JPH03161578A - 染色剤 - Google Patents

染色剤

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JPH03161578A
JPH03161578A JP1298110A JP29811089A JPH03161578A JP H03161578 A JPH03161578 A JP H03161578A JP 1298110 A JP1298110 A JP 1298110A JP 29811089 A JP29811089 A JP 29811089A JP H03161578 A JPH03161578 A JP H03161578A
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JP
Japan
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ascorbic acid
dyes
color
fiber
dyeing
Prior art date
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Pending
Application number
JP1298110A
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English (en)
Inventor
Kenji Hatanaka
賢爾 畑中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINKI SANGYO KK
Original Assignee
SHINKI SANGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はWA維品類特に下着、肌着、靴下等の衣料用
編織布、不織布またはこれらの原料用繊維類に利用する
染色剤に関する. 〔従来の技術〕 一般に、繊維の種類、用途によってそれぞれ適正な染料
および染色法を選ばなければならないことはよく知られ
ている.そして、代表的な染料として直接染料、酸性染
料、塩基性染料、媒染染料、酸性媒染染料、建染染料、
硫化染料、ナフトール染料、酸化染料、分散染料、反応
染料、その他蛍光増白染料、油溶染料、食用色素等々数
多くのものを挙げることができるが、食用色素を除く染
料の中には発がん性などの点で問題視されるものも多く
、生産および使用が規制される場合もある.さらに、た
とえば下着、肌着、靴下等の織維品類の染色方法に、編
織後の生地を染色する後染め法と、編織前の糸の状態で
染色する先染め法とがあることもよく知られている.と
ころが、近時生活水準の向上に伴って、消費者および生
産者のニーズは多樺化し、従来の配色、色彩など単なる
ファッシッン性のみを追求するにとどまらず、素材面か
ら本質的な見直しをして、ファッション性以外に多方面
の機能を持たせることはできないかという要望が強くな
されるようになって来た.元来、女性は男性よりもファ
ッション性を重視する傾向にあったが、最近は紫外線の
有害性、染色剤を始めとする繊維品類の各種処理剤等の
人体への安全性、さらには積極的な健康壜進策等に強い
関心を持つ女性が次第に増加しつつある。そこで、この
発明の出願人も、すでに、特願平1−89511号にお
いて水性の変性アξノ酸系樹脂と生体活性物質とを主要
戒分とする繊維品類処理用樹脂&[1戒物に関する技術
を開示した.しかし、この技術においても発色性、染着
性などの点で充分満足できるものとはいえない. 〔発明が解決しようとする!IMJ〕 以上述べたように、従来の繊維品類の染色技術において
は、単にファッシゴン性のみを重視し、健康面に与える
機能性の付与または人体に有害な紫外線等の防除等に対
する配慮はきわめて不充分であるという問題点があり、
これを解決することが課題となっていた. 〔課題を解決するための手段〕 上記の5.gを解決するために、この発明はアスコルビ
ン酸を染色剤の主要威分とするという手段を採用したも
のである.以下その詳細を述べる.まず、この発明にお
けるアスコルビン酸は別名ビタミンCと呼ばれ、水に溶
けやすい白色結晶または結晶性粉末で、酸味があるが無
臭の物質である.特にL体は壊血病、歯または骨の発育
阻害、貧血、疲労などの予防または治療に利用され、食
品、医薬品の酸化防止剤として用いられることもよく知
られている.一般にアスコルビン酸は光、熱またはアル
カリに弱いことから使用範囲が制約されていたが、還元
力を有し、酵素で可逆的酸化をうけてデヒドロアスコル
ビン酸に変化する性質から、生体内酸化還元作用に関与
して水素伝達系を助けるなど、多くの生理的作用を有す
るので、生体には有用な物質である.しかし、アスコル
ビン酸は生体内に入っても***が速いため生体&l織内
に留まる量は少なく、日常の食事等によって絶えず経口
摂取しなければならない.ri近アスコルビン酸を飲料
、加工食品または米等に強化剤として人工的に強制添加
したり、さらには化粧品等にも混合して、経皮効果をも
期待する向きが次第に強くなりつつある.したがって、
この発明においては、生体組織に対して非常に有為な生
理作用を及ぼすアスコルビン酸を、繊維組織を構成する
ミセルに完全に染着させて、アスコルビン酸が本来有す
る生理的i能を発揮させ、人体に対する経皮効果を期待
しようとするものである. ここで、アスコルビン酸を繊mM織内に染着させる方法
は、水に溶解し(通常0.3w/ν%以上の濃度)、得
られた水溶液(約70℃以下)にva維品類を浸漬する
。この際浸透性を向上させるためにアスコルビン酸に悪
影響を及ぼさない界面活性剤または分散剤等を適宜作用
することもできるが、液温か70゜Cを著しく越えるこ
とはアスコルビン酸の熱分解を促進することになるので
好ましくない。
なお、繊維品類はセルロース系のものよりも、アスコル
ビン酸と反応し化学的に強固に結合する、たとえばアミ
ノ基、アξド基もしくはこれに類する官FIFE&を有
するナイロン、絹、羊毛等の蛋白(たんば<)繊維から
なるものが望ましい.通常の場合、たとえば60゛C前
後のアスコルビン酸水溶液にこれら繊維品類を約5〜l
O分程度充分に浸漬した後、脱水乾燥する.乾燥温度が
常温であっても、繊維品類はアスコルビン酸の反応によ
る特有の色を発するが、この発色を堅牢度の高いものと
するためには、80〜100゜Cで約30分程度の乾燥
をすればアスコルビン酸が繊維組織に定着し、赤色系の
ローズピンクの安定した発色が完威される.ここで、ア
スコルビン酸の濃度が高いほど着色も濃くなるが、被染
体である繊維品類とアスコルビン酸の使用量との具体的
な関係は、繊維品類の種類、たとえば材質、形体、使用
目的、付加しようとする効果の程度などによって当然変
更されるものであるから、P!機応変に対処すればよく
、特に限定されるものではない。
このようにして、繊維品頻にアスコルビン酸を染着させ
てアスコルビン酸による効果以外に、動物、植物もしく
は鉱物類の微粉末または抽出、単離等によるエキス、乾
燥微粉末もしくはカプセル化した各種活性戒分を適宜混
入して、それぞれの成分特有の効果を期待することも出
来る.たとえばアスコルビン酸に脂溶性のビタミンAま
たは巳を併用すれば紫外線防止効果、肌の保護などにも
より一層の効果を発揮することになり、また精油類を香
料とし、生薬類を肌の活性化用に、さらに除虫剤等を害
虫駆除用に活用するなどは良い例である.このような処
理は、アスコルビン酸による染色時に行なっても、また
、染色後に別途実施してもよい.さらに既に染色加工さ
れている繊維品類に対してもアスコルビン酸による追加
染色が可能であるが、その効果は、当然のことながら、
同し赤色系の淡い色のものほど追加染色の効果は大きく
、より濃厚な色に染め上げることができる.また、染料
染色時に、染料を減量し、これにアスコルビン酸による
発色を併用して、色落などの問題もなく、繊維品類を効
率よく染めることも可能である。
[作用] ナイロン、絹、羊毛などのように、アミノ基またはアミ
ド基などの官能基を有する合戒繊維および人体の構成物
質である蛋白系の天然繊維は従来から酸性染料によって
染色されている.この発明におけるアスコルビン酸を主
要戊分とする染色剤も、これら繊維が有する官能基と化
学的に結合し、アスコルビン酸特有の色を発生させると
同時に、合成染料による染色品では味わえない着用者の
皮膚表面への馴染みやすさ、さらには皮膚細胞の働きを
促進し、汗または体臭をよく吸着放出することによって
その効果を一層高め、有害な紫外線から肌を守る機能を
発現させることになる.〔実施例〕 水1リットルに10gのアスコルビン酸微粉末を加えて
充分撹拌し、アスコルビン酸の水溶液を調製した.この
水溶液にナイロン製の白色パンティーストッキングを浸
漬し、液を繊維組織内に均一に浸透させた後脱水し、1
00℃で20分間乾燥して、繊維とアスコルビン酸との
反応を完威させ定着させたところ、ストッキングはかな
り濃いピンク色に染まった.このような操作を5回繰り
返し、得られた5種類のストッキングの対紫外線効果を
確認するため、大阪市立工業研究所に依頼し、紫外部拡
散透過率を測定したところ、未処理品に対し処理品はい
ずれも約10%低く、処理品の紫外線防除効果が勝って
いた. ここで、紫外部拡散透過率の測定方法および条件はつぎ
のとおりである. 使用機器:島津マルチパーパス自記分光光度計MPS−
2000、 測定法:試料を4X3cm採取しスライドマウントには
さんだのち分光光度計のエンド・オン型電子倍増管受光
部の直前に取り付けて測定した.対照側は空気. 波長範囲:  200〜400ns また、上記の5種類の染色処理後のパンティーストッキ
ングの洗濯堅牢度(JIS−L1045)を調べるため
、日本染色検査協会に依頼したところ、いずれも4〜5
級であった.さらに、A.法および耐光性(JIS−L
1044)も良好テアり、吸水性(JIS−Ll096
A法)についても、処理品および洗濯5回、IO回繰り
返し品のいずれも良好であった.実施例2: 実施例1で使用したと同様のアスコルビン酸水溶液(水
1リソトルに10gのアスコルビン酸微粉末を溶解)に
ビタ旦ンE原液(日清製粉社製酢酸トコフェロールビタ
ミンE酢酸エステル)5gを添加し充分yI.拌して混
合した後、この160重量部に対して水性の変性アミノ
酸系樹脂(三木理研工業社製:T−メチル・し−グルタ
鴫ン酸N一カルボン酸無水物を重縮合させて得られた重
合度約10000程度のボリマーが10重量%の濃度で
あるエマルジョンで粘度約2000cpのもの)を40
重量部の割合で混合し、充分に攪拌した後、実施例lと
同様ナイロン製の白色パンティーストッキングを浸漬し
た.繊維組織内に液が充分浸透した後ストッキングを取
り出し脱水および80℃30分間の乾燥を行なった.以
上のような処理を5回反復してローズピンク色に染まっ
た5種類のパンティーストッキングの処理品を得た.こ
れらストッキングについても実施例1の場合と同様に各
種の測定を行なったところ、紫外部拡散透過率は未処理
品に比べて処理品および洗濯5回、lO回繰り返し品は
いずれも同じように約20%の差が認められ、実施例1
の場合よりもより大きい効果のあることがわかった.ま
た吸水性も未処理品が5分以上であるのに対し、2分1
4秒と一層向上していることが確認された.なお、この
際の吸水性はつぎに示す方法で求めた.すなわち、幅8
0■、重量5gの長方形の試料をかるくロール状に巻き
、試験かご(直径0.5msの銅線で作った直径50閣
、高さ80閣、網目20mmX20m)に入れ、水温2
4〜26゛Cの水面上12IIII1の高さからかごを
横にし、深さ約200amの水の中に静かに落し、試験
かごが完全に水面下に沈むまでの沈降時間を測定する. なお、実施例1および実施例2で染色処理を行なった各
ストッキングの風合、摩擦堅牢度についても試験したが
、いずれも良好で問題はなかった.〔効果〕 この発明のアスコルビン酸を主要戒分とする染色剤はア
ミノ基、アミド基などの官能基を有する繊維と化学的に
強固に結合し、その結果安定した赤色系のローズピンク
色を発色し、染色された繊維品類はビタξンCによる効
果によって、また処理の方法によってはさらにビタミン
E1蛋白質類似のアミノ酸から誘導されるアミノ酸系高
分子物質その他多くの生体活性物質の効果も付加されて
、着用する人体の肌に対して非常に馴染みよく、適度の
吸放湿性を有し、また紫外線に対する遮蔽性もあること
から、この発明の染色剤の特に下着類、肌着類、靴下等
への利用は非常に有効であるといえる.

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アスコルビン酸が主要成分である染色剤。
JP1298110A 1989-11-16 1989-11-16 染色剤 Pending JPH03161578A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1298110A JPH03161578A (ja) 1989-11-16 1989-11-16 染色剤

Applications Claiming Priority (1)

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JP1298110A JPH03161578A (ja) 1989-11-16 1989-11-16 染色剤

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JPH03161578A true JPH03161578A (ja) 1991-07-11

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ID=17855294

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JP1298110A Pending JPH03161578A (ja) 1989-11-16 1989-11-16 染色剤

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JP (1) JPH03161578A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0655061A4 (en) * 1992-08-12 1998-06-17 Sandoz Ltd METHOD FOR IMPROVING THE SUN PROTECTION CLASSIFICATION (SPF) AND COMPOUNDS FOR IMPROVING THE SPF CLASSIFICATION OF FIBERS OR FABRICS.

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5160797A (ja) * 1974-11-22 1976-05-26 Toyo Boseki
JPS5811555A (ja) * 1981-07-14 1983-01-22 San Ei Chem Ind Ltd ベタシアニン色素製剤
JPS6197464A (ja) * 1984-10-12 1986-05-15 京都府 絹繊維製品の黄褐変防止法

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