JPH0317479Y2 - - Google Patents

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JPH0317479Y2
JPH0317479Y2 JP1983054543U JP5454383U JPH0317479Y2 JP H0317479 Y2 JPH0317479 Y2 JP H0317479Y2 JP 1983054543 U JP1983054543 U JP 1983054543U JP 5454383 U JP5454383 U JP 5454383U JP H0317479 Y2 JPH0317479 Y2 JP H0317479Y2
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thyristor
current
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turned
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JP1983054543U
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JPS59159039U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の分野 本考案は負荷制御素子であるサイリスタが負荷
開閉電流に対応して複数個設けられた交流2線式
の電子スイツチに関する。
従来技術とその問題点 交流2線式電子スイツチは負荷と電源とに直列
に挿入されて電源を開閉するものである。第1図
は従来の交流2線式電子スイツチの一例を示す回
路図であつて、この電子スイツチの端子1,2に
ダイオードブリツジ3が接続され、このダイオー
ドブリツジ3の出力端子間には負荷を開閉するサ
イリスタSCR4,5と、センサ部に直流電源を
供給しこれらのサイリスタの位相制御を行うセン
サ用電源・位相制御回路6とが並列に接続され
る。センサ用電源・位相制御回路6の電源出力端
にはコンデンサ7とセンサ回路8とが並列接続さ
れ、センサ回路8に電源を供給すると共にセンサ
回路8から得られる信号に基づいてサイリスタ5
の位相制御を行うようにしている。そして端子
1,2間に交流電源9と負荷10、例えばリレー
が直列に接続されている。
ところで従来の交流2線式電子スイツチは最大
開閉電流が200mA程度以下のものが多いが、従
来のリミツトスイツチとの互換性からプランジヤ
ータイプのリレー3個を並列に接続したものを負
荷として開閉することができるようにしたいとい
う要望がある。この場合には開閉電流として
500mA以上が必要となる。しかし最小開閉電流
は通常例えば5mA程度に規定されており、1つ
のサイリスタで5mAから500mA以上の電流値を
カバーすることはできない。そこでこのような要
求を満たすために従来の交流2線式電子スイツチ
にあつては、第1図に示すように負荷容量の異な
る2つのサイリスタ4,5を並列接続し、これら
を2段にして用いるように構成されている。即ち
負荷が小電流の場合にはセンサ用電源・位相制御
回路6からのトリガ信号によりまず小容量のサイ
リスタ5がオンする。そして負荷電流が大きくな
りサイリスタ5に直列に接続されている抵抗R1
1の両端の電圧が所定値以上になればサイリスタ
4がトリガされてターンオンし、そうすればサイ
リスタ5の両端の電圧が低下してサイリスタ5は
ターンオフする。このように電流値によつて2つ
のサイリスタ4,5を切り換えるようにし、その
切り換え点の電流値は抵抗R11の値によつて異
なるが通常50〜100mA程度の値になるように設
定されている。
ところで電子スイツチと負荷10との間に接続
されるケーブルが長く延長された場合にはケーブ
ル間の容量が無視できなくなり、第1図に示すよ
うに端子1,2間にコンデンサCが接続されたと
同様の状態となる。ここで電源電圧Vが高い場合
にはコンデンサCには相当量の電荷Q(=CV)が
蓄積される。そして負荷10が第1図に示すよう
に誘導性負荷の場合には電源電圧に対して負荷電
流の位相は遅れることとなり、第2図に例えば時
刻t1として示すように電流値が0の位相に対し
ても電圧が一定値である瞬間がある。このときに
電子スイツチがオンとなればコンデンサCに蓄え
られた電荷Qによつてサイリスタ5がオーンオン
する。更に抵抗R11の両端の電圧が所定値以上
となればサイリスタ4もターンオンし、同時にサ
イリスタ5がターンオフする。しかしコンデンサ
Cに貯えられる電荷Qはすぐになくなるので、ご
く短時間で2段目のサイリスタ4に流れる電流は
保持電流Ih以下となつてサイリスタ4は再びオフ
となる。サイリスタ4,5がオフとなればコンデ
ンサCは電源9より負荷10を介して再び充電さ
れ、コンデンサCの電荷が一定量以上となれば再
びサイリスタ5、続いてサイリスタ4がオンとな
る。このようにして電子スイツチの電流値が2段
目のサイリスタ4の保持電流Ih以上となるまで第
2図に示すようにサイリスタ4,5はオーンオ
フ、ターンオンを夫々繰り返し、図示のように発
振現象(チヤタリング)が起きるという問題点が
あつた。
考案の目的 本考案はこのような従来の交流2線式電子スイ
ツチの問題点に鑑みてなされたもので、ケーブル
が長く延長された場合にもケーブルの容量に基づ
くチヤタリング現象を防止することのできる交流
2線式電子スイツチを提供することを目的とす
る。
考案の構成と効果 本考案は負荷電流を開閉する負荷電流制御素子
として容量の異なる複数のサイリスタを並列接続
し、小容量側サイリスタに直列に電流検知用抵抗
を接続し、該電流検知用抵抗の電圧降下に基づい
て大容量側のサイリスタを導通させ、負荷開閉電
流に応じてそれらのサイリスタを切り換えて用い
る交流2線式電子スイツチであつて、小容量サイ
リスタのカソードと電流検知用抵抗の共通接続端
と大容量サイリスタのゲートとの間に一定の電圧
降下を起こす電圧降下素子を接続し、大容量サイ
リスタが導通する開閉電流を増大せしめたことを
特徴とするものである。
このような特徴を有する本考案によれば、複数
のサイリスタを用いた交流2線式電子スイツチに
おいて、電流検知用抵抗に得られる電圧を定電圧
素子を介してサイリスタのゲートに与えることに
よつて、大容量側のサイリスタに切り換わる電流
値を上げるようにしているので、ケーブル間の容
量によつて小容量サイリスタがターンオンしても
大容量側サイリスタはターンオンすることはな
い。従つてケーブル間の容量によりサイリスタが
ターンオン,オフを繰り返すチヤタリング現象を
防止することが可能となる。
実施例の説明 第3図は本考案による交流2線式電子スイツチ
の一実施例を示す回路図である。本図において従
来例と同一部分には同一の符号を用いて示してい
る。さて本実施例においても端子1,2間にダイ
オードブリツジ3が接続され、ダイオードブリツ
ジ3の両出力端間に大容量のサイリスタ4、小容
量のサイリスタ5が並列接続されたスイツチング
回路が接続される。更に電源間にツエナダイオー
ド12とトランジスタ13からなる定電圧回路、
前述したセンサ用電源・位相制御回路6を介して
IC等で構成されるセンサ回路8が接続される。
センサ用電源・位相制御回路6は図示のように定
電圧回路とコンデンサ7との間を接続するトラン
ジスタ14とそのトランジスタの両端に接続され
る抵抗R15、及びトランジスタ14にベース電
流を与える抵抗R16が設けられ、そのベースに
はツエナダイオード17を介してセンサ回路8の
検出部の出力を電流増幅するトランジスタ18が
接続される。トランジスタ18のエミツタはサイ
リスタ5のゲート回路に接続されている。そして
センサ回路8の出力がオフであればダイオードブ
リツジ3よりトランジスタ14をバイパスする抵
抗R15を介してコンデンサ7に電荷が供給さ
れ、センサ回路8に電源が供給される。またセン
サ回路8の出力がオンとなれば、トランジスタ1
8によつて電流増幅された電流がサイリスタ5の
ゲートに加わり、サイリスタ5がターンオンす
る。以後の各サイクルにおいてはゼロクロス点を
通過するとトランジスタ14がオン状態となつて
コンデンサ7が急速充電され、ダイオード17の
ツエナ電圧に達すればトランジスタ14がオフと
なり、サイリスタ5がターンオンする。このよう
にしてセンサ回路8に電源を供給すると共にサイ
リスタ5を位相制御している。
さて本考案では電流検知用の抵抗R11と大容
量のサイリスタ4のゲート間に図示のように導通
することによつて一定の電圧降下が起こる素子、
この場合はツエナダイオード20を挿入してい
る。このツエナダイオード20のツエナ電圧は、
例えば数ボルトのものを用いる。またツエナダイ
オード20の代わりに通常のダイオードを数個直
列に接続して挿入してもよい。こうすれば小容量
サイリスタ5から大容量サイリスタ4に切り換わ
る時の電流値を上げることができる。従つてケー
ブル間のコンデンサCの電荷Qによつては二段目
のサイリスタ4はターンオンしなくなり、従来例
のようなチヤタリング現象を防止することができ
る。
なお第1図の従来の回路において抵抗R11の
抵抗値を下げることによつて、小容量サイリスタ
5から大容量サイリスタ4に切り換えるときの電
流値を大きくすることができる。しかしながらそ
の場合には大容量サイリスタ4の保持電流も上が
ることとなる。そのため大容量サイリスタで制御
できる電流値の範囲が小さくなることとなつて好
ましくない。本考案ではツエナダイオード等の定
電圧素子を用いているので大容量サイリスタ4の
保持電流を小さい値に保つことができ、位相制御
を行う電流範囲を従来と同様に保つことが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の交流2線式電子スイツチの構成
を示す回路図、第2図はその動作を示す波形図、
第3図は本考案による交流2線式電子スイツチの
一実施例を示す回路図である。 1,2……端子、3……ダイオードブリツジ、
4,5……サイリスタ、6……センサ用電源・位
相制御回路、7……コンデンサ、8……センサ回
路、9……電源、10……負荷、20……ツエナ
ダイオード、R11,R15,R16,R21…
…抵抗、C……コンデンサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 負荷電流を開閉する負荷電流制御素子として
    容量の異なる複数のサイリスタを並列接続し、
    小容量側サイリスタに直列に電流検知用抵抗を
    接続し、該電流検知用抵抗の電圧降下に基づい
    て大容量側のサイリスタを導通させ、負荷開閉
    電流に応じてそれらのサイリスタを切り換えて
    用いる交流2線式電子スイツチにおいて、 前記小容量サイリスタのカソードと電流検知
    用抵抗の共通接続端と前記大容量サイリスタの
    ゲートとの間に一定の電圧降下を起こす電圧降
    下素子を接続し、大容量サイリスタが導通する
    開閉電流を増大せしめたことを特徴とする交流
    2線式電子スイツチ。 (2) 前記電圧降下素子はツエナダイオードである
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の交流2線式電子スイツチ。
JP5454383U 1983-04-11 1983-04-11 交流2線式電子スイツチ Granted JPS59159039U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5454383U JPS59159039U (ja) 1983-04-11 1983-04-11 交流2線式電子スイツチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5454383U JPS59159039U (ja) 1983-04-11 1983-04-11 交流2線式電子スイツチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59159039U JPS59159039U (ja) 1984-10-25
JPH0317479Y2 true JPH0317479Y2 (ja) 1991-04-12

Family

ID=30184886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5454383U Granted JPS59159039U (ja) 1983-04-11 1983-04-11 交流2線式電子スイツチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59159039U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5617521A (en) * 1979-07-20 1981-02-19 Omron Tateisi Electronics Co 2-wire type alternating switching contactless switch

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5617521A (en) * 1979-07-20 1981-02-19 Omron Tateisi Electronics Co 2-wire type alternating switching contactless switch

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Publication number Publication date
JPS59159039U (ja) 1984-10-25

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