JPH0318349Y2 - - Google Patents

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JPH0318349Y2
JPH0318349Y2 JP9466084U JP9466084U JPH0318349Y2 JP H0318349 Y2 JPH0318349 Y2 JP H0318349Y2 JP 9466084 U JP9466084 U JP 9466084U JP 9466084 U JP9466084 U JP 9466084U JP H0318349 Y2 JPH0318349 Y2 JP H0318349Y2
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JP
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corrugated
flat
plate
plate material
flat part
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JP9466084U
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は各種機械類を収納する輸送用容器に係
り、特に波形金属板によつて面が形成されている
輸送用容器に関する。
〔考案の背景〕
各種機械類を船積みなどして輸送する場合には
輸送用容器が使用される。かつては、この輸送用
容器が全体的に木材によつて形成されていた。と
ころが、木材製の容器の場合には、雨などの水分
に弱く腐食しやすい欠点があつた。また、木材は
強度が弱く、また重量が大きいなどの問題点があ
つた。そこで、最近は金属製の輸送用容器が使用
されている。
この金属製の輸送用容器の従来例としては、実
開昭57−44018号などに開示されているものがあ
る。これは、側板が鉄板製の波形板材によつて形
成されているものである(その外形は第4図に示
すものと同じ)。上記従来例の輸送用容器には第
7図に符号11にて示す波形板材が使用されてい
る。この波形板材11は、本体部が波形部11a
になつており、その端辺が平坦部11bになつて
いる。この平坦部11bは波形部11aを圧延す
ることによつて成形されている。輸送用容器の側
板として使用される際には、この平坦部11bが
底板あるいは天井の枠体などに固定される。
このように、波形の板材11を側板として使用
していると、波形部11aの断面係数が確保さ
れ、上下荷重に対する耐久力が強くなる利点があ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の輸送用容器では、波形部11aの端
辺部に平坦部11bが圧延形成されているが、こ
の平坦部11bをプレスによつて圧延成形した場
合には、圧延時の板の収縮量に不均一な部分が生
じる。すなわち、第7図に示すように、平坦部1
1bを圧延する際に、波形の山部Aとして残る部
分では板が伸ばされ、谷部Bとなる部分では板の
伸びが生じない。この山部Aの材料の伸びによつ
て波形部11aと平坦部11bとの境界の段差面
11cに矢印T方向への引張応力が生じて亀裂が
生じやすくなる。また、平坦部11bでは、圧延
前に山部であつた部分の材料が伸びた状態で圧延
されるために、谷部であつた部分と連続する部分
Cの材料が圧縮され皺が生じる。この皺が生じる
ために平坦部11bの平面度が出しにくくなり、
圧延成形後も平坦部11bに浅い波形状が残りや
すくなる。また、この種の波形板材11は、波形
部11aと平坦部11bとの境界部分において、
この境界部分から平坦部11bが曲りやすくなつ
ており、輸送容器全体の形状に歪みが生じやすい
欠点もある。
本考案は上記従来の問題点を解決するものであ
り、波形金属板の平坦部を形成する際に、段差面
の亀裂や平坦部の皺などが生じないようにし、波
形板材の波形部と平坦部との境界部分の強度を高
くして、板材の曲りなどが生じないようにした輸
送用容器を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための具体的な手段〕
本考案による輸送用容器は、断面が波形の板材
によつて箱体の面が構成されており、この板材の
端辺部に波形を圧延させた平坦部が形成されこの
平坦部が天井または底の縁部に接合されている輸
送用容器であつて、前記板材の波形と平坦部との
境界部分では、波と平坦部との段差面に連続して
谷から***されたリブが形成されて成るものであ
る。
〔作用〕
この輸送用容器では、波形板材によつて面が構
成されており、この波形板材は、波形部と平坦部
との境界部分において、波の谷部から***され且
つ波形部と平坦部との段差面に連続するリブが形
成されているため、このリブの***部分に材料が
残ることになつて、山部を圧延する際に波の山の
段差面に作用する引張応力が低下し、亀裂が生じ
にくくなる。またリブの部分に材料が残るため、
圧延して平坦になる部分であつて谷と連続する部
分に集中する材料が少なくなり、平坦部において
山であつた部分と谷であつた部分との材料の集中
むらが生じなくなり、平坦部の平面度を高く維持
できることになる。またリブが形成されるため
に、波形部と平坦部との境界の強度が高くなり、
平坦部の曲りが生じにくく、輸送容器全体の形状
の歪みなども生じなくなる。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図〜第6図の各図
面によつて説明する。
第1図は本考案による輸送用容器に使用される
波形板材1を示す斜視図、第2図は波形板材が底
板2に固定されている状態を示すものであつて第
3図の−断面図、第3図は波形板材1が底板
2に固定された状態を容器の外側から見た斜視
図、第4図は本考案による輸送用容器の外観斜視
図、第5図はその天井部の部分断面図、第6図は
底板部の部分断面図である。
第1図に示す波形板材1は第4図に示す輸送用
容器の側板として使用されているものである。こ
の波形板材1の波形部1aの両端辺に平坦部1b
が形成されている。また、波形部1aと平坦部1
bとの境界にはリブ1dが形成されている。この
リブ1dは、波形部1aの谷部Bにおいて、隣接
する波の山部Aの裾の間を結ぶ位置に形成されて
おり且つ、山部Aと同じ方向へ断面がほぼ三角形
状に***して形成されている。また、このリブ1
dの端面1eは、波形部1aの端部の段差面1c
と同一面に形成されている。
この平坦部1bならびにリブ1dはプレスによ
つて成型する。プレス成型に使用される下型と上
型には、波形部1aに対応する凹凸部と平坦部1
bに対応する押圧面と、さらにリブ1dの形状に
対応する凹凸部を形成しておく。波形板材1は予
め波形に成形された市販の波板材を使用できる。
この波形板材1を下型上に設置し、まず波形板材
1の端部を上型にて圧延し平坦部1bを形成す
る。次に波形板材1を上から押圧して前記型の形
状に対応するリブ1dならびに段差面1cを形成
する。
プレス成型の際、リブ1dを***させて形成す
ることにより、第7図の従来のものにおいて生じ
ていた種々の欠点が除去される。すなわち、第7
図のものでは、波の谷部Bの端部を平坦部11b
と連続させているので、平坦部を圧延する際に、
波の周囲および段差面11cが矢印方向へ引かれ
て亀裂などが生じやすくなるが、第1図に示す本
考案のものでは、リブ1dを***させこの部分に
材料を残すことによつて矢印T方向への引張応力
を小さくすることが可能になり、平坦部1bの圧
延により段差面1cに亀裂が生じることがなくな
る。また第7図の従来のものでは、谷部Bと連続
するC部の皺が多くなるが、第1図の本考案のも
のでは、リブ1dが***されている分だけC部に
集るべき余剰材料が減少させられることになり、
C部に生じる皺を少なくできることになる。よつ
て平坦部1bの平面度を高く維持できることにな
る。またリブ1dの存在により、波形部1aと平
坦部1bとの境界部分の強度を高くできるように
なつて、境界部分に曲がりなどが生じにくくな
る。
次に、第4図に示す輸送用容器の構造を説明す
る。
前記波形板材1は容器の側板として使用される
が、波形板材1の下端に形成された平坦部1bは
木材製の底板2の側端に添装され、釘3が打ち付
けられて固定される(第3図、第6図参照)。こ
のとき、段差面1cならびにリブ1dの端面1e
は底板2の上面に設置される(第2図、第3図参
照)。側板となる波形板材1自体の重量ならびに
天井部の重量は、上記平坦面1cとリブ1dの端
面1eとによる広い面積によつて底板2に受けら
れる。なお、底板2の両側下端には基板4にスリ
材5が固定されている。また、第5図に示すよう
に、波形板材1の上端に形成された平坦部1b
は、天井部の木製の枠体6の側端に添装され釘9
が打ち付けられて固定されている。
さらに、枠体6の上面には平板状の天井板8が
固設されている。この天井板8はその側端に折曲
部8aが形成されており、この折曲部8aが側板
の上端の平坦部1bに重ねられ、釘7によつて折
曲部8aと平坦部1bが共に枠体6に打ち付けら
れている。
なお、図の実施例では、平坦部1bならびにリ
ブ1dが形成されている波形板材1を輸送用容器
の側板として使用しているが、この波形板材1を
天井板として使用してもよいし、底板に使用して
もよい。底板として使用する場合には、木材によ
つて中空の枠体を組立て、波形板材1の波形部1
aを中空部に位置させ、平坦部1bを枠体の上面
に固定する。この場合、容器に収納される品物は
波形板材1の波形部1aによつて支えられること
になる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば以下に列記する効
果を奏するようになる。
(1) 波形板材を使用している輸送用容器におい
て、板材の波形部と平坦部との境界に、隣接す
る波をつなぐリブを***させて一体に形成した
ので、平坦部を形成する際に、波形部と平坦部
との境界となる段差面に大きな引張応力が作用
するのを防止でき、亀裂が生じるのを防止でき
る。またリブを形成したために平坦部における
皺の量も最少限になる。よつて、平坦部への材
料の集中が緩和されるので、平坦部の平面度も
出しやすくなる。
(2) リブによつて波の谷部における強度が増強さ
れるので、曲り強度が補強される。よつて、波
形板材が彎曲しにくくなり、材料の取扱いが容
易になるばかりでなく、平坦部を枠体などに固
定する際にも位置決めなどが行ないやすくな
る。
(3) 第3図に示すように、波形板材を容器の側板
に固定する場合においては、段差面とリブの端
面が共に底板上に設置される。よつて底板に対
する当接面積が大きくなつて、側板ならびに天
井部の重量に対する強度が高くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の実施例を示すもので
あり、第1図は波形板材の端部を示す斜視図、第
2図は底板に固定された波形板材を示す第3図の
−断面図、第3図は波形板材が底板に固定さ
れた部分を容器の外側から示す部分斜視図、第4
図は輸送用容器の全体を示す斜視図、第5図は天
井部の部分断面図、第6図は底板部の部分断面
図、第7図は従来の輸送用容器に使用されている
波形板材の端部を示す斜視図である。 1……波形板材、1a……波形部、1b……平
坦部、1c……段差面、1d……リブ、1e……
リブの端面、A……山部、B……谷部、2……底
板、6……天井部の枠体、8……天井板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面が波形の板材によつて箱体の面が構成され
    ており、この板材の端辺部に波形を圧延させた平
    坦部が形成されこの平坦部が天井または底の縁部
    に接合されている輸送用容器であつて、前記板材
    の波形と平坦部との境界部分では、波と平坦部と
    の段差面に連続して谷から***されたリブが形成
    されて成る輸送用容器。
JP9466084U 1984-06-25 1984-06-25 輸送用容器 Granted JPS6111524U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9466084U JPS6111524U (ja) 1984-06-25 1984-06-25 輸送用容器

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JP9466084U JPS6111524U (ja) 1984-06-25 1984-06-25 輸送用容器

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Publication Number Publication Date
JPS6111524U JPS6111524U (ja) 1986-01-23
JPH0318349Y2 true JPH0318349Y2 (ja) 1991-04-18

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