JPH03192965A - 多値画像入力装置 - Google Patents

多値画像入力装置

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JPH03192965A
JPH03192965A JP1331361A JP33136189A JPH03192965A JP H03192965 A JPH03192965 A JP H03192965A JP 1331361 A JP1331361 A JP 1331361A JP 33136189 A JP33136189 A JP 33136189A JP H03192965 A JPH03192965 A JP H03192965A
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density
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image sensor
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JP1331361A
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English (en)
Inventor
Yasuo Kato
康夫 加藤
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Priority to US07/596,037 priority patent/US5214518A/en
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は画像を例えば64階調等の多階調で人力するた
めの多値画像入力装置に係わり、特にイメージセンサの
感度のバラツキ等によって生じる階調表現の不正確さを
補正するようにした多値画像入力装置に関する。
「従来の技術」 コンピュータによる画像処理が広く行われるようになっ
ており、これに伴って既存の画像や写真を人力するため
のデバイスとして画像入力装置が一般に使用されるよう
になってきている。画像入力装置は、例えば従来のファ
クシミリ装置の画像人力部に代表されるように入力され
た画像を2値化するものも多いが、これでは文字や線画
を再現することができたとしても中間調を再現すること
ができない。そこで、デイザ法等の中間調の記録方法が
開発されると共に、画像を多値化して人力することので
きる多値画像人力装置がこの種の装置で大きな比重を占
めるようになってきている。
ところで、画像人力部ぼでは得られた画像データに対し
て一般にシェーディング補正を行っている。すなわち、
1次元イメージセンサを構成する各ビクセルの感度の不
均一さや原稿の読取ラインにおける光量の不均一さ等の
各種の要因によって、仮に同一の光学濃度の原稿部分を
読み取っても各ビクセルの出力する信号レベルは完全に
は一致しない。そこで、画像人力装置にはその原稿読取
領域外に白色のプレート(II度表示部)が配置されて
おり、原稿の読み取りの前に1次元イメージセンサがこ
れを読み取るようになっていた。そして、その値が各ビ
クセルごとに白色のレベルに一致するように信号レベル
の設定を行うようになっていた。
「発明が解決しようとする課題」 従来のように読み取った画像データを2値化する画像人
力装置では、このように白色のプレートを用いて白の画
像濃度を基準として補正を行えば、何らの問題なく画像
の濃度補正を行うことができた。ところが、64階調や
256階調等の多くの階調を扱う多値画像入力装置では
、各ビクセルについて白色側の基準点を合わせても例え
ばそれぞれのビクセルのダイナミックレンジ(白黒の差
)が異なれば、最も黒色側に相当する信号レベルがそれ
ぞれ相違してしまうことになる。この結果として、同一
の光学濃度の灰色を読み取ったとしても、各ビクセルに
ついての多値画像データは必ずしも一定した値を示さな
いことになる。
第11図は、これを説明するためのものである。
同図aは白色のプレート(シェーディング補正板)11
を表わしている。この白色のプレート11を同図すに示
す1次元イメージセンサ12で読み取るものとする。1
次元イメージセンサ12は“l。
から“n″までのn個のビクセルで構成されており、そ
れぞれが1画素ずつ画像の読み取りを行うことになる。
同図Cは、これらのビクセルのうち一例として第1、第
3、第5、第nの4個についてのダイナミックレンジを
表わしたものである。この例で第1のビクセルは白色の
プレート11を読み取ったときと暗黒状態のときとで信
号レベルが“O”から“63°まで64段階に変化する
。このビクセルは理想的な状態であり、同図dに示すよ
うに何らの補正も要せずにこれを64段階の階調レベル
として用いることができる。
一方、第3のビクセルについてはダイナミックレンジが
@  Illから162″となっている。したがって、
白色のプレート11を読んだときの信号レベルを0”と
するためにすべてのレベルに1ずつ加算すれば、同図d
に示すように“0”から“63″までの64段階の階調
レベルとして用いることができる。すなわち、この例で
第3のビクセルの出力は補正を行うことができる。
ところが、第5のビクセルについては白色のプレート1
1を読み取ったときと暗黒状態のときとで信号レベルが
“10”から“55”まで変化するだけである。したが
って、すべてについて“10″ずつ減算するように補正
を行っても、同図dに示すように階調レベルは“0″か
ら“45″までとなり、黒色が灰色に、灰色が更に明る
い灰色に補正されてしまう。すなわち、第5のピクセル
の補正は完全には行えないことになる。
第nのピクセルについてはこれと逆であり、ダイナミッ
クレンジが“−5”から“67”と通常よりも広くなっ
ている。このため、すべてに“5”ずつ加算するように
補正を行うと、同図dに示すように階調レベルは“0”
から72”までとなり、比較的黒い灰色が黒色に、これ
以外の灰色がより暗い灰色に補正されてしまう。すなわ
ち、第nのピクセルについても補正は完全には行えない
ことになる。
以上の説明は各ピクセルの感度が全波長領域に対して互
いに同一特性を示していることを仮定したが、実際には
あるピクセルは明度の低い方でより感度が高く、他のピ
クセルは明度の高い方でより感度が高いというように明
度の各段階に対する感度が同様ではないような場合があ
る。このような場合には、それぞれのピクセルのダイナ
ミックレンジが等しくても、明度の変化に対する応答特
性が異なるために同一階調であるべき灰色が異なった階
調の灰色として表現される可能性が生じてくる。
以上、1次元イメージセンサの各ピクセルの感度の違い
を補正する場合について説明したが、光量等の他の要因
による影響を補正する場合についても同様である。
第12図は、画像データの濃度を8ビツト(256段階
)のデータとして表わした場合の実際の多値画像入力装
置の出力レベルの一例を実線14を用いて6ビツト(6
4段階)で表わしたものである。−点鎖線15は理想的
な出力特性を表わしている。このように多値画像入力装
置の出力特性は色々な要因が絡み合って単純なものとは
ならず、中間調の再現における階調の補正を困難なもの
にしていた。
そこで本発明の第1の目的は、各ピクセルごとにダイナ
ミックレンジが異なっても、全範囲で正しい階調レベル
に補正することのできる多値画像入力装置を提供するこ
とにある。
本発明の第2の目的は、それぞれのピクセルの明度の変
化に対する応答特性の相違を補正し、全ピクセルの出力
を正しい階調レベルにすることのできる多値画像入力装
置を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 請求項1記載の発明では、多数のピクセルから構成され
る1次元イメージセンサと、この1次元イメージセンサ
の主走査方向に並設され、それぞれが異なった光学濃度
に設定された複数の濃度表示部と、1次元イメージセン
サの出力を多値画像データに変換するアナログ−ディジ
タル変換手段と、複数の濃度表示部について1次元イメ
ージセンサで読み取り多値画像データに変換したそれぞ
れの実測値をピクセルごとに格納するメモリと、このメ
モリに格納されたこれらの実測値とそれぞれについての
濃度表示部の実際の光学濃度とを基にして原稿を読み取
った際に得られるピクセルごとの多値画像データを補完
的に補正する多値画像データ補正手段とを多値画像入力
装置に具備させる。
そして、それぞれが異なった光学濃度に設定された複数
の濃度表示部を補正のために用意し、これらについての
実測値をメモリに格納しておいて、実際に多値画像デー
タが入力された場合にはこれら実測値でこれを補正する
。これにより、ダイナミックレンジが広い場合や狭い場
合についても補正が可能になり、上述した第1の目的が
達成される。
請求項2記載の発明では、多数のピクセルから構成され
る1次元イメージセンサと、この1次元イメージセンサ
の主走査方向に並設され、それぞれが異なった光学濃度
に設定された3個以上の濃度表示部と、1次元イメージ
センサの出力を多値画像データに変換するアナログ−デ
ィジタル変換手段と、前記した3個以上の濃度表示部に
ついて1次元イメージセンサで読み取り多値画像データ
に変換したそれぞれの実測値をピクセルごとに格納する
メモリと、原稿を読み取った際に得られる多値画像デー
タそれぞれに対してこれを包含する互いに隣接する2つ
の実測値をピクセルごとにメモリから選択する実測値選
択手段と、これら選択された実測値とそれぞれについて
の濃度表示部の実際の光学濃度とを基にして原稿を読み
取った際に得られるピクセルごとの多値画像データを補
完的に補正する多値画像データ補正手段とを多値画像入
力装置に具備させる。
そして、3個以上の濃度表示部のうち原稿を読み取った
際に得られる多値画像データの補正に最も役立つ濃度表
示部としての濃度の比較的近い2つの濃度表示部を選択
し、これらに関するデータを用いて階調の補正を行うこ
とで上述した第2の目的が達成される。
「実施例」 以下、実施例につき本発明の詳細な説明する。
第2図は、本発明の一実施例における多値画像入力装置
の概略の構成を表わしたものである。この多値画像人力
装置21は、箱型の本体上面に原稿22を載置するため
のプラテンガラス23を配置しており、本体内部にはス
キャニングユニット24と、これを往復動させる際のガ
イドレール25が配置されている。プラテンガラス23
の走査開始側端部に隣接した本体上部パネルの裏側には
、後に詳しく説明する濃度基準板26が配置されている
。装置本体の底部に配置されているモータ27はスキャ
ニングユニット24の往復動の駆動源として用いられる
。スキャニングユニット24は原稿22をライン状に照
明するための螢光ランプ28と、原稿22の反射光を光
電変換するための1次元イメージセンサ29を備えてい
る。
クロック信号に同期して1次元イメージセンサ29から
出力されるビデオ信号はビデオアンプ3Iで増幅された
後、電子回路部32に供給され、ここで階調の補正等の
処理を受けた後にケーブル34を通じて図示しない画像
編集装置等に送出される。電子回路部32はモータ27
の駆動制御や1次元イメージセンサ29の制御等の一般
的な回路制御も行っている。
第1図は、この電子回路部の回路構成の概要を表わした
ものである。電子回路部32は、CPU(中央処理装置
)41を備えている。CPU41はデータバス等のバス
42を通じて次の各部と接続されている。
(i)ROM43 :この多値画像入力装置の各種制御
を行うためのプログラムを格納したリード・オンリ・メ
モリである。
(ii)RAM44 :作業用のランダム・アクセス・
メモリである。このRAM44には、濃度基準板26(
第2図)で読み取った実測値を格納する実測値格納領域
44Aや、1次元イメージセンサ29で読み取った原稿
の補正前の多値画像データを一時的に格納する補正前デ
ータ格納領域44Bや、補正後の多値画像データを格納
する補正後データ格納領域44C等の各種領域が割り振
られている。
(iii )データ入力回路46:1次元イメージセン
サ29から出力されビデオアンプ31で増幅された信号
を入力し、多値画像データに変換してバス42に転送す
るための回路である。
(1■)モータ制、御回路47:モータ27の駆動を行
い、スキャニングユニット24による濃度基準板26の
読取走査や原稿22の読取走査、およびスキャニングユ
ニット24をホームポジションへ復帰させる制御等が行
われる。
(v)ランプ制御回路48:螢光ランプ28の点燈の制
御が行われる。
(vi)画像データ出力回路49 : RAM417)
補正後データ格納領域44Cに格納された補正後の多値
画像データを所定の転送速度でケーブル34に送出する
ための回路である。
第3図はこの多値画像入力装置の濃度基準板の構成をそ
の側部から見たものである。濃度基準板26は、プラス
チックの基板51の上に5種類の細線状の濃度表示部5
2〜56を印刷したものである。それぞれの濃度表示部
の線幅dは4mmとなっており、それぞれ2mmの隙間
が配置されている。第1の濃度表示部52は黒色のイン
クで印刷されており、第2の濃度表示部53は比較的暗
い灰色のインクで印刷されている。第3の濃度表示部5
4は中間的な灰色のインクで印刷されてふり、第4の濃
度表示部55は比較的明るい灰色のインクで印刷されて
いる。第5の濃度表示部56は、白色のインクで印刷さ
れている。
第4図は、以上のような構成の多値画像入力装置におけ
る濃度基準板の読取作業の概要を表わしたものである。
第1図に示したCPU41はスキャンの開始指示の発生
した時点で(第4図ステップ■;Y)、ランプ制御回路
48を制御して螢光ランプ28の点灯を開始させる(ス
テップ■)。
螢光ランプ28は安定的に点灯が行われるまで例えば2
〜5秒程度を要するので、CPU41はこの時間tを計
測する〈ステップ■)。そして、この時間tが経過した
ら(Y)、スキャニングユニット24をホームポジショ
ンに設定する(ステップ■)。通常の場合、スキャニン
グユニット24は原稿の読み取りが終了した時点でホー
ムポジションに復帰している。しかしながら、途中で電
源を切った場合や停電が発生した場合等にはスキャニン
グユニット24がホームポジション以外の点に停止して
いる場合があり得るので、図示しないセンサの検出作業
によってホームポジションへの設定が行われる。
スキャニングユニット24がホームポジションに設定さ
れたら、モータ制御回路47を制御して所定量だけこの
スキャニングユニット24を副走査させ、その読取走査
の行われる位置を濃度基準板26の第1の濃度表示部5
2の真下に位置させる(ステップ■)。この状態で多値
画像入力装置は1走査線分のデータの読み取りを行い(
ステップ■)、これを黒色のインク部分の実測値として
実測値格納領域44Aに格納する(ステップ■)。
そして、濃度基準板26のすべての濃度表示部52〜5
6の読み取りが終了したかどうかがチエツクされる(ス
テップ■)。この場合、まだ読み取りが終了していない
ので(N)、次の濃度表示部53に読取位置を進めるた
めにnライ2分の副走査が行われる(ステップ■)。
この多値画像入力装置が400dpi  (ドツト/イ
ンチ)の走査密度で画像の読み取りを行うものとすれば
、数値nを″94′″に設定して94ライン分だけ副走
査を行えば、スキャニングユニット24は第2の濃度表
示部53のほぼ中央部にまで移動する。この時点でスキ
ャニングユニット24は1ライン分のデータの読み取り
を行い(ステップ■)、この値が比較的暗い灰色のイン
ク部分の実測値として実測値格納領域44Aに格納され
る(ステップ■)。
以下同様にして、第3〜第5の濃度表示部54〜56に
対する実測値が求められ、実測値格納領域44Aに格納
されると(ステップ■;Y)、濃度基準板26の読取作
業が終了する。なお、以上の作業では各濃度表示部52
〜56で1ラインずつの読み取りを行ったが、複数ライ
ンずつの読み取りを行ってこれらの平均をとったり、各
ピクセル単位に最大値と最小値を除去してノイズを取り
除いた後に残りの値の平均をとるようにしてもよい。ま
た、この第4図の制御では実測値を無条件でRAM44
内に取り込むことにしたが、読取データ中に濃度基準板
26の背景部分に相当する濃度範囲のデータが含まれる
ようになったときに濃度基準板26が正規の位置で読み
取られていないおそれがある。そこで、この場合には測
定を中止してホームポジションへの設定を再度行い、濃
度基準板26の読取作業をもう一度始めから行うように
してもよい。
第5図は、これら濃度表示部52〜56のそれぞれにつ
いての実測値の一例と濃度の概要を表わしたものである
。同図で(A)の列は、5つの濃度表示部を読み取った
理想値を表わしたものであり、黒から白までの5段階の
濃度表示部52〜56(第4図)の信号レベルが、それ
ぞれのレベル差が“16”ずつ設けられた“0”、“1
5″“31”、“47”、“63”になっている。この
第5図で(B)は実測値格納領域44A(第1図)に格
納された実測値であり、例えば黒色の第1の濃度表示部
52の信号レベルが“−3”となっている。信号レベル
の補正では、これを(C)に示したように信号レベル“
O”に引き上げることになる。また、実測値では暗い灰
色を表わした第2の濃度表示部53の信号レベルが“1
6”となっているので、これは信号レベル“15”に引
き下げられることになる。以下同様である。この実施例
では、理想値としての信号レベルが“0”から“15#
までの範囲を第1領域と呼び、以下同様に信号レベルが
“16”ずつの範囲を順に第2〜第4領域と呼ぶことに
する。
第6図は、信号レベルが“0”から15”の第1の領域
についての補正の原理を表わしたものである。この場合
には、信号レベルの実測値が“−3”から“16″まで
のものが、“0”から“15”に補正される。このとき
次の(1)式で補正値A1 が求められる。
ば、これが第1式で10.26となり、四捨五入して信
号レベル“10”が得られる。
第7図は、信号レベルが“16′から“31”の第2の
領域についての補正の原理を表わしたものである。この
場合には、信号レベルの実測値が“17”から“31”
までのものが、“16”から“31”に補正される。こ
のとき次の(2)式で補正値A2 が求められる。
−1,07X信号レベルー2.21 ・・・・・・ (2) すなわち、例えば原稿の多値画像データの信号レベルが
“16″であったならば、第6図に示したようにこれが
信号レベル“15″に補正され、“−3”であったなら
ば“0”に補正される。また、これらの中間的な値とし
て原稿の多値画像データの信号レベルが例えば“10″
であったならすなわち、例えば原稿の多値画像データの
信号レベルが“20”であったならば、A、は19.2
1となり、四捨五入して信号レベル″19”が得られる
第8図は同様にして信号レベルが“32”から“46″
の第3の領域についての補正の原理を表わしたものであ
る。このとき次の(3)式で補正値A、が求められる。
・・・・・・ (3) 第9図は同様にして信号レベルが“48”から“63″
の第4の領域についての補正の原理を表わしたものであ
る。このとき次の(4)式で補正値A、が求められる。
・・・・・・ (4〉 第10図は、原稿の読み取りによって得られた補正前の
多値画像データの補正の手順を原理的に表わしたもので
ある。この多値画像人力装置には、第1〜第4のコンパ
レータ61〜64が配置されていて、RAM44の補正
前データ格納領域44Bに格納された1ライン分のデー
タが順次読み出されてこれらに供給される。第1〜第4
のコンパレータ61〜64はそれぞれ第1〜第4の領域
に対応しており、それぞれの出力側に第1〜第4の処理
部65〜68を接続している。これらのコンパレータ6
1〜64は実測値格納領域44Aから実測値を得て、こ
れらを基にして第1〜第4の領域に対応する実測値の範
囲を設定している。
そして、供給された多値画像データの信号レベルを比較
して、第1〜第4のコンパレータ61〜64のうちの該
当する範囲を有するコンパレータのみがその多値画像デ
ータを対応する処理部に出力するようになっている。例
えば、信号レベル“20”の多値画像データが補正前デ
ータ格納領域44Bから出力された場合には、第2のコ
ンパレータ62のみがアクティブとなり、第2の処理部
66にのみその多値画像データが供給されることになる
第1〜第4の処理部65〜68には、補正式演算部69
からそれぞれに対応した補正式がロードされるようにな
っている。ここで補正式演算部69は実測値格納領域4
4Aから実測値を得て、先の(1)〜(4)式を演算す
る。そして、(1)式は第1の処理1if[S65に補
正式としてロードされる。同様に、(2)〜(4〉式は
それぞれ対応する第2〜第4の処理部65〜68に補正
式としてロードされることになる。これら第1〜第4の
処理部65〜68は、多値画像データが供給された時点
でその補正式の“信号レベル”に多値画像データの信号
レベルを代入し、これを補正結果として補正後データ格
納領域44Cの該当するピクセルの記憶領域に格納する
ことになる。
例えば前記した例で、図示しないクロックに同期して信
号レベル“20“の多値画像データが補正前データ格納
領域44Bから読み出されたものとする。この場合には
、第2のコンパレータ62が選択され、第2の処理部6
6が(2)式を用いて補正のための処理を行って補正値
A2として信号レベル“19”を出力する。この補正値
は、図示しないクロックに同期して補正後データ格納領
域44Cの該当する領域に書き込まれることになる。こ
のようにして、クロックに同期して第1〜第4のコンパ
レータ61〜64が選択的に多値画像データを出力し、
これらの補正値が第1〜第4の処理部65〜68で求め
られて補正後データ格納領域44Cに格納されることに
なる。
このような処理は各ラインごとに繰り返され、補正済み
の多値画像データは画像データ出力回路49からケーブ
ル34に送出される。この過程で、補正前データ格納領
域44Bの内容は順次入れ換えられることはもちろんで
ある。また、原稿が異なったような場合には、濃度基準
板26の読取作業を新しく行って実測値を測定し直すこ
とで、経時変化に対応させて画像の読み取りを行うこと
ができる。
以上、各ラインの補正処理を第10図に示したハード回
路で原理的に説明したが、この処理はROM43(第1
図)に格納したプログラムの実行によってソフト的に行
うことができる。
以上説明した実施例では、濃度的に互いに隣接する2つ
の実測値を用いて読み取られた多値画像データの補正を
行うようにしたが、2つ以上の実測値を用いてそれらを
通過する濃度補正用の関数を求め、これを用いて実際に
得られた多値画像データを補正するようにしてもよい。
また、実施例では濃度基準板26に5種類の濃度表示部
を配置したが、光源を消灯することによって黒色の濃度
表示部を省略することができる。
すなわち、この場合には白色と1色の灰色の濃度表示部
を用意することで、3種類の濃度に対する実測値を得る
ことができる。このように、濃度表示部の数は実施例の
ものに限定されるものではない。また、実施例では濃度
表示部を等間隔に濃度が表示されるように配置したが、
顔色等のある濃度範囲を重点的に補正したい場合等には
これらの濃度範囲に重点的に濃度表示部を配置するよう
にしてもよい。例えば、信号レベル“31”近辺の濃度
を重点補正する場合には、“0”、“22″“31”、
“40”、“63”といった濃度レベルの濃度表示部を
用意することになる。
「発明の効果」 このように請求項1記載の発明によれば、それぞれが異
なった光学濃度に設定された複数の濃度表示部を補正の
ために用意し、これらについての実測値をメモリに格納
しておいて多値画像データの補正を行うようにしたので
、いろいろな読取素子を使用しても均等な特性の多値画
像入力装置を構成することができ、読取素子の互換性を
図ることができると共に、その選択の幅を容易化すると
いう効果がある。
請求項2記載の発明によれば、3個以上の濃度表示部の
うち原稿を読み取った際に得られる多値画像データの補
正に最も役立つ濃度表示部としての濃度の比較的近い2
つの濃度表示部を選択し、これらに関するデータを用い
て階調の補正を行うことにしたので、濃度補正のための
演算が単純化するという効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第1θ図は本発明の一実施例を説明するための
もので、このうち第1図は多値画像入力装置の回路構成
の要部を示すブロック図、第2図は多値画像入力装置の
概略構成図、第3図は濃度基準板を拡大した側面図、第
4図は濃度基準板の読取作業の概要を表わした流れ図、
第5図は濃度表示部のそれぞれについての実測値の一例
と濃度の概要を表わした説明図、第6図は第1の領域に
ついての補正原理を示した原理図、第7図は第2の領域
についての補正原理を示した原理図、第8図は第3の領
域についての補正原理を示した原理図、第9図は第4の
領域についての補正原理を示した原理図、第10図は多
値画像データの補正の手順を原理的に表わした回路説明
図、第11図は白色のプレートのみを用いて濃度補正を
行う従来の補正の方法を表わした説明図、第12図は従
来の多値画像入力装置の実際の出力特性を表わした特性
図である。 22・・・・・・1m、24・・・・・・スキャニング
ユニット、29・・・・・・1次元イメージセンサ、3
2・・・・・・電子回路部、41・・・・・・CPU。 43・・・・・・ROM、44・・・・・・RAM。 44A・・・・・・実測値格納領域、 4B・・・・・・補正前データ格納領域、4C・・・・
・・補正後データ格納領域、6・・・・・・データ入力
回路、 1〜64・・・・・・第1〜第4のコンパレータ、5〜
68・・・・・・第1〜第4の処理部、9・・・・・・
補正式演算部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、多数のピクセルから構成される1次元イメージセン
    サと、 この1次元イメージセンサの主走査方向に並設され、そ
    れぞれが異なった光学濃度に設定された複数の濃度表示
    部と、 前記1次元イメージセンサの出力を多値画像データに変
    換するアナログ−ディジタル変換手段と、前記複数の濃
    度表示部について1次元イメージセンサで読み取り多値
    画像データに変換したそれぞれの実測値をピクセルごと
    に格納するメモリと、このメモリに格納されたこれらの
    実測値とそれぞれについての濃度表示部の実際の光学濃
    度とを基にして原稿を読み取った際に得られるピクセル
    ごとの多値画像データを補完的に補正する多値画像デー
    タ補正手段 とを具備することを特徴とする多値画像入力装置。 2、多数のピクセルから構成される1次元イメージセン
    サと、 この1次元イメージセンサの主走査方向に並設され、そ
    れぞれが異なった光学濃度に設定された3個以上の濃度
    表示部と、 前記1次元イメージセンサの出力を多値画像データに変
    換するアナログ−ディジタル変換手段と、前記3個以上
    の濃度表示部について1次元イメージセンサで読み取り
    多値画像データに変換したそれぞれの実測値をピクセル
    ごとに格納するメモリと、 原稿を読み取った際に得られる多値画像データそれぞれ
    に対してこれを包含する互いに隣接する2つの実測値を
    ピクセルごとに前記メモリから選択する実測値選択手段
    と、 これら選択された実測値とそれぞれについての濃度表示
    部の実際の光学濃度とを基にして原稿を読み取った際に
    得られるピクセルごとの多値画像データを補完的に補正
    する多値画像データ補正手段 とを具備することを特徴とする多値画像入力装置。
JP1331361A 1989-12-22 1989-12-22 多値画像入力装置 Pending JPH03192965A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009225309A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

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JP2009225309A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

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