JPH03180506A - 合成パルプの製造方法 - Google Patents

合成パルプの製造方法

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JPH03180506A
JPH03180506A JP1314764A JP31476489A JPH03180506A JP H03180506 A JPH03180506 A JP H03180506A JP 1314764 A JP1314764 A JP 1314764A JP 31476489 A JP31476489 A JP 31476489A JP H03180506 A JPH03180506 A JP H03180506A
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water
polyolefin
synthetic pulp
polyvinyl alcohol
surfactant
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JP1314764A
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Koji Horimoto
堀本 耕次
Yukimasa Shigemura
重村 幸正
Toru Matsuo
松尾 徹
Motoyuki Ezaki
元幸 江崎
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、合成パルプの製造方法に関し、さらに詳しく
は、いわゆるエマルジョン・フラッシュ紡糸法によるポ
リオレフィン系合成パルプの製造方法に関する。
発明の技術的背景 ポリオレフィン系合成パルプは、電池用セパレーター、
絶縁紙等の電機用紙、紙おむつ等の衛生材料、耐水段ボ
ール、耐水紙、ファイバーセメント板、ヒートシール紙
などの用途に広く用いられている。
しかしながら、従来のポリオレフィン系合成パルプは、
電池゛用セパレーター ファイバーセメント板などのあ
る種の用途では、保水性が必ずしも充分でなかった。
従って、保水性に優れたポリオレフィン系合成パルプの
出現が従来より望まれていた。
ところで、従来公知のポリオレフィン系合成パルプの一
製造方法として、高温高圧下にある乳化ないし懸濁した
状態のポリオレフィン系重合体溶液を、低温低圧状態に
ある受槽に噴出(フラッシュ)して、ポリオレフィン系
重合体を水中で分散した繊維状物を回収しくいわゆるエ
マルジョン・フラッシュ紡糸法の一種)、次いで、この
繊維状物をリファイナーなどで叩解してポリオレフィン
系合成パルプを得る方法がある。
例えば、特公昭53−12604号公報には、水の沸点
よりも低い沸点の脂肪族炭化水素および脂環族炭化水素
より選ばれる溶媒、溶媒の15重量%以下のポリオレフ
ィン、ポリビニルアルコールおよび溶媒の2容量倍以下
の量の水、さらには界面活性剤を含む混合物からなり、
かつ高温で乳化ないし懸濁した状態の重合体溶液を低圧
域に噴出(フラッシュ)して、ポリオレフィンを水中で
分散した繊維状物として回収する方法が開示されている
同公報によれば、このような方法により得られた繊維状
物を、リファイナー ビータ−を用いて叩解すれば容易
にフィブリル化したパルプが得られるとされている。な
お、同公報には、繊維状物から得られる合成パルプの保
水性については何ら記載されていない。
特公昭51−30808号公報には、ポリオレフィンな
どの疎水性合成高分子物の溶媒溶液と、ポリビニルアル
コールなどの親水性高分子物の水溶液とからなる油中水
滴型の乳濁液をオリフィスから低圧域に噴射して合成高
分子繊維構造物を製造する方法が開示されている。また
同公報によれば、このような方法により得られた繊維構
造物は、ステーブル状のものはそのまま、フィラメント
状のものは適当に切断して水中に懸濁させて叩解すれば
、極めて容易に割繊、フィブリル化されて製紙用等とし
て極めて優れた性質を有する合成パルプが得られるとさ
れている。なお、同公報には、上記のような方法で得ら
れた合成高分子繊維構造物が適度の親水性を有する旨の
記載はあるものの、合成高分子繊維構造物を叩解して得
られた合成パルプの保水性については何ら記載されてい
ない。
特開昭53−24410号公報には、高められた温度お
よび圧力を有する、ポリオレフィンなどの熱可塑性樹脂
の有機溶媒とポリビニルアルコールなど親水性樹脂の水
溶液を含む液を、平均滞留時間が5分以下となるべき内
容積を有する連続式乳化器により混合して乳化液とし、
この乳化液をフラッシュ紡糸する方法が開示されている
。同公報にょれば、このような乳化液紡糸法により、ミ
クロフィブリル化の進んだ、不透明度の高い、かつ馬用
解性の合成パルプを安定して得ることができるとされて
いる。なお、同公報には、上記の馬用解性合成パルプを
叩解して得られた合成パルプの保水性については何ら記
載されていない。
発明の目的 本発明は、幹繊維および分岐繊維の繊維全体の平均繊維
径が1μm以下と極細で、従来のポリオレフィン系合成
パルプの特性を保持するとともに、保水性に優れたポリ
オレフィン系合成パルプの製造方法を提供することを目
的としている。
発明の概要 本発明に係る第1の合成パルプの製造方法は、水の沸点
よりも低い沸点の溶媒、ポリオレフィン、水、ポリビニ
ルアルコールおよび界面活性剤を含み、かつ 該ポリビニルアルコールのポリオレフィンに対する重量
比が0.1/100〜30/100の範囲内にあり、 該ポリビニルアルコールの界面活性剤に対する重量比が
110.7〜1/20の範囲内にある混合物からなる、
乳化ないし懸濁した状態にある水中油滴型の重合体溶液
をフラッシュ紡糸して、ポリオレフィンを水中で分解し
た繊維状物として回収し、次いで、該ポリオレフィン繊
維状物を叩解して合成パルプを得ることを特徴としてい
る。
また、本発明に係る第2の合成パルプの製造方法は、 水の沸点よりも低い沸点の溶媒、ポリオレフィン、水、
ポリビニルアルコールおよび界面活性剤を含み、かつ 該ポリビニルアルコールのポリオレフィンに対する重量
比が0.1/100〜30/100の範囲内にあり、 該ポリビニルアルコールの界面活性剤に対する重量比が
110.7〜1/20の範囲内にある混合物からなる、
乳化ないし懸濁した状態にある水中油滴型の重合体溶液
を、高速攪拌機を用いて、回転数400〜10,000
rpmの条件で撹拌した後、該重合体溶液をフラッシュ
紡糸して、ポリオレフィンを水中で分散した繊維状物と
して回収し、次いで、該ポリオレフィン繊維状物を叩解
して合成パルプを得ることを特徴としている。
発明の詳細な説明 以下、本発明に係る合成パルプの製造方法について具体
的に説明する。
まず、乳化ないし懸濁した状態にある水中油滴型の重合
体溶液を調製する。
本発明で用いられる乳化ないし懸濁した状態にある重合
体溶液は、水中油滴型のエマルジョンであって、溶媒、
ポリオレフィン、水、ポリビニルアルコールおよび界面
活性剤を含んで溝底されている。
本発明で用いられるポリオレフィンは、ポリオレフィン
を溶解する溶媒があり、かつポリオレフィンが分子配向
するようなものであれば、その種類は問わない。本発明
で用いられるポリオレフィンとしては、具体的には、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン−(、ポリ4
−メチルペンテン−1などのα−オレフィン、あるいは
これらの共重合体などが挙げられる。中でも、ポリエチ
レン、ポリプロピレンが、好ましい。特に、粘度平均分
子量が10,000以上のポリエチレンと、分子量が5
0.0CIO以上のポリプロピレンが好ましい。
本発明においては、ポリオレフィンの溶媒に対する濃度
(常温)は、通常0.1〜500z/D、好ましくは1
0〜200s−/Rの範囲内にある。
本発明において、ポリオレフィンの溶媒に対する濃度(
常温)を上記のような範囲に設定して、重合体溶液をエ
マルジョン・フラッシュ紡糸すれば、連続した紐状物を
生成することなく径の細い短繊維状物を得ることができ
る。
本発明で用いられる溶媒は、水の沸点よりも低い沸点の
溶媒であり、通常、炭化水素系溶媒が用いられる。例え
ばポリエチレン、ポリプロピレンのようなポリオレフィ
ンに対して用いられる炭化水素系溶媒としては、具体的
には、ペンタン、n−へキサン、イソヘキサン、ヘプタ
ン、ヘキセン、ペンテン等の脂肪族炭化水素類、シクロ
ペンクン、シクロヘキサン、シクロヘキセン等の脂環族
炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素類、四塩化炭素、クロルベンゼン等のハロゲン
化炭化水素類などが挙げられ、中でも、n−ヘキサン、
イソヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサンなどが好まし
く用いられる。
本発明においては、水を用いるが、水の溶媒に対する容
積比(水/溶媒)は、通常1/1o〜10/1、好まし
くは115〜5/1の範囲内にある。
本発明においては、ポリオレフィンの溶媒に対する濃度
(常温)および水の溶媒に対する容積比を、それぞれ上
記のような範囲内にすることによって、幹繊維および分
岐繊維の繊維全体の平均繊維径が1μm以下と極細で、
従来のポリオレフィン系合成パルプの特性を保持すると
ともに、保水性に優れたポリオレフィン系合成パルプが
得られる。
本発明においては、ポリビニルアルコールは、ポリビニ
ルアルコールのポリオレフィンに対する重量比(ポリビ
ニルアルコール/ポリオレフィン)で0.1/100〜
30/100、好ましくは0.3/100〜10/10
0の範囲内の量で用いられる。
ポリビニルアルコールは、合成パルプに親水性を付与す
るとともに、合成パルプに水分散性を付与する効果があ
る。
本発明で用いられる界面活性剤は、ポリオレフィンおよ
び溶媒の種類、溶媒と水との量的関係により適宜選択さ
れる。
本発明で用いられる界面活性剤としては、具体的には、
非イオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、アニオ
ン系界面活性剤、両性界面活性剤、ポリアクリル酸、ゼ
ラチンなどが挙げられるが、中でもアニオン系界面活性
剤が好ましい。
本発明においては、界面活性剤は、ポリビニルアルコー
ルの界面活性剤に対する重量比(ポリビニルアルコール
/界面活性剤)で110.7〜1/20、好ましくは1
/2〜1/10の範囲内の量で用いられる。
本発明において、界面活性剤を上記のような量で用いる
ことによって、重合体溶液のエマルジョン安定性が一層
向上し、フラッシュ紡糸により径の細い短繊維状物を回
収することができるため、幹繊維および分岐繊維の繊維
全体の平均繊維径がより極細のポリオレフィン系合成パ
ルプが得られる。
また、本発明においては、必要に応じて、炭酸ナトリウ
ムなどの中和剤を、本発明の目的を損なわない範囲で用
いることができる。
本発明で用いられる乳化ないし懸濁した状態にある水中
油滴型の重合体溶液は、上記のような成分で構成される
が、その調製方法として、具体的には、予め別個に調製
したポリオレフィンを溶媒に溶解させたポリオレフィン
溶液とポリビニルアルコール水溶液と界面活性剤とを撹
拌混合する方法、溶媒、ポリオレフィン、水、ポリビニ
ルアルコールおよび界面活性剤を同時に撹拌混合する方
法などが挙げられる。
次に、上記の乳化ないし懸濁した状態にある水中油滴型
の重合体溶液をフラッシュ紡糸して、ポリオレフィンを
水中で分散した繊維状物として回収する。
上記のフラッシュ紡糸の方法としては、例えば本願出願
人に係る特公昭51−12804号公報に開示されてい
るような方法が挙げられる。すなわち、この方法では、
130〜160℃の温度で乳化ないし懸濁した状態にあ
る水中油滴型の重合体溶液を、自生圧力ないし15kg
/cj(ゲージ圧)の圧力域から低圧域に噴出(フラッ
シュ)することによって、溶媒全部および水の一部をフ
ラッシュ蒸発させるとともに、ポリオレフィンを水中で
分散したポリオレフィン繊維状物として回収する。
本発明においては、上記の重合体溶液をフラッシュ紡糸
する直前に、高速攪拌機を用いて、回転数400〜10
,000rpm1好ましくは2.000〜10,000
rpmの条件で撹拌しておくことが好ましい。
最後に、上記のようにして回収した水中で分散している
ポリオレフィン繊維状物を叩解して合成パルプを得る。
上記の叩解は、従来公知の叩解機、例えばソファイナー
 ビータ−などを用いて行なうことができる。また、本
発明においては、ポリオレフィン繊維状物の濃度を通常
、1〜100g/ff、好ましくは5〜50g/ρに調
整して、ポリオレフィン繊維状物を叩解する。
本発明では、溶媒、ポリオレフィン、水、ポリビニルア
ルコールおよび界面活性剤を特定の割合で含んで構成さ
れている、乳化ないし懸濁した状態にある水中油滴型の
重合体溶液を、フラッシュ紡糸または高速撹拌してフラ
ッシュ紡糸しているので、馬用解性の、径の細い短繊維
状物が得られ、さらに、このような短繊維状物を叩解す
るので、幹繊維および分岐繊維の繊維全体の平均繊維径
が1μm以下と極細で、毛管作用が極めて強く、保水性
に優れたポリオレフィン系合成パルプが得られる。
発明の効果 本発明によれば、幹繊維および分岐繊維の繊維全体の平
均繊維径が1μm以下と極細で、従来のポリオレフィン
系合成パルプの特性を保持するとともに、保水性に優れ
たポリオレフィン系合成パルプが得られる。
本発明の上記のような効果は、通常、高速攪拌機を用い
た方が大きく、また界面活性剤を重合体消波の構成成分
として用いた方が大きい。
本発明により得られるポリオレフィン系fhaパルプは
、幹繊維および分岐繊維の繊維全体の平均繊維径が1μ
m以下と極細で、しかも、保水性に優れているので、電
池用セパレーター ファイバーセメント製品、塗料のチ
クソトロピー付与剤、気体用フィルター 液体用フィル
ター ティーバック用紙、マスク、セラミックスペーパ
ー、水、油、溶剤、尿などを吸収する吸収シートもしく
は吸水マット、シーラー用添加剤、シーラント用添加剤
、コーキング材用添加剤、接着剤用添加剤、電線ケーブ
ル被覆材、絶縁紙、ブ・ンクカノ〈−、ラベル紙、耐水
紙、紙皿などの成形板紙、滅菌ノ〈・ノブ紙、ヒートシ
ール紙、ティッシュペーパー タオルペーパー ワイプ
、壁紙、クツションフロア−の裏打ち材、壁材の補強用
繊維、タイルグラウト、濾過助剤などの用途に利用する
ことができる。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明は、こ
れら実施例に限定されるものではない。
なお、実施例および比較例における合成パルプの幹繊維
および分岐繊維の繊維全体の平均繊維径および合成パル
プの保水度は、下記の方法により11111定する。
[測定法] (1)幹繊維および分岐繊維の繊維全体の平均繊維径 走査型電子顕微鏡を用いて平均繊維径を測定する。
(2)合成パルプの保水度 まず、底部に金網を取付けた内径50mmφの円筒内に
、合成パルプ濃度を5sr1500ml(水温20±2
℃)に調整した合成パルプの水スラリー500 mlを
入れる。
次いで、円筒の底部より水を抜いて金網上に残った、水
を含んだ状態の合成パルプを取り出して、その重量を測
定し、次式により、合成ノくルプの保水度を算出する。
(水を含んだ状態の6戒パルプ重量)−(合成パルプの
乾l1l)保水度− (合成パルプの乾燥重量) 本発明では、3回測定して求めた保水度の平均値をもっ
て、合成パルプの保水度とする。
実施例1 じゃま板を具備した30g容量の攪拌機付オートクレー
ブ中に、n−ヘキサン1011  (23℃)、水1O
N  (23℃)、2.5重量%濃度の炭酸ナトリウム
水溶液8 ml、高密度ポリエチレン[メルトフローレ
ート(ASTM D 1238−86)  : 6 g
 / 10分、密度: 0.968g/a!] 1kg
、およびアニオン界面活性剤としてドデシルベンゼンス
ルホン酸ソーダ[商品名ネオペレックスF−25、化工
沖製、固形分25%の水溶液] 240gを投入して撹
拌混合し、さらに、ポバール[PVA、ケン化度:99
%、4%水溶液粘度(20℃):5.0cps、商品名
ゴーセノールNu、−05、日本合成化学工業■製]1
0gを投入して回転数900 r pmで撹拌しながら
、混合液の液温が140℃になるまで昇温する。そして
、混合液の液温を140℃に保持して、さらに、30分
間撹拌を続け、懸濁液を得る。
次いで、この懸濁液をオートクレーブに取り付けられた
直径3 mmのノズルよりバイブを経て、窒素雰囲気下
、かつ大気圧未満の圧力下にあるドラム内に噴出(フラ
ッシュ)させて繊維状物を得る。
次いで、繊維状物を受容器内で10z/M濃度の水スラ
リーとした後、直径12インチのディスク型リファイナ
ーで叩解し、パルプ状物を得る。
このようにして得られる合成パルプは、幹繊維および分
岐繊維の繊維全体の平均繊維径が0.5μmであり、ま
た合成パルプの保水度が30倍である。
実施例2 実施例1において、じゃま板を具備した30II容量の
攪拌機付オートクレーブ中に、n−へキサンIOI (
23℃) 水10II (23℃)高密度ポリエチレン
[メルトフローレート(ASTM D 1238−88
)  : 1、Og / 10分、密度=0.964g
/−1500g、ポバール[PVA。
ケン化度:98%、4%水溶液粘度(20℃):6、Q
cps、商品名デンカポバールに−05、電気化学工業
■製]10g、およびアニオン界面活性剤としてアルカ
ンスルホン酸ソーダ[商品名ラテムルPS1花王■製]
を投入する以外は、実施例1と同様にして、パルプ状物
を得る。
このようにして得られる合成パルプは、幹繊維および分
岐繊維の繊維全体の平均繊維径が0.3μmであり、ま
た合成パルプの保水度が35倍である。
実施例3 実施例2において、実施例2の懸濁液を、オートクレー
ブから流速847/分の条件でパイプ内を通過させて、
回転数4.20Orpmの高速攪拌機[商品名TKホモ
ミツクラインフロー、特殊機化工業社製、容量:1.3
II、ローターの直径:3cI1110−ターとステー
ターとの間隙:0.5m+s]へ移送し、高速攪拌機の
出口に取り付けられた直径3 m+sのノズルよりパイ
プを経て、窒素雰囲気下、かつ大気圧未満の圧力下にあ
るドラム内に噴出(フラッシュ)させる以外は、実施例
1と同様にして、パルプ状物を得る。
このようにして得られる合成パルプは、幹繊維および分
岐繊維の繊維全体の平均繊維径が0. 1μmであり、
また合成パルプの保水度が50倍である。
比較例1 実施例1において、アニオン界面活性剤を用いないこと
以外は、実施例1と同様にして、パルプ状物を得る。
このようにして得られる合成パルプは、幹繊維および分
岐繊維の繊維全体の平均繊維径が20μmであり、また
合成パルプの保水度が15倍である。
比較例2 実施例3において、アニオン界面活性剤の配合量を5g
とする以外は、実施例3と同様にして、パルプ状物を得
る。
このようにして得られる合成パルプは、幹繊維および分
岐繊維の繊維全体の平均繊維径が0.6μmであり、ま
た合成パルプの保水度が25倍である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水の沸点よりも低い沸点の溶媒、ポリオレフィン
    、水、ポリビニルアルコールおよび界面活性剤を含み、
    かつ 該ポリビニルアルコールのポリオレフィンに対する重量
    比が0.1/100〜30/100の範囲内にあり、 該ポリビニルアルコールの界面活性剤に対する重量比が
    1/0.7〜1/20の範囲内にある混合物からなる、
    乳化ないし懸濁した状態にある水中油滴型の重合体溶液
    をフラッシュ紡糸して、ポリオレフィンを水中で分散し
    た繊維状物として回収し、次いで、該ポリオレフィン繊
    維状物を叩解して合成パルプを得ることを特徴とする合
    成パルプの製造方法。
  2. (2)水の沸点よりも低い沸点の溶媒、ポリオレフィン
    、水、ポリビニルアルコールおよび界面活性剤を含み、
    かつ 該ポリビニルアルコールのポリオレフィンに対する重量
    比が0.1/100〜30/100の範囲内にあり、 該ポリビニルアルコールの界面活性剤に対する重量比が
    1/0.7〜1/20の範囲内にある混合物からなる、
    乳化ないし懸濁した状態にある水中油滴型の重合体溶液
    を、高速攪拌機を用いて、回転数400〜10,000
    rpmの条件で撹拌した後、該重合体溶液をフラッシュ
    紡糸して、ポリオレフィンを水中で分散した繊維状物と
    して回収し、次いで、該ポリオレフィン繊維状物を叩解
    して合成パルプを得ることを特徴とする合成パルプの製
    造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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