JPH03194210A - ロータリコンプレッサ用軸受 - Google Patents

ロータリコンプレッサ用軸受

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Publication number
JPH03194210A
JPH03194210A JP33529389A JP33529389A JPH03194210A JP H03194210 A JPH03194210 A JP H03194210A JP 33529389 A JP33529389 A JP 33529389A JP 33529389 A JP33529389 A JP 33529389A JP H03194210 A JPH03194210 A JP H03194210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sintered
bearing
base material
bearing base
fluororesin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33529389A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichiro Fujii
藤井 栄一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP33529389A priority Critical patent/JPH03194210A/ja
Publication of JPH03194210A publication Critical patent/JPH03194210A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、特に潤滑性及び気密性を向上させたロータリ
コンプレッサ用軸受に関する。
(従来の技術) 従来、ロータリコンプレッサ用軸受は鉄系の焼結材また
は鋳鉄によって一般に作られていた。
即ち、例えば鉄系の焼結材で軸受を製造するには、第5
図に示すように、鉄系の粉末を混合調整し、これをプレ
ス成形した後、焼結させて軸受基材を形成し、この軸受
基材に耐摩耗性や気密性を向上させるために水蒸気処理
を施し、しかる後、最終加工を施して製品とすることが
一般に行われていた。
ここに、上記のように焼結材によって製造された軸受に
は、第6図及び第7図に示すように、軸受基材1に出来
る焼結孔2の周囲に水蒸気処理によって生成した、例え
ばFe3O4等の鉄系酸化物3が存在することになる。
この酸化物3は、H■−800〜900程度と一般にか
なり硬く、しかも多孔質であるため、見掛けの硬さを向
上させ、かつ油を保持することができるため、軸受材料
として広く使用されている。
また、特公昭63−31004号として、銅若しくはそ
の合金の粉末に対し、表面の銅若しくはその合金によっ
て黒鉛が被覆された被服黒鉛1〜5重量%を加えて混合
し、この混合材料を鋼板裏金上に散布してから、焼結し
て多孔質焼結層を形成し、その後、この多孔質焼結層に
、この中に一部が含浸するように、少なくともフッ素樹
脂を含む表面軸受層を形成するようにしたCu系軸受祠
料の製造方法が提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記焼結材によって製造されたロータリ
コンプレッサ用軸受においては、焼結孔2のサイズが大
きいと該焼結孔2に油が取られてしまうため、局部的な
油膜切れを起こしやすくなり、しかも、軸受基材1及び
酸化物3は、共に自己潤滑性を有さないので、油膜がな
くなるような状況下では凝着を起こし易い。
また、鋳鉄で製造されたロータリコンプレッサ用軸受に
おいては、鋳鉄には黒鉛が分散されているので自己潤滑
性を有するものの、下記の第1表に示すように、逆に黒
鉛の分散によって機械的強度が小さくなり、高面圧下に
おいては、上記焼結材によって製造されたロータリコン
プレッサ用軸受以上に摩耗を起しやすくなってしまうと
いった問題点があった。
第1表 ここに、上記第1表、冷凍機油での凝結摩耗開始接触圧
を測定したものである。
更に、特公昭63−31004号公報に記載のものにお
いては、構造体としての裏金を必要とするため、複雑な
形状の軸受を製造することができず、例えば巻きブツシ
ュのような比較的簡単なもので限定されてしまうばかり
でなく、裏金の含浸層との密着性にも問題があって加工
上の制約が大きく、しかも複雑な成形体への処理につい
ては事実上実施不可能であるといった問題点があると考
えられる。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、機械的
強度を保持したまま充分な潤滑性の有し、しかも裏金を
不必要となして複雑な形状の軸受にも対応できるように
したものを提供することを目 3− 的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明に係るロータリコンプ
レッサ用軸受は、鉄系の粉末をプレス成形し、焼結させ
て形成した軸受基材の焼結孔内に、フッ素樹脂を含浸さ
せて構成したものである。
(作 用) 上記のように構成した本発明によれば、軸受基材は、鉄
系の粉末をプレス成形し焼結した焼結材によって形成さ
れているため、機械的強度を確保するとともに、複雑な
形状に容易に対応することができる。しかも、焼結孔は
フッ素樹脂の含浸によって封孔され、しかもこのフッ素
樹脂は分散した状態で配置されることになるため、自己
潤滑性を有することになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図及び第2図に示すように、本実施例にお−4= いて、軸受基材1の各焼結孔2は、フッ素樹脂4の含浸
によって完全に封孔された状態となってロータリコンプ
レッサ用軸受が構成されている。しかも、この焼結孔2
内のフッ素樹脂4は、分散した状態に配置されることに
なり、これによって自己潤滑性を有するようなされてい
る。
この製造例は、第3図に示すように、先ず鉄系の粉末を
混合して調整し、この混合した鉄系粉末をプレス成形し
た後、焼結することによって、第4図に示す軸受基材1
を形成する。
このように鉄系の焼結材によって軸受基材1を形成する
ことによって、従来の焼結材による軸受と同等の機械的
強度及び成形の容易さを確保することができる。
そして、この軸受基材1の焼結孔2内にフッ素樹脂4を
含浸させて、第1図及び第2図に示すように、各焼結孔
2をフッ素樹脂4によって完全に封孔するのであるが、
これを例えば第4図に示すようにして行う。
即ち、チャンバ5内に溶融したフッ素樹脂4を入れてお
き、このフッ素樹脂4の表面を軸受基材1によって仕切
った形となし、この状態で軸受基材1の上部空間を減圧
するのである。
この時、軸受基材1には、焼結孔2が分散した形に形成
されているため、この中に含浸されるフッ素樹脂4も分
散した状態で配置され、これによって自己潤滑性を有す
ることになる。
そして、最終加工を施して所望のロータリコンプレッサ
用軸受を得るのである。
上記実施例による軸受(実施例)と、上記従来例におけ
る焼結材によって製造した軸受(従来例1)、及び鋳鉄
によって製造した軸受(従来例2)における気密性、初
期なじみ度及び長期耐久性を比較検討した結果を下記の
第2表に示す。
第2表 この第2表より明らかなように、本実施例においては、
焼結材によって構成した軸受の有する欠点、即ち気密性
及び初期なじみ度に問題があるという欠点、及び鋳鉄に
よって構成した軸受の欠点、即ち長期耐久性に問題があ
るといった欠点を完全に解消するものであることが解る
〔発明の効果〕
本発明は上記のような構成であるので、焼結材によって
構成した軸受の有する長所をそのまま備え、しかもこの
種の軸受における欠点を悉く解消して、軸受における気
密性、初期なじみ度、長期耐久性を良くすることができ
る。
しかも、裏金を不必要となして複雑な形状の軸受に対処
することができるとともに、成形体への処理も可能であ
るといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の一実施例を示し、第1図は
断面図、第2図は第1図の部分拡大図、第3図は製造の
際のフローチャート、第4図はフ 7− ッ素樹脂を含浸させるの際の装置の概略図、第5図乃至
第7図は焼結相による従来例を示し、第5図は断面図、
第6図は第5図の部分拡大図、第7図は製造の際のフロ
ーチャートである。 1・・・軸受基材、2・・・焼結孔、4・・・フッ素樹
脂、5・・・チャンバ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 鉄系の粉末をプレス成形し、焼結させて形成した軸受基
    材の焼結孔内に、フッ素樹脂を含浸させて構成したこと
    を特徴とするロータリコンプレッサ用軸受。
JP33529389A 1989-12-25 1989-12-25 ロータリコンプレッサ用軸受 Pending JPH03194210A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33529389A JPH03194210A (ja) 1989-12-25 1989-12-25 ロータリコンプレッサ用軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33529389A JPH03194210A (ja) 1989-12-25 1989-12-25 ロータリコンプレッサ用軸受

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03194210A true JPH03194210A (ja) 1991-08-23

Family

ID=18286903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33529389A Pending JPH03194210A (ja) 1989-12-25 1989-12-25 ロータリコンプレッサ用軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03194210A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8613555B2 (en) 2011-05-09 2013-12-24 Trane International Inc. Composite metal-polymer bushing and crankshaft assembly

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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