JPH0315408Y2 - - Google Patents

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JPH0315408Y2
JPH0315408Y2 JP16791382U JP16791382U JPH0315408Y2 JP H0315408 Y2 JPH0315408 Y2 JP H0315408Y2 JP 16791382 U JP16791382 U JP 16791382U JP 16791382 U JP16791382 U JP 16791382U JP H0315408 Y2 JPH0315408 Y2 JP H0315408Y2
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webbing
inertia weight
shaft
winding amount
lock pin
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車等において、乗員拘束用の
シートベルト巻取るためのリトラクタに係り、特
に、ウエビングの巻戻し速度が一定値以上となる
ときにロツクされるように構成されたウエビング
感応式エマージエンシイロツクリトラクタの改良
に関する。
従来、第1図、第2図に示されるように、ウエ
ビング1の巻取り・巻戻し時に回転されるシヤフ
ト2と、このシヤフト2と一体的に回転する回転
ベース3と、この回転ベース3に対して、同軸的
に、かつ、該回転ベース3の回転方向前方に隙間
Sをもつて配置され、前記シヤフト2及び回転ベ
ース3に対して相対回転可能、かつ、回転ベース
3と一体のベースプレート(図示省略)との摩擦
により回転ベース3の回転方向に、追従するよう
に支持されたイナーシヤウエイト4と、このイナ
ーシヤウエイト4と前記回転ベース3とに2点を
支持され、前記回転ベース3がウエビング1巻戻
し方向に該イナーシヤウエイト4との隙間Sを解
消して相対回転するとき、該相対回転により先端
が外方に突出される同期パウルと5と、この同期
パウル5がイナーシヤウエイト4から外方に突出
するとき、該同期パウル5の前記ウエビング1巻
戻し方向にその先端と噛み合う内歯6Aを備えた
センサ6と、このセンサ6と連動され、該センサ
6がウエビング1巻戻し方向に駆動されるとき、
前記シヤフト2と一体のラージギア7に噛み合
い、これをロツクしてウエビング1の巻戻しを停
止するパウル8と、を有してなるウエビング感応
式エマージエンシイロツクリトラクタがある。
このウエビング感応式エマージエンシイロツク
リトラクタは、ウエビング1の巻戻し速度が一定
値以上となるとき、シヤフト2と一体的に回転す
る回転ベース3に対して、イナーシヤウエイト4
が回転方向に追従不能となるため、該イナーシヤ
ウエイト4が第2図において、前記回転ベース3
に時計方向に追付かれ、これによつて隙間Sが解
消されて両者が接触し、このときの両者の相対回
転によつて、同期パウル5の先端が外方に突出さ
れ、該先端がセンサ6の内歯6Aと噛み合うこと
によつて、センサ6がウエビング1巻戻し方向に
回転ベース3およびシヤフト2と同期して一定範
囲で回転され、該センサ6の外周に取付けられた
アーム9が、このときパウル8を駆動して、該パ
ウル8がラージギア7と噛み合うことによつて、
ウエビング1の巻戻しがロツクされるようになつ
ている。
図の符号Hは前記シヤフト2、ラージギア7お
よびパウル8を支持するためのケースを示す。
上記のような従来のウエビング感応式エマージ
エンシイロツクリトラクタは、乗員がシートベル
トを装着している状態のとき、ウエビング1が急
激に引出されたときに作動するものであるが、装
着前、即ち、ウエビング1の初期引き出し時にお
いてもその引き出し速度が一定値以上であるとロ
ツクされてしまい、使い勝手が悪く、装着時の操
作が面倒であるという問題点があつた。
この考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされ
たものであつて、ウエビングの初期引き出し時に
はロツクされないようにして、使い勝手を向上さ
せたウエビング感応式エマージエンシイロツクリ
トラクタを提供することを目的とする。
この考案は、ウエビングの巻取り・巻戻し時に
回転されるシヤフトと、このシヤフトと一体的に
回転する回転ベースと、この回転ベースに対し
て、同軸的、かつ、ウエビング引出し時における
該回転ベースの回転方向前方に隙間をもつて配置
され、前記シヤフト及び回転ベースに対して、相
対回転可能、かつ、該回転ベースと一体的に回転
するベースプレートとの摩擦により回転ベースの
回転方向に追従するように支持されたイナーシヤ
ウエイトと、このイナーシヤウエイトと前記回転
ベースとに2点を支持され、前記回転ベースがウ
エビング巻戻し方向に、該イナーシヤウエイトと
の隙間を解消して相対回転するとき、該相対回転
により先端が前記イナーシヤウエイトから外方に
突出される同期パウルと、この同期パウルが外方
に突出するとき、前記ウエビング巻戻し方向に該
同期パウルの先端と噛み合う内歯を備えたセンサ
と、このセンサと連動され、該センサがウエビン
グ巻戻し方向に駆動されるとき、前記シヤフトと
一体のラージギアに噛み合い、これをロツクして
ウエビングの巻戻しを停止するパウルと、を有し
てなるウエビング感応式エマージエンシイロツク
リトラクタにおいて、前記シヤフトに対して、回
転方向に一体的かつ、軸方向に移動自在に配置さ
れるとともに、前記イナーシヤウエイト方向へ移
動された時に、該イナーシヤウエイトとイナーシ
ヤウエイト回転方向に係合して、これを、前記ベ
ースプレートに対して前記隙間を保つ状態にロツ
クするロツクピンと、このロツクピンを前記イナ
ーシヤウエイトに係合する位置に付勢するばね部
材と、巻取り状態にある前記ウエビングの外周に
接触して、ウエビング巻量を検出するとともに、
該ウエビング巻量が一定値以下のとき、前記ロツ
クピンを、前記ばね部材の付勢力に抗して、前記
イナーシヤウエイトと非係合位置に駆動するウエ
ビング巻量応動部材と、を設けることにより上記
目的を達成するものである。
またこの考案は、前記ウエビング巻量応動部材
を、リトラクタハウジング側に、揺動軸を介して
揺動自在に枢支され、自由端が前記巻取り状態の
ウエビング外周に押圧、摺接して、ウエビング巻
径に応じて揺動される巻量感知レバーと、この巻
量感知レバーと一体的に揺動自在とされるととも
に、自由端が前記ロツクピンを駆動する駆動レバ
ーと、から構成することにより上記目的を達成す
るものである。
またこの考案は、前記ロツクピンを、前記シヤ
フトに対して回転方向に一体的かつ軸方向に相対
移動可能に嵌装されたホイールに取付け、該ホイ
ールを前記ウエビング巻量応動部材の駆動レバー
のホイール径方向の変位を、軸方向に変位に変換
するようにして上記目的を達成するものである。
またこの考案は、前記ホイールに、その厚さ方
向の一部の外周に、はす歯歯車を備えるととも
に、該はす歯歯車部のホイール厚さ方向のイナー
シヤウエイト側に、はす歯歯車部よりも小径、か
つ、前記ウエビング巻量応動部材の駆動レバー先
端と滑動可能な小径部とを備え、また、前記ウエ
ビング巻量応動部材の駆動レバーに、その先端
に、ウエビング巻量が一定値以下となるとき、前
記はす歯歯車部と噛み合う歯部を備え、この歯部
および前記はす歯歯車を、噛み合い状態で該はす
歯歯車部がウエビング巻戻し方向に回転されると
き、前記ロツクピン引込み方向に軸方向に相対変
位されるよう傾斜して上記目的を達成するもので
ある。
またこの考案は、前記ホイールを、前記ロツク
ピン先端側が小径のテーパ外周面を備えた円板状
とし、かつ、前記ウエビング巻量応動部材の駆動
レバーを、前記テーパ外周面に当接させて、前記
ロツクピンを駆動するようにして上記目的を達成
するものである。
以下本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
この実施例において、前記第1図および第2図
に示される従来のウエビング感応式エマージエン
シイロツクリトラクタと同一または相当部分には
第1図および第2図と同一の符号を附することに
より説明を省略するものとする。
この実施例は、第3図ないし第7図に示される
ように、ウエビング1の巻取り・巻戻し時に回転
されるシヤフト2と、このシヤフト2と一体的に
回転する回転ベース3と、この回転ベース3に対
して、同軸的、かつ、ウエビング1の引出し時に
おける該回転ベース3の回転方向前方に隙間Sを
もつて配置され、前記シヤフト2及び回転ベース
3に対して相対回転可能、かつ、該回転ベース3
と一体的に回転するベースプレート16との摩擦
により回転ベース3の回転方向に追従するように
支持されたイナーシヤウエイト4と、このイナー
シヤウエイト4と前記回転ベース3とに2点を支
持され、前記回転ベース3がウエビング1巻戻し
方向に、該イナーシヤウエイト4との隙間Sを解
消して相対回転するとき、該相対回転により先端
がイナーシヤウエイト4から外方に突出される同
期パウル5と、この同期パウル5が外方に突出す
るとき、前記ウエビング1巻戻し方向に該同期パ
ウル5の先端と噛み合う内歯6Aを備えたセンサ
6と、このセンサ6と連動され、該センサがウエ
ビング1巻戻し方向に駆動されるとき、前記シヤ
フト2と一体のラージギア7に噛み合い、これを
ロツクしてウエビング1の巻戻しを停止するパウ
ル8と、を有してなるウエビング感応式エマージ
エンシイロツクリトラクタにおいて、前記シヤフ
ト2に対して、回転方向に一体的、かつ、軸方向
に移動自在に配置されるとともに、前記イナーシ
ヤウエイト4に向かつて軸方向に移動された時
に、該イナーシヤウエイト4とイナーシヤウエイ
ト回転方向に係合して、これを、前記回転ベース
3に対して前記隙間Sを保つ状態にロツクするロ
ツクピン11と、このロツクピン11を前記イナ
ーシヤウエイト4に係合する位置に付勢するウエ
ーブ状コンプレツシヨンスプリングであるばね部
材12と、巻取り状態にある前記ウエビング1の
外周に接触して、ウエビング巻量を検出するとと
もに、該ウエビング巻量が一定値以下のとき、前
記ロツクピン11を前記ばね部材12の付勢力に
抗して、前記イナーシヤウエイト4と非係合位置
に、駆動するウエビング巻量応動部材13と、を
設けものである。
前記ウエビング巻量応動部材13は、第6図に
拡大して示されるように、ケースH側に、揺動軸
14を介して揺動自在に枢支され、自由端が前記
巻取り状態のウエビング外周に押圧、摺接して、
ウエビング巻径に応じて揺動される巻量感知レバ
ー13Aと、この巻量感知レバー13Aと一体的
に揺動自在とされるとともに、自由端が前記ロツ
クピン11を間接的に駆動する駆動レバー13B
と、から構成されている。
また、前記ロツクピン11は、前記シヤフト2
に対して回転方向に一体的かつ軸方向に相対移動
可能に嵌装されたホイール15に取付けられ、該
ホイール15は前記ウエビング巻量応動部材13
を駆動レバー13Bのホイール径方向の変位を、
軸方向変位に変換するようにされている。
すなわち、前記ホイール15は、その厚さ方向
の一部の外周に、はす歯歯車部15Aを備えると
ともに、該はす歯歯車部15Bのホイール厚さ方
向のイナーシヤウエイト4側に、はす歯歯車部1
5Aよりも小径、かつ、前記ウエビング巻量応動
部材13の駆動レバー13B先端と滑動可能な小
径部15Bとを備え、また、前記ウエビング巻量
応動部材13の駆動レバー13Bはその先端に、
ウエビング巻量が一定値以下となるとき、前記は
す歯歯車部15Aと噛み合う歯部13Cを備え、
この歯部13Cおよび前記はす歯歯車部15A
は、噛み合い状態で該はす歯歯車部15Aがウエ
ビング巻戻し方向に回転されるとき、前記ロツク
ピン11引込み方向に軸方向に相対変位されるよ
う傾斜されている。
前記ベースプレート16は、前記センサ6の内
歯6A内側に配置され、かつ、前記ホイール15
の貫通孔15Cおよびセンサ6の貫通孔6Bを貫
通突出したシヤフト2の面取り部2Aに嵌合し
て、シヤフト2と一体的に回転するようにされて
いる。
またこのベースプレート16には、前記同期パ
ウル5の先端側の支持孔5Aを貫通してこれを支
持するとともに、さらに、イナーシヤウエイト4
の切欠き4Aを通つて前記回転ベース3の支持孔
3Aに嵌合してこれを支持するピン16Aと、こ
のピン16Aと同一直径上に配置され、前記イナ
ーシヤウエイト4の切欠き4Aを通つて前記回転
ベース3の他方の支持孔3Bに嵌合してこれを支
持するピン16Bと、さらに、イナーシヤウエイ
ト4をウエビング巻取り方向に引張る一対の引張
りばね17の一端を支持するピン16Cを備えて
いる。
前記ロツクピン11は、前記ホイール15の貫
通孔15C内周に沿つて軸方向に取付けられ、該
貫通孔15Cを貫通するシヤフト2の軸方向のガ
イド溝2Bに沿つて相対的に軸方向に移動できる
ようにされている。
さらに、このロツクピン11は、シヤフト2の
ガイド溝2Bにガイドされる状態で、シヤフト2
とともに、センサ6の貫通孔6Bを通り、前記ベ
ースプレート16のガイド孔16Bから、これに
対応して前記イナーシヤウエイト4に形成された
ロツク孔4B内に突出して、これと係合すること
により、該イナーシヤウエイト4をシヤフト2と
一体的に回転するようにロツクするものである。
第3図の符号18はセンサ6のカバー、第6図
の符号19はウエビング巻量応動部材を付勢し
て、その巻量感知レバー13Aが巻取り状態のウ
エビング1表面に圧接できるように付勢する捩り
コイルばね、20は前記センサ6、ベースプレー
ト16、イナーシヤウエイト4を貫通して突出し
たシヤフト2の先端部2Cに係合されるEワツシ
ヤをそれぞれ示す。
次に上記実施例の作用を説明する。
ウエビング1の引出し量が少ない初期引出し時
においては、巻取り状態にあるウエビング1の表
面に捩りコイルばね19の付勢力によつて接触す
る巻量感知レバー13Aは、巻取られたウエビン
グ1によつてその自由端のホイール15中心方向
への揺動が阻止されている。
従つて、この状態では、ホイール15はばね部
材12によつてそのロツクピン11がイナーシヤ
ウエイト4方向に突出するよう付勢されている。
すなわち、ホイール15に取付けられたロツク
ピン11は、シヤフト2のガイド溝2Bに沿つて
センサ6の貫通孔6B、ベースプレート16のガ
イド孔16Bを通り、イナーシヤウエイト4のロ
ツク孔4B内に突出してこれに係合している。
従つて、イナーシヤウエイト4は、シヤフト2
と回転方向に一体的とされている。
一方、回転ベース3もその支持孔3A,3Bに
挿入されるピン16A,16Bを介してベースプ
レート16並びにシヤフト2と一体的に回転する
ように支持されているので、イナーシヤウエイト
4と回転ベース3は共にシヤフト2に回転方向に
一体的に支持されることになる。
このため、ウエビング1が急激に引出されて
も、回転ベース3とイナーシヤウエイト4の隙間
Sが解消されることはなく、該隙間Sを保つたま
ま両者は一体的に回転する。
従つて、回転ベース3とイナーシヤウエイト4
との相対回転によつて駆動される同期パウル5の
先端がセンサ6の内歯6Aと噛み合うことはな
く、該センサ6によつて駆動されるパウル8がラ
ージギア7をロツクしてウエビング1の引き出し
を阻止することはない。
ウエビング1が引出されて、その引出し量が乗
員拘束時におけるとほぼ同一となるとき、巻取り
状態のウエビング1の巻取り径が小さくなるの
で、ウエビング巻量応動部材13の巻量感知レバ
ー13Aは、ホイール15の中心方向に徐々に揺
動される。
ウエビング巻量が一定値以下となると、巻量感
知レバー13Aと一体の駆動レバー13Bの先端
歯部13Cがホイール15のはす歯歯車部15A
と噛み合う。
駆動レバー13Bの歯部13Cとホイール15
のはす歯歯車部15Aとが噛み合うと、ホイール
15がシヤフト2と共にウエビング1巻戻し方向
に回転されることによつて、その回転運動が噛み
合い歯の傾斜によつて、ホイール15のロツクピ
ン11引込み方向すなわち軸方向の変位に変換さ
れ、これによつて、ロツクピン11はイナーシヤ
ウエイト4のロツク孔4Aから引込められる。
ロツクピン11とイナーシヤウエイト4との係
合が解かれると、該イナーシヤウエイト4は回転
ベース3に対して相対的に回転可能となる。
従つて、この状態でウエビング1が急激に巻出
されると、シヤフト2と一体的に回転する回転ベ
ース3の回転に対してイナーシヤウエイト4の追
従が不能となり、これによつて両者が相対的に隙
間Sを解消する方向に回転される。
回転ベース3とイナーシヤウエイト4とが隙間
S解消方向に相対的に回転されると、これによつ
て、同期パウル5がその先端突出方向に駆動さ
れ、該同期パウル5とセンサ6の内歯6Aが噛み
合い、センサ6はウエビング1巻戻し方向に駆動
される。
センサ6がウエビング1巻戻し方向に駆動され
ると、そのアーム9を介してパウル8が駆動さ
れ、パウル8がラージギア7に噛み合うことによ
つてウエビング1の巻戻しがロツクされる。
従つてこの実施例においては、ウエビング1の
巻出し量が少ない状態では、ロツク装置が作動さ
れることなく、ウエビング1の巻出し量が、ベル
ト使用状態に対応するものとなつた時、自動的に
ウエビングロツク装置が正常に作動されるように
なる。
なお上記実施例は、ウエビング巻量応動部材1
3の駆動レバー13Bの先端に歯部13Cを設
け、これをホイール15のはす歯歯車部15Aに
噛み合わせることによつて、ホイール15の回転
力を該ホイール15すなわちロツクピン11の引
込み方向の軸方向変位に変換するようにしたもの
であるが、本考案はこれに限定されるものではな
く、ウエビング巻量応動部材13の巻量感知レバ
ー13Aの作動によつて、ウエビング巻量が一定
値以下となる時、その駆動レバー13Bによつ
て、ロツクピン11が直接的または間接的に引込
み方向に駆動されるものであればよい。
従つて、例えば、前記ホイール15を、前記ロ
ツクピン11を先端側が小径のテーパ外周面を備
えた円板状とし、前記ウエビング巻量応動部材1
3の駆動レバー13Bが、前記テーパ外周面に当
接することによつて、ホイール15をロツクピン
11引込み方向に駆動するようにしてもよい。
また上記実施例は、ばね部材12をウエーブ状
コンプレツシヨンスプリングとしたものである
が、本考案はこれに限定されるものでなく、常態
において、ロツクピン11をイナーシヤウエイト
4に係合する方向に付勢するばね部材であればよ
く、従つて、例えば、引張りコイルばね或いは圧
縮コイルばねさらには捩りコイルばね等であつて
もよい。
本考案は上記のように構成したので、ウエビン
グ巻量が大きいウエビング初期引出し時において
ウエビングロツク装置がロツクされることを防止
したのでウエビング装着時におけるウエビング引
出しを容易として、その使い勝手を改善すること
ができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のウエビング感応式エマージエン
シイロツクリトラクタを示す斜視図、第2図は第
1図の−線に沿う断面図、第3図は本考案に
係るウエビング感応式エマージエンシイロツクリ
トラクタの実施例を示す正面図、第4図は第3図
の−線に沿う断面図、第5図は同実施例の分
解斜視図、第6図は同実施例の要部を拡大して示
す分解斜視図である。 S……隙間、1……ウエビング、2……シヤフ
ト、3……回転ベース、4……イナーシヤウエイ
ト、5……同期パウル、6……センサ、7……ラ
ージギア、8……パウル、11……ロツクピン、
12……ばね部材、13……ウエビング巻量応動
部材、13A……巻量感知レバー、13B……駆
動レバー、13C……歯部、14……揺動軸、1
5……ホイール、15A……はす歯歯車部、15
B……小径部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ウエビングの巻取り・巻戻し時に回転される
    シヤフトと、このシヤフトと一体的に回転する
    回転ベースと、この回転ベースに対して、同軸
    的、かつ、ウエビング引出し時における該回転
    ベースの回転方向前方に隙間をもつて配置さ
    れ、前記シヤフト及び回転ベースに対して、相
    対回転可能、かつ、該回転ベースと一体的に回
    転するベースプレートとの摩擦により回転ベー
    スの回転方向に追従するように支持されたイナ
    ーシヤウエイトと、このイナーシヤウエイトと
    前記回転ベースとに各々1点を支持され、前記
    回転ベースがウエビング巻戻し方向に、該イナ
    ーシヤウエイトとの隙間を解消して相対回転す
    るとき、該相対回転により先端が前記イナーシ
    ヤウエイトから外方に突出される同期パウル
    と、この同期パウルが外方に突出するとき、前
    記ウエビング巻戻し方向に該同期パウルの先端
    と噛み合う内歯を備えたセンサと、このセンサ
    と連動され、該センサがウエビング巻戻し方向
    に駆動されるとき、前記シヤフトと一体のラー
    ジギアに噛み合い、これをロツクしてウエビン
    グの巻戻しを停止するパウルと、を有してなる
    ウエビング感応式エマージエンシイロツクリト
    ラクタにおいて、前記シヤフトに対して、回転
    方向に一体的かつ、軸方向に移動自在に配置さ
    れるとともに、前記イナーシヤウエイトに向か
    つて軸方向に移動された時に、該イナーシヤウ
    エイトとイナーシヤウエイト回転方向に係合し
    て、これを、前記ベースプレートに対して前記
    隙間を保つ状態にロツクするロツクピンと、こ
    のロツクピンを前記イナーシヤウエイトに係合
    する位置に付勢するばね部材と、巻取り状態に
    ある前記ウエビングの外周に接触して、ウエビ
    ング巻量を検出するとともに、該ウエビング巻
    量が一定値以下のとき、前記ロツクピンを、前
    記ばね部材の付勢力に抗して、前記イナーシヤ
    ウエイトと非係合位置に駆動するウエビング巻
    量応動部材と、を設けたことを特徴とするウエ
    ビング感応式エマージエンシイロツクリトラク
    タ。 (2) 前記ウエビング巻量応動部材は、リトラクタ
    ハウジング側に、揺動軸を介して揺動自在に枢
    支され、自由端が前記巻取り状態のウエビング
    外周に押圧、摺接して、ウエビング巻径に応じ
    て揺動される巻量感知レバーと、この巻量感知
    レバーと一体的に揺動自在とされるとともに、
    自由端が前記ロツクピンを駆動する駆動レバー
    と、を有してなることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のウエビング感応式エ
    マージエンシイロツクリトラクタ。 (3) 前記ロツクピンは、前記シヤフトに対して回
    転方向に一体的かつ軸方向に相対移動可能に嵌
    装されたホイールに取付けられ、該ホイールは
    前記ウエビング巻量応動部材の駆動レバーのホ
    イール径方向の変位を、軸方向変位に変換する
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第2
    項記載のウエビング感応式エマージエンシイロ
    ツクリトラクタ。 (4) 前記ホイールは、その厚さ方向の一部の外周
    に、はす歯歯車を備えるとともに、該はす歯歯
    車部のホイール厚さ方向のイナーシヤウエイト
    側に、はす歯歯車部よりも小径、かつ、前記ウ
    エビング巻量応動部材の駆動レバー先端と滑動
    可能な小径部とを備え、また、前記ウエビング
    巻量応動部材の駆動レバーはその先端に、ウエ
    ビング巻量が一定値以下となるとき、前記はす
    歯歯車部と噛み合う歯部を備え、この歯部およ
    び前記はす歯歯車部は、噛み合い状態で該はす
    歯歯車部がウエビング巻戻し方向に回転される
    とき、前記ロツクピン引込み方向に軸方向に相
    対変位される実用新案登録請求の範囲第2項ま
    たは第3項記載のウエビング感応式エマージエ
    ンシイロツクリトラクタ。 (5) 前記ホイールは、前記ロツクピン先端側が小
    径のテーパ外周面を備えた円板状とされ、前記
    ウエビング巻量応動部材の駆動レバーは、前記
    テーパ外周面に当接することにより、前記ロツ
    クピンを駆動するようにされたことを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第2項または第3項
    記載のウエビング感応式エマージエンシイロツ
    クリトラクタ。
JP16791382U 1982-11-05 1982-11-05 ウエビング感応式エマ−ジエンシイロツクリトラクタ Granted JPS5971656U (ja)

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