JPH0317209Y2 - - Google Patents

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JPH0317209Y2
JPH0317209Y2 JP3928584U JP3928584U JPH0317209Y2 JP H0317209 Y2 JPH0317209 Y2 JP H0317209Y2 JP 3928584 U JP3928584 U JP 3928584U JP 3928584 U JP3928584 U JP 3928584U JP H0317209 Y2 JPH0317209 Y2 JP H0317209Y2
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JP
Japan
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corner reflector
cylindrical tube
reflector
ring
holding mechanism
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JP3928584U
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JPS60152123U (ja
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  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は核融合炉のプラズマ温度、電流密度分
布測定に使用されるレーザ干渉計等の測定器にお
けるレーザ光の反射に用いられるコーナレフレク
タの保持機構に関するものである。
(従来技術) 従来、コーナレフレクタは土木・建築関係のレ
ーザ光を用いた測量分野においてオートコリメー
タその他の機器と組合せて使用されたり、NC工
作機械のテーブル移動量の測定あ、光学干渉測定
器にレンズ、ミラー等との組合せで使用されてい
る。このコーナレフレクタを保持する場合は、測
量用のものは簡単な板金構造の保持具が用いら
れ、また工作機械や光学測定に使用されるものは
金属ブロツク材を切削加工を施した構造体に接着
剤で固着する保持具が使用されている。
これらのコーナレフレクタの保持具を核融合炉
における測定に適用する場合、高温、真空、強磁
場による振動等の特殊環境下であるため、板金構
造のものは振動に対する強度不足があり、また高
温による変形で位置ずれを生じる欠点がある。ま
た、切削加工施した構造体に接着剤を使用したも
のは、接着剤の高温下での経時変化により生ずる
変形、剥離等でコーナレフレクタに位置ずれを生
ずる問題があつた。さらに、これらの保持具はコ
ーナレフレクタの取付調整時や、交換時の再現性
や互換性が非常に悪く、特に接着剤を使用したも
のは再使用すらほとんど不可能であり、複数個の
コーナレフレクタを配置しての取付位置調整作業
は相当に困難な作業となつていて、組立調整、保
守等の面からも問題があつた。
(考案の目的) 本考案の目的は、このような問題点を排除し、
機械的に加工した2個のリング状構造体の溝内側
面に保持固定をさせることにより、組立、保守が
容易で、かつ簡単な構成で十分に核融合炉などの
高温環境で測定に適用できるコーナレフレクタ保
持機構を提供することにある。
(考案の構成) 本考案のコーナレフレクタ保持機構は、コーナ
レフレクタを収容できる深さを有しこのコーナレ
フレクタを入れる開口部とこのコーナレフレクタ
の外径より小さい穴を中心にもつ底部とを有する
円筒管と、この円筒管の底部に固定されるフラン
ジ部と前記底部の穴に嵌入される凸部とをもつリ
ング状板体からなりこの凸部に前記コーナレフレ
クタの裏側外周稜線部と面接触してこれを保持す
る三角溝を120°毎に配設した固定リングと、前記
円筒管の開口部に固定されるフランジ部とこの円
筒管に嵌入される凸部とをもつリング状板体から
なりこの凸部に前記コーナレフレクタの前面の外
周稜線部と面接触してこれを保持する三角溝を
120°毎に配設した開口部リングとを含み構成され
る。
(実施例) 以下本考案を図面により詳細に説明する。
第1図a,bは一般のコーナレフレクタの構造
を示した等角投影法による正面図および背面図で
あり、この構造は板厚一定で各稜面が、直角・平
行である三枚の六面体(板体)を組合せて三角法
による投影面上で外形線が正方形となるように構
成され、内側に三つの反射面20,30,40を
有している。このコーナレフレクタを使用する場
合は、この正面図における内頂点31´とその背
面側の頂角点44とを結ぶ延長線がコーナレフレ
クタの中心軸線となる。また、投影面上では、コ
ーナレフレクタの外形線は正六角形となり三つの
反射面は頂点31´を中心に120°分割となる。ま
た、頂角点44以外の外周稜線の交点で成る頂角
点を図のようにそれぞれ41,21,42及び2
2,43,32と定め、さらに板厚内側の頂角点
を22´,43´,32´とする。
第2図a,bは本考案の実施例の使用状態を示
す断面図および正面図である。図において、コー
ナレフレクタ1は、底部に固定リング8を設けた
円筒管14に挿入され、これに開口部リング2を
覆せて固定される。この場合、コーナレフレクタ
1の中心軸線を下向きにすると、頂角点22´,
43´,32´の3点が最下端となり、最上端は
頂角点44となる。「この時、頂角点44と点4
2,22,21とで囲まれた面と、点44,4
1,32,21で囲まれた面と、点44,42,
43,41で囲まれた面とからなる三つの外側面
は内側の三つの反射面20,30,40と平行で
あり、これら外側面と中心軸線に垂直な面とでな
す角度」θ1はcosU-1√3/3となり、「また、三つの 稜線44−21,44−41,44−42と中心
軸線に垂直な面とでなす」角度θ2はtanU-1√2/2 となり、θ2=θとすると、θ1=90°−θとなる。
このコーナレフレクタ1の下面は等角投影法によ
る第1図aと同様に反射面20,30,40がそ
れぞれ120°に分割された投影位置となる。
第3図に示す開口部リング2は、コーナレフレ
クタ1の形成する投影面上の正六角形に外接する
円径よりわずかに大きな外径の段付部3を設け
て、反射面端稜に内接する円形にほぼ等しい開口
部分を有する段及びフランジ付リング状円板であ
り、段付部3に120°等配に第3図cに示すような
90°角の二等辺三角形断面を有する三角溝4を前
記外接する円径より中心に向つて角度θの下り傾
斜角で3ヶ所と、三角溝4の各底部に逃げ溝5を
併せ設ける。フランジ部6に取付穴7を開け、第
2図に示すようにコーナレフレクタ1の稜線22
−22´,32−32´,43−43´を3ヶ所
の三角溝4にそれぞれ収容保持する。
第4図に示す固定リング8は、中央に頂角点4
4附近を収容出来る孔を設けた所要径の段付部9
とフランジ部10を有するリング状円板であり、
段付部9には開口リング2と同様に120°等配に第
4図cに示すような90°角の二等辺三角形断面を
有する三角溝11と逃げ溝12を併せて、所要径
より中心に向つて下り傾斜角θで3ヶ所設けてあ
る。フランジ部10に取付穴13を設け図のよう
に稜線44−21,44−41,44−42を3
ヶ所の三角溝11にそれぞれ収容する。
円筒管14は、段付部3の径が精密嵌合可能な
内径部を有し、所要深さの底部中央に固定リング
8の段付部9が間〓をもつて挿入可能な径の穴を
設け、上下両端面には取付穴6と取付穴13に対
応するネジ穴をそれぞれ設けてあり、第2図に示
すように開口リング2を下端側にネジ17で取付
け、固定リング8側のネジ16を緩やかに均等に
締め込むことにより、コーナレフレクタの組立固
定が出来る。
このコーナレフレクタ保持機構の測定器への取
付は、円筒管14の外径部分の嵌合による固定、
あるいは、第2図に想像線で部分的に示すような
円筒管14の一部へ穴付フランジ15を設けて取
付けることができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によるコーナレフ
レクタ保持機構を用いることにより、主部品が旋
削加工を主体に三角溝加工を附加した3個の構造
物の簡単な部品で構成され、調整・保守が容易で
ある。また、コーナレフレクタの外周各稜線附近
の面を部分的な傾斜面への面接触により押して固
定されるため、コーナレフレクタへ集中的な力が
かからない。さらに、円筒管で全体を覆い、かつ
円筒管を介して保持機構が測定器等へ設置される
ため、外部からの直接的影響が少ない構造となつ
ている。
なお、本考案の主要部品をダイキヤストにより
形成することにより、土木、建築用その他に用い
られる保持機構として量産化も可能であり、長い
パイプ状構造体の先端に取付けたりする場合には
最適な構造であり、また、密封型とすることも容
易である。
なお保持機構の材質は、コーナレフレクタの熱
膨張係数近似あるいは同一材を選択することは当
然である。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは一般のコーナレフレクタの正面
図およびその裏面図、第2図a,bは、本考案の
実施例のコーナレフレクタ保持機構を示す断面図
および平面図、第3図a,b,cは第2図の開口
部リングの平面図、X−X´断面図およびW−W´断
面図、第4図a,b,cは第2図の固定リングの
平面図、Y−Y´断面図およびZ−Z´断面図である。 図において、 1……コーナフレクタ、2……
開口部リング、3,9……段付部、4,11……
三角溝、5,12……逃げ溝、6,10……フラ
ンジ部、7,13……取付穴、8……固定リン
グ、14……円筒管、15……穴付フランジ、1
6,17……ネジ、20,30,40……反射
面、21,22,31,32,41〜44,22
´,32´,42´……頂角点、31´……内頂
角点である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コーナレフレクタを収容できる深さを有しこの
    コーナレフレクタを入れる開口部とこのコーナレ
    フレクタの外径より小さい穴を中心にもつ底部と
    を有する円筒管と、この円筒管の底部に固定され
    るフランジ部と前記底部の穴に嵌入される凸部と
    をもつリング状板体からなりこの凸部に前記コー
    ナレフレクタの裏側外周稜線部と面接触してこれ
    を保持する三角溝を120°毎に配設した固定リング
    と、前記円筒管の開口部に固定されるフランジ部
    とこの円筒管に嵌入される凸部とをもつリング状
    板体からなりこの凸部に前記コーナレフレクタの
    前面の外周稜線部と面接触してこれを保持する三
    角溝を120°毎に配設した開口部リングとを含むコ
    ーナレフレクタ保持機構。
JP3928584U 1984-03-19 1984-03-19 コ−ナレフレクタ保持機構 Granted JPS60152123U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3928584U JPS60152123U (ja) 1984-03-19 1984-03-19 コ−ナレフレクタ保持機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3928584U JPS60152123U (ja) 1984-03-19 1984-03-19 コ−ナレフレクタ保持機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60152123U JPS60152123U (ja) 1985-10-09
JPH0317209Y2 true JPH0317209Y2 (ja) 1991-04-11

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ID=30547100

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3928584U Granted JPS60152123U (ja) 1984-03-19 1984-03-19 コ−ナレフレクタ保持機構

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JPS60152123U (ja) 1985-10-09

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