JPH03181657A

JPH03181657A - 無段変速装置

Info

Publication number: JPH03181657A
Application number: JP32180589A
Authority: JP
Inventors: Hiroyuki Hirano; 弘之平野
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1989-12-11
Filing date: 1989-12-11
Publication date: 1991-08-07
Anticipated expiration: 2012-06-04
Also published as: JP2616069B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、無段変速装置、詳しくは、無段変速装置の入
力軸の回転数を検出する入力軸回転検出機構を有する無
段変速装置に関する。

（従来の技術）従来の無段変速装置の入力軸回転検出機構としては、例
えば、第３図に示すようなものがある。

第３図において、１はＶベルト式無段変速装置（以下、
単に無段変速装置という）であり、無段変速装置ｌは入
力軸の回転が前進側では１速用歯車および２速以上に用
いるＶベルト式の無段変速機構を通して変速され、後進
側では後退用歯車を通して変速されている。

無段変速装置１はケース２に軸支されケース２の中央部
から突出した入力軸６を有し、入力軸６の一端部はトル
クコンバータ３のタービンランチにスプラインかん合し
て駆動源に連結し、他端部は無段変速機構４の入力プー
リ軸５にスプラインかん合して一体的に連結している。

１速走行時には、入力軸６の回転は、入力軸６の軸方向
中央で入力軸６にスプラインかん合する前進・後退クラ
ッチ（以下、単にＤ／Ｒクラッチという）９およびＤ／
Ｒクラッチ９に連結するドングクランチ機構１１を介し
て１速用歯車１２に伝達され、さらにワンウェイクラッ
チ１４、出力軸１５を経て差動装置１６に伝達される（
図には２点鎖線にて示す）ワンウェイクラッチ１４は出力軸１５に回転自在に軸支
されるとともにｌ速用歯車１２に噛み合うクラッチ歯車
１４Ａと、出力軸１５にスプライン結合し、出力軸１５
と一体的に回転するとともに後述の高速クラッチ２０の
ドリブン歯車２０Ｂに噛み合う中間歯車１４Ｂとを有し
、クラッチ歯車１４Ａの回転が速いとクラッチ歯車１４
Ａと中間歯車１４Ｂは接続し、中間歯車１４Ｂの回転が
高いと、中間歯車１４Ｂとクラッチ歯車１４Ａの接続は
開放されるようになされている。

２速以上で走行する時には、入力軸６の回転は、入力軸
６と一体的に回転する入力プーリ軸５から■ベル目８を
介して出力プーリ軸１９に伝達され、出力ブーり軸１９
と一体的に回転する高速クラッチ（以下、Ｈｌクラッチ
という）２０、中間歯車１４Ｂおよび出力軸１５を経て
差動機構１６に伝達される（図には３点鎖線にて示す）
。

従来の無段変速装置の入力軸回転検出機構は、入力軸６
の回転が入力軸６と一体的に回転する入力プーリ軸５を
介して入力プーリの可動側のシリンダ状の可動壁２４に
伝達さているので、入力プーリの可動壁２４の外周部に
周方向に複数の凸部２４ａを設け、この凸部２４ａに近
接してケース２に回転検出器２６を取付けて、回転検出
器２６の検出部の近傍を横切る凸部２４ａｆｃ検出する
ことにより、入力軸６の回転を検出する構成となってい
る。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、このような従来の無段変速装置の入力軸
回転検出機構にあっては、検出用の凸部２４ａが入力軸
６の中心線からの外径寸法の大きい入力プーリの可動壁
２４の外周部に配されているので、■回転検出器２６を
横切る凸部２４ａの周速度が高速となり過ぎ、検出精度
が悪化する。また、■凸部２４ａの数を増すと、可動壁
２４の重量およびイナーシャが大きくなり、ベルト耐久
性および応答性が悪化し、かつ、シリンダ状の可動壁２
４の変形が起こり可動壁２４の軸方向に移動する作動が
不良になる。また、■入力プーリの油圧による可動壁２
４のシリンダ変形を考慮して、回転検出器２６と凹部２
４ａとのギャップ調整を行う必要があり、作業性が悪化
し、さらに、回転検出器２６の高感度化が必要になる。

また、■軸方向に移動する可動壁２４に凸部２４ａが設
けられているので、可動範囲全域で同し感度を保つよう
調整しなければならないという多数の問題点がある。

そこで、本発明は、入力軸の中心線からの外径寸法が小
さいドッグクラッチスリーブの外周部に磁界発生用の凹
凸溝を設け、かつ、ドッグクラッチスリーブと一体的に
移動し、取付は精度の高いフォークに磁界検出用の回転
検出器を取付けることにより、高回転時でも安定した検
出ができ、新たな構成部材も不要でコスト低減でき、さ
らに、変形、芯ずれも少なく、感度が向上できる入力軸
回転検出機構を有する無段変速装置を提供することを目
的とする。

（課題を解決するための手段）本発明による無段変速装置は、上記目的を達成するため
、ケースと、ケースに軸支され、駆動源に連結するとと
もに２速以上に用いる無段変速機構の入力プーリ軸に一
体的に連結する入力軸と、入力軸上に回転自在に設けら
れたｌ速用歯車および後退用歯車の間に配置され走行中
に入力軸と一体的に回転可能な入力部材と、１速用歯車
に一体的に連結する１速用クラッチ歯車と、後退用歯車
に一体的に連結する後退用クラッチ歯車と、前記入力部
材と１速用クランチ歯車または後退用クラッチ歯車との
間を選択的に移動してそれぞれに噛み合い可能であると
ともに入力部材と同期して回転し、前記入力プーリ軸よ
り小さい外径を有するスリーブと、スリーブを移動させ
るフォークを有するドッグクラッチ機構と、を備えた無
段変速装置であって、スリーブの外周部に円周方向に複
数の凹凸溝を設けるとともにフォーク上に前記凹凸溝に
近接して磁界回転検出器を設けたことを特徴としている
。

（作用）本発明の無段変速装置は、走行中に入力軸と一体的に回
転する入力部材と噛み合い、入力部材と同期して回転す
るスリーブの外周部に、円周方向に複数の凹凸溝を設け
るとともにフォーク上に前記凹凸溝に近接して磁界回転
検出器を設けているので、スリーブの回転数は入力軸の
回転数と同じになり、スリーブの回転数を測定すること
により入力軸の回転数を測定できる。

また、スリーブは入力ブーり軸より小さい外径を有して
いるので、スリーブの外周部の凹凸溝の周速度は外径の
小さい分だけ比較的に遅くなり高速回転時でも安定した
測定かできる。

また、磁界回転検出器はフォーク上に設けられ、特定の
構成部材を設ける必要がないので、磁界回転検出器の取
付けが簡単となり、製造コストが低減できる。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。

第１．２図は本発明に係る無段変速装置の一実施例の要
部Ａを示す拡大断面図であり、第３図に示すＡ部、回転
検出器２６および凹部２４ａ以外は第３図と同じである
。第３図に示す従来のものと同じ構成には同し符号をつ
け、詳細な説明は省略する。

第１図において、３１は無段変速装置であり、無段変速
装置３１はドッグクラッチ機構１１の近傍に入力軸回転
検出機構３２を有している。無段変速装置３１は入力軸
６上に回転自在に設けられたｌ速用歯車１２および後退
用歯車３４の間に配置され、走行中にはＤ／Ｒクラッチ
９を介して入力軸６と一体的に回転可能な小径のリング
状の入力部材３５を有している。Ｄ／Ｒクラソヂ９は、
入力軸６の中央部で入力軸６とスプラインかん合するク
ラッチドラム９Ａと、入力部材３５と一体的に回転する
コネクチングクラッチシェル９Ｂと有し、クラッチドラ
ム９Ａとコネクチングクラッチシェル９Ｂ間に介装され
たクラッチプレートに油圧を作用させることによりＤ／
Ｒクラッチ９を接続・開放可能である。走行時にはクラ
ッチプレートに油圧が作用し、Ｄ／Ｒクラソヂ９は接続
し、入力軸６と入力部材３５とは一体的に回転し、停車
特にはＤ／Ｒクラッチ９は開放する。

１速用歯車１２の内側には、ｌ速用歯車１２と一体的に
回転し、入力軸６に回転自在に摺動するスリーブ３７が
設けられ、ｌ速用歯車１２の外側で入力部材３５に隣接
して、ｌ速用歯車１２と一体的に回転可能にスプライン
結合するｌ速用クラッチ歯車３８が設けられている。

後退用歯車３４の内側には、コネクチンダクラソヂシエ
ル９Ｂとの間にベアリングが介在して後退用歯車３４は
回転自在であり、後退用歯車３４の外側には、入力部材
３５に隣接して後退用歯車３４と一体的に回転可能にス
プライン結合する後退用クラッチ歯車３９が設けられて
いる。

４１はトングクラッチスリーブであり、ドッグクラッチ
スリーブ４１は入力部材３５の外側で入力部材３５と、
１速用クラッチ歯車３８または後退用クラッチ歯車３９
との間を選択的に移動可能であり、それぞれに噛み合っ
て接続させ、１速用歯車１２は１速用クラッチ歯車３８
を介して、または、後退用歯車３４は後退用クラッチ歯
車３９を介して、それぞれ、入力部材３５と同期して回
転可能である。

トングクラッチスリーブ４１の外径０４１は、入力ブー
り軸５および入力プーリ軸５に対応する入力ブーり可動
側の可動壁２４の外径Ｄ□より大幅に小さい。トングク
ラッチスリーブ４１の外周部には円周方向に離隔して回
転検出用の複数の凹凸溝である軸方向の検出溝４１ａが
設けられている。

４３はフォークであり、フォーク４３は、トングクラッ
チスリーブ４１の外周に近接して半円周に延在してフォ
ーク状をなしている。フォーク４３の両端部にはトング
クラッチスリーブ４１の軸方向両側からトングクラッチ
スリーブ４１を挟持するよう中心方向に突出した挟持部
４３ａが設けられ、フォーク４３の中央部にはフォーク
４３を軸方向に移動する図示していない移動手段に連結
する連結孔４３ｂが設けられている。フォーク４３およ
び移動手段はドッグクラ・７チ機構１１を構成している
。移動手段はシフ］・レバーに連結している。

４５は磁界回転検出器である電磁ピンクアンプであり、
電磁ピックアップ４５はドッグクラッチスリーブ４１の
検出溝４１２に近接してフォーク４３上に設けられ、ド
ッグクラッチスリーブ４１の回転数を検出可能である。

次に、作用について説明する。

本発明の無段変速装置３１においては、走行中には、Ｄ
／Ｒクラッチ９が接続しているので、ドッグクラッチス
リーブ４１は、入力軸６と一体的に回転する入力部材３
５に噛み合い入力軸６と同期して回転する。すなわち、
ドッグクラッチスリーブ４１の回転数は入力軸６の回転
数と同じである。

本発明の無段変速装置の入力軸回転検出機構は、ドッグ
クラッチスリーブ４１の外周部には検出：ａ４１ａが設
けられ、検出１ＪＩ４１ａに近接してフォーク４３上に
電磁ピックアップ４５が設けられているので、ドッグク
ラッチスリーブ４１の回転数を電磁ピックアップ４５に
より測定することにより、入力軸６の回転数を測定でき
る。また、ドッグクラッチスリーブ４１の外径Ｄ４１は
、従来の可動壁２４の外周部の外径Ｄｔ４より大幅に小
さいので、検出ｒｌ！４１２の周速度は、外径が小さい
分だけ比較的に遅くなり、入力軸６が高速回転時にも電
磁ピンクアップ４５は安定した検出ができる。

また、電磁ピンクアップ４５は従来のフォーク４３上に
設けられ、特定の構成部材を設ける必要もなく入力軸回
転検出機構の構造が簡略にでき、製造コストが大幅に低
減できる。

また、本発明の検出溝４１ａは、外径寸法の小さいリン
グ状のドッグクラッチスリーブ４１の外周部に設けられ
、従来のようなシリンダ状でなく、変形、芯ずれの心配
が少ないので、検出溝４１２に電磁ピックアップ４５を
十分近接でき、電磁ピンクアップ４５の感度を大幅に向
上できる。

（効果）以上、説明したように、本発明によれば、外径寸法が小
さいドッグクラッチスリーブの外周部に磁界発生用の凹
凸溝を設け、かつ、ドッグクラッチスリーブと一体的に
移動し、取付は精度の高いフォークに磁界検出用の回転
検出器を取付けることにより、高速回転時でも安定した
検出ができ、新たな構成部材も不要でコストが大幅に低
減でき、さらに、変形、芯ずれも少なく、感度が大幅に
向上できる。

【図面の簡単な説明】

第１．２図は本発明に係る無段変速装置の入力軸回転検
出機構の一実施例の要部を示す図であり、第１図はその
要部拡大断面図、第２図は第１図の■−■矢視断面図で
ある。第３図は従来の無段変速装置の入力軸回転検出機
構を示す全体断面図である。２・・・・・・ケース、４・・・・・・無段変速機構、１１・・・・・・ドッグクラッチ機構、１２・・・・・
・１速用歯車、３１・・・・・・無段変速装置、３４・・・・・・後退用歯車、３５・・・・・・入力部材、４１・・・−・・ドッグクラッチスリーブ、４１ａ・・
・・・・検出溝（凹凸溝）４３・・・・・・フォーク、

Claims

【特許請求の範囲】

ケースと、ケースに軸支され、駆動源に連結するととも
に２速以上に用いる無段変速機構の入力プーリ軸に一体
的に連結する入力軸と、入力軸上に回転自在に設けられ
た１速用歯車および後退用歯車の間に配置され走行中に
入力軸と一体的に回転可能な入力部材と、１速用歯車に
一体的に連結する１速用クラッチ歯車と、後退用歯車に
一体的に連結する後退用クラッチ歯車と、前記入力部材
と１速用クラッチ歯車または後退用クラッチ歯車との間
を選択的に移動してそれぞれに噛み合い可能であるとと
もに入力部材と同期して回転し、前記入力プーリ軸より
小さい外径を有するスリーブと、スリーブを移動させる
フォークを有するドッグクラッチ機構と、を備えた無段
変速装置であって、スリーブの外周部に円周方向に複数
の凹凸溝を設けるとともにフォーク上に前記凹凸溝に近
接して磁界回転検出器を設けたことを特徴とする無段変
速装置。