JPH03187008A - フロッピーディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はフロッピーディスク装置、特にそれに搭載さ
れた磁気記録ヘッドの信頼性の改善に関するものである
。

［従来の技術］ 第９図は１例えば実開昭６１−１１１０１６号公報等に
示された従来のフロッピーディスク装置用磁気ヘッドの
要部を示す斜視図、第１０図はそれの信号再生時におけ
るリードライトコイル及びイレーズコイルの配線図であ
る１図において、（１）はリードライトコア、（２）は
イレーズトコア、（３）はこれらコア（１）　（２）と
の間にリードライトギャップ（１ａ）及びイレーズギャ
ップ（２ａ）を形成するセンターコア。

（３ａ）はセンターコア（３）中に設けられた非磁性体
層、（４）は磁気回路開成用のバックバー、　（４ａ）
はバックバー（４）中に設けられた非磁性体層、（５）
はリードライトコア（１〉に巻回されたリードライトコ
イル、（６）はイレーズトコア（２）に巻回されたイレ
ーズコイル、（７）はリードライトコイル（５）の両端
に接続されたリードライトダンプ抵抗、（８）はイレー
ズコイル（６）の両端に接続されたイレーズダンプ抵抗
、（９）はリードライト回路、（１０）はイレーズ回路
、（１１）は磁気ヘッドのフロッピーディスク（図示さ
れていない）との摺動面である。

以上の構成において、信号記録時には摺動面（１１）が
フロッピーディスク上を摺動しながら、リードライト回
路（９）からの信号がリードライトギダンプ（ｌａ）に
よりフロッピーディスクに記録されるが、リードライト
ギャップ（１ａ）に先行してイレーズギャップ（２ａ）
によりイレーズ回路（１０）からの消去信号により前に
記録されたデータが消去される。再生時にも同様に、イ
レーズギャップ（２ａ）がリードライトギャップ（ｌａ
）に先行して摺動面（１１）がフロッピーディスク上を
摺動しながら、フロッピーディスク上に記録されている
磁化信号がリードライトギャップ（ｌａ）により検出さ
れ、リードライトコイル（５）により電磁変換され再生
電圧としてリードライト回Ｍ（９）に出力される。また
、イレーズギャップ（２ａ）からも磁化信号が検出され
、それによる磁束がイレーズトコア（２）中に発生し。

イレーズコイル（６）により電磁変換されて再生電圧が
出力されるが信号としては処理されない。この時、イレ
ーズトコア（２）中の磁束がリードライトコア（１）に
漏洩し、この漏洩磁束によりリードライトコイル（５）
からイレーズクロストーク電圧が出力される恐れがある
が、この漏洩磁束は非磁性体層（３ａ）（４ａ）により
阻止され、イレーズクロスト一りの発生は軽減される。

なお、イレーズコイル（６）端子間に設けられたイレー
ズダンプ抵抗（８）は、消去電流を信号記録時に流す際
サージを取扱するためのものであり、抵抗値はイレーズ
コイル（６）の直流抵抗値よりはるかに大きな値となっ
ている。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の磁気ヘッド装置は以上のように構成されているの
で、センターコア中に設けられた非磁性体層により、イ
レーズギャップが検出する磁束によるイレーズクロスト
ークは低減されるものの、センターコア中に非磁性体層
を設けた分、リードライトコアの再生効率が劣化し、Ｓ
／Ｎ比を劣化させる原因になっていた。また、非磁性体
層そのものによる擬似ギャップノイズが発生し、最終的
にはＳ／Ｎ比がかなり劣化し、さらにセンターコアの製
造が複雑で歩留りが低下しそれだけ高価となるという問
題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、イレーズクロストークが低減し、しかも高い
Ｓ／Ｎ比の維持が可能な磁気ヘッド装置を搭載した安価
なフロッピーディスク装置を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係るフロッピーディスク装置は、磁気ヘッド
装置のリードライトギャップの深さを２０μｍ以下とし
たものである。

［作　用］ この発明におけるフロッピーディスク装置は。

リードライトギャップの深さが２０μｍ以下と小さくな
されたので、リードライトコアの磁気抵抗が大きくなり
、イレーズクロストーク磁束がリードライトコアへ漏洩
するのが防がれる。

［発明の実施例］ 以下この発明の一実施例を図について説明する。

第１図はこの発明の一実施例における磁気ヘッド装置の
要部を示す斜視図で、図において、（１）はリードライ
トコア、　（ｌａ）はリードライトギャップ、（ｌｂ）
はリードライトギャップの深さ、（２）はイレーズトコ
ア、　（２ａ）はイレーズギャップ、（３）はセンター
コア、（４）はバックバー、　（４ａ）は非磁性体層、
（５）はリードライトコイル、（６）はイレーズコイル
、（１１）は磁気ヘッドの摺動面で、センターコア（３
）中に非磁性体層（３ａ）が設けられていない点と、リ
ードライトギャップの深さ（ｔｂ）が小さく構成されて
いる点を除き第９図に示されたものと同様である。

次に動作について説明する。この磁気ヘッド装置の書込
み読出し動作については従来例と異ならないので説明を
省略し、イレーズクロストーク作用についてのみ説明す
る。

第２図はセンターコア（３）中に非磁性体層を設けずに
リードライトギャップの深さ（１ｂ）を従来と同様の寸
法ｄ１とした場合の磁気ヘッドの構成図。

第３図は同様の構成でリードライトギャップの深さ（１
ｂ）の寸法ｄ２を２０μｍ以下と小さくした場合の磁気
ヘッドの構成図、第４図はセンターコア（３）中に非磁
性体層（３ａ）を設はリードライトギャップの深さ（１
ｂ）の寸法ｄ２を２０μｍ以下と小さくした場合のこの
発明の他の実施例の磁気ヘッドの構成図、第５図は第２
図のリードライトコイル（５）端子間の再生信号電圧ｖ
１を示す波形図、第６図は第３図のリードライトコイル
（５）端子間の再生信号電圧Ｖｔを示す波形図、第７図
は第４図のリードライトコイル（５）端子間の再生信号
電圧Ｖ３を示す波形図で、（１４）はリードライトギャ
ップ（１ａ）により検出された再生信号波形、（１５）
はイレーズクロストーク波形である。第８図は、第３図
及び第６図に示したこの発明の一実施例におけるリード
ライトギャップの深さ（１ｂ）の寸法とイレーズクロス
トーク量（ｄｂ）との関係を示す図である。ここで、再
生信号波形（１４）の波高値をＳ、イレーズクロストー
ク波形（１５）の波高値をＮとして、２０Ｘｌｏｇ（Ｎ
　／　Ｓ　）で表わされる値がイレーズクロストーク量
と定義される。

図より明らかなように、リードライトギャップの深さ（
１ｂ）を小さくするにつれ、リードライトコア（１）の
磁気抵抗が大きくなり、イレーズギャップ（２ａ）から
リードライトコア（１〉に漏洩する磁束が減少するので
、それだけイレーズクロストークが減少する。リードラ
イトギャップの深さ（ｔｂ）が２０μｍ以下となるとそ
の減少は著しく、センターコア（３）中に非磁性体層を
設けなくても、Ｓ／Ｎ比が大幅に改善され読み取りエラ
ーが減少する。

なお、第４図に示したようにセンターコア（３）中に非
磁性体層（３ａ）を設けた構成で、リードライトギャッ
プの深さ（ｌｂ）を２０μｍ以下と小さくすれば、第７
図に示す通りクロストーク量をさらに小さく改善するこ
とができる。

［発明の効果］ 以上のようにこの発明によれば、磁気ヘッド装置のリー
ドライトギャップの深さを２０μｍ以下としたので、セ
ンターコアに非磁性体層が無くてもクロストークノイズ
量が大幅に低減でき、磁気ヘッド装置の構成も簡単にで
き安価なフロッピーディスク装置が得られる効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例における磁気ヘッド装置の
要部を示す斜視図、第２図はセンターコア中に非磁性体
層を設けない従来の磁気ヘッドの構成図、第３図はこの
発明の一実施例の磁気ヘッドの構成図、第４図はこの発
明の他の実施例の磁気ヘッドの構成図、第５図は第２図
の構成による磁気ヘッドの再生電圧波形図、第６図は第
３図の構成による磁気ヘッドの再生電圧波形図、第７図
は第４図の構成による磁気ヘッドの再生電圧波形図、第
８図はリードライトギャップの深さ寸法とイレーズクロ
ストーク量との関係を示す図、第９図は従来のフロッピ
ーディスク装置用磁気ヘッドの要部を示す斜視図、第１
０図はそれの信号再生時におけるリードライトコイル及
びイレーズコイルの配線図である。 図において、（１）はリードライトコア、（ｌａ）はリ
ードライトギャップ、　（ｌｂ）はリードライトギャッ
プの深さ、（２）はイレーズトコア、　（２ａ）はイレ
ーズギャップ、（３）はセンターコア、（５）はリード
ライトコイル、（６）はイレーズコイルである。 図中同一符号は同一あるいは相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. リードライトコイルが巻回されているリードライトコア
   、イレーズコイルが巻回されているイレーズトコア、及
   びこれら両コアとの間でリードライトギャップ及びイレ
   ーズギャップを形成するセンタコアを備えた磁気ヘッド
   装置を搭載したフロッピーディスク装置において、上記
   リードライトギャップの深さを２０μｍ以下としたこと
   を特徴とするフロッピーディスク装置。