配置される。
ラメント間の結合損失を低減するために比抵抗値の高い
銅合金が用いられ、たとえばCuNI合金マトリックス
中にNb−Ti合金線を配置したり、またはCu−Nj
金合金マトリックス中Cu被覆Nb−Ti合金線を配置
した三層構造の複合体が用いられる。このマトリックス
内に配置されるNb−Ti合金線の本数は特に限定され
ないが、必要に応じて多数本、たとえば50〜60万本
程度配置される。
このため複合体は、たとえば銅合金で被覆されたNb−
Ti合金線、すなわちシングル線の多数本を銅合金管内
に収容後、減面加工を冷間で施して一次マルチ線を製造
し、次いでこの一次マルチ線の多数本を同様に銅合金管
中に充填することによって製作される。
Ti合金線、すなわちシングル線の多数本を銅合金管内
に収容後、減面加工を冷間で施して一次マルチ線を製造
し、次いでこの一次マルチ線の多数本を同様に銅合金管
中に充填することによって製作される。
上記の複合体に静水圧押出加工を施すことによりNb−
Ti合金とマトリックスとの界面に化合物を生成させず
にフィラメントの極細化を計ることが可能になり、また
冷間伸線加工の中間で熱処理を施すことにより細線化が
行われる。この熱処理は250℃以下の温度で、好まし
くは25時間以下で施され、上記温度を越えると断線に
よりフィラメントの極細化が極めて困難となる。
Ti合金とマトリックスとの界面に化合物を生成させず
にフィラメントの極細化を計ることが可能になり、また
冷間伸線加工の中間で熱処理を施すことにより細線化が
行われる。この熱処理は250℃以下の温度で、好まし
くは25時間以下で施され、上記温度を越えると断線に
よりフィラメントの極細化が極めて困難となる。
[作用]
本発明においては、複合体を静水圧押出加工後、低温の
中間焼鈍を介して冷間で伸線加工することにより、従来
の中間焼鈍の条件でJcの向上が計られていた方法では
達成できなかった外径φ 0.5μ−以下のフィラメン
トの極細化が可能になり、0.07μ■までの極細化と
JC値の向上が達成される。これはα−Tiの析出によ
るピンニング効果に比較してフィラメントとマトリック
ス界面での表面ピンニング効果(sunface pi
nning )が支配的になることによりJC値が向上
し、同時に析出の抑制による伸線加工性の低下が防止さ
れるものと考えられる。
中間焼鈍を介して冷間で伸線加工することにより、従来
の中間焼鈍の条件でJcの向上が計られていた方法では
達成できなかった外径φ 0.5μ−以下のフィラメン
トの極細化が可能になり、0.07μ■までの極細化と
JC値の向上が達成される。これはα−Tiの析出によ
るピンニング効果に比較してフィラメントとマトリック
ス界面での表面ピンニング効果(sunface pi
nning )が支配的になることによりJC値が向上
し、同時に析出の抑制による伸線加工性の低下が防止さ
れるものと考えられる。
[実施例]
以下、本発明の一実施例について説明する。
実施例
Nb−Ti合金線をCu−10vL%NI合金管中に収
容して断面六角形に成形したシングル線の931本を、
その側面を当接してCu−10wt%旧合金管中に充填
し、さらに間隙部にCu−10vL%旧合金線をスペー
サとして充填した後、静水圧押出加工および冷間伸線加
工を施して対辺間距離1.49m5断面六角形の一次マ
ルチ線を製造した。この−次マルチ線のマトリックス比
(Cu−Ni合金/ Nb−T1合金)は1.0であっ
た。
容して断面六角形に成形したシングル線の931本を、
その側面を当接してCu−10wt%旧合金管中に充填
し、さらに間隙部にCu−10vL%旧合金線をスペー
サとして充填した後、静水圧押出加工および冷間伸線加
工を施して対辺間距離1.49m5断面六角形の一次マ
ルチ線を製造した。この−次マルチ線のマトリックス比
(Cu−Ni合金/ Nb−T1合金)は1.0であっ
た。
上記の一次マルチ線の636本を外径φ49.Om+s
。
。
内径φ43,5■mのCu−10vt%旧合金管中にそ
の側面を当接して充填し、さらに間隙部にCu−10w
t%旧合金線からなるスペーサを充填して複合体を形成
した後、この複合体に静水圧押出加工および200℃×
24時間の中間焼鈍を介して冷間伸線加工を施して二次
マルチ線を製造した。この二次マルチ線のフィラメント
数は592,116本であり、そのマトリックス比は3
.8であった。
の側面を当接して充填し、さらに間隙部にCu−10w
t%旧合金線からなるスペーサを充填して複合体を形成
した後、この複合体に静水圧押出加工および200℃×
24時間の中間焼鈍を介して冷間伸線加工を施して二次
マルチ線を製造した。この二次マルチ線のフィラメント
数は592,116本であり、そのマトリックス比は3
.8であった。
」−2の伸線加工後の最終伸線径、フィラメント径、フ
ィラメント間隔およびライストビ・ソチの諸元を第1表
に示す。
ィラメント間隔およびライストビ・ソチの諸元を第1表
に示す。
第1表に示した試料No、l〜4の線材について、その
値Jcと外部磁界との関係を測定した結果を第2表に示
した。
値Jcと外部磁界との関係を測定した結果を第2表に示
した。
第1表
第2表
上記実施例と同一の方法により製造した複合体に静水圧
押出加工を施した後、330℃で144時間の中間焼鈍
を介して冷間仲線加」二を施し、フィラメント径φ0.
52〜5.48μmの二次マルチ線を製造した。この二
次マルチ線のJc値と外部磁界との関係を−pI定した
結果を第3表に示した。
押出加工を施した後、330℃で144時間の中間焼鈍
を介して冷間仲線加」二を施し、フィラメント径φ0.
52〜5.48μmの二次マルチ線を製造した。この二
次マルチ線のJc値と外部磁界との関係を−pI定した
結果を第3表に示した。
(以ド余白)
第3表
し熱処理時間を100〜144時間の範囲で変えて冷間
伸線加工を施した結果、フィラメント径φ 0.5μm
で断線し、これ以上のフィラメン)・の極細化は不可能
であった。さらに330℃×(36〜72)時間の熱処
理では、そのフィラメントの加工臨界はφ0,87μm
であった。
伸線加工を施した結果、フィラメント径φ 0.5μm
で断線し、これ以上のフィラメン)・の極細化は不可能
であった。さらに330℃×(36〜72)時間の熱処
理では、そのフィラメントの加工臨界はφ0,87μm
であった。
以上の実施例および比較例から明らかなように、本発明
によれば、フィラメント径が約φ0.07μmまてはフ
ィラメントが極細化するに従ってJc値は増加し、φ
0.098μmでJ e −11,22X 1.05A
/Cシ(atlT) 、φ0.071 u mでJ c
−9,16x IQ5A/cj (atlT)に達す
る。さらにフィラメント径が細くなるとJc値は急激に
低下し、はとんどOになるが、この原因は走査電子顕微
鏡(SEM)による観察の結果、スリップラインの発生
に基づくものと推定された。これに対して300〜40
0℃の温度で熱処理を施す従来の方法では、フィラメン
トの極細化が不可能であり、そのJc値を特に低磁界領
域で向上させることが困難である。
によれば、フィラメント径が約φ0.07μmまてはフ
ィラメントが極細化するに従ってJc値は増加し、φ
0.098μmでJ e −11,22X 1.05A
/Cシ(atlT) 、φ0.071 u mでJ c
−9,16x IQ5A/cj (atlT)に達す
る。さらにフィラメント径が細くなるとJc値は急激に
低下し、はとんどOになるが、この原因は走査電子顕微
鏡(SEM)による観察の結果、スリップラインの発生
に基づくものと推定された。これに対して300〜40
0℃の温度で熱処理を施す従来の方法では、フィラメン
トの極細化が不可能であり、そのJc値を特に低磁界領
域で向上させることが困難である。
[発明の効果]
以上述べたように本発明による交流用極細多芯超電導線
の製造方法によれば、フィラメント径を極細化すること
が可能であり、特にφ0.07〜0.3μmの範囲のフ
ィラメント径で低磁界における臨界電流密度(Jc )
を著しく向上させることができる。
の製造方法によれば、フィラメント径を極細化すること
が可能であり、特にφ0.07〜0.3μmの範囲のフ
ィラメント径で低磁界における臨界電流密度(Jc )
を著しく向上させることができる。
Claims (2)
- (1)銅合金マトリックス中に多数のNb−Ti合金線
を配置した複合体に静水圧押出加工を施した後、250
℃以下の温度の熱処理を介して冷間で伸線加工を施すこ
とにより、前記Nb−Ti合金線を外径φ0.5μm以
下のフィラメントに成形することを特徴とする交流用極
細多芯超電導線の製造方法。 - (2)フィラメント径はφ0.07〜0.3μmである
請求項1記載の交流用極細多芯超電導線の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1336126A JPH03196418A (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | 交流用極細多芯超電導線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1336126A JPH03196418A (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | 交流用極細多芯超電導線の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03196418A true JPH03196418A (ja) | 1991-08-27 |
Family
ID=18295964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1336126A Pending JPH03196418A (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | 交流用極細多芯超電導線の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03196418A (ja) |
-
1989
- 1989-12-25 JP JP1336126A patent/JPH03196418A/ja active Pending
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