JPH03160668A - 符号間干渉除去装置 - Google Patents

符号間干渉除去装置

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JPH03160668A
JPH03160668A JP29889389A JP29889389A JPH03160668A JP H03160668 A JPH03160668 A JP H03160668A JP 29889389 A JP29889389 A JP 29889389A JP 29889389 A JP29889389 A JP 29889389A JP H03160668 A JPH03160668 A JP H03160668A
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Yoshiyuki Urakawa
禎之 浦川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、符号間干渉除去装置、特にビタビアルゴリ
ズムを応用した符号間干渉除去装置に関する. 〔発明の概要〕 この発明は、符号間干渉除去装置において、再生中のビ
ットと、該再生ビットの近傍の複数のビットとから状態
を設定し、状態に対し、ビタビアルゴリズムを適用して
磁気記録媒体に記録されているデータを再生したことに
より、高密度に磁気記録されているデータに於ける非線
型歪み、線型歪み等の符号間干渉の影響を除いてデータ
を復号できるようにしたものである. 〔従来の技術〕 高密度の磁気記録が磁気記録媒体になされるようになる
と符号間干渉が不可避的に生ずる。以下、符号間干渉に
ついて説明する. 例えば、線型伝送路によってデジタル信号が伝送される
場合、入力データ系列を(at)(a+=0、l)、出
力信号をy(t)とし、伝送路のインパルス応答をg(
t)とすると、デジタル信号e(t)(e(t)=1、
但し0≦t≦T)が伝送された時の出力信号c(t)は
以下の式で表される。
c(t) =g(t) * e(t) ビット間隔をTとし、上述のc(t)を用いると、出力
信号y(t)は以下の式で表される。
y(t)=Σa 1  * c(t−iT)ここで、人
力データ系列を(at ) = (101100111
0010 )とすると、c(nT)  =O (n ≠
0)であれば、第9図に示されるように隣接ビットでの
出力値がc(t)によって影響されないため、検出時点
での出力信号y (nT)はO或いは1となり検出が容
易となる。
そこで、通常は、等化器(イコライザ)を用いてc(n
T) = 0となるようにパルス整形がなされる.しか
しながら、この等化が十分でなく、等化誤差が残ってc
(nT)≠0になると、第10図に示されるように隣接
ビットに影響が及ぼされ、検出時点での出力信号 y(
nT)はO或いは1にならない.これを符号間干渉とい
う. 〔発明が解決しようとする課題〕 上述の符号間干渉には、線型歪みと、非線型歪みとがあ
る. 従来、線型歪みに対しては、線型等化器(積分器、ロー
バスフィルタ等の組み合わせ)で等化することによって
符号間干渉の除去が行なわれていた.しかしながら、こ
の線型等化器による場合には、ノイズも強調されてしま
うので、S/Nが劣化してしまうという問題点があった
. そこで、バス帰還ビタビ復号で符号間干渉の除去を行な
うことが提案されている〔「アイを開かずに検出するバ
ス帰還ビタビ復号法」 池谷、井手、山光、信学技法M
R87−38 ] .このバス帰還ビタビ復号によって
符号間干渉の除去を行なう場合には既に復号したデータ
による符号間干渉しか除去できず、未だ復号していない
データからの符号間干渉は除去できないという問題点が
あった.一方の非線型歪みの例として、近年、高密度で
なされるようになったデジタル信号の磁気記録がある. この磁気記録過程は非線型過程であるが、媒体中の磁化
パターンが孤立磁化反転の線形な足し合わせに等しいと
仮定すれば、線型伝送路と同様に、第11図に示される
孤立再生波形の畳み込みで再生波形を得ることができる
.尚、図中、ARIは遷移領域、100は磁気テープを
夫々示す.デジタル信号を記録する際、第12図に示さ
れるように、記録波長Tが比較的、長い場合には、上述
の仮定が成立するため、孤立再生波形の畳み込みで再生
波形を得ることができる.しかしながら、第13図に示
されるように高密度記録によって記録波長Tが短くなる
につれて隣接ビットとの距離が短くなり、第13図中、
矢示Y印に示されるように、遷移領域ARIが重なり合
うようになる.そして、既に記録されている記録信号磁
界の残留磁化が、新たな記録信号磁界によって乱される
.このため、上述の孤立磁化反転の線型な足し合わの仮
定が成立し難くなり、実際の再生波形は孤立再生波形の
畳み込みで得られた波形とは一致しなくなる.この結果
、第13図中、矢示X部に示されるような非線型歪みが
発生するという問題点があった. 現在までのところ、上述のような非線型歪みの除去につ
いては殆ど対処されておらず、非線型歪みによる符号間
干渉を除去することが望まれていた。
ところで、この非線型歪みを除去するのには、等化器を
適用することも考えられるが、従来の線型等化では不十
分で、非線型歪みに対応できないという問題点があった
.また、前述のバス帰還ビタビ復号を適用することも考
えられるが、この場合には、後続のデータによる影響が
除去されないため、正確な復号が困難で、非線型歪みに
対応できないという問題点があった. 更に、これらの符号間干渉によってエラーレートが向上
しないという問題点があった。
従ってこの発明の目的は、高密度に磁気記録されている
データに於ける非線型歪み、線型歪み等の符号間干渉を
除去し得る符号間干渉除去装置を提供することにある. 〔課題を解決するための手段〕 この発明は、再生中のビットと、該再生ビットの近傍の
複数のビットとから状態を設定し、状態に対し、ビタビ
アルゴリズムを適用して磁気記録媒体に記録されている
データを再生したtlrIiとしている. 〔作用〕 この発明では、再生中のビットと、該再生ビットの近傍
の複数のビットとから状態が設定され、この状態に対し
、ビタビアルゴリズムが適用される.即ち、再生中のビ
ットから検出された信号と、所定の予想サンプル値とに
基づいてメトリックが求められ、このメトリックの比較
に基づいて生き残りパスが決定され、最も尤度の高い復
号値の系列が求められる. このようにして、磁気記録媒体に記録されているデータ
が再生される. 〔実施例〕 以下、この発明の実施例について第1図乃至第8図を参
照して説明する. この発明の実施例では、まず一実施例に於いて非線型歪
みの除去について説明し、次いで、他の実施例にて線型
歪み及び非線型歪みの双方の除去について説明している
第1図乃至第5図には、この発明の一実施例が示されて
いる. 第1図には一実施例の状態の設定が示され、第2図には
符号間干渉除去装置のブロック図が示されている。
まず、実施例の理解を容易にするため、ビタビアルゴリ
ズムの適用について説明した後、符号間干渉除去装置に
ついて説明する. 前述したように、非線型歪みの原因としては、後続ビッ
トの記録磁界が既に形威されている記録磁界(残留磁化
)を乱すこと或いは記録減磁等が考えられるので、非線
型歪みの大きさは後続データ〔これから再生しようとす
るデータ〕に依存することになる.従って、この発明で
は、検出ビッ}at及び後続データのビットのパターン
が状態として設定され、ビタビアルゴリズムが通用され
ている. ?述の状態の数は、検出ビットamから何ビット後の後
続データの影響まで想定するかによって規定される.例
えば、第1図に示されるように、検出ビットa.と、後
続データとして2ビットaK*I 、a(*■の合計3
ビットを想定すると、3ビット( at s all*
1 、am+* )の取り得る状態の数は8 (=2’
 )となるので、8状態、即ち、S1 (000)〜S
8(111)のビタビ復号が考えられる.この時の状態
遷移図が第3図に示され、トレリス線図が第4図に示さ
れている. 検出ビッ}axに於ける予想サンプル値Ysを考える.
この予想サンプル値Ysは、非線型歪み及び等化誤差の
全く無い場合、Yl−Y4が0、Y5〜Y8が1とされ
るが、予想サンプル値Ysに、後続データのビットのパ
ターンの状態S(S−31−38)に応じて非線型歪み
が加えられることによって、Ys=Y1〜Y8の8つの
値が考えられる.尚、予想サンプル値Ysは、実験的に
求められた値である.この予想サンプル値Ysは、例え
ば、再生波形をデジタイズし測定値から実測したり、或
いはエラーレートを測定しながら、適応的に決定できる
. 実際の再生された信号をZk (Zk=Ys+nkin
kはガウシアンノイズを想定)とし、或る状態Sに至る
遷移の“長さ”を、(−(Zk−Ys)8)としてビタ
ビアルゴリズムが適用される.即ち、時点(k−1)に
於けるメトリックを、夫々Lm−+ ’ +  Lm−
+ ” + ’−・−・−’.Lk−1 8とする時、
各遷移の長さを考慮しつつ最大のL k−1 ’ +最
大のLk−1 ” * ’−・−’.  Lk−1 ”
が得られるような遷移が、夫々選択される.例えば、L
klを求める場合、第3図の状態遷移図から状態S1に
至るのは、S1若しくはS5であるから、LkIは、〔
Lお−+ ’   (Zk  Yl)” ).  (L
m−t ’−(Zk−Y5)” )の2つを比較し大き
い方の値を選択することによってもとめられる.これに
より、最も確からしい状態遷移、即ち、最も確からしい
復号系列が求められる. このようにして、未だ復号されていない後続データのビ
ットのパターンを予想しつつ、最も確からしい復号系列
を選び出すことができる.以下、アルゴリズムを、第2
図を参照して説明する. 第2図の構或に於いて、磁気ヘッド2によって磁気テー
プ1から時刻t (k)に於いて再生された信号Zkは
、イコライザアンプ3を介してPLL4と、スイッチ5
の端子5aに供給される.PLL4では、再生された信
号Zkからクロック信号CLKが抽出される.このクロ
ック信号CLKは端子6から取出されると共に、装置内
部の各回路に供給される。
スイッチ5は、端子7から供給されるクロック信号CL
Kによって開閉が制御される.スイッチ5が閉状態、即
ち、端子5a、5bが接続状態にある時に信号Zkが加
算器8〜l5に夫々供給される. 加算器8〜15では、端子l6〜23から供給される所
定のサンプル値Y1〜Y8と、信号Zkの加算が行なわ
れる.加算器8〜15からの出力は、2乗回路24〜3
lに供給される.2乗回路24〜3lでは、加算器8〜
15から供給される出力(Zk−Yl)〜(Zk−Y8
)の値が2乗され負符号が付される.この2乗回路24
〜31からの出力(−(Zk−Yl)富)〜(一(Zk
−Y8)” )の夫々は、加算器32〜39に供給され
る. 加算器32では、上述の出力(−(Zk−Yl)”)と
、比較器40から供給される時刻L (k−1)のメト
リックLk−1 ’或いはLk−1 ’の加算がなされ
、時刻t (k)に於けるメトリックl,IIlが求め
られ(Lk ’ =L,k−,’ − (Zk−Yl)
寡、Lk=Lb−t ’   (Zk  Y5)” )
、このメトリックLア1がメモリ44に供給される. メモリ44では、端子52を介して供給されるクロック
信号区CLKに基づいて、メトリックLmが取り込まれ
、比較器40に供給される.加算器33では、上述の出
力(−(Zk−Y2)”)と、比較器40から供給され
る時刻t (k−1)のメトリックLk−1 ’或いは
Lk−1 ’の加算がなされ、時刻t (k)に於ける
メトリックL.′が求められ(Lk”  =L.−1 
 ’  − (Zk−Y2)” 、t.”=L,k−,
 5− (Zk−Y2)” ) 、このメトリックl−
ktがメモリ45に供給される.メモリ45では、端子
52を介して供給されるクロック信号CLKに基づいて
、メトリックL,′が取り込まれ、比較器41に供給さ
れる.加算器34では、上述の出力(−(Zk−Y3)
”)と、比較器41から供給される時刻t(k−1)の
メトリックLk−1 ”或いはLk−1 ”に基づいて
、時刻t (k)に於けるメトリックしk3が求められ
、このメトリックL,3がメモリ46に供給される.メ
モリ46では、クロック信号CIJに基づいて、メトリ
ックLk3が取り込まれ、比較器42に供給される。
加算器35では、上述の出力(一(Zk−Y4)t)と
、比較器4lから供給される時刻t(k−1)のメトリ
ックLk−1 ”或いはLk−1 ”に基づいて、時刻
L (k)に於けるメトリックし,′が求められ、この
メトリックL%がメモリ47に供給される.メモリ47
では、クロック信号CLKに基づいて、メトリックl,
II4が取り込まれ、比較器43に供給される. 加算器36では、上述の出力(−(Zk−Y5)冨)と
、比較器42から供給される時刻t(k−1)のメトリ
ックLm−1 ’或いはLアー,?に基づいて、時刻t
 (k)に於けるメトリックLヶ′が求められ、このメ
トリックLkSがメモリ48に供給される.メモリ48
では、クロック信号CLKに基づいて、メトリックLk
Sが取り込まれ、比較器40に供給される. 加算器37では、上述の出力(−(Z k−Y 6)”
)と、比較器42から供給される時刻t(k−1)のメ
トリックLk−1 ’或いはLk−1 ’に基づいて、
時刻t (k)に於けるメトリックL.hが求められ、
このメトリックL,′がメモリ49に供給される.メモ
リ49では、クロック信号CLKに基づいて、メトリッ
クL,′が取り込まれ、比較器4lに供給される. 加算器38では、上述の出力(−(Zk−Y7)”)と
、比較器43から供給される時刻t (k−1)のメト
リックLk−1 ’或いはLll−1 ”に基づいて、
時刻t (k)に於けるメトリック[,lI?が求めら
れ、このメトリックLk7がメモリ50に供給される.
メモリ50では、クロック信号CIJIに基づいて、メ
トリックL1′が取り込まれ、比較器42に供給される
. 加算器39では、上述の出力(一(Zk−Y8)”)と
、比較器43から供給される時刻t (k−1)のメト
リックL1,4或いはLll−1−に基づいて、時刻U
(k)に於けるメトリックLk1が求められ、このメト
リックL.′がメモリ5lに供給される.メモリ5lで
は、クロック信号CLKに基づいて、メトリックL.“
が取り込まれ、比較器43に供給される. 比較器40〜43では、第4図のトレリス線図に従って
、メトリックl,kl ,L, @の大小比較が行なわ
れ、この比較結果から、生き残りパスが決定され、後述
の規則に基づいて、状態遷移の判別が行なわれる.そし
て、“1″或いは゛゜0”をシフトレジスタ53〜56
に供給する.これと共に、比較器40〜43からは、時
刻t (k)に於けるメトリックI,.I=l,.@が
加算器32〜39にフ.イードバックされる。
第2図に示される横戒では、状態S1と32、S3とS
4、S5とS6、S7とS8では、メトリンクLk−1
の値は夫々、共通の値が用いられている.以下、これに
ついて説明する. 第3図の状態遷移図及び第4図のトレリス線図をみると
、状態S1に至るのは、状態S1と35のみである.2
同様に、状71!32に至るのも、状態S1と55のみ
である. 状J!3iSlに至るパスは、次の式で決定される.L
m−1’一(Z k−Y 1)”>L,−+’−(Z 
k−Y l)” ・−−{1)この(1)式の場合には
、状態S1から状態S1への遷移と判断される. Lm−1’−(Z k−Y 1)”< Lk−1’−(
Z k−Y 1)”・−・−・(2)この(2)式の場
合には、状態S5から状BSlへの遷移と判断される. ここで、(Zk−Yl)”の項は共通であるから(1)
、(2)式は次のように書直される.Ll+−1 ’ 
> Li+−+ ’・・・−・−・−・・−・・・−・
(3)Lk−, ’ <t,k−+ ’ −・−−−一
−・・−・−・・−・(4)また、状LQS2に至るパ
スは、次の式で決定される. Lk−1’−(Z k−Y 2)”> Lll−+’−
(Z k−Y 2)”この(5)式の場合には、状態S
lから状態S2への遷移と判断される。
Lm−1’−(Z k−Y 2)”< Lk−1’−(
Z k−Y 2)”この(6)式の場合には、状11s
5から状jils2への遷移と判断される. ここで、(Zk−Y2)”の項は共通であるから(5)
、(6)式は次のように書直される.L 1−+ ’ 
>Li+−+ ’・一・−・−・−・・・−・(7)L
m−t ’ <Lm−+ ’・−・−・・・・・・・−
・−(8)第(3)、(4)式と、第(7)、(8)式
とは、全く同じである.これによって、次の2つの結論
が導かれる.■.遷移先が状jlqsISS2のいずれ
であっても同じ判別式で最も確からしいパスが決定され
る.■.その時のメトリックとしては、遷移先が状態S
1、S2のいずれであっても同じメトリック・・・−{
5) ・・−・・(6) [Lm−+ ’ , Lm−+ ’ )を加えて求めら
れる.上述の2つの結論は、他の状JllS3とS4、
S5とS6、S7とS8であっても同様である.従って
、第1図の構或に示されるように、状態S1とS2、S
3とS4、S5とS6、S7とS8の夫々について同じ
値のメトリックを用いることができる. 比較器40では状態31,32に至る遷移についての判
別が行なわれ、比較器41では状jlls3、S4に至
る遷移についての判別が行なわれ、比較器42では状j
ffis5、S6に至る遷移についての判別が行なわれ
、比較器43では状態S7、S8に至る遷移についての
判別が行なわれる.この比較の結果、各パスでの復号{
i(1或いは0)が決定する.この復号値はシフトレジ
スタ53〜56に供給される. 本来、シフトレジスタの数は、状態数と同じだけ必要な
はずであるが、この例では、上述のように、状態Slに
至る場合もS2に至る場合も同じ判別式で同じ復号値を
とる.状態S3と34、S5とS6、S7とS8でも同
様なので、シフトレジスタの数は、8つの状態数の半分
とされる.シフトレジスタ53には状態Sl−32に至
るパスの復号値、シフトレジスタ54には状態S3・S
4に至るパスの復号値、シフトレジスタ55には状11
s5・S6に至るパスの復号値、シフトレジスタ56に
は状態S7・S8に至るパスの復号値が送られる.シフ
トレジスタ53〜56は、トレリス線図に従って相互に
接続されており、上述した生き残りパスの選択に従って
、復号値のシリアルロード或いはパラレルロードが行わ
れる.このシフトレジスタ53〜56における復号値の
シリアルロード或いはパラレルロードは、端子52から
供給されるクロック信号CLKに同期して第5図のよう
に行なわれる.これは、トレリス線図上に於けるパスの
マージに相当する.シフトレジスタ53〜56からは、
復号値が判別回路57に供給される. 判別回路57に供給される4つの復号値は、本来、一敗
しているはずであるが、実際には、ノイズその他の影響
で一致しないことも十分に考えられる.そこで、判別回
路57では、多数決、メトリックの大小等の基準によっ
て、復号値が選択され、端子58から取り出される。
この実施例によれば、検出ビットamと、検出ビットa
.に続く後続データとして2ビットa1+、aK目を対
象にして状態を設定し、ビタビアルゴリズムを適用して
データを再生し復号しているので、高密度に磁気記録さ
れているデータに於いて、後続データの2ビットa1l
s aKhRによって生ずる非線型歪みを除去でき、符
号間干渉を除去できる. また、この符号間干渉の除去に際しては、線型等化器を
使用しないので、S/Nが劣化してしまうことを防止で
き、また、パス帰還ビタビ復号によらないので、未だ復
号していないデータからの符号間干渉を除去することが
できる. 尚、この実施例では、符号間干渉の除去の為に、検出ビ
ットall+と、後続データのビットa..1、a.8
の3ビットを対象にして状態を設定してい?が、これに
限定されるものではなく対象とするビット数は任意に設
定し得る. 第6図乃至第8図には、この発明の他の実施例が示され
ている. この他の実施例が、前述の一実施例と異なる点は、検出
ビットa1の前後のビットaK−1 、all+1を考
慮していることである.即ち、前述の一実施例では、検
出ビットに対する後続ビットa■1、a wetの影響
である非線型歪みを除去する例について説明されている
が、この他の実施例では、検出済のビッ}all−1の
影響である線型歪みをも考慮していることである. この他の実施例では、第6図に示されるように、検出ビ
ットa.の前後の各lビットaK−1、aK+1の値が
“状態”として設定される.そして、ビタビアルゴリズ
ムに基づいて最も尤度の高い復号系列が求められる. まず、符号間干渉と、状態との関係について説明する. ノイズがないと仮定すると、検出時点t=KTでの信号
の値は一意に定まる.等価誤差CKであれば、a.=0
ならy* −0 % a K −13+1=1である.
第7図に示されるような、誤差がある場合には符号間干
渉により、νや下の式で表される. がO なら 等化 は以 νK3Σa!’CI+−1 {一 一般的に、nポイントにわたり等化誤差C1が残ってい
る場合、yえは、2s通りの値をとる.例えば、第8図
に示されるように、3ポイントにわたって等化娯差C 
+ l、C.、C,が残っている場合には、y,の値は
、23=8通り考えられる.(ae+−+ 、a.、a
ll )− (00 0)y* =0  (=yg+)
状態Sl (ax−+ 、ax 、all+1 ) ”” (00
 1)νt −C−+  (=3’ sz)状態S2(
am−+ 、am 、awL−+ ) − (0 1 
0)9 m = 1   (”l ss)状1133(
am−+ 、awt 、a*.t ) ’= (O l
 1 ))l * − 1 + C−+  (=y s
a)状!!S4(ax−t  、am 、alll  
)  =  (1 0 0)yx =C+   (=y
ss)状LQS5(a1+  、awr 、at−+ 
 )  =  (1 0 1 )νx=c−++C+ 
  (=3’S6)状態S6(am−1  、aK, 
 ax−+  )  = (1  1 0))’ * 
= 1 +C1   (=)’ s,)状態S7(ax
−+  、ax ,  ax−+  )  =  (1
  1 1)yイ=1+C−++C+   C=yss
)状[38更に、非線型歪みを考慮する場合には、各パ
ターンに応じた非線型歪みα▲を、何らかの方法で求め
て加えればよい。非線型歪みは、基本的には、パターン
に依存するものであるから、このようにして、十分、非
線型特性の影響を考慮した検出が期待できる. (ax−+ 、aKs az*1 ) = (O O 
O)y.=0+α+(””)’s+)状態S1( aI
+−1 、aウ、a*.+ )= (oo 1)”)*
=C−++αg  (=)l sz)状Llts2(a
m−+ 、ax , am.+ ) = (0 1 0
 )yヨ=l+α3(””)lss)状jlls3(a
m−+  、ax ,aK−1  )  ”  (0 
1  1 )3’*−1+C−1+αa   (=3’
!4)状LqS4(a.K−1  ,  al 、aK
.I  )  =  ( 1 0 0)yw=C+ +
αs   (=yss)状51q35(aK−+  、
aK,  at−+  )  ” (l O l ))
) * = C−+ + C + +α6   (=3
’sa)状JlqS6(ax−+  、awt %  
aK*1  )  −  (1 1 0)νm=1+C
1 +αt   (−3’st)状態S7(am−+ 
 %  ax 、all41  ) − (1 1 1
)9 w ”=1+C−++C1 +αI   (−3
’sw)状態S8この時の( all−1 、all 
、all+1 )を状態と考えてビタビアルゴリズムが
適用される.尚、ビタビアルゴリズムの適用、回路、遷
移図、トレリス綿図等の内容については、前述の一実施
例と同様であり、共通する部分には同一符号を付し、重
複する説明を省略する. この他の実施例によれば、前述の一実施例の効果に加え
、検出ビッ}amと、その前後の各lビッFall−1
、aκ1を対象にして状態を設定し、ビタビアルゴリズ
ムを適用してデータを復号しているので、高密度に磁気
記録されているデータに於いて、前後の各lビッF a
K−1 、a−,によって生ずる線型歪み、また、検出
ビッ}axに後続する後続データのビットa1,によっ
て生ずる非線型歪みの双方を除去でき、符号間干渉を除
去できる. 〔発明の効果〕 この発明に係る符号間干渉除去装置によれば、検出ビッ
トと、その前後のビットを対象にして状態を設定し、ビ
タビアルゴリズムを応用してデータを復号しているので
、高密度に磁気記録されているデータに於ける非腺型歪
みを除去でき符号間干渉を除去できるという効果がある
.また、高密度に磁気記録されているデータに於ける線
型歪みを除去でき符号間干渉を除去できるという効果が
ある. これによって、エラーレートを向上させることができる
という効果がある. そして、符号間干渉の除去に際しては、線型等花器を使
用しないので、ノイズが強調されることがなく、S/N
が劣化してしまうことを防止できる.また、パス帰還ビ
タビ復号によらないので、未だ復号されていないデータ
からの符号間干渉を除去することができるという効果が
ある.
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に於ける状態の設定を示す
説明図、第2図はこの発明の一実施例を示すブロック図
、第3図は状態遷移図、第4図はトレリス線図、第5図
はシフトレジスタの動作を示す略線図、第6図はこの発
明の他の実施例に於ける状態の設定を示す説明図、第7
図は等化誤差による符号間干渉を示す説明図、第8図は
等化誤差の例を示す説明図、第9図及び第lO図は夫々
等化誤差の有無に応じた出力信号のレベルを示す図、第
11図は孤立再生波形の磁化状態を示す図、第l2図は
記録信号の波長が長い場合の磁化状態を示す図、第13
図は記録信号の波長が短い場合の磁化状態及び非線型歪
みを示す図である.図面に於ける主要な符号の説明 1、100:磁気テープ、a.:検出ビット、aK−I
 SaK◆I%  alt+l %  aK*2  :
ビット%S,Sl〜S8:状態。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 再生中のビットと、該再生ビットの近傍の複数のビット
    とから状態を設定し、 上記状態に対し、ビタビアルゴリズムを適用して磁気記
    録媒体に記録されているデータを再生することを特徴と
    する符号間干渉除去装置。
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