JPH03162936A - 雌ねじ部付frp管 - Google Patents

雌ねじ部付frp管

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JPH03162936A
JPH03162936A JP30434289A JP30434289A JPH03162936A JP H03162936 A JPH03162936 A JP H03162936A JP 30434289 A JP30434289 A JP 30434289A JP 30434289 A JP30434289 A JP 30434289A JP H03162936 A JPH03162936 A JP H03162936A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
resin
female screw
screw section
fibers
Prior art date
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Pending
Application number
JP30434289A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunitoshi Taniguchi
谷口 邦利
Minoru Ishii
稔 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication of JPH03162936A publication Critical patent/JPH03162936A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高圧環境下で使用される配管、特に原油、天
然ガスの掘削用油井管あるいはそれらの輸送管、その他
各種のプラント用配管として好適な雌ねじ部付FRP管
に関する。
〔従来の技術] FRP管は軽量、高強度で、優れた耐食性を有し、これ
らの特性を生かして腐食性の厳しい配管分野に多用され
ている。配管において最も重要で且つ技術的に難しい点
は継手システムであり、FRP管の場合もその例外では
ない。
FRP管の継手方式としては、接着式の差し込み継手が
最も一般的であるが、この方式は比較的低圧(50kg
f/cJ以下)の配管を対象としており、例えば1 0
 0 0psi  ( 7 0kgf /cJ)以上の
高圧が作用する配管には適用が困難であった。そのため
高圧配管用FRP管の継手としては、現在のところねし
継手が使用されている。
FRP管に対するねじ或形方法としては、雌ねじについ
てはマンドレル金型の所要端部に雄ねし形状を付与して
おき、直管部同様この部分にも織維を巻回して威形する
方法が採用されている。この方法においては、繊維の巻
き角度が継手部の強度特性に対して大きな影響を与える
。そのため、高圧FRP管の戒形方法として多用されて
いるフィラメントワインデング法(以下FW法という)
をそのまま上記雌ねじの成形に適用すると、ねし山部分
における繊維配向角度が必然的にねしピッチ角度、すな
わち管軸に対し90゜近くとなり、そのため、継手部に
高い内圧が作用すると、内圧の管軸方向の応力或分によ
り、この90゜配向層に割れが発生し易いという問題が
あった。
そこで、この問題点を解消する方法として、例えば、特
開昭56−44625号公報、特開昭58−45925
号公報には、金型ねし部に管軸に対して0゜から30゜
の間の巻き角度で繊維を巻き付けた後、その上から管軸
に対して90゜近い巻き角度で繊維を巻き付けて、先に
巻いた繊維を金型ねし部のねし谷部分に落とし込む方法
が開示されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記方法は、特に高い気密性が要求され
る油井管ねし継手、例えばAPI(アメリカ石油協会)
規格(API  SPEC.5B)に規定されるラウン
ドねし(8山/inch,  1 0山/inch)1
1!手のようなピンチが細かいねしに適用されると、先
に巻いたO〜30゛配向の繊維を90゜配向の繊維で締
め付けるにもかかわらず、織維が有する剛性により、0
〜30゜配向の繊維が十分ねし山に沿わず、金型ねし部
のねし谷部分との間に欠陥を生し、威形されたねじが不
完全形状となり易いという欠点を有していた。
そのため、高い気密性を保持する必要性からねし形状並
びにその精度が厳しく規定されている油井管ねし継手の
ような高精度のねし継手の威形には、上記方法は不適で
あった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は
、高い内圧が作用しても雌ねじ部に割れが発生せず、し
かも継手部に高い気密性を付与し得る雌ねじ部付FRP
管を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 高い内圧が継手部に作用した場合の管軸方向応力による
ねし部の割れを防止するためには、ねし部における繊維
を管軸方向に配向させることが不可欠である。その配向
角度としては0゜から±156が望ましい。第2図はF
RPにおける繊維配向角度と引張強さとの関係を種々の
繊維について示したグラフである。第2図に示されるよ
うに、FRPにおける繊維配向角度が±15゜を超える
と、FRP強度が急激に低下する。
しかしながら、既に述べたように、ピンチが細かいねし
、例えば8山/inchねしあるいは10山/inch
ねしなどに対して0゜から±15゜方向に繊維を配向さ
せると、繊維のもつ剛性により、たとえ外側より90゜
配向繊維層を積層しても、内側の0゜〜±15“配向繊
維が十分にねし山に沿わず、或形されたねしが不完全形
状になる。
本発明者等は、この相反する問題を解決すべく種々検討
を行った結果、まず金型ねし部に樹脂を充填し、その後
、0゜から±15゜の配向層を形威し、更にその」二か
ら±85゜〜90゜の配向層を積層することが上記問題
の解消に有効なことを見出した。
本発明は上記知見に基づきなされたもので、雌ねじ部の
ねし山部分が、内面側から第1層を樹脂層、第2層を管
軸方向に対して0〜±15゜に繊維が連続的に配向した
層、第3層を±85〜90“に繊維が連続的に配向した
層とした3層を有することを特徴とする雌ねじ部付FR
P管を要旨とする。
〔作  用〕
第1図は本発明の雌ねじ部付FRP管における雌ねじ部
の典型的な構造を示す断面図である。
雌ねじ部Aは管本体部Bの内面側に形或されている。雌
ねじ部八のねし山部分AIは、内面側から樹脂層1、管
軸方向に対してO〜±15゜に繊維が連続的に配向した
層2(以下軸配向層という)、管軸方向に対して±85
〜90゜に繊維が連続的に配向した層3(以下周配向層
という)の3層構造になっている。
このような雌ねじ部Aのねし山部分^1は、例えば、金
型ねし部に樹脂を塗布し、その樹脂の上から管軸方向に
対してO〜±15゜の巻き角度で維持を巻き付け、更に
その上ら管軸方向に対して±85〜90゜の巻き角度で
繊維を巻き付けることにより形威される。
雌ねじ部Aのねし谷部分^2は、樹脂が排除されて軸配
向層2、周配向層3よりなる実質2層の構造になってい
る。
雌ねじ部Aのねし山部分^1においては、樹脂層1は表
面がねし山に沿った完全な形状になっているのに対し、
軸配向層2は完全にねし山に沿った形とはなっておらず
、樹脂層lを設けなければ、この部分に欠陥を発生し、
不完全形状のねしとなり易いことが解かる。
このように、樹脂層lは、雌ねじ部Aのねし山部分Al
に完全なねし形状を付与し、継手部に高い気密性を付与
える。また、樹脂層1に押し込まれた軸配向層2は、ね
し山部分^lの樹脂層1を含めた雌ねじ部A全体に管軸
方向の優れた強度を付与する。更に、軸配向層2に積層
された周配向層3は、軸配向層2を樹脂層lに押し込み
、これによって樹脂層1の戒形性確保と雌ねじ部Aの強
度確保とに寄4jする。
樹脂層lを或形するためには、金型ねし部での樹脂層l
の保持性が必要となる。すなわち、樹脂粘度が低く流動
性が良いと、金型ねし部に樹脂が保持されずに流出して
、樹脂層1の形或が困難となる。一般にFW法で適用さ
れる樹脂粘度は10QQcps以下であり、このような
粘度では金型ねじ部に樹脂を塗布しても容易に流動して
保持されないことが多い。そのため、樹脂に対して増粘
性あるいはチキソトロピー性を付与して保持性を向上さ
せるか、またはガラスマソ1のような基材に樹脂を含浸
させ、それを金型ねし部に巻イ1けることにより、樹脂
層1を形成させることが望まれる。
勿論ある程度以上の粘度を有し、ねじ部での保持性が良
好であれば樹脂単独でも良い。
樹脂層1の形威に使用される樹脂としては、例えば、エ
ボキシ樹脂、ポリエステル樹脂あるいはビニルエステル
樹脂のような熱硬化性樹脂を挙げることができる。
樹脂増粘のための充填剤としては、例えば、粒径で20
μm以下の微粉シリカ粉末等が好適であるが、その他、
炭酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム粉末等も使用でき
る。また、ガラス短織糺からなるガラスマントに樹脂を
含浸させ、金型ねし部に巻付けることによっても、樹脂
層1を形或することができる。更には、微粉シリカ粉末
を含む樹脂を塗布し、次に樹脂を含浸させたガラス短織
維マットを巻付けることによって、一層良好な樹脂保持
性を得ることもできる。
充填材の添加量としては、一般的には30wt%以下が
好ましく、それを超えると粘度が高くなり、金型ねし部
への塗布性が低下する。
樹脂層1に積層される軸配向層2は、例えばガラスのロ
ービングを一方向に配向さセたガラス基材に樹脂を含浸
させ、それを樹脂層l形威のための樹脂の上から巻付け
ることによって形或することができる。また、ガラス基
材を用いずに、FW法によって管全体に軸配向層2を形
威させることもできるが、その場合はロービングにテン
ションがかかり、ねし山に沿わずためには好ましくない
また、一方向プリプレグを使用しても軸方向配向は可能
である。
軸配向層2における繊維の配向を管軸方向に対してO〜
±15゜としたのは、±15゛超では雌ねじ部Aの管軸
方向強度が低下し、継手部に高い内圧が作用した場合に
雌ねじ部Aが割れるおそれを生しるからである。
軸配向層2に積層される周配向層3は、例えば、FW法
でテンションをかけながら巻付ければ良い。
周配向層3を積層ずる目的は軸配向繊維を金型ねし部へ
落とし込むことにある。
周配向層3における繊維の配向を管軸方向に対して±8
5〜90゜ としたのは、±85゜未満では軸配向層2
を形或ずる繊維を金型ねし部へ充分に落ち込まず、樹脂
層lへの軸配向層2の押し込みが不足して樹脂層1の戒
形性と雌ねじ部Aの管軸方向強度が低下するからである
樹脂層l、軸配向層2および周配向層3よりなる3層は
、雌ねじ部Aの特にねし山部分A1に必要であり、他の
部分についてはその構造および戒形法は問わない。例え
ば、ねし谷部分^2は軸配向層2、周配向層3の2層構
造でもよい。また雄ねし部A外面側の管本体部Bを含め
た管体部分は、外圧、内圧等に耐え得るように、適宜そ
の構造、戒形法が選択される。
〔実施例1〕 7″ 継手AP ISPEC  5 B/2 −T− 8ro
und EUEL ong)の戒形において、その雌ね
じ部形威に第3図に示す外周面に雄ねし部Cを有するね
し形状の金型を使用した。樹脂はエポキシ樹脂(商品名
エビコート828:冫山化シエノレエポキシ■製)10
0重量部に対して酸無水物硬化剤(商品名HN2200
 :日立化威製)80重量部添加したものを使用した。
FRP管の威形に際して、まず」二記樹脂に微わ〕シリ
カ粉未(商品各Cabosil  H Cabot社製
)を2wt%添加して充分に混合したものを金型ねし部
全面に均−に塗布し7、次に一方向ロービング(すだれ
ロービング 5 7 5TEX,  1 6P/in,
 日東紡製)に上記樹脂を含浸させて金型ねし部分に2
回巻付け、さらにその上からガラスロービングをFW法
にて±85゜でl mmの層厚に巻付けた。その後、通
常のFW法によりパイプ全長にわたる戒形を行った後、
150゜Cで4hr焼イ」硬化を行い、ねし金型および
本体マントレル金型を抽芯してFRP管とした。
或形されたFRP管の上記雌ねじ部の形状を調査すると
共に、上記雌ねじ部を雄ねし部と接合し、その継手部の
水圧試験を実施した。結果を第1表に示す。
〔実施例2] 実施例1において、微粉シリカ粉末を添加した樹脂を使
用するかわりに、ガラスマン1・(CM400=旭ファ
イバーグラス■製)に樹脂を含浸させて金型ねし部に1
回巻イ11けた。それ以外番ま実施例1に同様とした。
結果を第1表に示す。
〔実施例3] 実施例1において、微わ〕シリカ粉末を添加した樹脂を
金型ねし部に塗布した後に、ガラスマ・ノ1・(実施例
2に同様のもの)に樹脂を含浸させて1回巻付けを行っ
た。他は実施例1に同様とした。
結果を第1表に示す。
〔比較例1〕 実施例1において、一方向ロービングによる軸配向なし
で戒形を行った。他は実施例に同様とした。結果を第1
表に示す。
】 2 〔比較例2〕 実施例1において、樹脂を塗布することなしに戒形を行
った。他は実施例1に同様とした。結果を第1表に示す
第1表から明らかなように、樹脂層と軸配向層との組め
合せにより、漏水圧を低下させることなく完全なねし形
状を安定的に得ることができた。
第  1  表 〔発明の効果〕 本発明の雌ねじ部付FRP管は、雌ねじ部の強度が高く
、継手部に優れた耐用性を付与するとともに、ピッチの
細かい場合も雌ねじ部が完全なねし形状を維持し得る。
従って、ねし部に高気密性が要求される油井管等に対す
る適用も可能になり、その産業上、工業上の価値は多大
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の雌ねじ継手付FRP管における雌ねじ
部の典型的な構造を示す断面図、第2図はFRPにおけ
る繊維配向角度と引張強さとの関係を種々の繊維につい
て示したグラフ、第3図は本発明の実施例においてその
雌ねじ部付FI?P管を製造するために使用した雌ねじ
部或形用金型の断面図である。 A:雌ねじ部、^l:ねし山部分、l:樹脂層、2:軸
配向層、3:周配向層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)雌ねじ部のねじ山部分が、内面側から第1層を樹
    脂層、第2層を管軸方向に対して0〜±15゜に繊維が
    連続的に配向した層、第3層を±85〜90゜に繊維が
    連続的に配向した層とした3層を有することを特徴とす
    る雌ねじ部付FRP管。
JP30434289A 1989-11-21 1989-11-21 雌ねじ部付frp管 Pending JPH03162936A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30434289A JPH03162936A (ja) 1989-11-21 1989-11-21 雌ねじ部付frp管
US07/616,105 US5213379A (en) 1989-11-21 1990-11-20 Frp pipe with threaded end joint section
EP90122209A EP0433686B1 (en) 1989-11-21 1990-11-20 Fibre-reinforced plastics pipe with threaded end joint section
DE69018947T DE69018947T2 (de) 1989-11-21 1990-11-20 Faserverstärktes Kunststoffrohr für geschraubte Rohrkupplungen.

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