JPH03194186A - 回転式圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は空気調和機等に用いる回転式圧縮機に係わり、
さらに詳しくは、高速回転時に発生する振動をより少な
くするための構造に関する。

〔従来の技術］ 回転式圧縮機（ロータリコンプレッサ）は第３図に示す
ように、密閉ケース２１内の上部にモータ２２を配設し
、下部に同モータ２２の回転に伴い冷媒を圧縮する圧縮
装置２３を配設し、前記モータ２２の回転軸２４を前記
圧縮装置２３の上部および下部に設けられた第１の軸受
２５および第２の軸受２６により回動自在に軸支してい
るが、前記圧縮装置２３内のシャフトピストン部（図示
省略）のアンバランスをキャンセルするため、回転軸２
４に固定されている回転子２７に上部バランサ２８と下
部バランサ２９とが取付けられている。

ところが、インバータ制御による高速回転時には上部バ
ランサ２８の遠心力が大きくなり、回転軸２４に曲がり
変形が起こり、回転子２７が固定子３０に接触する不具
合が発生する。

その対策として、上部バランサ２８をバランス上必要な
重量よりも軽くして前記回転軸２４の曲がり変形を少な
くしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上述のように高速回転時の回転軸の曲が
り変形を少なくするために、上部バランサの重量をバラ
ンス上必要な重量よりも軽くすると、回転軸の回転がア
ンバランスな状態となり、振動の発生源となる。

また、上述のような曲がり変形が発生しても機械的な安
全性を確保するために、回転軸には剛性の高い、高価な
材料を使用する必要がある。

したがって、本発明においては、これらの課題を解決し
、高速回転時であっても回転軸の曲がり変形をより少な
くすることができる回転式圧縮機を提供することを目的
としている。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記の課題を解決するためになされたものであ
り、密閉ケース内の上部にモータを配設し、下部に同モ
ータの回転に伴い冷媒を圧縮する圧縮装置を配設し、前
記モータの回転軸を前記圧縮装置の上部および下部に形
成された第１および第２の軸受により回動自在に軸支し
て成る回転式圧縮機において、前記モータの回転軸を、
同回転軸に固定された回転子の上面より突出させると共
に、前記モータの固定子に固定され、同固定子の上面に
平行するリング状の軸受ブラケットと、同軸受ブラケッ
トに固定される軸受とから成る第３の軸受を設け、この
第３の軸受により前記突出させた回転軸を回動自在に軸
支するようにした。

〔作用〕

上記の構成であれば、回転軸上端を第３の軸受により回
動自在に軸支することができるので、回転軸のブレを抑
制でき、回転軸の曲がり変形の発生を防止できる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図〜第２図に基づいて説
明する。

第１図は回転式圧縮機の内部構造の概略を示す縦断側面
図で、１は密閉ケース、２は密閉ケース１内の上部に配
設されたモータで、同モータ２を構成する固定子３は前
記密閉ケース１の内壁に固定され、回転軸４に固定され
た回転子５には上部バランサ６および下部バランサ７が
取り付けられている。

８は前記密閉ケース１内の下部に配設された圧縮装置で
、同圧縮装置８の外周は前記密閉ケース１の内壁に固定
され、内部には前記モータ２の回転に伴い冷媒を圧縮す
る圧縮室等が形成されており、この圧縮室の上下は前記
モータ２の回転軸４を回動自在に軸支する第１の軸受９
および第２の軸受１０で構成されている。

ところで、前記回転軸４の上端は、同回転軸４に固定さ
れた回転子５の上面よりも高く突設し、突出させた回転
軸４を第３の軸受１１により回動自在に軸支している。

この第３の軸受１１は、第２図に示すように、前記モー
タ２の固定子３に固定される軸受ブラケット１２と、こ
の軸受ブラケット１２に固定される軸受１３とに分割形
成されている。

軸受ブラケットＩ２は鉄等でできており、リング状の円
板外周には固定子３に固着させる複数の取付足１２ａを
設け、円板の内周寄りにはネジ孔１２ｂを、外周寄りに
は圧縮冷媒ガス等を通す孔１．２ｃをそれぞれ複数個設
け、前記取付足１２ａは固定子３の外周面に形成された
切欠き部３ａに溶接等により固着させている。

一方、軸受１３は鉄系（焼結合金等）で鋳造されており
、円板の中心部に軸受部１３ａを設け、外周寄りに前記
軸受ブラケット１２の内周寄りに設けられた複数のネジ
孔１２ｂに対応する孔１３ｂおよび圧縮冷媒ガス等を通
す孔１３ｃを設け、前記孔１３ｂにネジ１４を挿通し、
モータ２の回転軸４が回動自在になるよう固定している
。

〔発明の効果〕 以上、説明したような第３の軸受を備えた圧縮機である
ならば、回転軸のブレが抑制され、回転軸の曲がり変形
が少なくなるため、高速回転時であっても大きな振動を
発生するようなことは無くなり、前記的がり変形の減少
に伴って、剛性の高い、高価な材料を使用する必要性も
無くなり、また、前記の軸受は２分割構造になっている
ため組立も容易であり、機械的精度も容易に高められる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す回転式圧縮機の縦断側
面図、第２図は同実施例の要部斜視図、第３図は従来例
を示す回転式圧縮機の縦断側面図である。 図中、］、−密閉ケース、２−モータ、３−固定子、３
　ａ−切欠き部、４一回転軸、５一回転子、６上部バラ
ンサ、７−下部バランサ、８−圧縮装置、９−第１の軸
受、１０−第２の軸受、１１−第３の軸受、１２−軸受
ブラケット、１２ａ−取付足、１２ｂ−ネジ孔、１２ｃ
ｍ孔、１３−軸受、１３ａ−軸受＠臥１３ｂ−−−孔、
１３ｃ　−孔、１４−ネジ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 密閉ケース内の上部にモータを配設し、下部に同モータ
   の回転に伴い冷媒を圧縮する圧縮装置を配設し、前記モ
   ータの回転軸を前記圧縮装置の上部および下部に形成さ
   れた第１および第２の軸受により回動自在に軸支して成
   る回転式圧縮機において、前記モータの回転軸を、同回
   転軸に固定された回転子の上面より突出させると共に、
   前記モータの固定子に固定され、同固定子の上面に平行
   するリング状の軸受ブラケットと、同軸受ブラケットに
   固定される軸受とから成る第３の軸受を設け、この第３
   の軸受により前記突出させた回転軸を回動自在に軸支し
   て成ることを特徴とする回転式圧縮機。