JPH03170094A - インタナルポンプ吊り具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は沸騰水形原子炉のインタナルポンプのポンプ部
を取扱う装置に関する。

〔従来の技術〕

以下、第７図，第８図，第９図及び第１０図を参照して
従来例を説明する。第７図及び第８図に示すようなイン
タナルポンプを備えた沸騰水型原子炉、即ち，第７図中
１は原子力圧力容器であって、この原子炉圧力容器１内
には円筒状のシュラウド３が設けられ、このシュラウド
３内には炉心２が収容されている。炉心２内には下方か
ら複数の制御棒が制御駆動機＄４によって挿入．或いは
引抜きされ炉心２の出力を制御する。そして，ＦＡ子炉
圧力容器１内の炉水は複数のインタナルボンプ５によっ
て炉心２の下方に送られる。そして、炉水は炉心２内を
上方に流れ，核反応の際の熱によって加熱され，水と蒸
気との二相流となってガ心２の上方に流れる。そして，
二相流は気水分ｍ器８で水と蒸気に分離され、分離され
た蒸気は蒸気乾燥器７によって湿分が除去された後、主
蒸毎管９を介してタービン（図示せず）等に送られる又
，分離された水は給水スパージャ１０から供柏される給
水と共に、再び、炉心２の下方に送られる。又，炉心２
の上方には、スプレイスバージャ１１が設けられる。そ
して、インタナルボンプ５は第８図に示すように構威さ
れている。即ち，涼子炉圧力容器１の下鏡部にはノズル
２０が突設されており、このノズル２０の上端にはポン
プ部２２が据付けられ、また、このノズル２０内にはポ
ンプケーシング２１が水密をもって溶接されている．そ
して、このボンプケーシング２１内には熱交換器６を介
して冷却水が循環され、このモータ部２３を冷却する。

ポンプ部２２はディフューザ２４ａ及びディフューザウ
エアリング２４ｂ及びインペラ２５からなり、ディフュ
ーザ２４ａはストレッチチューブ２６及びストレッチチ
ューブナット２７によってノズル２０に取付けられてい
る。又、インペラ２５はポンプ軸３２によってモータ部
２３に連結されている。尚、３０はロータ、３１はステ
ータである。

そして、この様なインタナルポンプを着脱するには、ま
ず，モータ部２３を取外した後、インペラ２５をポンプ
軸３２と共に吊上げ、次にストレッチチューブナツ１−
２７を取外し、この後５ディフューザ２４ａをストリッ
チチューブ２６と共に吊上げる。又，インペラ２５をポ
ンプ軸３２とｊ（に吊上げた後、ディフューザ２４ａを
吊−１二げる必要がない場合はディフューザウエアリン
グ２４ｂを単独で吊上げる。

この作業の内、インタナルポンプのインペラ２５及びデ
ィフューザ２４ａを吊上げる従来のインタナルボンプ吊
り具は特開昭６２−９６８９５号公報に記載の様に、第
９図及び第１０図において原子炉圧力容器１の内面又は
シュラウド３の外面に上下方向に沿って設けられたガイ
ドレール５０と，このガイドレール５０に案内されて昇
降する本体と、この本体に設けられインタナルポンプ部
のインペラ２５を掴むインペラ掴み機構５１と，本体に
設けられポンプ部のディフューザ２４ａを掴むディフュ
ーザ掴み機構５２とを備えたものでありこの本体は吊り
ワイヤ５３により吊るされ、その吊りワイヤ５３を内通
させた操作ロッド５４により、原子炉圧力容器１内シュ
ラウドフランジ部５５沿いにインタナルポンプ吊り具本
体を旋回させ、又、ガイドレール５０上で旋回と回転の
位置決めがなされるが、ガイドレール５０に取付けた後
は、この本体はガイドレール５０に案内されてポンプ部
の上側に下降し、位置決めがなされるものであった．尚
、インタナルポンプ吊り具操作制御用ホース５７及びケ
ーブル５６は操作ロッド５４外側を上下方向に配置され
たものであった。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、インペラ，ディフューザ、及びディフューザ
ウエアリングを取外すには原子炉圧力容器の蓋体を取外
し、原子炉ウエルに水張りをした後、この水面上から作
業を行う。従って．このインペラ，ディフューザ，及び
、ディフューザウエアリングの吊上げ作業は水面下数十
メートルの水中作業となり，中でも、インタナルポンプ
吊り具をシュラウドと原子炉圧力容器の内面間で旋回す
る作業、および，インタナルポンプ吊り具の回転方向補
正作業は水面下十数メートルの遠隔水中作業で、時間が
かかり作業能率が悪いものであった，また、その作業は
極めて狭小な場所で行なわれるため、インタナルボンブ
吊り具操作制御用ホース、及び、ケーブルをジュラウド
フランジ外周に接触させ損傷を与える可能性があり．非
常に難しい作業であった。

本発明の目的はインタナルボンブのインペラ，ディフュ
ーザ、及びディフューザウエアリングを吊り］―げるイ
ンタナルポンプ吊り具に於いて，インタナルポンプ吊り
具がシュラウドと原子炉圧力容滞の内面間で容易に旋回
作業ができ、旋回中のインク、ナルポンプ吊り具の回転
方向補正作業を不要とし，更に、旋回中のインタナルポ
ンプ吊り臭操作制御用ホース及びケーブルの確実な保護
ができるインタナルポンプ吊り具を提０（することにあ
る。

〔課題を解決するための手段〕

インタナルポンプ吊り具がシュラウドと原子炉圧力容器
の内面間で容易に旋回作業ができる様にインタナルポン
プ吊り具に原子炉圧力容器内シュラウドフランジ外周に
接触してシュラウドと原子炉圧力容器の内面間での旋回
をガイドする旋回ガイドを設けたものである。

また、旋回中のインタナルポンプ吊り具の回転方向補正
作業を不要とするために、旋回ガイドのシュラウドフラ
ンジ外周への接触形状を平面、又は、凹形にしたもので
ある。

また、旋回中のインタナルポンプ吊り具の操作制御用ホ
ース、及び、ケーブルの保護のために、旋回ガイドの原
子炉圧力容器内面側にインタナルポンプ吊り其の操作制
御用ホース、及び、ケーブルの保護具を設けたものであ
る。

更に、旋回ガイドがシュラウドフランジの下から上方向
に容易に通過する様に、旋回ガイド上部にガイドローラ
を設けたものである。

〔作用〕

インタナルポンプ吊り具の旋回ガイドを原子炉圧力容器
内シュラウドフランジ外周に沿って移動させる！Ｊエに
よって、インタナルポンプ吊り具の旋同位置決めが簡単
になり、シュラウドと原子炉圧力容器の内面間の狭小部
での旋回作業が容易になる。

また、旋回ガイドのジュラウドフランジ外周への接触部
形状が平面、又は、凹形の場合，インタナルポンプ吊り
具はシュラウドフランジ外周によって回転方向を制限さ
れ、インタナルポンプ吊り具がシュラウドフランジの外
周に沿って旋回移動する時にインタナルポンプ吊り具は
、常に、原子炉圧力容器中心向き状態に対して一定の回
転方向を維持するものとなる。

また，旋回ガイドの原子炉圧力容器内面側に設けたイン
タナルポンプ吊り具の操作制御用ホース，及び、ケーブ
ルの保護具は、インタナルポンプ吊り具がシュラウドフ
ランジ外周に沿って旋回する場合にインタナルポンプ吊
り具の操作制御用ホース、及び，ケーブルがシュラウド
フランジ側に移動する事を防止する。

また、旋回ガイド上部のガイドローラは旋回ガイドがシ
ュラウドフランジの下から上方向に通過する際、シュラ
ウドフランジ部に接触して回転することにより、旋回ガ
イド上部がシュラウドフランジ下面にひっかかることを
防止する。

〔実施例〕

以下、第ｌ図ないし第６図を用いて、本発明の一実施例
を示す。

原子炉圧力容器上の上方より第２図中シュラウドフラン
ジ５５の切欠き部を経て吊り降ろされたインタナルポン
プ吊り具を，シュラウド３外周沿って旋回させ，インタ
ナルポンプの上部で、原子炉圧力容器ｌの内面、又は、
シュラウド３の外面に」二，下方向に沿って設けられた
ガイドレール５０に案内させて昇降させる作業において
、第↓図中シュラウドフランジ５５をガイドとした旋回
ガイド５８で、インタナルポンプ吊り具の回転防止を行
ない、旋Ｉ′ｉ！１及び回転方向の位置決めを行う。

又、ガイドレール５０に案内させてインタナルボンブ吊
り具を昇降させる作業時、旋回ガイド５８がシュラウド
フランジ５５の下から上方向に通過する場合のガイドロ
ーラ５９を設ける。又、インタナルポンプ吊り具操作制
御用ホース５７、ケーブル５６を保護具６０を通して保
護する。

第３図は旋回ガイド部の第一の実施例を示す説明図であ
る。先述したインタナルポンプ吊り具をシュラウド３外
周に沿って旋回させる場合、シュラウドフランジ５５を
ガイドとし、旋回ガイド５８を接触させることによりイ
ンタナルポンプ吊り具の回転防止を行うと共に、インタ
ナルポンプ吊り具操作制御用ホース５７・ケーブル５６
を保護具６０内を通して保護する。

第４図は旋回ガイド部の第二の実施例を示す説明図であ
る。この第二の実施例は、第一の実施例の応用例である
。ガイドであるシュラウドフランジ５５の外周に対して
、旋回ガイド５８の複数個の点で接触させることにより
、インタナルポンプ吊り具の同転防止を行う。

第５図は旋回ガイド部の第二の実施例を示す説明図であ
る。この第三の実施例は第一の実施例の応用例である。

ガイドであるシュラウドフランジ５５外周レこ対して、
旋回ガイド５８の一面を面接触させることによりインタ
ナルポンプ吊り具の回転防止を行う。ここで、インター
ナルポンプ吊り具操作制御用ホース５７・ケーブル５６
は保護具６０ではなく、旋回ガイド５８内を通して保護
してもよい。

なお、旋回ガイド部の第一，第二，第三の実施例共，シ
ュラウドフランジ５５に接触しない部分の形状は、特に
規定されない。

〔発明の効果〕

本発明はこのように構或されるので次のような効果を奏
する。すなわち、インタナルポンプ吊り具の旋回ガイド
を原子炉圧力容器内シュラウドフランジ外周に沿って移
動させる事によってインタナルポンプ吊り具の旋回位置
決めが簡単になり、シュラウドと原子炉圧力容器の内周
面の狭小部での旋回作業が容易にできる。

また、旋回ガイドのシュラウドフランジ外周への接触部
形状が平面、又は、凹形の場合、インタナルポンプ吊り
具はシュラウドフランジの外周によって回転方向を制限
され、インタナルポンプ吊り具がシュラウドフランジの
外周に沿って旋回移動する時にインターナルポンプ吊り
具は、常に、原子炉圧力容器中心向き状態に対して一定
の回転方向を維持することができ、旋回中のインターナ
ルポンプ吊り具の回転方向補正作業を不要とすることが
できる。

また、旋回ガイドの原子炉圧力容器内面側に設けたイン
ターナルポンプ吊り具の操作制御用ホース５及び，ケー
ブルの固定具、又は、ガイドは、インタナルポンプ吊り
具がシュラウドフランジ外周に沿って旋回する場合にイ
ンタナルポンプ吊り具の操作制御用ホース、及び、ケー
ブルがシュラウドフランジ側に移動することを防止し、
操作制御用ホース及びケーブルを保護することができる
。

また、旋回ガイド上部のガイドローラは旋回ガイドがジ
ュラウドフランジの下から上方向に通過する際シュラウ
ドフランジ部に接触し回転することにより，旋回ガイド
上部がシュラウドフランジ下面にひっかかることを防止
できる。

その結果、インタナルポンプ取扱作業の作業性を向上さ
せ，作業時間の短縮化を図り、それによって作業員の被
曝低減、及び．プラントの稼動率の向上を図ることがで
きる．

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のインタナルポンプ吊り具の
旋回ガイドとシュラウドフランジの側面図、第２図は吊
り具をシュラウド外周沿いに旋回させる作業の説明図、
第３図，第４図，第５図はそれぞれ旋回ガイドと保護具
の第一，第二，第三の実施例の説明図，第６図は吊り具
がガイドレールにより案内される状態を示す側面図、第
７図は沸騰水型原子炉の断面図、第８図はインタナルポ
ンプの断面図、第９図，第１０図は従来のインタナルポ
ンプ吊り具の側面図である。 １・・・原子炉圧力容器、３・・・シュラウド、５０・
・・ガイドレール、５５・・・シュラウドフランジ、５
Ｇ・・・インタナルポンプ吊り具操作制御用ホース，５
７・・・同ケーブル、５８・・・旋回ガイド，５９・・
・ガイド帛８図 ｚ２ 寓 ｛０ 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、原子炉圧力容器の内面又はシュラウドの外面に上下
   方行に沿つて設けられたガイドレールに案内されて昇降
   するインタナルポンプのポンプ部のインペラを掴むイン
   ペラ掴み機構、又は前記ポンプ部のディフューザを掴む
   ディフューザ掴み機構又は前記ポンプ部のディフューザ
   ウェアリングを掴む機構をもつインタナルポンプ吊り具
   において、 前記原子炉圧力容器内シュラウドフランジの外周に接触
   して前記シュラウドと前記原子炉圧力容器の内面間での
   旋回をガイドする旋回ガイドを具備したことを特徴とす
   るインタナルポンプ吊り具。 ２、請求項１において、前記旋回ガイドの前記シュラウ
   ドフランジの外周への接触部を平面又は凹形にしたイン
   タナルポンプ吊り具。 ３、請求項１において、前記旋回ガイドの前記原子力圧
   力容器の内面側に前記インタナルポンプ吊り具の操作制
   御用ホース及びケーブルの保護具を設けたインタナルポ
   ンプ吊り具。 ４、請求項１において、前記旋回ガイドの上部に前記旋
   回ガイドが前記シュラウドフランジの下から上方向に通
   過する場合のガイドローラを設けたインタナルポンプ吊
   り具。