JPH0315553A - 印刷機の版見当検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は印刷機の版見当検出装置に関し、印刷ユニット
間の版見当ズレを自動的に検出できるように企図したも
のである。このようにして検出された版見当のズレは、
見当装置の制御部に取り込まれたり、人間により判断さ
れ、ズレがなくなるように版見当の調整が行なわれる。

く従来の技術〉 第８図はオフセット６色枚葉印刷機を示す。

この印刷機１０は、給紙装置２０と、６段の印刷ユニッ
ト３１，３２，３３，３４，３５，３６と排紙装置４０
とを備えている。各印刷ユニット３１〜３６にζよそれ
ぞれ、印刷用の刷版が装着される版胴Ｒ８と、乙の版胴
ＲＨに対接して刷版上の画像が転写されるゴム胴Ｒ。

と、このゴム胴Ｒ。に対接して印圧を加える圧胴ＲＡを
有する。給紙装置２０から送り出された用紙５０は、ゴ
ム胴Ｒ。と圧胴ＲＡとの間を通過して印刷され、渡胴Ｒ
ｕにより隣りの印刷ユニットに移っていく。最終段の印
刷ユニット３６を通過して６色の印刷がされた用紙５０
は、排紙装置４０に送られて積載される。

各印刷ユニット３１〜３６では、絵柄と共に十字形の基
準マーク　（トンボマーク）を用紙５０に印刷する。そ
して６色の印刷が行なわれた用紙５０において、刷り重
ねられた基準マークの位置が完全に一致してし）れ＋ｆ
，各印刷ユニット間の見当が合うことになる。また、基
準マークがズレているときには、乙のズレがなくなるま
で各印刷ユニットの見当を調整していく。見当ズレの調
整は、印刷ユニットの見当装置を、操作者が手動で直接
操作したりリモコンを用いて遠隔操作したりして行なう
。

〈発明が解決しようとする課題〉 基準マークの位置ズレは、従来ては、操作者がルーペな
どて目視観察して検査していた。

このように従来ては目視検査であったため、ズレ量を正
確に読み取ることができず、見当が完全に合うまでには
数度にわたる修正作業を試行錯誤的に行なっているのが
実情である。

したがって見当合せ作業に多くの時間がかかり、損紙が
多数発生する。また微小な見当ズレを目視観察するとい
う、面倒で精神的疲労の多い作業を要した。

本発明は、上記従来技術に鑑み、印刷ユニット間の版見
当ズレを自動的に検出することのできる印刷機の版見当
検出装置を提供するものである。

く課題を解決するための手段〉 上記課題を解決する本発明は、オフセント３ 印刷ｍの任意段で複数のコントロールレジスタマークを
印刷するとともに、他の段ではそれぞれ複数のコントロ
ールレジスタマークに合せて１つのコントロールレジス
タマークを印刷し、刷り重ねられたコントロールレジス
タマークのズレ量から印刷ユニット間の見当ズレを演算
・検出することを特徴とする。

〈実　施　例〉 以下に本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。

第１図は本発明の実施例を示す。同図においてオフセッ
ト印刷機１１０ぱ、給紙装置１２０から送り出した用紙
１５０を、６段の印刷ユニット１３１〜１３６で印刷し
、印刷した用紙１５０を排紙装置１４０に積載する。

各印刷ユニット１３１〜１３６は、各色の絵柄とともに
、第２図に示すように、用紙１５０の隅に十字形の基準
マークｍ及びコントロールレジスタマークＭを印刷する
。

つまり１段の印刷ユニット１３１は印刷色４ ？「黒」であり、絵柄とともに、第３図［ａ］に示すよ
うな基準マークｍｂ１〜４と、帯状のコントロールレジ
スタマークＭ　Ｂ，，〜１６，ＭＢ２１．．２６を印刷
する。

２段の印刷ユニット１３２は印刷色が「藍」であり、絵
柄とともに、第３図［ｂｌに示すような基準マークｍＣ
，〜４と、帯状のコントロールレジスタマークＭＣ１２
，ＭＣ２■を印刷する。

以降同様に３段（紅），４段（黄），５段（特色１），
６段（特色２）の印刷ユニット１３３〜１３６では、第
３図ｔｃ＋〜（ｆ）に示すような十字形の基準マーク及
びコントロールレジスタマークを印刷する。

そして各印刷ユニット１３１〜１３６間の版見当が完全
に一致したときには、下に示す■〜■の組み合せのマー
クがずれることなく完全に重なって印刷される。

■　ｍｂ１，　ｍｅ，，　ｍｍ１，ｍｙ１，ｍｘ　１，
，　ｍｘ　２，■　ｍ　ｂ２，　ｍ　ｃ２，　ｍｍ２’
，　ｍ　ｙ２，　ｍｘ　１２，　ｍｘ　２２■　ｍ　ｂ
３，　ｍ　ｃ，，　ｍｍ３，　ｍ　ｙ３，　ｍｘ　１３
，　ｍｘ　２３■　ｍｂ４，ｍＣ４，ｍｍ４，ｍｙ４，
ｍｘ１４，ｍｘ２４■　ＭＢ，ＭＣ ■　ＭＢ１３，ＭＭ，３ ■　ＭＢ，４，ＭＹ，４ ■　ＭＢ，５，ＭＸＩ，５ ■　ＭＢ，６，ＭＸ２，６ ［相］　ＭＢ，ＭＣ Ｏ　ＭＢ２つ，ＭＭ２３ ＠　　ＭＢ２４，　ＭＹ２４ ■　ＭＢ　，ＭＸ１２５ ■　ＭＢ２６，ＭＸ２２６ したがって印刷ユニット１３１〜１３６間の版見当が完
全に一致しているときには、刷り重ねられた用紙１５０
には、第４図に示すような基準マークｍ　，コントロー
ルレジスタマークＭ　　　，Ｍ　　　が刷り込まれるこ
とになる。第４図のマーク位置・形状は、ちょうど第１
段の印刷ユニット１３１て印刷する第３図（ａｌのそれ
とまったく同じである。

一方、また印刷ユニット１３１〜１３６間の版見当がず
れているときには、刷り上がっタ基準マーク及びコント
ロールレジスタマークはズレてしまい、第４図や第３図
（ａｌに示す状態のものと異なってしまう。つまり、例
えば第５図に示すようになる。

第１図に示す印刷品質管理装置２００は、操作パネル２
１０を有するとともに、第６図にも示すように、見当ズ
レ量演算・検出部２２０及び印刷品質管理部２３０を内
蔵しており、印刷が終った用紙１５０が載せられる。

そしてこの印刷品質管理装置２００にはマーク読取装置
３００が取り付けられる。

マーク読取装置３００は、第７図に示すように、回路基
板３０１，ラインセンサユニッ｝３０２，ランプハウス
３０３を有し、また読取窓３０４，ファインダー３０５
が明けられている。このマーク読取装置３００は、天地
方向の版見当ズレを検出するときには、第４図のように
刷り重ねられたコントロールレジスタマークのうらＭ，
，，　Ｍ１２，　Ｍ，，　Ｍ，４，　Ｍ，５，７ ８ Ｍｌ６を読取窓３０４から取り込めるように取り付けら
れ、左右方向の版見当ズレを検出するときには、コント
ロールレジスタマークＭ２１Ｍ２２，Ｍ２３，Ｍ２４，
Ｍ２，，Ｍ２６を読取窓３０４から取り込めるように取
り付けられる。

版見当ズレを検出する際には、第６図に示すように、マ
ーク読取装置３００のランプハウス３０３に内蔵したラ
ンプ３０３ａでコントロールレジスタマークＭを照明し
、これらコントロールレジスタマークＭを、センサユニ
ット３０２の各センサセル３０２ａで走査して読み取り
、各センサ信号はコンパレータ３０６で２値化され、Ｉ
／Ｏインタフェース３０７を介して出力される。出力さ
れる２値信号ａは、コントロールレジスタマークＭが有
るところで八イレペルとなり、他のところでロウレベル
となる。なお、センサセル３０２ａにより走査して読み
取る動作は、操作パネル２１０の「スタート」キーを押
すことにより開始する。

見当スレ量演算・検出部２２０　（第６図参照）は、セ
ンサコントローラ２２１，メモリ２２２，中央処理装＠
（ＣＰＵ）２　２　３，通イ言インタフェース２２４，
Ｉ／Ｏイ冫′クフェース２２５，バス２２６を有してい
る。そして前記メモリ２２２には、版見当ズレがまった
くないときに刷り重ねられたコントロールレジスタマー
クＭの位置情報、つまり第４図に示したマークを表す位
置情報が基準位置としてあらかじめ記憶されている。ま
た、マーク読取装置３００から送られてくる２値信号α
を一旦メモリ２２２に記憶し、この２値信号データを基
に、実際に刷り重ねられたマークの位置情報を、中央処
理装置２２３が演算する。そして演算した位置情報とあ
らかしめ設定した基準位置情報とを比べることにより各
印刷ユニット間の見当ズレ量を演算する。

ここで見当ズし量を演算する手法を、天地見当の場合を
例（こして説明する。前述したように、基準位置は第４
図に示すコン１−ロー，ＪＬレジスタマークＭ１、〜１
６てあり、実際に刷り上がってマーク読取装置３００て
読み取ったマークは例えば第５図に示すコントロールレ
ジスタマークＭ１，〜１６とする。この場合、見当ズレ
量演算・検出部３００のＣＰＵ２２３は、墨色（マーク
Ｍ１，）を基準としてユニット間の相対ズレ量ｄ１”〜
ｄ６’をセンサセル数を単位として次式で求める。

ｄｌ’　一（ｄｌ−ｄｌ）Ｘψ ｄ２’　＝　（ｄ２−ｄｉ）Ｘψ、 ｄ３’　一（ｄ３−ｄｉ）Ｘψ３ ｄ４’　＝　（ｄ４−ｄｉ）Ｘψ４ ｄｓ’　一（ｄ５−ｄｉ）ｘψ ｄ６’　＝　（ｄ６−ｄｌ’ｌ　Ｘψ６Ｌ　　−１ ψ・−　Ｌ’−ｅ’ （但しＬ，−１，＝Ｏのときはψ，，−１とする。また
ｎ＝１．　２−６）次にＣＰ０２２３は、セシサセル数
から実長への換算係数Ｘを用いて、以下の演算により相
対ズし実長（単位はｍｍｌＤ１〜Ｄ６を計算する。

Ｄ１＝−ｘ−ｄ１ゝ Ｄ２＝−ｘ−ｄ２’ Ｄ３＝−ｘ−ｄ３’ Ｄ４＝−ｘ−ｄ４’ Ｄ５＝−ｘ−ｄ５’ Ｄ６＝一ｘ−ｄ６’ 見当ズレ量演算・検出部２２０ば、求めた相対ズレ実長
Ｄ１〜Ｄ６を、操作パネル２１０上の表示器に表示する
。また操作パネル２１０の「転送」キーを押すと、相対
ズレ実長Ｄ１〜Ｄ６を示すデータは、通信インタフェー
ス２２４を通して印刷品質管理部２３０に送信される。

印刷品質管理部２３０は、各印刷ユニット１３１〜１３
６の各見当装置の調整位置がどこにあるかというデータ
を持っているため、相対ズレ実長Ｄ１〜Ｄ６を参照にし
て、見当ズレが零となるような調整量を演算し、演算し
た調整量だけ調整するように各見当装置に１１ １２− 指令を出す。このようにして各印刷ユニット１３１〜１
３６の見当装置が制御されて自動的に見当合せができる
。

ここで印刷品質管理装置２３０での演算を説明する。各
印刷ユニット１３１〜１３６の相対ズレ実長はＤ１〜Ｄ
６である。一方、印刷品質管理部２３０の一機能である
版見当リモートコントロール装置が、印刷機械の位置検
出器から得た各印刷ユニット１３１〜１３６の現在の見
当動作位置はＰＩ，Ｐ２，・・・Ｐ６てある。そこで両
データを加算して次のデータ８１〜Ｓ６を得る。

Ｓ１＝Ｄ１＋ＰＩ Ｓ２＝Ｄ２十Ｐ２ Ｓ３＝Ｄ３８Ｐ３ Ｓ４＝Ｄ４十Ｐ４ Ｓ５＝Ｄ５８Ｐ５ Ｓ６＝Ｄ６＋Ｐ６ 次に８１〜Ｓ６の中から最大値ＳｍｓＸ及び最小値Ｓ，
，，，。を抽出し中心値Ｓ＝，ｄを算出する。

次ニ８１　〜Ｓ　６　トＳ，，Ｊ加算し、ＳＸＩ，ＳＸ
２，・・・ＳＸ６を算出する。

ＳＸ１＝３１＋Ｓ ＳＸ２＝３　２＋Ｓ ＳＸ３＝５３＋Ｓ ＳＸ４＝３４＋Ｓ ＳＸ５＝３５＋Ｓ ＳＸ６＝３６＋Ｓ 印刷品質管理装置２３０は内蔵したコンピュータ（こよ
り、上記Ｓｘ１〜Ｓｘ６を新しい版見当位置として、版
見当リモートコントロール装置にて版見当装置の位置決
め動作を自動的に行う。

このように本実施例では一連の見当合せ作業が自動的に
行なわれるので、印刷準備工程を短縮でき、損紙の低減
を図れる。

なお上記実施例では、印刷品質管理部２３０の指令によ
り見当装置を自動調整していたが、見当ズレ量演算・検
出部２２０で検出した見当ズレを操作者が見て、操作者
が手動で見当装置を操作して見当合せをしてもよい。ま
た本発明（まオフセット印刷機に限らず他のタイプの多
色印刷機にも適用できる。

〈発明の効果〉 以上実施例とともに具体的に説明したように本発明によ
れば、各印刷ユニットで印刷したコントロールレジスタ
マークのズレを、マーク読取装置で読み取り、読み取っ
たデータを基に見当ズレ量演算・検出部により各印刷ユ
ニット間の見当ズレを求められるので、見当ズレ量を正
確且つ迅速に検出てきる。よって操作者が従来行なって
いた目視検査という疲労の多い作業から解放される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す構成図、第２図は用紙を
示す平面図、 第３図は用紙に印刷するマークを示す説明図、第４図及
び第５図は刷り重ねたマークを示す説明図、 第６図は本実施例の各要素を信号伝達系に沿い並へて示
す構成図、 第７図１．ｔマーク読取装置を示す斜視図、第８図はオ
フセット印刷機を示す構成図である。 図 中、 ０は印刷機、 ０ば印刷品質管理装置、 ０は操作パネル、 ０は見当ズレ量演算・検出部、 ０は印刷品質管理部、 ０はマーク読取装置てある。 面 １１ ２０ ２１ ２２ ２３ ３０

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　複数段の印刷ユニットを有し、任意の１つの印刷ユニ
   ットでは、印刷ユニットの設置段数と同数で相互に離間
   した帯状のコントロールレジスタマークを絵柄とともに
   印刷し、残りの他の印刷ユニットではそれぞれ、前記コ
   ントロールレジスタマークのうちの１つのものに対し同
   形・同面積でこの１つのコントロールレジスタマークに
   １対１に対応して位相を合せたコントロールレジスタマ
   ークを絵柄とともに印刷する印刷機と、 前記印刷機により用紙に刷り重ねて印刷されたコントロ
   ールレジスタマークを読み取り、コントロールレジスタ
   マークの有無に応じてレベル変化する２値信号を出力す
   るマーク読取装置前記２値信号を基に、重ねて印刷され
   たコントロールレジスタマークの位置を求め、求めた位
   置とあらかじめ設定した基準位置とを比べることにより
   各印刷ユニット間の見当ズレ量を演算・検出する見当ズ
   レ量演算・検出部と、 を有することを特徴とする印刷機の版見当検出装置。