JPH0318648A - 内燃機関の停止制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は内燃機関の停止制御装置に関し、更に特定して
述べると、キースイッチオン後は内燃機関への燃料の供
給が確実に停止されるよう燃料噴射装置のがパナアクチ
ェータを制御するようκした内燃機関の停止制御装置に
関する。

（従来の技術） 従来、燃料噴射ポンプからディーゼル機関κ供給される
燃料噴射量の調節を行なうための電子式調速機にかいて
、燃料噴射ポンプの燃料調節部材の位置制御を行なうア
クチエータとして、適宜のスプリングによる弱い力で弾
発付勢された可動コイルを具え九所鼎ボイスコイル型ア
クチェータを用い、機関速度に関連した電流信号を可動
コイルに与え、それによシ生じた電磁力と上記弾発付勢
力とが釣合う位置に燃料調節部材を位置決めするように
した構或が公知である。この種の電子式調速機では，ス
プリングのセット力は可動コイルの重量を支える程度の
小さな力てあｂ、したがって、アクチェータが何等かの
原因によシ所要の取付状態を維持できない場合、例えば
装置の横転時などκあクては、キースイッチがオ７状態
とされても燃料噴射部材を零噴射位置に位置決めするこ
とができず、機関を停止させることが不可能になる虞れ
があるという問題点を有している。

この問題点を解決するため、キースイッチをオ７にして
もコントロールユニットを一定時間だけ作動可能とする
遅延動作可能なリレー回路が電源とコントロールユニッ
トとの間に設けられ、キースイッチオフ後コントロール
ラックが強制的に燃料減方向一杯に引かれ、これによう
機関の確実な停止を図ることができるようにした構或が
本出願人によって提案された（実開昭６１−８０３３７
号公報）。

（発明が解決しようとする課題） しかし、この提案された構成では、リレー回路の接点の
固着が生じた場合に他の故障が重なると、機関が暴走す
る危険を有してかり、フエールセイフの点から充分とは
言えないという問題点を有している。

本発明の目的は、従来技術にかける上述の問題点を解決
することができる、改善された内燃機関の停止制御装置
を提供することにある。

（課題を解決するための手段） 上記線題を解決するため、本発明はキースイッチがオフ
状態とされたことに応答して、内燃機関によって駆動さ
れる発電機の出力電圧によう電磁アクチェータを駆動し
、燃料調節部材を零噴射量位置に位置せしめるようにし
たものである。

（作用） キースイッチがオフ位置となったことに応答し、発電機
の出力電圧によって燃料調節部材の位置が零噴射位置と
なるよう、アクチェータによる位置制御が行なわれる．
したがクて、アクチェータの姿勢によらず、キースイッ
チオンにより燃料噴射量は強制的κ零とされ，機関の回
転速度が低下する。これにつれてＬ端子の出力電圧レベ
ルが低下し、アクチェータの作動状態が解除される。

（実施例） 以下、図示の−実施例につき詳細に説明する。

第ｌ図には、本考案による内燃機関停止制御装置の一実
施例が示されている。符号１で示される電子式調速機ｌ
は、列型燃料噴射ポンプ２のコントロールラック３に連
結された電磁アクチェータ４と、該電磁アクチェータ４
を駆動制御するための制御ユニット５とを有している。

制御ユニット５には、キースイッチ６がオンとなった場
合にパッテリ７から電力が供給される。制御ユニット５
からは電磁アクチェータ４を駆動制御するためのパルス
信号ＰＳが出力され、ノ’？ルス信号ＰＳは、発電機９
のＬ端子からの出力電圧ｖＬに応答して作動する停止制
御回路８に入力される。．駆動回路１０は停止制御回路
８からの信号に応答し、電磁アクチェータ４の励磁コイ
ルに後述するようにして励磁電流を供給する。

電磁アクチェータ４は、燃料噴射ボン７″２に固着され
るケース１１を有し、ケース１１内にはコントロールラ
ック３の一端が受け入れられている。

ゴントロールラノク３はケース１１に形或された軸受け
ｌ２によって支持されてかり、コントロールラック３の
一端に形成された溝１４内には、中間支点をケース１ｌ
に持つリンク１５に植設されたピン１５＆が係入してい
る。リンク１５の他端に設けられているビン１５ｂは、
リニアモータ１６の有蓋円筒状の可動体１７の上端部に
固着されている係止部材ｌ８の溝１８ａ内に係大してい
る。そして、可動体１７には励磁コイル１９が設けられ
て釦シ、制御ユニット５からの／４ルス信号ｐｓに相応
した駆動電流が、励磁コイル１９に後述の如くして供給
される。

このリンク１５は、可動体１７が重力方向に移動すると
コントロールラック３を燃料減少方向一に移動するよう
に構或されている。

リニアモータ１６は、有底円筒状の磁性体（ヨーク）２
０を有し、その内周部には、円筒状永久磁石２１がその
一方の磁極Ｎが当接するようにして固着されている。磁
性体２０の内底部には、円柱状の磁性体（ポール）２２
が当接され、ボルト２３で固定されている。永久磁石２
１と磁性体２２との間には、環状空間２４が与えられて
おシ、駆動パルス信号ＤＳに従って可動体１７の励磁コ
イル１９に供給される励磁電１ｔＩの通電量に応じて、
可動体１７が環状空間２４内から引出される。

この励磁電流■は、第２図（ａ）に示されているパルス
信号ｐｓに応答して第２図（ｂ）に示される如く零を中
心に正負両方向に変化する信号であり、１サイクル中に
かいて正方向に流れる期間と負方向に流れる期間との比
率が制御される．励磁コイル１９への通電量は、この比
率によって定められる。

コントロールラック３にばばね受け２５が固着されてカ
シ、ばね受け２５とケースｌ１の内壁との間に弾発コイ
ルばね１３が介装されている．，該コイルばね１３は、
り冫ク１５および可動体１７の係合部におけるあそびを
吸収し、非駆動時に可動体１７を図示の位置に定めるた
めに必要かつ充分な力をコントロールラック３に与える
ためのものであう，リニアモータ１６によるコントロー
ルラック３の駆動に対して実質的に抵抗とならない程血
の小さなばね力のものが使用される。可動体ｌ７には，
その自重による力が重力方向に常に印加されて−ｂ，６
、第２図に示される形態の駆動電流工が励磁コイル１９
に流れると、その通電量に応じて生じる可動体ｌ７の駆
動力とその重力との差分に応じた力がリニアモータ１６
の駆動力として出力され，コントロールラツク３を移動
させることになる。ここで、励磁コイルｌ９への通電量
は、駆動電流工の１サイクルにかいて電流が正方向に流
れる期間と負方向に流れる期間との比率κ従うものでｓ
ｂ、その通電方向はその通電量の平均値に従う方向とな
る。

係止部材１８には位置検出用のロッド２６が設けられ、
ロッド２６の延長上のケース外部には検出コイル２７が
装着されてシシ、検出コイル２７内にはロッド２６の先
端部２６＆が入シ込んでいる。したが，−）で、先端部
２６ｍはコントロールラック３の位置変位に応じて検出
コイル２７内で変位し，検出コイル２７のインダクタン
ス値はコントロールラック３のその時々の位置に応じた
値となる。このように、検出コイル２７とロッド２６を
含んでコントロールラック３の位置を検出するための位
置センナ２８が構威されている。位置センサ２８の検出
コイル２７は検出回路２９に接続されてシｂ，検出回路
２９からはコントロールラック３の位置を示す位置信号
ｐｓが出される。

位置信号Ｐａは制御ユニット５に位置フィードＩ４ツク
信号として入力されてカシ、コントロールラック３を所
要の位置に位置決めするためのパルス信号ＰＳが制御ユ
ニット５から出力される。キースイッチ６が閉じられて
いる場合には、ノ々ルス信号ｐｓは停止制御回路８を通
ってその１１駆動回路１０に印加され、ノ譬ルス信号Ｐ
Ｓに応答してコントロールラック３の位置決め制御がフ
ィードバック制御によ夛行なわれる。

停止制御回路８は、キースイッチ６がオフ状態となった
ことに応答して、発電機９のＬ端子からの出力電圧ｖＬ
に基づきコントロールラック３を燃料減方向一杯に引く
よう電磁アクチェータ４を駆動させるための信号を駆動
回路１０に与え、これによシ、キースイッチ６がオフと
されたときにその後しばらくの間出力される電圧ｖＬを
利用して燃料の供給を確実κ停止させ、機関の回転を停
止させるものである。

次に、第３図を参照して停止制御回路８及び駆動回路１
０の各回路構或、及びそれらの動作について説明する。

停止制御回路８は、ダイオード８１．８２及びダート回
路８３乃至８６が図示の如く接続されて戒っている．ダ
イオード８１のアノードはキースイッチ６を介して／童
ツテリ７の正極に接続され、ダイオード８２の７ノード
は発電機９のＬ端子に接続されてｐシ、／辛ルス信号Ｐ
Ｓはダート回路８５．８６の各一方の入力κ印加されて
いる。

一方、駆動回路１０は、ＰＮＰ　｝ランジスタ１ｏ１，
１０２及びＮＰＮ　ト？　冫ゾスタ１０３，１０４がブ
リッジ接続されて或り、ＰＮＰ　｝ランジスタ１０１と
ＮＰＮトランジスタ１０４とを同時κ導通状態とするた
めの第１制御トランクスタ１０５及びＰＮＰトランジス
タ１０２とＮＰＮ　｝ランゾスタ１０３とを同時に導通
状態とするための第２制御トランクスタ１０６が、図示
の如く接続されている。ＮＰＮトランジスタ１０３，１
０４の各エミッタは共通に接続されてアースされて訃，
９　．　ＰＮＰ　｝ランジスタ１０１，１０２の各エミ
ッタは共通に接続され、ラインＬ，＆介してダイオード
８１　．８２のカソードに接続されている。したがって
、キースイッチ６がオン状態の場合にはパッテリ７の電
圧がキースイクテ６及びダイオード８１を介して駆動回
路１０に供給される。１た、出力電圧ｖＬもダイオード
８２を介して駆動回路１０に供給される構或であう、シ
たがクて、キースイッチ６がオフとされても機関が回転
していれば、その回転状態に応じたレベルの出力電圧ｖ
Ｌが駆動回路１ｏに供給されることになる。

第１制御トランジスタ１０５のペースはラインＬ２を介
してデート回路８４の出力に接続され、第２制御トラン
クスタ１０６のベースはラインＬｓを介してｒ−｝回路
８６の出力に接続されている。

そして、ＰＮＰ　｝ランゾスタ１０１とＮＰＮ　｝ラン
ゾスタ１０３との接続点ＡとＰＮＰトランジスタ１０２
とＮＰＮ　｝ランジスタ１０４との接続点Ｂとの間には
、ラインＬ，　，　Ｌ，を介して励磁コイルｌ９が接続
されている。

したがって、ダート回路８４の出力が高レベル状態とな
って第１制御トランクスタ１０５が導通状態となると、
これに応答してＰＮＰ　｝ランゾスタ１０１及びＮＰＮ
　｝ランゾスタ１０４が導通状態と？シ、励磁コイルｌ
９には矢印Ｘ方向に励磁電流が流れる。一方、ダート回
路８６の出力が高レベル状ｓとなクて第２制御トランジ
スタ１０６が導通状態となると、これに応答してＰＮＰ
　｝ランゾスタ１０２及びＰＮＰトランクスタ１０３が
導通状態となシ、励磁コイル１９には矢印Ｙ方向に励磁
電流が流れる。ここで，励磁電流の平均値がＸ方向に増
加するとコントロールラック３は燃料減方向に移動し、
一方、その平均値がＹ方向に増加するとコントロール２
ツク３Ｆｉ燃料増方向に移動するように、電磁アクチェ
ータ４が構或されている。

次に、キースイッチ６がオン状態となっている場合の停
止制御回路８の動作について説明する。

この場合にはノ９ツテリ７の端子電圧がダート回路８３
の反転入力端子に印加されるため、出力電圧ｖＬのレベ
ル状態に関係なくデート回路８３の出力レヘル＃′ｉ■
■■となる。したがって、この■■■レベル状態を反転
入力端子で受けている各デート回路８５．８６は、それ
らのもう一方の入力に印加される−４ルス信号ＰＳのレ
ベルに応答して開閉される。デート回路８６ぱパルス信
号Ｐｓを非反転入力で受け取っているので、ラインＬ，
に生じる信号はパルス信号ＰＳと同一位相のノゼルス信
号となる。

一方、ダート回路８５＃′ｉパルス信号Ｐｓを反転入力
で受け取っているので、ラインＬ２に生じる信号はパル
ス信号ＰＳと１８０°位相の異なるノ寺ルス信号ｐｓ’
となる。

これらのノ４ルス信号ｐｓ’，ｐｓが第１及び第２制御
トランゾスタ１０５，１　０６に印加され、第１及び第
２制御トランクスタ１０５，１０６を交互に導通状態と
する結果、第２図（ａ）に示すパルス信号ＰＳが制御ユ
ニット５から印加されることに応答し、第２図（ｂ）に
示す励磁電流Ｉが励磁コイル１９に流れることになる。

この結果、パルス信号ＰＳのデエーティー比によってコ
ントロールラック３の位置が制御されることになる。

この制御状態にかいて、キースイッチ６がオフ状態とな
ると、ダート回路８３の出力レベルは出力電圧ｖＬのレ
ベル状態に応じて定められることになる。キースイッチ
６をオフとした直後に釦いてぱ内燃機関は１だ回転して
カシ、出カ電圧ｖＬのレベルは高いので、グート回路８
３の出力レベルはキースイッチ６がオフ状態とされるこ
とに応答して間となる。したがって、ダート回路８５，
８６の出力レベルはいずれも間となシ，ラインＬ２ノレ
ベルが四　となう、ラインＬ３のレベルハ「句となる。

この結果、第１制御トランジスタ１０５ぱ導通状態に保
持され、第２制御トランジスタ１０６は非導通状態に保
持されるので、励磁コイル１９には矢印Ｘ方向に励磁電
流が連続して流れ、コントロールラック３は電磁アクチ
ェータ４によって無噴射位置に位置決めされる。しかる
に、機関の回転は除々に低下し、機関の回転停止に至る
が、この途中に訃いて出力電圧ｖＬのレベルは零となシ
、駆動回路１０への電源供給及びその制御が停止される
。

以上説明したように、キースイッチ６のオフ操作に応答
して、内燃機関によシ駆動されている発電機のＬ端子出
力によシ電磁アクチェータ４の駆動制御を行ない、コン
トロールラック３を無噴射状態に位置決めすることによ
って機関の回転停止を確実に行なわせる構成であるから
、電磁アクチエータ４の姿勢が種々変化しても、キース
イクチ６のオフ操作に応答して燃料の供給を確実に停止
させ、内燃機関の回転を止めることができる。さらに、
機関の回転時にのみ出力される電圧を利用してコ／トロ
ールラックを無噴射位置に位置決めする構成であるから
、機関の回転停止によｂｔ源の供給が自動的に停止し、
従来のように機関の暴走が生じる慮れば全〈なく，極め
て安全で確実な機関停止制御を行なうことができる。

以上、本発明を一実施例について説明したが、本発明は
この実施例の構成に限定されるものではなく，、例えば
、第３図κ示した停止制御回路８と同等の機能をマイク
ロコンビエータに適宜のプログラムを実行させることに
より実現する構或としてもよい。

（発明の効果） 本発明によれば、上述の如く、キースイッチのオフ操作
に応答して、内燃機関にようて駆動される発電機からの
出力を利用して燃料調節部材を無噴射位置へ強制的に移
動させる制御を行なうので，安全且つ確実に機関の回転
停止制御を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図（
→及び第２図（ｂ）は第１図の装置の各部の信号の波形
図、第３図は第１図の装置の要部の詳細回路図である。 １・・・電子式調速機、２・・・列型燃料噴射ポンプ、
３・・・コントロールラクク、４・・・電磁アクチェー
タ、６・・・キースイッチ、８・・・停止制御回路、９
・・・発電機、ｐｓ・・・パルス信号、■・・・励磁［
流、ｖＬ・・・出力電圧。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、通電方向に従って移動するリニアモータを備えた電
   磁アクチエータによつて内燃機関用燃料噴射ポンプの燃
   料調節部材の位置を制御する電子式調速装置を備えた内
   燃機関装置において、キースイッチがオフ状態とされた
   ことに応答して内燃機関により駆動される発電機からの
   出力電圧によって前記燃料調節部材が無噴射位置となる
   ように前記電磁アクチエータが駆動されることを特徴と
   する内燃機関の停止制御装置。