JPH03177213A - スタッカークレーン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は棚なしの立体自動倉庫に応用可能なスタッカー
クレーンにかかわるもので、とくに段積みしたパレット
等を作業性良好に取り出し、および格納することができ
るようにしたスタッカークレーンに関するものである。

［従来の技術］ 一般に倉庫内に鋼管、コンテナ、手パレット等所定の貯
蔵品を保管する場合には、はい積み、ラック式立体自動
倉庫、およびパレット段積み等の手法がある。

はい積み倉庫の場合には、下層部にある貯蔵品の取り出
しには貯蔵品の配置替えが必要である。

この配置替え作業は時間がかかるとともに危険である。

ラック式立体自動倉庫の場合には、はい積みやパレット
段積みに比較して保管効率が悪い。また、ランク設備で
は棚が固定されており、取扱い品の変更や有効活用に対
して柔軟性がない。さらに、設備費自体が高額となると
いう問題がある。

したがって、倉庫業界では取扱い貨物の変化に柔軟に対
処することができるように、恒久設備の設置を極力避け
て、平土間、簡単な棚、およびフォークリフトにより間
に合わせているのが実状である。

パレット段積みの場合には、上記平戸間にパレットを段
積みするだけであるので、保管効率および柔軟性という
点では優れている。しかしながら、段積みした最上部か
ら順番にしかパレットを取り出すことができないので、
はい積みと同じく配置替えが必要であり、作業時間およ
び安全性に問題がある。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明は以上のような諸問題にかんがみてなされたもの
で、立体自動倉庫ではあっても固定した棚を用いず、パ
レット段積みによる省力化および作業者の安全をはかる
とともに、段積みしたパレットのうち任意のものの取出
しおよび格納等のハンドリングを可能とし、保管効率の
向上、さらには股ｆｌ費の低減、ならびに倉庫自体の柔
軟性を確保可能なスタンカークレーンを提供することを
課題とする。

ｃａｍを解決するための手段］ すなわち本発明は、所定数のパレットを段積み可能な倉
庫内を、該段積みしたパレットに沿って走行するクレー
ンフレームと、このクレーンフレームに対して上下動可
能な昇降フレームと、この昇降フレームに設けるととも
に、該昇降フレームから上記パレット方向に突出可能な
互いに独立作動するハンドリング用シャトル機構および
支持用シャトル機構とを有し、上記支持用シャトル機構
には、上記段積みしたパレットのうち所望の部分から上
を持ち上げ可能なジヤツキ機構を設け、かつこの持ち上
げたパレットより下方位置において所望のパレットを上
記ハンドリング用シャトル機構によりハンドリング可能
としたことを特徴とするスタッカークレーンである。

［作用コ 本発明によるスタッカークレーンにおいては、互いに独
立に可動するハンドリング用シャトル機構および支持用
シャトル機構を昇降フレームに設け、支持用シャトル機
、構に設けたジヤツキ機構により所望の部分から上のパ
レットを持ち上げておき、これより下方に位置している
パレットをハンドリング用シャトル機構により取り出す
、あるいはこの部分に格納することができる。

したがって、段つみによる保管効率の良さおよび保管品
の変化に柔軟に対応可能であるという長所を活かすこと
ができるとともに、段積みした任意の部分からパレット
を取り出すことが可能であるので、保管格納の作業性も
良好である。

［実施例コ つぎに本発明の一実施例によるスタッカークレーン１を
第１図ないし第５図にもとづき説明する。

Ｗ１１図はスタッカークレーンｌの全体を示す中央部省
略正面図、第２図は側面図である。このスタッカークレ
ーンＩは、倉庫の床面２および天井面３との間にまたが
って起立した状態で走行するクレーンフレーム４と、こ
のクレーンフレーム４内に位置して昇降する昇降フレー
ム５とを有する。

クレーンフレーム４は矩形状に配置した四本のフレーム
からこれを構成し、倉庫の床面２および倉庫の天井面３
にそれぞれ設けた走行用レール６上を走行駆動機構７に
より走行する。なお、走行方向をガイドするためのガイ
ド用レール８も設けである。走行用レール６は段積みし
たパレット（コンテナ）Ｐに沿ってこれを敷設しである
ので、クレーンフレーム４はこうしたパレットＰに沿っ
て走行することとなる。パレットＰ内には貯蔵品ないし
保管品たとえば鋼管Ｓ等を収容しである。

昇降フレーム５は、昇降順動機構９によってプーリ１０
およびワイヤ１１を介してパレットＰの段積み高さ方向
に昇降するもので、以下順次説明するパレットＰの持上
げ、および取出しあるいは格納を行なうものである。

この昇降フレーム５の第１図中左右には、それぞれ一対
の支持用シャトル機構■２およびハンドリング用シャト
ル機構１３を設けである。これら支持用シャトル機構１
２およびハンドリング用シャトル機構１３は昇降フレー
ム５の左右に突出往復動可能なようにシリンダ、チェー
ンロープ、モータ等のシャトル用邪動機構（いずれも図
示せず）によりこれを能動する。たとえば第２図は支持
用シャトル機構１２およびハンドリング用シャトル機構
１３が昇降フレーム５の左側に突出した状態を示してい
る。

支持用シャトル機構１２には、段積みしたパレットＰの
うち所望部分から上のパレットＰを持ち上げるジヤツキ
機構１４をｗｒＩＩ＆シである。このジヤツキ機［１４
は、ジヤツキフレーム１５と、このジヤツキフレーム１
５に取り付けたジヤツキ用シリンダ１６と、このジヤツ
キ用シリンダ１６により上下動する持上げ用アーム１７
とを有し、段積みされた全実パレットＰを持ち上げるこ
とができる容量を有している。

このジヤツキフレーム１５と支持用シャトル機構１２と
の間には、スライド機構１８を設けである。このスライ
ド機構１８はとくに第３図に示すように、ジヤツキフレ
ーム１５に固着したガイド筒１９と、このガイド筒１９
内を摺動するガイドビン２０とを有する。このガイドピ
ン２０は支持用シャトル機＃１１２に固着しである。し
たがってジヤツキフレーム１５つまりジヤツキ機構１４
と支持用シャトル機構１−２とを一体的係合状態を維持
しつつ、支持用シャトル機構１２の昇降を可能としてい
る。　（第４図参照）。

なお、持上げ用アーム１７の左右両端部に形成した持上
げ用突出部１７ＡはパレットＰの持上げ用端部ＰＬの下
面に係合可能である。さらに、ジヤツキフレーム１５の
下端部にはジヤツキ支持用突出部１５Ａを形成し、この
ジヤツキ支持用突出部１５ＡがパレットＰの持上げ用端
部ＰＬの上面に係合可能である。この持上げ用端部ＰＬ
は、段積みされた全実パレットＰの重量を支持すること
ができる強度を有するものとする。

前記ハンドリング用シャトル機構１３は、支持用シャト
ル機構１２と同様に昇降フレーム５の左右に突出往復動
可能であり、パレットＰのハンドリング用端部ＰＨの下
面に係合することにより所望のパレットＰのハンドリン
グつまり取出しおよび格納を可能としている。このハン
ドリング用端部ＰＨはすくなくとも１個の実パレットＰ
を支持することができる強度を有するものとする。

こうした構成のスタッカークレーン１により所望のパレ
ットＰをハンドリングたとえば取り出す作業について、
第５図（１）ないしく１１）を参照しながら以下説明す
る。

まず（１）に示すように、昇降フレーム５を上下に操作
して、支持用シャトル機構１２におけるジヤツキフレー
ム１５のジヤツキ支持用突出部１５Ａが、下方に位置す
るあるパレットＰ１の持上げ用端部ＰＬの上面に対して
作動許容間隔りだけあけた状態で、かつ持ち上げ用アー
ム１７の持ち上げ用突出部１７Ａが上方に位置する他の
パレットＰ３の持上げ用端部ＰＬの下面に対して同じく
間隔りだけあけた状態で、その昇降を停止させる。この
状態で支持用シャトル機構１２を昇降フレーム５からパ
レットＰの方向に突出させ、　（１）に図示の状態とす
る。

なお、パレットＰ１とＰ３との中間に位置するパレット
Ｐ２が取り出したい所望のパレットである。

つぎに（２）に示すように、昇降フレーム５を下げるこ
とにより支持用シャトル機構１２を下げ、下方のジヤツ
キ支持用突出部１５ＡをパレットＰ１の持ち上げ用端部
ＰＬの上面に係合させる。

このとき、上部のパレットＰ３の持ち上げ用端部ＰＬと
持上げ用突出部１７Ａとの間隔は２Ｄとなる。

つぎに（３）に示すように、昇降フレーム５をさらに開
隔３Ｄだけ下げることによって支持用シャトル機４１１
１２を下げ、ジヤツキ支持用突出部１５Ａが完全に持上
げ用端部ＰＬの上面に乗り、ジヤツキアーム１５にかか
る荷重がパレットＰ１以下のパレットＰを介して倉庫の
床面２にかかるようにする。

つぎには（４）に示すように、ジヤツキ機構１４のジヤ
ツキ用シリンダ１６を操作することにより、上方の持上
げ用突出部１７Ａを上昇させ、これを持ち上げ用端部Ｐ
Ｌの下面に係合させ、パレットＰ３を持ち上げ可能とす
る。

すなわち（５）に示すように、間隔２Ｄだけ持上げ用突
出部１７ＡをジヤツキアップすることによりパレットＰ
３を間隔２Ｄだけ持ち上げ、さらにハンドリング用シャ
トル機構１３を目標のパレットＰ２のハンドリング用端
部ＰＨの下方（間隔Ｄ）に位置させる。

こうした状態では（６）に示すように、パレットＰ３よ
り上方のパレットＰの荷重はジヤツキ機構１４さらにパ
レットＰ１より下方のパレットＰを介して倉庫の床面２
にかかることとなる。したがって、支持用シャトル機構
１２およびハンドリング用シャトル機構１３を有する昇
降フレーム５には上記荷重がかかることがないため、作
業上安全であるとともに、この昇降フレーム５ないしは
クレーンフレーム４の機械的強度を極端に大きくする必
要はない。また、ジヤツキアップ荷重は、スタッカーク
レーン１にかかることなく倉庫の床面２によりこれを支
持するので、単一のパレットＰをハンドリングすること
ができるスタッカ−クレーン１荷重でよい。

ついで昇降フレーム５を上昇させることによってハンド
リング用シャトル機Ｗ４１３が上昇し。

（７）に示すように、真ん中のパレットＰ２を間隔りだ
け上方へハンドリングすることができる。

したがってこの状態で（８）に示すように、ハンドリン
グ用シャトル機構工３を昇降フレーム５方向に後退させ
ることにより当該所望のパレツ）Ｐ２を取り出すことが
できる。

こののち（９）に示すように、ジヤツキ機構１４を下げ
上方の持上げ用突出部１７Ａを下降させることにより、
いままで持ち上げていたパレッ）Ｐ３およびその上方の
パレットＰを下方に位置しているパレットＰｌ上におろ
すこととする。

さらに（１０）に示すように、持上げ用突出部１７Ａを
間隔２Ｄだけ下降させることにより。

パレットＰ３の持上げ用端部ＰＬとの係合を解除する。

最後に（１１）に示すように、ジヤツキ支持用突出部１
５Ａを間隔りだけ上昇させる。こうした状態で、支持用
シャトルｓ１４！１１２をジヤツキ機＃１１４とともに
昇降フレーム５に再び格納し、パレットＰのハンドリン
グを終了する。

なお、最上段へのパレットＰの取出しおよび格納はジヤ
ツキ作動を使用することなくこれを行なうことができる
。

所望のパレットＰを所定箇所に格納したい場合には、上
述と逆の操作を行なうものとする。なお運用管理方法に
よっては、ジヤツキ作動を使用せず、単に最上段に格納
して格納時間を短縮することができる。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、昇降フレームに支持用シ
ャトル機構およびハンドリング用シャトル機構を互いに
独立廃動可能にＦＥｅｔ、、たので、支持用シャトル機
構が持ち上げる上下のパレットの中間に位置しているパ
レットを取り出すことが可能となり、パレットを段積み
した倉庫において先入れおよび先出しが可能となり、パ
レット段積みの長所を損なうことなく、簡単な構成によ
りコスト低く、自動立体倉庫を実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるスタンカークレーンｌ
の中央部省略正面図、 ｆｆ１２図は同、側面図、 第３図は同、スライド機構１８の一部切欠き説明図、 第４図は同、スライド機構１８の作動状態の一部切欠き
説明図、 ｆｊＳ５同（１）ないしく１１）は同、所望のパレット
Ｐ２を取り出すときのスタッカークレーン１の作動説明
図である。 １　、、、、、、スタッカークレーン ２　、、、、、、倉庫の床面 ３　、、、、、、金車の天井面 ４　、、、、、、クレーンフレーム ５　、、、、、、昇降フレー１１ ６　、、、、、、走行用レール ７　、、、、、、走行廃動機構 ８　、、、、、、ガイドレール ９　、、、、、、昇降即動機構 １．０．、、、、、プーリ １１　、、、、、、ワイヤ １２　、、、、、、支持用シャトル機構１３・・・・・
・ハンドリング用シャトル機構１４　、、、、、、ジヤ
ツキ機構 ］　５．、、、、、ジヤツキフレー１１１５Ａ、、、、
ジヤツキ支持用突出部 １６・・・・・・ジヤツキ用シリンダ １７　、、、、、、持上げ用アーム １７Ａ、、、、持上げ用突出部 １８　、、、、、、スライド機構 １９゜０１００．ガイド筒 ２０、、、、、、ガイドビン Ｐ、ＰＬ、Ｐ２．Ｐ３．、、、、パレットＰＩ・・・・
・・・持上げ周端部 ＰＨ，、、、、、ハンドリング用端部 Ｓ　、、、、、、、、鋼管 り、、、、、、、、作動許容間隔 （コンテナ） 特許出１願人　住友重機械工業株式会社復代理人　弁理
士　池澤　寛 第 図 第 図 第 図 （３） （４） ５Ａ ５Ａ 第 図 （９） １ム （１０） 図 （１１）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 所定数のパレットを段積み可能な倉庫内を、該段積みし
   たパレットに沿つて走行するクレーンフレームと、 このクレーンフレームに対して上下動可能な昇降フレー
   ムと、 この昇降フレームに設けるとともに、該昇降フレームか
   ら前記パレット方向に突出可能な互いに独立作動するハ
   ンドリング用シャトル機構および支持用シャトル機構と
   を有し、 前記支持用シャトル機構には、前記段積みしたパレット
   を持ち上げ可能なジャッキ機構を設け、かつこの持ち上
   げたパレットより下方位置において所望のパレットを前
   記ハンドリング用シャトル機構によりハンドリング可能
   としたことを特徴とするスタッカークレーン。