JPH03166816A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH03166816A
JPH03166816A JP30697389A JP30697389A JPH03166816A JP H03166816 A JPH03166816 A JP H03166816A JP 30697389 A JP30697389 A JP 30697389A JP 30697389 A JP30697389 A JP 30697389A JP H03166816 A JPH03166816 A JP H03166816A
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JP
Japan
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circuit
voltage
integrated circuit
switch
semiconductor integrated
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Application number
JP30697389A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Mochizuki
博隆 望月
Yasuhiro Nunokawa
康弘 布川
Makoto Goto
誠 後藤
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Microcomputer Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、半導体集積回路装置に関し、例えば、ソー
スフォロワ形態のパワー出力MOSFET(絶縁ゲート
型電界効果トランジスタ)を内蔵した半導体集積回路装
置に利用して有効な技術に関するものである。
〔従来の技術〕
パワーMO S F ETを用いたパワースイソチ回路
の例として、例えば雑誌r電子技術J1987年11月
号、頁22〜頁25がある。このパワーMOSFETは
、ソースを接地し、ドレインに誘導性負荷であるモータ
等を接続するものである。
また、パルス幅変調信号によってスイッチ制御を行うよ
うにするため、ランプ電圧発生回路、パルス幅変調用コ
ンバレータ、ランチ回路及びバッファ駆動回路を備えて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
電子燃料噴射用のソレノイド等のように自動車搭載用の
パワー出力回路は、ハワー出力素子を電源電圧側に接続
し、負荷を回路の接地電位側に設けるというハイサイド
駆動回路(ソースフォロワ回路)とすることが望ましい
。なぜなら、負荷を電源電圧側に接続すると、衝突事故
等により負荷が接地されると、そこに過電流が流れて火
災を引き起こす虞れがあるからである。
第5図に示すように、パワースイッチMOSFETをソ
ースフォロワ出力回路として用いるとき、電源電圧VD
Dに対して出力レベルがパワースイッチMOSFETの
しきい値電圧だけ低下してしまうのを防ぐために、駆動
回路の動作電圧として昇圧電圧を必要とする。この場合
、次のような問題の生じることが本願発明者の研究によ
って明らかにされた。
例えば、接地線が断線したときには、昇圧回路の動作電
圧VDDが、昇圧回路を構或するダイオードDI.D2
及びD3を通してレベルシフトされてパワースイソチM
OSFETQIのゲートにVDD−3VF (ダイオー
ドD1〜D3の合威順方向電圧)のような比較的低い電
圧が定常的に供給される。このため、パワースイッチM
OSFETQIは、完全なオン状態でなく、比較的大き
なオン抵抗値(小さなコンダクタンス)を持ってオン状
態となり負荷RLに定常的に電流を流し続ける。これに
より、上記パワースイッチMOSFETが発熱し、又は
発熱によりIC自体が破壊してしまうという問題が生じ
る。
また、上記自動車にあっては、バッテリーの放電により
エンジンスタートが不能になったとき、他の自動車のバ
ッテリーと接続してエンジンスタートを行うことがしば
しば生じる。この場合、バッテリー間をケーブルによっ
て誤って極性を逆接続してしまう危険性が極めて高い。
このように極性が逆接続されると、搭載される半導体集
積回路装置においては、最低電位点にされるべきP型の
分離領域が逆に最高電位になり、それと接合するN型領
域との間が順バイアスされて素子破壊の生じる虞れがあ
る。
この発明の目的は、接地線の断線による素子破壊を防止
した半導体集積回路装置を提供することにある。
この発明の他の目的は、電源極性の逆接続による素子破
壊を防止した半導体集積回路装置を提供することにある
この発明の更に他の目的は、自動車搭載に適した半導体
集積回路装置を提供することにある。
この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は
、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであ
ろう。
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば、下記の通りである。
すなわち、接地線に流れる電流の有無を検出する接地線
断線検出回路の断線検出出力信号に従いパワー出力素子
を強制的にオフ状態にさせる。また、上記接地線断線検
出回路として電流ミラー回路を用い、そのコレクタ出力
を回路の最低電位点として利用する。
〔作 用〕
上記した手段によれば、ICの接地線の断線又は接触不
良が生しると、パワー出力素子が強制的にオフ状態にさ
れるから、発熱やそれによる素子破壊が防止できる。ま
た、回路の最低電位点が電流ミラー形態のトランジスタ
により与えられるから、電源電圧の極性を逆接続したと
き寄生ダイオードに直流電流を流さなくすることができ
る。
〔実施例〕
第1図には、この発明が適用されたパワースイッチ回路
の基本的な一実施例のブロック図が示されている。同図
のパワースイッチ回路は、同図に一点鎖線で示したよう
に1つの集積回路ICとして形成され、特に制限されな
いが、パワースイッチMO S F ETQ 1は、後
述するようにそのドレイン領域として基板が用いられ、
基板の裏面側にドレイン電極が設けられる縦構造とされ
る。
パワースイッチMOSFETQIのドレインは、電源電
圧VDDに接続され、ソースは出力端子OUTに接続さ
れる。出力端子OUTと外部回路の接地電位点との間に
は、負荷RLが設けられる。
すなわち、この実施例のパワースイッチMOSFETQ
1は、ソースフオロワ回路として動作させられる。
上記パワースイッチMOSFETQIのゲートには、昇
圧回路BSTにより形成された昇圧電圧を動作電圧とす
るゲートディスチャージ回路が設けられる。このゲート
ディスチャージ回路は、入力端子INから供給された入
力信号を受けるインバータ回路N1の出力信号により制
御され、上記パワースイッチMOSFETQIのゲート
電圧を、昇圧電圧のようなハイレベルか、IC内部の接
地電位のようなロウレベルにする駆動回路としての動作
を行う。
特に制限されないが、インバーク回路N1は、その動作
電圧が上記電源電圧VDDに比べて比較的低い5V系の
電圧とされる。これに応じて、ゲートディスチャージ回
路に供給される制御信号は、ハイレベルを5Vとして、
ロウレベルを回路の接地電位のような比較的低いレベル
とされる。したがって、上記インバータ回路N1とゲー
トディスチャージ回路からなる駆動回路は、一種のレベ
ル変換動作を行うものである。
この実施例では、集積回路ICの接地端子GNDと外部
回路の接地線との間の断線又は接触不良によって、パワ
ースイッチMOSFETQIが発熱し、その発熱により
素子破壊してしまうのを防止するために、次の回路が設
けられる。
GND (接地線〉断線検出回路は、集積回路ICの接
地端子GNDを外部の回路の接地電位点に接続する配線
が断線又は接触不良を生じたとき、あるいは集積回路の
内部のワイヤーが切断又は接触不良を起こしたとき、そ
れを検出する回路である。具体的回路は後に詳細に説明
するが、上記内部回路から端子GNDを通して外部回路
の接地線に電流が流れるか否かの検出を動作を行う。こ
のGND断線検出回路により形成された出力信号は、上
記パワースイッチMOSFETQIのゲートとソースと
の間に設けられたスイッチSW2のスイッチ制御を行う
。また、−ヒ記昇圧回路に電源電圧VDDを供給するス
イッチSWIのスイッチ制御を行う。すなわち、上記G
ND断線検出回路により、GND断線検出が行われない
とき、言い換えるならば、内部回路と外部の接地電位点
との間に正常に接続された状態ならば、スイッチSWI
がオン状態になり、昇圧回路には動作電圧VDDが供給
される。また、スイッチSW2はオフ状態にされる。こ
れにより、入力端子INから供給される入力信号に応じ
てゲートディスチャージ回路の出力電圧が昇圧電圧にさ
れるなら、パワースイッチMOSFETQIが完全にオ
ン状態にされ、そのソースが結合される出力端子OUT
から電源電圧VDDのようなハイレベルの出力電圧を形
成して負荷RLに供給する。また、入力端子INから供
給される入力信号に応じてゲートディスチャージ回路の
出力電圧が接地電位のようなロウレベルなら、パワース
イソチMOSFETQIが完全にオフ状態にされ、負荷
RLには電流が流れなくされる。
上記GNDlfr線検出回路により、GND断線検出が
行われたとき、言い換えるならば、内部回路と外部の接
地電位点との間が上記のように実質的に断線状態ならば
、スイッチSWIがオフ状態になり昇圧回路に対する電
源供給が遮断される。また、スイッチSW2はオン状態
にされる。これにより、パワースイソチMOSFETQ
Iのゲートとソースとが短絡され、ゲート電圧の如何に
かかわらずに強制的にオフ状態にされる。それ故、パワ
ースインチMOSFETQI及び負荷RLには電流が流
れなくなり、発熱やそれによる素子破壊が防止できる。
第2図には、この発明が適用されたバヮースイッチ回路
の具体的一実施例の回路図が示されている。同図におい
て、MO−SFETはNチャンネルMOSFETである
昇圧回路BSTは、クロックパルスCLKのような周期
的なパルス信号を受けるインバータ回路N2と、その出
力信号を受けて反転信号を形成するインバータ回路N3
と、上記インバータ回路N2の出力とインバータ回路N
3の出力との間に設けられたダイオードD1とキャパシ
タClの直列回路と、上記キャパシタC1により形成さ
れたブートストラップ電圧がダイオードD2を介して一
方の電極に伝えられ、他方の電極が上記インバータ回路
N3の出力端子に結合されたキャパシタC2と、上記キ
ャパシタC2により形成されたブートストラップ電圧を
出力させるダイオードD3から構威される。
ゲートディスチャージ回路は、MOSFETQ2から構
威される。すなわち、インバータ回路N1の出力信号は
スイッチMOSFETQ2のゲートに供給される。イン
バータ回路N1の出力信号がハイレベルとなり、これに
応じてスイッチMOSFETQ2がオン状態にされたと
きには、上記昇圧回路により形成されるキャパシタC2
の電荷がディスチャージされてパワースイッチMOSF
ETQ1のゲート電位が接地電位のようなロウレベルに
される。これにより、パワースイッチMOS F ET
Q 1がオフ状態になる。これに対して、インバータ回
路N1の出力信号がロウレベルとなり、スイッチMOS
FETQ2がオフ状態にされたときには、上記昇圧回路
により形成される昇圧電圧がパワースイッチMOSFE
TQIのゲートに供給される。これにより、パワースイ
ッチMOS F ETQ 1が完全にオン状態になり、
出力端子OUTが結合されたソースから電源電圧VDD
のような出力電圧を送出させる。
GNDlli線検出回路は、電流果ラー形態にされたN
PN }ランジスタTl,T2と、ダイオード形態にさ
れた入力側トランジスタT1にバイアス電流を流す抵抗
R1から構威される。GND断線検出回路の出力信号は
、出力側トランジスタT2のコレクタから得られる。特
に制限されないが、トランジスタT2のコレクタは、パ
ワースイッチMO S F ETQ 1のゲートとソー
スとの間に設けられるスイッチSW2として作用するM
6SFETQ3のゲートに接続される。また、昇圧回路
BSTに対する動作電圧の制御のために、トランジスタ
T2のコレクタは、抵抗R2を介してスイッチSWIと
して作用するPNP }ランジスタT3のベースに接続
される。スイッチSWIとして作用するPNP }ラン
ジスタT3は、そのエミッタが電源電圧VDDに接続さ
れ、コレクタが昇圧回路BSTの電源端子に接続される
集積回路ICの接地端子GNDが正常に外部の接地電位
点と接続された状態なら、上記電流くラートランジスタ
TI,T2には、抵抗R1により形成したバイアス電流
が流れる。すなわち、トランジスタT2がオン状態にな
り、そのコレクタ電位は、ほソ゛回路の接地電位のよう
なロウレベルにされる。これにより、スイッチMOSF
ETQ3がオフ状態にされる。また、上記トランジスタ
T2に流れる電流は、抵抗R2を通してトランジスタT
3のベース電流とされる。それ故、トランジスタT3が
オン状態になり、昇圧回路BSTに電源電圧VDDを供
給してクロフクバルスCLKに従った昇圧動作を行わせ
る。
集積回路ICの内部接地点と外部の接地電位点との間が
前記のように実質的に断線状態ならば、抵抗R1とトラ
ンジスタT1による電流経路に電流が流れなくなる。こ
れにより、トランジスタT2もオフ状態にされる。した
がって、MOSFETQ3のゲート電位は、トランジス
タT3の工逅ソタ,ベースと抵抗R2を介してチャージ
アップされてオン状態にされる。これにより、パワース
イッチMOSFETQIが強制的にオフ状態にされる。
これにより、パワースイッチMO S F ETQ1及
び負荷RLには電流が流れなくなり、発熱やそれによる
素子破壊が防止できる。
上記MOSFETQ3のゲートに対するチャージアップ
が終了すると、トランジスタT3にべ一ス電流が流れな
くなり、このトランジスタT3が実質的にオフ状態にさ
れる。これにより、昇圧回路BSTに対する電源供給が
実質的に遮断される。
この結果、上記昇圧回路の出力と上記オン状態にされた
MOSFETQ3、出力端子OUT及び負荷RLとの間
で定常的に電流が流れてしまうことが防止できる。すな
わち、上記のような異常状態のときに、負荷RLに定常
的にMOSFETQ3を通した小さな電流値の電流が流
れることによる不都合を未然に防止することができる。
第3図には、この発明が適用されたパワースイッチ回路
の他の一実施例の具体的回路図が示されている。
この実施例の集積回路ICにおいては、集積回路の内部
接地電位は、外部回路の接地電位GNDと同じ電位では
なく、特に制限されないが、前記GND断線検出回路を
構成するトランジスタT2のコレクタの電位を内部接地
電位GND” として用いる。すなわち、外部接地端子
GNDに接続されるのは、GND断線検出回路を構或す
るトランジスタTI,T2のエミッタに限られる。その
他の内部回路における接地電位は、上記トランジスタT
2のコレクタ電位GND’ を利用するものである。例
えば、ゲートディスチャージ回路を構或するMOSFE
TQ2のソースは、上記トランジスタT2のコレクタ(
GND’ )に接続される。
この他、MOSFETQ2のスイッチ制御を行うインバ
ータ回路Nlや昇圧回路BSTを構成するインバータ回
路N2やN3の接地点も上記端子GNDではなく、トラ
ンジスタT2のコレクタ(GND″)に接続される。
もしも、トランジスタT2だけでは、インバータ回路N
1ないしN3やMOSFETQ2の動作電流を吸収でき
なければ、トランジスタT1のコレクタや、トランジス
タT2とベースと工ごツタがそれぞれ接続されたトラン
ジスタを追加して、そのコレクタから内部接地電位GN
D”を得るものであってもよい。これにより、後述する
ような電源の逆接続のときに、集積回路ICのアイソレ
ーション用のP型領域とそれと接合されたN型領域との
間で過電流が流れることが防止できる。
この実施例では、上記GND断線検出回路を断線検出機
能の他に、電源逆接続破壊防止にも利用できるから、回
路を複雑にすることなく、性能の向上を図ることができ
る。
第4図には、前記第3図の実施例回路のMOSFETQ
1及びトランジスタTl,T2及びMOSFETQ2の
一実施例の素子構造断面図が示されている。
パワー出力MOSFETQIは、そのドレイン領域がN
型基板とされる。それ故、ドレイン電極Dは基板の裏面
側に設けられる。上記ドレイン電極Dは電源端子VDD
に接続される。パワーMOS F ETQ 1を構或す
るP型のチャンネル領域は、基板の表面にリング状に形
成される。このP型のチャンネル領域の表面に同様にリ
ング状のN型のソース領域が形成される。上記ソース領
域とドレイン領域としての基板との間に挟まれたチャン
ネル領域の表面には、ゲート絶縁膜を介してゲート電極
Gが形成される。上記ソース領域とチャンネル領域とは
共通接続されてソース電極Sとされる。
これにより、MOSFETQIがオン状態にされたとき
の負荷に流れる駆動電流は、基板の縦方向に流れるもの
となる。
このようなパワー出力MOSFETQIと、前記各回路
素子は同し基板上に形成される。それ故、上記N型基板
にP型の分離領域が形成され、このP型分離領域内に前
記各回路素子が形成される。
例えば、トランジスタT1とT2は、P型分#領域内に
N型のコレクタ領域が形成される。このコレクタ領域内
にP型のベース領域を、そのベース領域内にN型の工累
フタ領域をそれぞれ形成して、上記NPN型のトランジ
スタT1とT2が構威される。また、昇圧回路BSTに
用いられるダイオードDIないしD3は、上記のような
トランジスタTI.T2のベースとコレクタとを共通接
続し、エミッタとベースとのPN接合を利用して構戒で
きるものである。また、PNP }ランジスタT3は、
特に制限されないが、上記NPNI−ランジスタのN型
コレクタ領域内にP型のベース領域を対向させて形成す
る等のようにラテラル(横型)トランジスタとして構或
できる。
また、スイッチMOSFETQ2やQ3のようなNチャ
ンネルMOSFETは、上記P型の分離領域表面に、ト
ランジスタTI,72等の工くンタと同時に形成される
N型領域をソースSとドレインDとして形成し、これら
ソースSとドレインDとに挟まれた半導体表面に薄いゲ
ート絶縁膜を介してゲート電極Gを形成すればよい。
この実施例では、上記P型の分離領域を代表とするよう
な回路の最低電位GND’を、外部回路の接地電位GN
Dにするのではなく、上記GND断線検出回路を構或す
るトランジスタTI.T2のコレクタから得るものであ
る。すなわち、トランジスタTIのベースとコレクタと
は共通接続される。トランジスタT1とT2のベースに
は、図示しない抵抗素子からバイアス電流Iが供給され
る。上記トランジスタT1とT2の工ξツタは、外部端
子を介して外部回路の接地電位点GNDに接続される。
そして、トランジスタT2のコレクタは、MOSFET
Q2のソースSやP型分離領域に接続され、そこにバイ
アス電圧を供給するものである。これにより、集積回路
ICにおけるP型の分離領域には、内部回路の最低電位
にバイアスされるものとなる。
このような半導体構造においては、上記分離領域には、
トランジスタT1、T2のベース、工ξッタを通して接
地電位が与えられる。それ故、電源電圧VDDと回路の
接地端子GNDとを逆接続しても、言い換えるならば、
N型基板に接地電位を供給し、端子GNDに+12Vの
ような電圧を与えるものとしても、トランジスタT1、
T2のベース,工ξソタによる寄生ダイオードが逆バイ
アス状態で挿入されることになる、素子を破壊させるよ
うな電流が流れることはない。したがって、この実施例
の半導体集積回路装置は、自動車搭載用のパワースイッ
チ回路に適したものとなる。なぜなら、前記のように自
動車にあっては、バッテリーの放電によりエンジンスタ
ートが不能になったとき、他の自動車のバッテリーと接
続してエンジンスタートを行うことがしはしば生し、バ
ッチリー間を誤って逆接続してしまう可能性が極めて高
いからである。この実施例の集積回路では、このような
逆接続が行われても、内部素子や素子分離領域が接合破
壊してしまうことがない。
上記の実施例から得られる作用効果は、下記の通りであ
る。すなわち、 (1)接地線に流れる電流の有無を検出する接地線断線
検出回路と、この接地線断線検出回路の断線検出出力信
号に従いパワー出力素子を強制的にオフ状態にさせるス
イッチ素子とを設けることよって、集積回路の接地端子
における断線や接触不良が生゜じたとき、パワー出力素
子の発熱による破壊を防止することができるという効果
が得られる。
(2)上記パワー出力素子が昇圧回路により形成された
昇圧電圧により動作させられるときには、上記接地線断
線検出回路の断線検出出力信号に従い昇圧回路の電源も
遮断することにより、昇圧回路の出力とパワー出力素子
を強制的にオフ状態にさせるスイッチMO S F E
Tを通して定常的に電流が流れてしまうことによる不都
合が未然に防止できるという効果が得られる。
《3)バイアス電流が供給される電流ミラー形態のNP
Nのトランジスタと、上記電流ミラー形態にされたトラ
ンジスタのコレクタの電圧を、半導体集積回路内の最低
電位として用いることにより、電源を逆接続したきとき
、内部の寄生ダイオードに順方向電流が流れてしまうこ
とが防止できるという効果が得られる。
(4)上記(3)の電流ミラー回路を、上記GND断線
検出回路を断線検出回路としても利用することにより、
回路を複雑にすることなく、性能の向上を図ることがで
きるという効果が得られる。
(5)上記(1)ないし(4)により、振動や事故等に
より接地線の断線及び接触不良や、バッテリーの逆接続
の虞れが大きい自動車搭載用に適した半導体集積回路装
置を得ることができるという効果が得られる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更が可
能であることはいうまでもない。例えば、GND断線検
出回路を構或する電流ミラー回路は、NPN型のバイポ
ーラ型トランジスタを用いるもの他、NチャンネルMO
SFETを用いるものであってもよい。同様に、内部回
路に与える接地電位GND’ を形成する電流旦ラ一同
路も、NチャンネルMOSFETから構戒するものであ
ってもよい。また、電流ミラー回路に供給するバイアス
電流を形成する回路は、抵抗の他何であってもよい。さ
らに、昇圧回路の動作電圧を遮断させるスイッチとして
は、PNP }ランジスタの他、PチャンネルMO S
 F ETを用いるものであってもよい。昇圧回路の構
或としては、クロソクパルスCLKが5V系の低い電位
のときには、インバータ回路N2,N3がレベル変換機
能を持つようにすればよい。クロソ・クパルスCLKは
、内部の発振回路で形成するもの他、外部から供給する
ものとしてもよい。
パワーMOSFETは、1つの半導体基板上に複数個設
ける構或としてもよい。この場合、基板をドレインとす
るパワーMOSFETにおいては、必然的にドレインを
共通化したハイサイド駆動回路(ソースフォロワ回路〉
として用いられるものである。パワー出力素子は、MO
 S F ETの他同様な性能を持つスイソチ素子であ
ればよい。
この発明は、パワー出力素子等を含むパワーICの他、
各種半導体集積回路装置に広く利用できるものである。
〔発明の効果〕
本廓において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである
。すなわち、接地線に流れる電流の有無を検出する接地
線断線検出回路の断線検出出力信号に従いパワー出力素
子を強制的にオフ状態にさせることより、発熱やそれに
よる素子破壊が防止できる。また、上記接地線断線検出
回路とし゜て電流aラー回路を用い、そのコレクタ出力
を回路の最低電位点として利用することにより、簡単な
構威により、電源電圧の極性を逆接続したときに寄生ダ
イオードに直流電流を流さなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明が適用されたパワースイッチ回路の
基本的な一実施例を示すブロック図、第2図は、この発
明が適用されたパワースイ・7チ回路の具体的一実施例
を示す回路図、第3図は、この発明が適用されたパワー
スイ・2千回路の他の一実施例を示す具体的回路図、第
4図は、上記第3図に示した実施例回路に対応した素子
構造断面図、 第5図は、この発明に先立って考えられたソースフォロ
ワ出力回路の一例を示す回路図である。 IC・・半導体集積回路、RL・・負荷、BST・・昇
圧回路、N1〜N3・・インバータ回路、Ql〜Q3・
・MOSFETSTl〜T3・・トランジスタ、R1、
R2・・抵抗

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、接地線に流れる電流の有無を検出する接地線断線検
    出回路と、この接地線断線検出回路の断線検出出力信号
    に従いパワー出力素子を強制的にオフ状態にさせるスイ
    ッチ素子とを含むことを特徴とする半導体集積回路装置
    。 2、上記パワー出力素子は、昇圧回路により形成された
    昇圧電圧を動作電圧とする駆動回路が設けられ、上記接
    地線断線検出回路の断線検出出力信号に従い昇圧回路の
    動作電圧が遮断されるものであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の半導体集積回路装置。 3、バイアス電流が供給される電流ミラー形態のNPN
    又はNチャンネル型のトランジスタと、上記電流ミラー
    形態にされたトランジスタのコレクタ又はドレインの電
    圧を、半導体集積回路内の最低電位として用いることを
    特徴とする半導体集積回路装置。 4、上記電流ミラー形態のトランジスタは、接地線断線
    検出回路として用いられ、出力側のトランジスタのコレ
    クタ又はドレイン出力に基づいて、同一半導体集積回路
    に内蔵されるパワー出力素子を強制的にオフ状態にさせ
    るとともに、上記パワー出力素子の駆動回路の動作電圧
    を形成する昇圧回路に対する電源電圧を遮断するもので
    あることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の半導
    体集積回路装置。
JP30697389A 1989-11-27 1989-11-27 半導体集積回路装置 Pending JPH03166816A (ja)

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