JPH03178944A - 第3級ブチルヒドロペルオキシド及び第3級ブチルアルコールの回収方法 - Google Patents

第3級ブチルヒドロペルオキシド及び第3級ブチルアルコールの回収方法

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JPH03178944A
JPH03178944A JP2226824A JP22682490A JPH03178944A JP H03178944 A JPH03178944 A JP H03178944A JP 2226824 A JP2226824 A JP 2226824A JP 22682490 A JP22682490 A JP 22682490A JP H03178944 A JPH03178944 A JP H03178944A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、第3級ブチルヒドロペルオキシド、第3級ブ
チルアルコール及び、溶解したモリブデン触媒をはじめ
とする不純物を含む重質留分からの第3級ブチルヒドロ
ペルオキシド及び第3級ブチルアルコールの回収に関す
る。
より詳細には、本発明は、可溶性モリブデン触媒の存在
下、過剰のプロピレンと第3級ブチルヒドロペルオキシ
ドの第3級ブチルアルコール溶液との反応によって形成
された反応生成物から留出プロピレン分、留出プロピレ
ンオキシド分及び留出第3級ブチルアルコール分を蒸留
によって除去した後に残留する、第3級ブチルヒドロペ
ルオキシド、第3級ブチルアルコール及び、溶解したモ
リブデン触媒をはじめとする不純物を含む重質留分から
の第3級ブチルヒドロペルオキシド及び第3級ブチルア
ルコールの回収に関する。
さらに詳細には、本発明は、第3級ブチルヒドロペルオ
キシド、第3級ブチルアルコール及び、溶解したモリブ
デン触媒をはじめとする不純物を含む重質留分な、適当
な減圧蒸発器、例えば薄膜型エバポレーク、払拭膜型エ
バポレータ、強制循環型エバポレータなどにおいて、約
25℃〜約160℃の温度及び約2 mmHg〜約20
0 mmHgの圧力をはじめとする蒸発条件下、重質留
分のうち約60〜約95重量%からなり、第3級ブチル
アルコール約70〜約95重量%、第3級ブチルヒドロ
ペルオキシド約1〜約20重量%及び不純物約15〜約
3重量%を含有するより軽質な凝縮分と、第3級ブチル
アルコール、第3級ブチルヒドロペルオキシド及び、元
来重質液分に含まれていた可溶性モリブデン触媒の実質
的にすべてを含む不純物を含む明澄な液体であるより重
質な残渣分とに分離する方法に関する。
過去においては、可溶性モリブデン触媒の存在下、過剰
のプロピレンと第3級ブチルヒドロペルオキシドの第3
級ブチルアルコール溶液との反応によって形成された反
応生成物から未反応プロピレン、プロピレンオキシド及
び第3級ブチルアルコールを除去した後に残留する重質
留分は、一般に、モリブデンを含まない成分を燃料とし
て使用するために、モリブデン除去の処理を施されなけ
ればならない「廃棄」生成物と見なされてきた。
比較的多量のモリブデン及び有機酸の存在下、第3級ブ
チルヒドロペルオキシド及び第3級ブチルアルコールを
、第3級ブチルアルコールが脱水してイソブチレンと水
になり、第3級ブチルヒドロペルオキシドが分解して第
3級ブチルアルコルと水になることを伴わずに、蒸発さ
せるに充分に穏やかな蒸発条件が見い出されたことは驚
くべきことである。
また、この同し蒸発条件が、実質的に定量濃度のモリブ
デンを、より重質な釜残又は残渣骨中に液状かつ取扱い
容易に留めるに充分なほど過酷であるということは驚く
べきことである。
プロピレンオキシドなどのエポキシドを第3級ブチルア
ルコールなどのアルコールと共に製造する方法は、Ko
ll、arの米国特許筒3.350.422号及び第3
.351.635号に開示及び記載されている。オレフ
ィンがプロピレンであり、ヒドロペルオキシドが第3級
ブチルヒドロペルオキシドである場合、主要な反応生成
物は、プロピレンオキシド及び第3級ブチルアルコール
である。
この方法における改良を記載した多数の特許、例えばR
u5sellの米国特許筒3.418.340号、5t
einらの米国特許筒3.849.451号及びWuら
の米国特許筒4.217.287号が発行されている。
プロピレンオキシド及び第3級ブチルアルコールを形成
するためのプロピレンと第3級ブチルヒドロペルオキシ
ドとの反応に触媒として作用することに有用であるモリ
ブデン触媒の製造に関する数多くの特許、例えばMat
tucciらの米国特許第3、568.227号、Li
nesらの米国特許第4.009.122号、Brew
sterの米国特許第4.192.578号ならびにM
 a r q u i sらの米国特許第4.650.
l’186号、第4.654.427号、第4.703
.027号及び第4.758.681号もまた発行され
ている。
引用例に記載のちののような、モリブデンを触媒とする
エポキシ化方法によると、プロピレンと第3級ブチルヒ
ドロペルオキシドを、第3級ブチルアルコールに溶解し
た状態で、エポキシ化反応条件下、可溶性モリブデン触
媒の存在においてエポキシ化反応域中で反応させてエポ
キシ化反応生成物を形成し、この反応生成物をエポキシ
化反応域からttト出し、適当な数の蒸留カラムを含む
蒸留域に仕込み、そこで、このエポキシ化反応生成物を
、通常、留出プロピレン再循環留分、留出プロピレンオ
キシド生成分及び留出第3級ブチルアルコール分に分し
づる。未反応プロピレン、プロピレンオキシド及び第3
級ブチルアルコールを分離した後、未反応第3級ブチル
ヒドロペルオキシド、第3級ブチルアルコール、不純物
及び溶解した王ノブデン触媒からなる、通常は釜残分と
しての重質液状留分が残留するであろう。
Levineの米国特許第3.819.663号は、濃
縮された釜残骨中のモリブデンを回収して補充触媒とし
てエポキシ化反応域に再循環させるために、この種の重
質留分な処理する方法に関する。
1evineは、約550〜650°F(約273〜3
30℃)の温度及び大気圧をはじめとする条件下、払拭
脱型蒸発方法を実施して、触媒の補充として再編環させ
るための目的とする残渣分及び重質留分約85%以上を
含む留出分を得ている。
そのうえ、Levineが使用した高温及び払拭脱型エ
バポレータ中のモリブデン濃縮は、第3級ブチルヒドロ
ペルオキシド及び第3級ブチルアルコルが少なくとも部
分的にても脱水するほどのちのである。1evineの
目的の一つは、燃料として燃焼させることができる、モ
リブデンを含まない塔頂(−に昇)分を捕取することで
ある。Levi neけ、留出分を処理してその中に含
まれる個々の成分を回収しうるということを述べている
が、本発明の目的に使用することができる技術及び装置
を教示及び記載してはいない。
米国特許第4.445.283号に43いて、Swee
dは、重質留分な蒸発させて、モリブデン約0.1〜2
.0重量%を含有する使用済みの触媒を得る方法を記載
している。蒸発は、エバポレータに供給される原料が加
圧下で予備加熱されないよう、特別な蒸発条件下、循環
型エバポレータ及び加熱手段中、約400mm Hg未
満の圧力で実施される。
Tborntonらの米国特許第4.584.413号
は、イソブタンの酸化によって形成される第3級ブチル
ヒドロペルオキシドから汚染量の第1級及び第2級アル
キルヒドロペルオキシドを除去する方法であって、イソ
ブタン酸化生成物、例えば第3級ブチルヒドロペルオキ
シド、第3級ブチルアルコール及び、第1級及び第2級
アルキルヒドロペルオキシドをはじめとする酸素添加副
産物を、アルカリ金属の水酸化物又はアルカリ土類金属
の水酸化物の水溶液と混合したのち、その混合物を蒸留
して第3級ブチルアルコール分及び二相の第3級ブチル
ヒドロペルオキシド共沸混合物分を得て、この共沸混合
均分の第3級ブチルヒドロペルオキシド相を中和してさ
らに精製された第3級ブチルヒドロペルオキシド生成物
を得ることによる方法を開示している。
本発明によると、エポキシ化反応生成物からプロピレン
、プロピレンオキシド及び第3級ブチルアルコールを除
去することから得られる、第3級ブチルヒドロペルオキ
シド、第3級ブチルアルコール、不純物及び溶解したモ
リブデン触媒を含む重質留分を、約25〜約160℃の
温度及び約2〜約200mm t(gの圧力をはじめと
する蒸発条件下、落脱型、払拭模型又は強制循環型のエ
バポレータ中でさらに分別して、仕込まれた重質留分の
うち約60〜約95重量%からなる上昇留分てあって第
3級ブチルアルつ一ル約70〜約96重里%及び第3級
ブチルヒドロペルオキシド約1〜約20重量%を含む−
に昇留分を得る。
エポキシ化反応域において可溶性モリブデン触媒の存在
下、ブ[]ピビレを第3級ブチルヒドロベルオキシドの
第3級ブチルアルコール溶液と反応させて、プロピレン
オキシド及び更なる第3級ブブルアル二1−ルを形成す
るとき、形成されるエボA・シ化反応混合物は、未反応
の原料成分ならびに目的とするプロピレンオキシド及び
第3級ブチルアルコールだけでなく、可溶性モリブデン
触媒ならびに、酸素含有不純物及び炭化水素不純物をは
じめとする不純物、例えばギ酸メチル、アセトン、イソ
ブチルアルデヒド、メタノール、イソプロピルアルコー
ル、ジ第3級ブチルペルオキシド、ギ酸、酢酸、イソ酪
酸、酢酸メチル、イソ酪酸メチルなど及び望ましくない
プロピレンの重合から得られる炭化水素、例えば6個以
上の炭素原子を有する炭化水素を6含有するであろう。
大部分の不純物(′Jエポキシ化反応混合物中に少量で
存在するが、これらは、エポキシ化反LL、生成物が蒸
留によってプロピレン再循環分、プロピレンオキシド生
成分及び第3級ブチルアルコール溶液分(すべて留出分
)ならびに、表1に具体的に示す組成を一般に有する、
通常は釜残外であるより重質な留分へと分けられるにつ
れ、次第(こ濃縮される。
衣ユ 重質留分の組成 コールなど) 0.1 〜2.0 TDA” 70.0〜90 TBHP” 20〜20.0 モリブデン濃度(ppm1 500〜5.000 エエ ” TBA−第3級ブチルアルコール ゛T1.1tlP−第3級ブグルヒドロペルオキシドこ
の留分を、以下、とりわけ実施例において、「触媒釜残
」という場合がある。
本発明に従うと、この重質背分を、約25〜約160℃
1例えば約50〜100℃の温度及び2〜約200mm
 Hgの圧力などの蒸発条件下に43いて作動する、落
成型、払拭膜型又は強制循環型のエバポレータへの仕込
み原料として使用する。重質液留分な、落成型、払拭膜
型又は強制循環型のエバポL)−夕において、仕込まれ
た重質液残渣分のうち約60〜約95重量%からなる上
昇背分と、その残余からなる釜残外とに分ける。
本発明の方法(こまって得られる重質液蒸留釜残分は、
その処分に関する限り、比較的容易に取り扱うことがで
きる液状留分である。通常、この重質残渣分は、その中
に含まれているモリブデンを回収して再利用するために
、炭化水素分から金属を再利用している企業に販売され
る。
落成型、払拭膜型又は強制循環型のエバボレ2 夕において得られる蒸発した上昇留分は、通常、第3級
ブチルアルコール約60〜約95重量%、第3級ブチル
ヒ)ZロペルオキシIZ約1〜20約重量%及び、した
がって、主として、大気圧で約250℃未満の沸点を有
する酸素含有不純物である不純物4.!J15〜約3重
量%を含有するであろう。通常存在するであろう不純物
には、ギ酸、酢酸、イソ酪酸、プロピレングリコールエ
ステル類などの不純物がある。
減圧蒸留装置(例:落脱型エバポレータ、1L拭膜型エ
バポレータ又は強制循環型エバポレークなど)からのよ
り軽質の蒸発上昇凝縮分の酸価が約12meq/g未満
であるならば、通常はこれをエポキシ化反応域へ直接再
循環させることができる。
より軽質の蒸発凝縮分の酸価が約12meq/gを越え
るならば、これは、通常、高含有量のカルボン酸が原因
で、直接再循環させるには不適である。
カルボン酸の含有量が高いと、その高酸度がプロピレン
と反応混合物中に存在するアルコールとの反応を促進す
ることから、プロピレンオギシド選折付の低下に至る。
しかし、この状況では、より軽質の蒸発膜縮分を、19
89年8月30日に出願された係属中の米国特許出願第
400901号において開示及び請求されている方法で
、酸化カルシウム及び/又は水酸化カルシウムで処理す
ることができる。したがって、より軽質の蒸発膜縮分を
処理域に仕込み、そこで凝縮分のカルボン酸含有量を基
準として約%〜1当量の酸化カルシウム及び/又は水酸
化カルシウムで処理して、部分的に沈殿したカルボン酸
不純物のスラリーを得ることができる。この沈殿物を、
処理された生成物から適当な手段、例えば遠心分離、?
濾過などによって分離して、再循環せしめてもモリブデ
ン触媒が沈殿しないという点でエポキシ化反応域へ再循
環させるに適した炉液な得ることができる。
添何の図面は、プロピlノンと第3級ブチルヒドロペル
オキシドとを可溶性モリブデン触媒の存在下で反応させ
てプロピレンオキシド及び追加の第3級ブチルアルコー
ルを得ることによって形成された反応生成物から回収さ
れた重質留分から第3級ブチルアルコール及び第3級ブ
チルヒドロペルオキシドを回収する、本発明の実施にお
いて使用される反応及び精製の手順を表す模式図である
図面を参照すると、本発明の方法を実施する好ましい方
法を説明する模式的フローシー]・が示されている。
エポキシ化反応域10に、プロピレンがライン12によ
って仕込まれ、それと共に可溶性モリブデン触媒がライ
ン14によって、そして第3級ブチルヒドロペルオキシ
ドの第3級ブチルアルコール溶液がライン16によって
仕込まれる。
エポキシ化反応は、例えば英国特許第 1.298.253号においてさらに詳細に述べられて
いる、Kol、1arの米国特許第3.351.653
号によって開示されているタイプのものであり、プロピ
レンを約180〜約300°F(82℃〜149℃)の
温度及び約300〜約1. OOOpsigの圧力、よ
り好ましくは約220°F〜約280°F(104℃〜
138℃)の温度及び約500〜約800psigの圧
力をはじめとする反応条件下、第3級ブチルヒドロペル
オキシドと反応させる。
ライン14によってエポキシ化反応域に仕込まれる可溶
性モリブデン触媒は、当技術において公知であるタイプ
のエポキシ化触媒、例えば、Kollarの特許又は前
記の英国特許によって、あるいは、Marquisらの
米国特許第4.626,596号、米国特許第4.65
0.886号、米国特許第4.654.427号又は米
国特許第4,758.681号によって開示されている
ちのであってもよい。Marquisらの特許は、モリ
ブデン/アルカノール錯体、例えば高濃度のモリブデン
を含有し、エポキシ化反応における触媒としてとりわけ
有用であるモリブデン化合物のエチレングリコール溶液
に関する。Marquisらは、例えば、50〜180
℃の温度及び約0.9:]〜約3.0:]のプロピレン
:第3級ブチルヒドロペルオキシドの比率の使用をはじ
めとするエポキシ化条件下、プロピレンと第3級ブチル
ヒドロペルオキシドとを彼等の触媒を介してエポキシ化
することを教示している。
ライン16によってエポキシ化反応域10に仕込まれる
第3級ブチルヒドロペルオキシドは、第3級ブチルヒド
ロペルオキシドの約40〜約75重量%第3級ブチルア
ルコール溶液であることが適当である。触媒は、仕込ま
れる反応体の総量を基準としてモリブデン約50〜約1
.OOQppm、好ましくは約200〜約600ppm
が得られるような量で、仕込みライン14によってエポ
キシ化反応域10に仕込む。反応は、過圧、例えば約3
00〜1.000 psigで実施することが好ましい
反応を図に説明のような連続法で実施する場合、原料物
質を、所望の反応体濃度を維持するに充分な速度でライ
ン12.14及び16を介してエポキシ化反応域10に
仕込み、当量のエポキシ化反応混合物をエポキシ化反応
域lOから排出ライン18を介して回収する。ライン1
8によって排出される反応生成物は、通常、未反応プロ
ピレン、少量の未反応第3級ブチルヒドロペルオキシド
、プロピレンオキシド:第3級ブチルヒドロペルオキシ
ドとプロピレンとの反応によって形成されるものをはじ
めとする第3級ブチルアルコール;モリブデン触媒なら
びに不純物、例えばプロパン、プロピオンアルデヒド、
アセトン、メタノール、インプロパツール、水、アセト
アルデヒド、ギ酸メチル、酢酸、ギ酸、イソ酪酸、6個
以上の炭素原子を含有する炭化水素及び高沸点の残留成
分を含むであろう。
反応生成物18はエポキシ化反応生成物蒸留域20に仕
込まれ、そこで、当業者には公知である方法に従って目
的とする留分へと蒸留によって分離される。例えば、英
国特許筒1.298.253号に開示されている蒸留手
順を使用してもよい。
蒸留@20において回収される留出生成物の一つは、ラ
イン22によって↑jト出されるプロピレン留分である
。このライン22は弁24によって制御され、未反応プ
ロピレンをプロピレン仕込みライン12を介してエポキ
シ化反応域10に再循環させるための、弁28によって
制御されるライン26がそこから分岐している。
得られるもう一つの留出分は、ライン30によって排出
されるプロピレンオキシド生成分30である。プロピレ
ンオキシド生成分は、公知の技術、例えばBurnes
らの米国特許筒3.715.284号、Schmidt
らの米国特許筒3.909.366号、Scbmidt
の米国特許筒3.881.996号、Jul)inの米
国特許筒3.607.669号、Scbmidj;の米
国特許筒3.843.488号又はSchmjdtの米
国特許筒4.140.588号において開示されている
ものによって、エポキシ化反応生成物蒸留域20におい
で精製することができる。
エポキシ化反応生成物蒸留域20から回収されるもう一
つの生成物は、第3級ブチルアルコール留出生成物40
てあり、これを、所望により、例えば5anderso
nらの米国特許筒4.704.482号、5ander
sonらの米国特許筒4.705.903号又は5an
dersonらの米国特許筒4.742.149号にお
いて開示されている接触処理によってさらに精製し、酸
素添加不純物をそこから除去してもよい。
通常は釜残分である重質留分50もまた、エポキシ化反
応生成物蒸留域20から排出される。Levineの米
国特許筒3.819.663号及びSweedの米国特
許 0 第4.455.283号によって開示されているように
、重質留分は、ライン14によってエポキシ化反応域1
0に当初仕込まれたモリブデン触媒の実質的にすべてを
含有するであろう。重質留分50は、その他にも、生成
物、例えば第3級ブチルヒドロペルオキシド、第3級ブ
チルアルコールならびに、第3級ブチルアルコールより
も軽質な酸素含有有機化合物、例えばアセトアルデヒド
、アセトン、イソプロピルアルコールなど、第3級ブチ
ルアルコルよりも重質かつ第3級ブチルヒドロペルオキ
シドよりち軽質である酸素含有有機化合物及び第3級ブ
チルヒドロペルオキシドよりも重質である残渣成分、例
えばプロピレングリコール第3級ブチルエーテル類、6
個以上の炭素原子を有する炭化水素などをはじめとする
不純物を含有するであろう。
本発明に従うと、重質留分50を重質留分蒸発域60に
仕込む。この蒸発域は、例えば払拭模型、落脱型又は強
制循環型のエバポレータからなることができ、約2〜約
200mm Hgの減圧及び約50〜160℃の温度で
、ライン50によって仕込まれた重質留分のうち約60
〜約95重量%が、弁64によって制御される排出ライ
ン62によって凝縮物として上方に運ばれるだむづの滞
留時間、作動させる。ライン50によって蒸発域60に
仕込まれた物質の残る40〜5重量%は、ライン66に
よって排出され、エポキシ化反応tdloに当初仕込ま
れたモリブデンの実質的にすべてを含有しているであろ
う。
留分50を前記の方法及び前記の条件の下で蒸発にかけ
ると、第3級ブチルヒドロペルオキシドの第3級ブチル
アルコールへの分解及び/又は第3級ブチルアルコール
のイソブチレンへの分解が実質的に抑制され、ライン5
0によってエバポレータ60に仕込まれた物質の分解は
最小限に留まるということが、本発明に従って思いがけ
なく見い出された。
エバポレータ60からライン62によって排出される上
昇留分62が約12以下の酸価を有するならば、これを
、弁68によって制御される第3級ブチルヒドロペルオ
キシド再循環ライン67に直接仕込んでちよい。酸価が
その値を越えるならば、酸価を許容しつる値にまで低下
させるために、弁72によって制御される分岐ライン7
0によって留分62を迂回させてもよい。これは、上述
したMarquiSらの係属中の特許出願に従い、留分
70を酸化カルシウム及び/又は水酸化カルシウムで処
理することによって実施することが好ましく、該出願に
おいては、留分70を、留分70のカルボン酸含有量を
基準として%〜1当量の酸化カルシウム及び/又は水酸
化カルシウムで処理すると、留分70に含まれるカルボ
ン酸が部分的に沈殿し、留分70の酸度が低下するとい
うことが述べられている。これを実施する場合は、酸化
カルシウム及び/又は水酸化カルシウムを、仕込みライ
ン82によって凝縮物処理域80に仕込み、ライン70
中の処理済の凝縮物を遠心分離、濾過などによって固形
濾過分に分離し、カルボン酸塩を含有する固形分88を
形成する。酸価の低下した炉液は、ライン84によって
凝縮物処理域80から排出される。このラインは弁86
によって制御され、第3級ブチルヒドロペルオキシド再
3 循環ライン67に通しる、弁90によって制御されるラ
イン87がそこから分岐している。
本発明に従うと、蒸留カラム20からtel出される重
質液留分50は、ライン50によって、払拭膜製、回転
型又は強制循環型のエバポレータ60に仕込まれる。こ
のエバポレータ中の操作条件は、約50〜約160℃の
温度及び約2〜約200mm Hgの圧力を含み、留分
50のエバポレータ60中の平均滞留時間は、ライン5
0によって仕込まれた物質50のうち約60〜約95重
量%がライン62によって凝縮分として上方に運ばれる
ほどの時間である。ライン50によって仕込まれる物質
の残り40〜5重量%は、釜残排出ライン66によって
エバポレータ60から排出される。留分66は、エポキ
シ化反応域10から当初排出されたモリブデンの実質的
にすべてを含有するであろう。
エバポレータ60からライン62によって排出される留
分62が約12以下の酸価を有するならば、これを、第
3級ブチルヒドロペルオキシド仕込みライン16に直接
仕込んでもよい。酸価がその値を越え 4 るならば、留出分60をCaO又はCa (OHI 2
で処理してちよい。
酸価を許容しつる値に低下させたのち、そのように処理
された留分を仕込みライン16によってエポキシ化反応
域に再循環させることに関しては、1989年8月30
日に出願の係属中の米国特許出願第400901号を参
照するとよい。
例えば留出分62をCaO又はCa (OHI 2で処
理してもよい。これらは、留分62中に存在する酸、例
えば酢酸、ギ酸又はイソ酪酸と反応して塩、例えばカル
シウム塩を形成し、この塩を濾過によって除去し、この
TBHP/TBA分を水洗したのち、エポキシ化反応容
器に再IFi fMさせることがてきる。
以下の具体的な実施例は、本発明の方法をバッチ法で実
施する方法を例示するためのものである。部を記載して
いる場合については、別設の指定がない限り、重量部で
あるとする。これらの実施例は、説明の目的に記載する
ものであり、本発明の範囲に限定を加えるものではない
実施例において使用される用語「エポキシ化触媒釜残」
は、エポキシ化反応容器中の液から、未反応プロピレン
、低沸点の副産物、プロピレンオキシド、副産物、例え
ばメタノール及びアセトンならびに第3級ブチルアルコ
ールを留出生成物として蒸留によって除去したのちに得
られる部分をいう。
実施例IA エポキシ化触媒釜残をこの払拭模型エバポレータ実験の
原料として使用し、エポキシ化触媒釜残中に存在する未
反応TBHPの定量的回収に至る条件を見い出した。プ
ロピレンのエポキシ化は、第3級ブチルヒドロペルオキ
シド(TBA中溶液として)をモリブデン触媒の存在下
でプロピレンと反応させることによって実施した。未反
応プロピレン、低沸点の副産物、プロピレンオキシド及
び第3級ブチルアルコールの1部を従来の蒸留カラムに
おいて回収すると、T B HP9.48重量%(滴定
による)及びモリブデン677ppmを含有する「エポ
キシ化触媒釜残」と呼ばれる部分が得られた。A、 H
,Thomas社のR(1ja−3till払拭膜型エ
バボレ=りを用いて、エポキシ化触媒釜残500. O
gを払拭膜型エバポレータ(WFE)に仕込み、壁部の
温度を80〜85℃に維持し、圧力を20mmHgに調
整した。上昇分432.4g及び釜残64.2gを回収
した。回収された物質の総量は496.6gであり、全
体としての回収率は99.3%であった。この上昇分を
滴定すると、T B HP 37.86gを含有してい
ることがわかり、一方、釜残は、T B HP原料50
0.0gX 9.48%、つまり47.40gと比較し
て、T B HPの総回数N41.38gのうち9.5
2gを含有し、T B HPの総量収率は実質的に定量
(99,96%)であった、上方から回収されたTBH
Pは、回収されたそれのうち80%を占め、TBHPの
残る20%は釜残中に残留していた。TBA (そして
さらにはインブチレン及び水)への分解を伴わずにT 
B HPが定量的に回収されたことは、払拭膜型エバポ
レータから回収された釜残中の5600ppmのモリブ
デン触媒量を考慮すると、きわたったものである、上方
から回収されるものが多ずぎて、そのため、エバポ 7 レーク壁に焼き(=1き又は固形分の付着を起こさない
ように調整した低い蒸発温度及び圧力の使用が、記載の
ような順調で固形分を伴わない操作に至ったことは明白
である。上眉分は無色であり、釜残は、固形分を伴わな
い淡黄色の易動性(周囲温度では)液体であった。釜残
を原子吸光分光分析にかけると、さらに、モリブデンの
定量的回収が明らかになった。上昇分及び釜残を水分析
すると、蒸発の間に水の発生がゼロに近いことが示され
た。WFEに供給されるエポキシ化触媒釜残(500g
)はT B A404.615g (80,923重量
%)を含有していた。上昇分(432,4g)はT E
 A 361.311gを含有し、WFE釜残(64,
2g)はT E A41.094gを含有していた。T
BA総回酸回収量仕込み量404.615gに対して4
02.615gであった。よってTBA回収率は99.
6%であった。
XL班±1 バッチ法において、触媒釜残500.Og (T B 
HPI3、52重量%、モリブデン729ppm、酸価
15.80mg KOH/g)を、槽温度を70℃に設
定した回転型上 8 バボレータを用いて蒸発させた。触媒釜残を、1時間5
5分(192時間) 20〜30mm 1gの減圧を用
いて蒸発させた。物質の総括回収率は98.7%であっ
た。回収された上昇分及び釜残は、仕込みfi 500
gのうち493.5gであった。回収された物質493
.5gのうち13.4%が釜残に含まれ、86.6%が
上昇分に含まれていた。蒸発域に供給されたT B H
P 62.60gのうち62.02gが、上昇分及び釜
残において回収された(回収率99.1%)。回収され
たTBHP62、02gのうち、78.5%が上から回
収され、21.5%が釜残中に残留した。TBA80%
及びTBHP14%を含む1肩物質は、エポキシ化剤に
対するこの留分の酸価を上昇させることなく過酸化反応
生成物に添加されつるほど充分に酸価が低下しているな
らば、エポキシ化反応域に再循環させるに適当であろう
。これらの濃縮実験から得られる釜残は、概ね8000
ppm  (0,83重量%)のモリブデンを含有し、
室温で自由に流動する易動性の黄色液であった。
実施例2A 上記IAと全く同様な実験において、触媒釜残5[10
,0g (T B HP9.487重量%、モリブデン
677ppm 、酸価14.10 mg KOH/g)
を、回転型エバポレータ中、槽温度を73〜90℃に維
持して15mmHgで5分間、蒸発させたのち、90〜
100℃及び15mmHgで3分間、そして最後に10
0−110℃及び15mm1gで2分間、蒸発させた。
上昇分及び釜残中に回収されたTBHPは、エバポレー
タに仕込まれた量の1002%に至った。回収されたT
 B HP 47.48gのうち46.65g (98
,3%)が上方から回収され、残る0、83g  (1
,7%)しか釜残中に残留しなかった。この濃縮から得
られた釜残は、モリブデン2.36%を含有し、淡黄色
の易動性液体であった。
児旌皿旦湾 連続蒸発実験において、エポキシ化触媒釜残3450、
2gを回転型エバポレータに供給し、15〜30mmH
gの圧力及び50〜82℃の槽温度で3.50時間、蒸
発させた。上昇分及び釜残中の物質の縁間収量は341
8.7gに及んだ(回収率99.1%)。上昇分及び釜
残中に回収されたTBHPは、仕込まれた327、08
にのうち325.99gであった(回収車997%)。
釜残中に残背したT B HPは回収量の27%であり
、一方、上方から回収されたゴB HPは回収量の97
3%に及んだ。釜残は、易動性の淡黄色液であった(モ
リブデン1.50%含有)。上方から回収されたT D
 Aは2672.4gに至り、釜残には15.2gの1
− B Aが回収された。TBAの縁間収量は2687
.[ig  (仕込み量の96.3%)であった。
表IIは、モリブデンの存在下、最初に12(]〜12
5℃で1〜2時間加熱されたr B )l Pが、T 
B A / T B HPの蒸留を起こすことなく、T
 B l(I)の実質的な分解を6たらずということを
示している。
本発明は、払拭膜型、回転型又は強制循環型のエバポレ
ータ中において低温を使用し、TBAが脱水してイソブ
チレンとなることを回避し、さらに、濃縮されたモリブ
デン触媒の存在においてさえ、T B HPが分解して
TBAとなることを回避する。この成果は、T B H
Pの実質的に定量の回収(原料中に存在したT B H
Pを基準とする、上昇分及び釜残性中のT B HPの
定量的回収率)によって立証されている。さらに、WF
E中での低温蒸発の間にTBAの実質的に定量の回収を
確認した。TDA回収率は一般に90%を越えていた。
T B HP及びTEAを実質的に定量で回収した他の
いくつかの蒸発操作の結果を表11[にまとめ実施例に
よって例示されるように、本発明の利点は、エポキシ化
反応域の反応液から得られる未反応第3級ブチルヒドロ
ペルオキシドの実質的に定量の回収及び、第3級ブチル
アルコールのイソブヂレンへの脱水を最小限に留めなが
らの、残余量の第3級ブチルアルコールの回収を行なう
ことである。
水蒸発方法に記載の低温においては、第3級ブチルヒド
ロペルオキシドが分解して第3級ブチルアルコールにな
ることはなく、また、第3級ブチルアルコールが分解し
てイソブヂレンを形成することもないということは驚く
べきことである。
これは、原料物質が相当量のギ酸、酢酸及びイソ酪酸を
含み、かつ通常、モリブデン約5.000〜約20.0
00pmpを含むことから、驚くべきことである。
大愚119111V 連続法において、エポキシ化触媒釜残を強制循環型エバ
ポレータを用いて濃縮した。触媒釜残な77℃の温度及
び120mmHgの圧力で蒸発させた。
 5 ユニット全体の回収率は100.1%であり、TBΔ及
びT B l−I Pの成分ごとの回収率は、それぞれ
、99.1%及び964%であった。この特定の実験に
おいて、物質232ボンド(105,096g)を処理
すると、そのうち2075ボンド(93,997,5g
)が上方から回収され、24.8ボンド(11,234
,4g)が釜残として残留した(表IVを参照)。
6 微量成り/その他湿式試馬 1天      tppml クロム  (ppml ニッケル [ppm) ナトリウムfppm) カリウム (ppm) 酸価 (mg/g) <0.5 〈0.5 <0.5 #### #### 15.27 縁間収量(率) 一旦一映一 07/14 07/15 上昇分=894% 時間 500 400 一厘一封一 464.00 232.00 232、00 作動条件 −圧   カニ  120 mm Hg釜残
温度=77℃ 上昇分温度、42℃ #### #### #### #### #### ]、0.28 ###4 #### #### #### ###4 93 一上姓立一 282、00 釜残 0.00 207、50 477 001
【図面の簡単な説明】
添イア1の図面は、本発明の方法を実施するにあたって
の好ましい実施態様を表す模式的ノロシートである。 符号の説明 10・・・・エポキシ化反応域 20・・・・エポキシ化反応生成物蒸留@(蒸留カラム
) 50・・・・重質留分(重質留分の通過ライン)60・
・・・重質留分蒸発域(エバポレータ)80・・・・凝
縮物処理域

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 プロピレンと第3級ブチルヒドロペルオキシドを、
    第3級ブチルアルコールに溶解した状態で、エポキシ化
    域において可溶性モリブデン触媒の存在下で反応させ、
    未反応プロピレン、未反応第3級ブチルヒドロペルオキ
    シド、第3級ブチルアルコール、溶解したモリブデン触
    媒及び不純物を含むエポキシ化反応生成物を得て、この
    エポキシ化反応生成物を蒸留によって、未反応のプロピ
    レン留分、プロピレンオキシド留分、第3級ブチルアル
    コール留分ならびに、第3級ブチルヒドロペルオキシド
    、第3級ブチルアルコール及び、溶解したモリブデン触
    媒をはじめとする不純物から主になる重質液分へと分解
    することによる、プロピレンオキシド及ぴ第3級ブチル
    アルコールの製造方法であって、 該重質液分を、25〜160℃の温度及び0.25〜2
    7KPa(2〜200mmHg)の圧力での減圧蒸留に
    よって、仕込まれた重質液分のうち60〜95重量%か
    らなる塔頂留分と、明澄な残液分とに分離し、該塔頂留
    分が、第3級ブチルアルコール70〜95重量%、第3
    級ブチルヒドロペルオキシド1〜20重量%及び、した
    がって、不純物15〜3重量%を含有し、該明澄な残液
    分が、第3級ブチルヒドロペルオキシド、第3級ブチル
    アルコール及び、該重質液分に含まれていたモリブデン
    の実質的にすべてを含む不純物を含むことを特徴とする
    方法。 2 重質液分を50〜160℃の温度で蒸発させる請求
    項1記載の方法。 3 重質液分を、払拭膜型エバポレータ、回転型エバポ
    レータ又は強制循環型エバポレータ中で蒸発させる請求
    項1又は2記載の方法。 4 エポキシ化反応生成物中の不純物が、1種以上のア
    セトアルデヒド、メタノール、ギ酸メチル、アセトン、
    ジ第3級ブチルペルオキシド、ギ酸第3級ブチル、イソ
    プタノール;プロピレングリコールの第3級ブチルエー
    テル;カルボン酸、例えばギ酸、酢酸、イソ酪酸などを
    含む請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。 5 12meq/g未満の酸価を有する塔頂留分を該エ
    ポキシ化域に再循環させる請求項1〜4のいずれか一項
    に記載の方法。 6 12meq/gを越える酸価を有する塔頂留分を処
    理域に仕込み、そこで、そのカルボン酸含有量を基準と
    して1/2〜1当量の酸化カルシウム及び/又は水酸化
    カルシウムで処理して、カルボン酸の少なくとも1部を
    沈殿させ、ろ液を該エポキシ化反応域に再循環させる請
    求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
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