JPH031779Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH031779Y2
JPH031779Y2 JP6332084U JP6332084U JPH031779Y2 JP H031779 Y2 JPH031779 Y2 JP H031779Y2 JP 6332084 U JP6332084 U JP 6332084U JP 6332084 U JP6332084 U JP 6332084U JP H031779 Y2 JPH031779 Y2 JP H031779Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
vibrating string
scale
elastic fulcrum
clamping device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6332084U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60174842U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6332084U priority Critical patent/JPS60174842U/ja
Publication of JPS60174842U publication Critical patent/JPS60174842U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH031779Y2 publication Critical patent/JPH031779Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、弦の共振周波数がその張力によつて
変化することを利用した振動弦式はかりの、輸送
時等に用いるクランプ装置に関する。
(ロ) 従来技術 一般に、振動弦を荷重センサとして用いたはか
りにおいては、適切なクランプを施さなければ、
輸送時の振動、衝撃によつて弦の機械的特性が変
化し、正しい重量値を得られなくなつたり、甚だ
しい場合には弦が切断するという事故も発生す
る。
従来、例えば特開昭48−25563にみられるよう
な、弦に予張力を与える為の予張分銅や秤皿上に
作用する荷重を連結リンクを介して振動弦に伝達
する為のレバーを備えたはかりにおいて、適切な
クランプを施すには多数の構造部材、すなわち、
予張分銅、レバー、秤皿を、それぞれ別個にクラ
ンプする必要があり、その作業は極めて煩雑であ
る。
(ハ) 目的 本考案の目的は、簡単な操作のもとに適切なク
ランプを施すことのできる、振動弦式はかりのク
ランプ装置を提供することにある。
(ニ) 構成 本考案の振動弦式はかりのクランプ装置は、弾
性支点により支承されたレバーの一端に荷重作用
点を設け、他端に固着された振動弦の張力の変化
に伴う共振周波数の変化により、作用荷重を検出
するよう構成されたはかりにおいて、計測使用時
に上記レバーが接触しない位置に当該はかりの固
定部分に配設された当り部材と、上記レバーを上
記弾性支点を中心に回動変位させ、上記当り部材
に当接させた状態で締結し得る固定具とを有し、
上記締結により、上記振動弦が弛み、かつ、上記
弾性支点に引張力が作用する向きのモーメントが
働いた状態で上記レバーを固定し得るよう構成し
たことを特徴としている。
(ホ) 実施例 本考案の実施例を、以下、図面に基づいて説明
する。
第1図は本考案実施例の要部構成図で、通常の
計測使用時の状態を示している。
試料皿1は可動柱2上に固着されており、可動
柱2は平行板3a,3bによつて支承され、これ
らによつてロバーバルの機構を構成し、試料皿1
上の荷重の偏置誤差を解消するとともに、可動柱
2の転倒を防止している。
可動柱2は連結具4を介して、弾性支点5によ
つて支持されたレバー6の一端に係合されてい
る。レバー6の他端には振動弦7の一端が固着さ
れ、その振動弦7の他端はベース8に固着されて
いる。レバー6の弾性支点5による支持点と、振
動弦6の固着部の間には貫通孔6aが穿たれてい
る。固定用ねじ9は、この貫通孔6aを貫通して
ベース8にねじ込まれており、貫通孔6aの直径
よりも大きな径の頭部を有している。貫通孔6a
の配設位置と弾性支点5による支持点の間のレバ
ー6の下方には、ベース8から上方に突出する当
り8aが形成されている。第1図に示す如き通常
の計測使用時においては、当り8aおよび固定用
ねじ9はレバー6、振動弦7等の計測に影響する
いかなる部材にも接触していない。
第1図の状態で試料皿1に荷重を載置すると、
その力は可動柱2および連結具4を介してレバー
6の一端に第1図中下向きの力として伝達され
る。弾性支点5によつて支持されたレバー6は、
この力によつて振動弦7に張力を与える。この張
力の大きさは、 連結具4と弾性支点5との距離/振動弦7と弾性支点
5との距離×荷重 によつて表わされる。これによつて振動弦7の共
振周波数が変化し、これを補えて荷重が計測され
る。
輸送時等においてクランプ装置を作動させる場
合、第1図の状態から固定用ねじ9をねじ込ん
で、レバー6を弾性支点5を中心として反時計方
向に回動変位させてゆく。このとき、レバー6の
下面が当り8aに接するまでは弾性支点5に圧縮
荷重が作用する。更に固定用ねじ9をねじ込む
と、第2図にクランプ状態での要部を示す如く、
レバー6は点Aにおいて当り8aに接する。その
後、固定用ねじ9をねじ込めば、レバー6は点A
を中心に反時計方向に回動する。この状態では、
レバー6には点Aにおいて上向きの、点Bにおい
て下向きの力が働き、反時計方向のモーメントが
生ずる。従つて、弾性支点5にはこのクランプ状
態では引張荷重が作用することになり、また、振
動弦7はレバー6の変位によつて弛むことにな
る。
弾性支点は一般に、圧縮荷重に対して座屈が生
ずる危険性があるが、引張荷重に対しては比較的
耐久力がある。従つて、本考案の如く輸送時に引
張荷重が作用するようクランプすれば、振動、衝
撃による弾性支点への過度の圧縮荷重の作用確率
が減じ、破損しにくくなる。
なお、第3図に本考案の他の実施例の要部を示
す如く、レバー6の固定用ねじ9との接触部およ
び当り8aとの接触部に、それぞれ突部6bおよ
び6cを設けておけば、クランプ時に固定用ねじ
9の頭部および当り8aのエツジがレバー6に喰
い込むことがなく、レバー6を傷付けて設計強度
を損うことがなくなるとともに、接触が安定す
る。なお、固定用ねじ9に対する突部6bは第3
図に示した位置に限らず、固定用ねじ9の頭部が
接する箇所なら何処でもよい。
第4図に、レバー6の支点に引張弾性支点5′
を用いた場合の本考案の他の実施例の要部構成図
を示す。この例において、固定用ねじ9をねじ込
むことにより、レバー6には点Cで下向きの、点
Dで上向きの力が作用し、かつ、レバー6は反時
計方向に変位するので、前述の実施例同様、弾性
支点には引張荷重が作用し、振動弦7は弛む。
以上説明した各実施例において、固定用ねじ9
は当該天びんのケースにドライバー用の孔を設け
ることによつて外部から回動可能とするととも
に、通常の計測使用時に固定用ねじ9をねじ戻し
たときに、その頭部がケースのドライバー用孔を
塞ぐよう構成すれば、異物の侵入を防止し得え好
都合である。
また、クランプ用の固定具としてねじを用いた
場合の例を示したが、ねじに限られることはな
く、例えばクランプ時にのみ作用するようなばね
を設けて、レバー6を当り8aに押し付けること
によつて締結することも可能であることは言うま
でもない。
(ヘ) 効果 以上説明したように、本考案によれば、クラン
プ時において弾性支点には引張荷重が作用するか
ら、輸送時の振動や衝撃で座屈による破損がな
く、また振動弦は弛むから、輸送途中においてそ
の機械的特性が変化することがない。しかも、ク
ランプの為の操作が例えばねじ一本をねじ込むだ
けでよく、極めて容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の要部構成図で計測使用
状態を示す図、第2図は同じくクランプ状態を示
す図、第3図および第4図はそれぞれ本考案の他
の実施例の要部構成図である。 1……試料皿、2……可動柱、5……弾性支
点、6……レバー、7……振動弦、8……ベー
ス、8a……当り、9……固定用ねじ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 弾性支点により支承されたレバーの一端に荷
    重作用点を設け、他端に固着された振動弦の張
    力の変化に伴う共振周波数の変化により、作用
    荷重を検出するよう構成されたはかりの、輸送
    時におけるクランプ装置であつて、計測使用時
    に上記レバーが接触しない位置に当該はかりの
    固定部分に配設された当り部材と、上記レバー
    を上記弾性支点を中心に回動変位させ、上記当
    り部材に当接させた状態で締結し得る固定具と
    を有し、上記締結により、上記振動弦が弛み、
    かつ、上記弾性支点に引張力が作用する向きの
    モーメントが働いた状態で上記レバーを固定し
    得るよう構成したことを特徴とする振動弦式は
    かりのクランプ装置。 (2) 上記レバーの上記固定具が当接する部位に突
    部を設け、上記固定具が上記レバーに安定して
    接触するよう構成したことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の振動弦式はかり
    のクランプ装置。
JP6332084U 1984-04-27 1984-04-27 振動弦式はかりのクランプ装置 Granted JPS60174842U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6332084U JPS60174842U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 振動弦式はかりのクランプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6332084U JPS60174842U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 振動弦式はかりのクランプ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60174842U JPS60174842U (ja) 1985-11-19
JPH031779Y2 true JPH031779Y2 (ja) 1991-01-18

Family

ID=30593348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6332084U Granted JPS60174842U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 振動弦式はかりのクランプ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60174842U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60174842U (ja) 1985-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3908256B2 (ja) 荷重トランスデューサ及び計量器の取付構造
US6677539B2 (en) Load sensor equipped with strain-generating member having strain elements with tube spacer for eliminating clamping force
US3938603A (en) Constant moment weigh scale with floating flexure beam
US20060117868A1 (en) Transducer for measuring a shaft dynamic behavior
JPH03501531A (ja) 一体形プッシュプル力変換器
JPS61270622A (ja) 質量及び力計測装置
US6639158B2 (en) Weighing scale with level compensating foot assembly
US5183126A (en) Weighing system and force transmission
JPH031779Y2 (ja)
US5478975A (en) Vibrating beam force sensor clamping assembly
JPH02501161A (ja) 平行案内部材を備えた力測定装置
JPH0354428A (ja) 力変換装置及びその製造方法
EP0138852B1 (en) Axial-torsional extensometer
US4596155A (en) Isotropic strain sensor and load cell employing same
WO2004070328A1 (ja) 荷重測定機構
JPS61283834A (ja) 電子ばかり用のクロスバンドヒンジ
JPS6326742Y2 (ja)
US4697658A (en) Toggle-type adjustable mounting for weighing scale flexures
JP2001033300A (ja) 荷重測定装置
JP2894268B2 (ja) 複合ロードセル秤
JPS6111625Y2 (ja)
USRE32002E (en) Constant moment weigh scale with floating flexure beam
KR920000025B1 (ko) 와이어로우프용 로드셀
JPH07128157A (ja) 荷重変換器
JP2533886Y2 (ja) 電子秤ビームの線材固定装置