JPH03162818A - 内視鏡観察装置 - Google Patents

内視鏡観察装置

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JPH03162818A
JPH03162818A JP1300685A JP30068589A JPH03162818A JP H03162818 A JPH03162818 A JP H03162818A JP 1300685 A JP1300685 A JP 1300685A JP 30068589 A JP30068589 A JP 30068589A JP H03162818 A JPH03162818 A JP H03162818A
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image
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endoscopic
roller
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聡 横山
Tetsuji Yokoyama
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、内視鏡によって体内腔を観察するときに用い
られる内視鏡観察装置に関するもので、特に、内視鏡画
像が画像表示装置に表示されるようにされている電子内
視鏡あるいはエコー内視鏡等のための観察装置に関する
ものである。
(従来の技術) 一般に、消化管や呼吸管等の体内腔の観察には、その体
内腔に挿入される内視鏡が用いられる。その場合、体内
腔は似た形状の部位が多いので、どこを観察しているの
かが把握されるようにしておかなければならない.体内
腔、例えば食道の長さは各人でほぼ一定している.した
がって、内視鏡の挿入長が分かればその観察部位はほぼ
正確に推定することができる。そこで、内視鏡のケーブ
ルには、その表面に、先端からの距離を示す目盛りが印
刷されている。術者は、術中、その目盛りを目視して読
み取ることによって観察部位を知ることができる。
ところで、近年、内視鏡として、内視鏡ケーブルの先端
にCODと呼ばれる撮像素子からなるテレビカメラを取
り付けた電子内視鏡や超音波発受信器を取り付けたエコ
ー内視鏡が見られるようになってきている。そのような
内視鏡においては、その内視鏡画像は、受信信号を画像
処理することによってモニタテレビ等の画像表示装置に
表示される。このような内視鏡観察装置によれば、任意
の部位の内視鏡画像を写真あるいはビデオ等として容易
に記録することができる。
従来は、このような内視鏡観察装置においても、その観
察部位は内視鏡ケーブルの目盛りを読み取ることによっ
て把握するものとされていた. (発明が解決しようとする課題) しかしながら、そのような内視鏡観察装置では、観察し
た内視鏡画像を記録したとしても、て、上述のように内
視鏡画像はいずれもよく似ているので、観察部位の特徴
を捉えていない記録画像の場合にはその観察部位を同定
することが難しい.したがって、その画像を写真等の媒
体に記録する際に、その観察部位を別途記録するか記憶
しておくことが必要となる.そのような記録や記憶は誤
りやすい。しかも、記憶では、他人が読影するときには
役立たない。
また、通常の内視鏡観察装置では、内視鏡と観察対象物
との間の距離によって画像の倍率が変わるので、対象物
の実際のサイズを知ることはできない.そこで、例えば
特開昭62−97523号公報に示されているように、
内視鏡の先端にスケールを取り付けておき、観察時にそ
のスケールを観察対象物に当てかうようにしたものや、
特開昭59−69721号公報に示されているように、
内視鏡の先端から光ビームを放射させ、その光ビームの
照射位置に基づいて対象物までの距離を求めて、その距
離に応じたスケールパターンが考えられているが、その
ようなものでは、スケールあるいは光ビーム放射装置を
備えた特殊な内視鏡を用いることが必要となり、その内
視鏡が大径となって患者に苦痛を与える等の問題が発生
する. 本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、内視鏡画像が画像表示装置に表示され
るようにされている内視鏡観察装置において、その表示
画面上に観察部位を同定するのに役立つ情報が表示され
、その情報が内視鏡画像とともに記録されるようにする
ことである. また、本発明の他の目的は、通常の内視鏡を用いて、観
察対象物の実際のサイズが内視鏡画像上で把握されるよ
うにすることである。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するために、本発明では、内視鏡ケーブ
ルの移動距離を検出し得るケーブル移動距離検出装置と
その検出装置による移動距離計測開始点を入力し得る入
力装置とを設け、その入力装置に入力された計測開始点
からの内視鏡ケーブルの移動距離の値を画像処理装置に
よって画像化し、その画像と内視鏡画像とを画像合成装
置によって合成して画像表示装置に表示させるようにし
ている。
また、本発明では、内視鏡ケーブルの移動距離に対応し
た目盛りのスケールパターンを作成するスケールパター
ン作成装置を設け、その作成装置によって作成されたス
ケールパターンを前記画像合成装置によって内視鏡画像
に重ね合わせるようにしている。
(作用) このように構成することにより、例えば患者の口から内
視鏡を挿入するとき、その内視鏡の先端が患者の門歯に
保持されているマウスピースの位置にある時点において
内視鏡ケーブルの移動距離の計測を開始させれば、検出
される移動距離は内視鏡の挿入長となる。そして、その
移動距離が内視鏡画像とともに画像表示装置上に表示さ
れる.したがって、表示画面を見れば、そのときの観察
部位を知ることができ、その画面を写真等に記録してお
けば、後に読影するときにも容易にその観察部位を同定
することができる. また、内視鏡の先端を観察対象物に当接させた状態から
内視鏡ケーブルの移動距離計測を開始させれば、その内
視鏡と対象物との間の距離を求めることができる.そし
て、その距離に対応した目盛りのスケールパターンを作
成して内視鏡画像とともに合成表示させれば、対象物の
実際のサイズを測定することができる。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する. 図中、第1図は本発明による内視鏡観察装置の一実施例
を示す全体のシステム図である.この図から明らかなよ
うに、内視鏡lは通常の電子内視鏡であって、先端にC
ODからなるテレビカメラ2を備えた内視鏡ケーブル3
によって構成されている。テレビカメラ2によって撮影
された映像は、内視鏡画像信号として内視鏡ケーブル3
を通してその後端から外部に導き出され、通常のものと
同様に処理される。
この内視鏡lは、患者4の門歯5によって保持されるマ
ウスピース6を通して患者4の口から喉、食道、胃へと
挿入されるようになっている。体内腔入口部の門歯5に
よって保持されるマウスピース6の外側には、その門歯
5の位置を通過する内視鏡ケーブル3の移動距離を検出
し得るケーブル移動距離検出装置7が取り付けられてい
る.この検出装置7は内視鏡ケーブル3の移動距離に応
じたパルス信号を発生するもので、その信号は、アイソ
レー夕やバッファ等を含むインターフェース回路8に導
かれるようになっている. このインターフェース回路8には、複数個の制御スイッ
チを有するスイッチボックス9からの制御信号も入力さ
れるようになっている。そのスイッチボックス9はこの
内視鏡観察装置に必要な指示を与える入力装置となるも
ので、各スイッチの押し下げによって異なるパルス信号
を発生するものとされている。
インターフェース回路8の出力側はパーソナルコンピュ
ータ10のマウスインターフェース11及びプリンタイ
ンターフェース12に接続されている.こうして、ケー
ブル移動距離検出装置7からの移動距離信号及びスイッ
チボックス9からの制御信号が、インターフェース回路
8によって入力可能なように変換された後、それぞれマ
ウスインターフェース11及びプリンタインターフェー
ス12を通してコンピュータ10に入力されるようにな
っている。
コンピュータ10内においては、マウスインターフェー
ス11及びプリンタインターフェース12を通して入力
された各入力信号がCPU(中央処理装置)13に導か
れる.そして、そのCPU 1 3において、スイッチ
ボックス9からの指示に従った処理が行われる.その処
理によって得られた情報はビデオRAM14に書き込ま
れる。ビデオRAM1 4は、CPU13によって定め
られた文字や数字、及びスケールパターンを画像信号と
して出力するものとされている。
例えばスイッチボックス9の第1組のスイッチが押され
たときには、その時点から、CPU13はケーブル移動
距離検出装置7による内視鏡ケーブル3の移動距離計測
を開始し、その移動距離の値を算出する。そして、その
移動距離値をビデオRAM14に書き込む。また、第2
組のスイッチが押されたときには、その時点からの内視
鏡ケーブル3の移動距離を算出するとともに、その移動
距離に応じたスケールパターンの目盛りを計算する.そ
して、求められた移動距離の値及びそれに応じた目盛り
のスケールパターンをビデオRAM14に書き込む。更
に、第3組のスイッチが押されたときには、術式や部位
の候補名がビデオRAM14に順に書き込まれ、選択ス
イッチの押し下げによってそのときの名称が選ばれる。
このようにして、コンピュータ10によつて、ケーブル
移動距離検出装置7により検出された内視鏡ケーブル3
の移動距離の数値や他の文字が画像処理され、また、そ
の移動距離に応じた目盛りのスケールパターンが作成さ
れる。
すなわち、この実施例においては、コンピュータ10に
よって画像処理装置及びスケールパターン作成装置が構
成されている. ビデオRAM14の出力信号は画像合成装置15に導か
れるようになっている。その画像合成装置15には内視
鏡lの画像信号も入力されている.そして、その画像合
成装置l5により、内視鏡1によって得られた内視鏡画
像とコンピュータ10によって作成された画像とが合成
され、その合戊画像がモニタテレビ、ビデオ、写真機等
の画像表示装置16に表示されるようになっている.そ
の画像は、第1図に示されているように、通常の内視鏡
観察装置によって得られる内視鏡画像17及び患者4の
氏名や年令等の患者に関する補助情報18のほかに、門
歯Sからの内視鏡挿入長のデータ19や特定の部位の名
称及びその部位における位置の記録20,対象物測定用
のスケールパターン21,そのスケールパターン2lに
関する目盛りの単位等の補助情報21aを含むものとさ
れる。
第2.3図に示されているように、ケーブル移動距離検
出装置7は、内視鏡ケーブル3に両側から摩擦接触して
回転する一対のローラ22.22と、そのローラ22の
回転角度を検出するロータリエンコーダ23とによって
構成されている。ローラ22は、樹脂製のパイブ24と
その外周に装着されて内視鏡ケーブル3との摩擦力を確
保するゴムチューブ25とからなる円筒状のもので、樹
脂製のローラケース26に取り付けられた一対の平行な
シャフト27.27によりそれぞれ回転自在に支持され
ている。そのローラ22.22の外周面間の間隔は、内
視鏡ケーブル3の外径よりわずかに小さいものとされて
いる.ローラケース26はローラ22,22間の中央部
において2分割され、ヒンジ28によって開閉可能に連
結されている。こうして、内視鏡ケーブル3は、ローラ
ケース26を開閉することにより、一対のローラ22,
22間に挟み付けられ、また、その間から取り外される
ようになっている。
ローラ22,22の一側端部には、その外周面の互いに
対向する位置に、周方向に等間隔を置いて4個の永久磁
石29,29,・・・が取り付けられている.それらの
磁石29,29,・・・は、その表面側が交互にN極、
S極となるように配置されている。したがって、一対の
ローラ22,22は、磁力によって互いに同期して回転
するようになっている。
ロータリエンコーダ23はコンピュータ10のマウスに
用いられているもので、ローラケース26とは別体の樹
脂製のエンコーダケース30内に収容されている.それ
らのケース26.30はゴムバンド等により互いに固定
されるようになっている.そして、それらのケース26
.30を互いに固定したときには、ロータリエンコーダ
23の入力軸23aがローラ22と平行になるようにさ
れている.その入力軸23aの一端には回転円盤3lが
固定されている.その回転円盤31は、その外周面がロ
ーラ22の外周面に取り付けられた磁石29.29,・
・・に近接して対向するように配置されている.そして
、その回転円盤31の外周面に、8個の永久磁石32,
32,・・・が周方向に等間隔を置いて埋め込まれてい
る。その磁石32.32,・・・も、その表面側が交互
にN極、S極となるようにされている. このようにして、ローラ22側とロータリエンコーダ2
3側との間はケース26.30によって互いに仕切られ
るとともに切り離し可能とされ、ローラ22とロークリ
エンコーダ23とが磁力によって互いに連動して回転す
るようにされている. このケーブル移動距離検出装置7は、ローラケース26
に固着された板ばね33の円筒状端部なマウスピース6
に嵌合させることによってそのマウスピース6に固定支
持されるようになっている。
次に、このように構成された内視鏡観察装置の作用につ
いて説明する。
例えば患者4の胃を観察するときには、まず、マウスピ
ース6にケーブル移動距離検出装置7を取り付ける。そ
して、内視鏡ケーブル3をその検出装置7の一対のロー
ラ22,22間に挟み付けるとともに、その内視鏡ケー
ブル3の先端をマウスピース6に挿入する。このときに
は、一方のローラ22に取り付けられた磁石29のN極
と他方のローラ22に取り付けられた磁石29のS極と
が互いに引き合って対向した状態となる.また、エンコ
ーダヶース3oに近い側のローラ22に取り付けられた
磁石29のN極と回転円盤3lに取り付けられた磁石3
2のS極とも互いに向かい合った状態となる。そこで、
マウスピース6を患者4にくわえさせ、門歯5によって
保持させる。
この状態で、スイッチボックス9の第3組のスイッチを
押し、これから行おうとする術式の候補名を画像表示装
置16に表示させる。そして、選択スイッチにより適切
な名称を選ぶ。すると、胃の観察の場合には、「門歯よ
り cmJという文字が画像表示装置16の画面に表示
される。
次いで、内視鏡ケーブル3を移動させ、その先端のテレ
ビカメラ2をマウスピース6内、すなわち体内腔入口部
に位置させる.これによって準備が完了する. そこで、スイッチボックス9の第1組のスイッチの内の
一つを押し、コンピュータ10にケーブル移動距離の計
測開始を指示する.そして、内視鏡1を患者4の口から
喉、食道へと挿入する.すると、内視鏡ケーブル3が長
さ方向に移動し、その移動に伴って、内視鏡ケーブル3
に摩擦接触しているローラ22,22が回転する.この
とき、一方のローラ22が回転すると、そのローラ22
の外周面に取り付けられている磁石29と他方のローラ
22に取り付けられている磁石29との吸引力及び反発
力によって、他方のローラ22も同期して回転する.し
たがって、一方のローラ22のみが空転することが防止
され、内視鏡ケーブル3とローラ2222との間のすべ
りが低減される.こうして、ローラ22,22は内視鏡
ケーブル3の移動に応じて正確に回転する. このようにしてローラ22,22が回転すると、エンコ
ーダケース30に近い側のローラ22に取り付けられて
いる磁石29と回転円盤31に取り付けられている磁石
32との吸引反発力によって、回転円盤31が連動して
回転する.その場合、回転円盤31の回転数は、それら
の磁石29.32の数に比例する。すなわち、回転円盤
31はローラ22の1/2の速度で回転することになる
.そして、その回転円盤31の回転角度がロータリエン
コーダ23によって検出され、その回転角度に応じた数
のパルスがエンコーダ23から出力される。
こうして、ケーブル移動距離検出装置7のローラ22,
22間を通過した内視鏡ケーブル3の長さ、すなわち患
者4の体内腔入口部である門歯5の位置を通って移動し
た内視鏡ケーブル3の移動距離、に応じた信号がケーブ
ル移動距離検出装置7から出力され、インターフェース
回路8からマウスインターフェース11を通してコンピ
ュータ10に入力される.コンピュータIOにおいては
、プリンタインターフェースl2を通して計測開始信号
が入力された時点からその移動距離信号のパルス数がカ
ウントされ、内視鏡ケーブル3の移動距離が算出される
。その場合、内視鏡ケーブル3が引き出し方向に移動す
ると、ロータリエンコーダ23が逆転するので、そのと
きのパルス数は減算される.したがって、算出された移
動距離はマウスピース6から内視鏡ケーブル3の先端ま
での長さ、すなわち内視鏡ケーブル3の挿入長となる。
そして、その移動距離の値がビデオRAM14に書き込
まれ、その数字が「門歯より cmJという文字ととも
に画像合成装置15に送られる。
また、コンピュータ10からは、一定目盛りのスケール
パターンの画像信号も画像合成装置15に送られる。
一方、内視鏡1のテレビカメラ2によって得られた内視
鏡画像信号は従来と同様に処理されて、画像合或装置1
5に送られる。画像合成装置15においては、その画像
信号とコンピュータ10によって作成された文字及びス
ケールパターンの画像信号とが合成されて、lフレーム
の画像が形成される。そして、その画像が画像表示装置
16に表示される.こうして、内視鏡1の挿入長データ
19とそのときの内視鏡画像l7とがリアルタイムで表
示される. また、このようにして表示される内視鏡画像17を見な
がら内視鏡1を挿入していき、そのテレビカメラ2が例
えば胃の入口に達したとき、第3組のスイッチを押す.
すると、画像表示装置l6の画面に部位の候補名が表示
される.そこで、そのときの部位の名称、すなわち「胃
」を選択スイッチにより選択する。そして、第l組の他
のスイッチを押す。それによって、その時点からの内視
鏡ケーブル3の移動距離の計測が開始され、その移動距
離の値が部位名とともに画像表示装置l6に表示される
。したがって、画像表示装置16には、門歯5からの挿
入長データl9と「胃」という部位名及び胃における位
置記録20とが表示されることになる. この間においては、スケールパターン21の目盛りは一
定に保たれる。
特定の対象物を観察するときには、例えば第4図(A)
に示されているように、内視鏡1を挿入していき、先端
のテレビカメラ2を観察対象物34に押し当てる。次い
で、内視鏡ケーブル3を徐々に引き出して、そのたるみ
を取り除く。そして、画像表示装置16の内視鏡画像1
7を見ながら、テレビカメラ2が対象物34から離れる
瞬間に第2組のスイッチを押す。すると、その時点から
、ケーブル移動距離検出装置7による内視鏡ケーブル3
の移動距離の計測が開始される.その移動距離は、対象
物34とテレビカメラ2との間の距離dとなる.そして
、その移動距離の数値が「対象より cmJという文字
とともに画像表示装置16に表示される.それと同時に
、その移動距離に応じたスケールパターンの目盛りが計
算され、その目盛りのスケールパターン21が内視鏡画
像17に重ね合わされる.また、その目盛りの単位が補
助情報21aとして画像表示装置16に表示される。
スケールパターン2lの目盛りの計算は次のようにして
行われる.すなわち、対象物34の実際の大きさをr、
画像l7上での大きさをR、内視鏡ケーブル3の移動距
離、すなわちテレビカメラ2から対象物34までの距離
をdとすると、 R=CXtan−’  (r/d) という関係がある.ここで、Cは画像表示装置16のサ
イズ等によって定まる定数である.したがって、例えば
rが1 mmのときのRの値を上式から求め、それを1
単位の目盛りとしたスケールパターンを作成すれば、そ
のスケールパターン21はそのときの対象物34の実際
の大きさを表すものとなる。
対象物34の背面側を観察するときには、第4図(B)
に示されているように、内視鏡ケーブル3を引き出しな
がら、テレビカメラ2を対象物34の背面に当損させる
.そして、その位置で第2組のスイッチを押す.次いで
、内視鏡1を挿入していき、対象物34から適宜の距離
だけ離す.このときにも、内視鏡ケーブル3の移動距離
が対象物34とテレビカメラ2との間の距離dとなるの
で、ケーブル移動距離検出装置7によって検出された移
動距離がその距離dとして表示される.また、その距離
に応じた目盛りのスケールパターン21が表示される.
このようにして、内視鏡1と観察対象物34との間の距
離に応じた目盛りが付与されたスケールパターン2lが
内視鏡画像17に重ね合わされ、その合成画像が画像表
示装置16に表示される。したがって、その画面を見る
だけで、観察対象物34の実際の大きさを知ることがで
きる。
そして、このように画像表示装置16に内視鏡画像l7
のほかにも種々の補助情報が表示されるので、その画像
表示装置16の画面を写真等として記録しておけば、後
に読影するときや他人が読影するときにも、容易にその
観察部位を同定することができる。
内視鏡ケーブル3には、術中、患者4の体液等が付着す
るので、それが接触するケーブル移動距離検出装置7は
洗浄可能なものでなければならない.また、その検出装
置7は患者4に余分な負担を与えるものであってはなら
ない.上述の検出装置7は、内視鏡ケーブル3の移動に
伴うローラ22の回転を磁力によってロータリエンコー
ダ23に伝えるものであるので、内視鏡ケーブル3が接
触するローラ22側と電気部品を含むエンコーダ23側
とを完全に仕切り、その間を電気的に絶縁することがで
きる。しかも、その間を切り離し可能とすることによっ
て、電気部品に影響を与えることなく洗浄することがで
きる.したがって、このような内視鏡観察装置に用いる
のに適したものとなる.第5.6図はこの内視鏡観察装
置に用いることのできるケーブル移動距離検出装置の他
の例を示すものである. 第5図に示されているように、このケーブル移動距離検
出装置40の場合には、表面に一定幅の白の帯41aと
黒の帯4lbとが長手方向に沿って交互に印刷された内
視鏡ケーブル41が用いられる.その内視鏡ケーブル4
1は、筒状のキャップ42の内部に挿通されるようにな
っている.そのキャップ42は、樹脂ケース43に取り
付けられたホルダ44によって着脱自在に支持されてい
る。樹脂ケース43には、4個の1次元フォトイメージ
センサ45,45,・・・が長手方向に沿って埋め込ま
れている.そして、その樹脂ケース43が、それに固着
された板ばね33の円筒状端部なマウスピース6に嵌合
させることによって、第1〜3図の実施例の回転式ケー
ブル移動距離検出装置7の場合と同様に、マウスピース
6に固定支持されるようになっている. フォトイメージセンサ45は、樹脂ケース43の表面に
露出するようにされている。したがって、その上面側に
内視鏡ケーブル4lの白の帯41aが位置するときには
高レベルの信号を出力し、黒の帯4lbが位置するとき
には低レベルの信号を出力する.第6図に示されている
ように、第1のイメージセンサ45と第3のイメージセ
ンサ45、及び第2のイメージセンサ45と第4のイメ
ージセンサ45が、それぞれエクスクルーシブオア回路
46.46に接続されている.こうして、そのボア回路
46.46の出力パルス信号を検出することによって白
の帯41aと黒の帯4lbとの境界の位置を知ることが
でき、そのパルス数をカウントすることによって内視鏡
ケーブル41の移動距離を検出することができるように
なっている。そのパルス信号はコンピュータ10のマウ
スインターフェース11に入力可能であるので、第1図
の実施例におけるケーブル移動距離検出装置7からの信
号と同様に処理することができる。
このようなケーブル移動距離検出装置40は、可動部分
がないので機械的な劣化が起こりにくく、また、電子部
品を容易に外部から絶縁することができる.しかも、分
解能の高いフォトイメージセンサ45を使用することに
より、高い精度を得ることができる。
なお、上記実施例においては、胃用の内視鏡についての
み説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、
大腸鏡や膀胱鏡等にも適用することができる.また、電
子内視鏡に限らず、エコー内視鏡やその他の画像処理さ
れる内視鏡にも同様に適用することができる.更に、入
力装置としては、上記実施例のようなスイッチボックス
9のほか、術者の手元に設置することができるものであ
れば、キーボード等、適宜のものを使用することができ
る。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、内視
鏡画像を表示する画像表示装置の画面上に内視鏡ケーブ
ルの適宜の位置からの移動距離をも表示させるようにし
ているので、体内腔入口部からの内視鏡の挿入長等を表
示させることができろ.したがって、その画像を見るだ
けで、観察部位を知ることができる.そして、その画像
を記録しておけば、観察部位を同定するのに役立つ情報
が同時に記録されるので、後に読影するときや他の術者
が読影するときにも、容易にその観察部位を同定するこ
とが可能となる. また、特定の部位における観察位置等をも表示させるこ
とができるので、各部位の相互の位置関係がより明瞭化
されるようになる。
更に、内視鏡ケーブルの移動距離を検出することにより
、内視鏡から観察対象物までの距離を求めることができ
るので、その距離に応じた目盛りのスケールパターンを
作成することができる.そして、そのスケールパターン
を内視鏡画像上に合成表示させることにより、その画像
を見るだけで対象物の実際の大きさを知ることができる
ようになる。その場合、内視鏡自体は従来のものと同様
のものでよいので、患者に余分な負担を与えることもな
くすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による内視鏡観察装置の一実施例を示
す全体構成図、 第2図は、その内視鏡観察装置に用いられているケーブ
ル移動距離検出装置を示す概略側面図、 第3図は、そのケーブル移動距離検出装置の第2図m−
m線に沿う断面図、 第4図は、その内視鏡観察装置によって特定の対象物を
観察するときの手順を示す説明図、 第5図は、本発明の内視鏡観察装置に用いられるケーブ
ル移動距離検出装置の他の実施例を示す斜視図、 第6図は、そのケーブル移動距離検出装置の動作説明図
である。 1 1・・・内視鏡     2・・・テレビカメラ3・・
・内視鏡ケーブル    4・・・患者5・・・門歯(
体内腔入口部) 6・・・マウスピース 7・・・ケーブル移動距離検出装置 9・・・スイッチボックス(入力装置)O・・・コンピ
ュータ(画像処理装置、スケールパターン作成装置) 5・・・画像合成装置 6・・・画像表示装置   17・・・内視鏡画像9・
・・挿入長データ   20・・・部位記録l・・・ス
ケールパターン 2・・・ローラ   23・・・ロータリエンコーダ6
・・・ローラケース   29・・・永久磁石0・・・
エンコーダケース 1・・・回転円盤    32・・・永久磁石4・・・
観察対象物 O・・・ケーブル移動距離検出装置 1・・・内視鏡ケーブル 1a・・・白い帯    4lb・・・黒い帯5・・・
フォトイメージセンサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内視鏡によって観察される内視鏡画像が画像表示
    装置に表示されるようにされている内視鏡観察装置にお
    いて; 患者の体内腔入口部を通過する内視鏡ケーブルの移動距
    離を検出し得るケーブル移動距離検出装置と、 その検出装置による前記内視鏡ケーブルの移動距離計測
    開始点を入力し得る入力装置と、その入力装置に入力さ
    れた計測開始点から前記検出装置によって検出される前
    記内視鏡ケーブルの移動距離の値を画像処理する画像処
    理装置と、 その移動距離値を前記内視鏡画像とともに前記画像表示
    装置に表示する画像合成装置と、を備えていることを特
    徴とする、内視鏡観察装置。
  2. (2)前記入力装置に入力された計測開始点からの前記
    内視鏡ケーブルの移動距離に対応する目盛りのスケール
    パターンを作成するスケールパターン作成装置を備え、 そのスケールパターンが、前記画像合成装置によって前
    記内視鏡画像に重ね合わされるようにされている、 請求項1記載の内視鏡観察装置。
  3. (3)前記ケーブル移動距離検出装置が、前記内視鏡ケ
    ーブルに摩擦接触して回転するローラと、そのローラの
    回転角度を検出するロータリエンコーダとによって構成
    されている、 請求項1記載の内視鏡観察装置。
  4. (4)前記ロータリエンコーダが、前記ローラの外周面
    に近接してそのローラと平行な軸線のまわりに回転する
    回転円盤に連結されており、 そのローラ及び回転円盤の互いに対向する外周面に、そ
    れらを連動して回転させる永久磁石が取り付けられてい
    て、 それらローラ側とロータリエンコーダ側とが切り離し可
    能とされている、 請求項3記載の内視鏡観察装置。
  5. (5)前記ローラが一対設けられ、それらのローラが前
    記内視鏡ケーブルに両側から摩擦接触するように配置さ
    れていて、その各外周面に取り付けられた永久磁石によ
    り互いに同期して回転するようにされている、 請求項3記載の内視鏡観察装置。
  6. (6)前記ケーブル移動距離検出装置が、前記内視鏡ケ
    ーブルの長手方向に沿ってその表面に交互に印刷された
    一定幅の白と黒との帯と、その帯を検出し得るフォトイ
    メージセンサとによって構成されている、 請求項1記載の内視鏡観察装置。
  7. (7)前記入力装置により、前記画像処理装置に観察部
    位の名称が入力可能とされており、 その観察部位の名称が、前記画像合成装置によって前記
    画像表示装置に表示されるようにされている、 請求項1記載の内視鏡観察装置。
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