JPH0315370A - 食品のカビ発生防止剤 - Google Patents

食品のカビ発生防止剤

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JPH0315370A
JPH0315370A JP14973689A JP14973689A JPH0315370A JP H0315370 A JPH0315370 A JP H0315370A JP 14973689 A JP14973689 A JP 14973689A JP 14973689 A JP14973689 A JP 14973689A JP H0315370 A JPH0315370 A JP H0315370A
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JP
Japan
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mustard
wasabi
food
paper
mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP14973689A
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English (en)
Inventor
Hagie Takakura
高倉 はぎ江
Mieko Oya
大矢 美栄子
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はバン、餅、あられ、ケーキ、菓子等の食品を保
存する場合、カビの発生を防止して長期保存を可能にす
るための食品のカビ発生防止剤に関するものである。
[従来の技術] 従来、パン、餅等の食品にカビが発生するのを防止する
等の目的で、過酸化水素又はホルムアルデビド等の食品
添加物を防腐剤として食品に添加していた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述のような防腐剤が添加された食品を
食用に供することは、人体への悪影響が危惧され決して
好ましいことではない。こういった観点からも昨今では
無添加食品が見直されている。
本発明の目的は、保存する食品に防腐剤等を施すことな
く、カビの発生を防止して長朋保存を可能にするととも
に、簡便に利用できる食品のカビ発生防止剤を提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本願第1の発明においては、
ワサビ又はカラシを通気性を有するシート材で包装する
ことを要旨としている。
第2の発明においてはシート材として水分及び油分を通
さない紙を用いることを要旨としている。
[作用] 本願第1の発明のカビ発生防止剤を食品とともに保存す
れば、ワサビ又はカラシ中の有効成分が、シート材を通
って食品の保存されている空間に揮散してカビの増殖活
動を抑制する。
第2の発明のカビ発生防止剤においては、ワサビ又はカ
ラシに含まれた水分が紙からしみ出ることがないととも
に、食品中の水分や油分がワサビ又はカラシに混じって
ワサビ又はカラシを傷ませることがない。
[実施例] 以下、本発明を具体化した一実施例であるワサビを用い
た食品のカビ発生防止剤及びカラシを用いた食品のカビ
発生防止剤について説明する。
本実施例のワサビを用いたカビ発生防止剤は、第1.2
図に示すように粉末状の合成ワサビと水とを1:1の割
合で十分練りあわせた練りワサビ1を、通気性のある紙
製の袋2で包装したものである。この紙は、西洋紙の材
質と和紙の材質とが混合されてできたものであって、W
OP加工(水分及び油分を通さないようにするための加
工〉後、更にPEラミネート加工(微細な穴が形成され
ているポリエチレンをラミネートする加工(アナポリ加
工)〉を施したものである。
一方、本実施例のカラシを用いたカビ発生防止材は、粉
末状のカラシと水とを1:1の割合で十分練りあわせた
練りカラシが、前記ワサビを用いた場合と同様の紙で包
装されている。
このようなワサビ又はカラシを用いたカビ発生防止剤を
使用すれば、カビの発生の防止及び発育の抑制効果を発
揮し、食品の長期保存が可能となる。
上述のような効果を奏する理由としては、ワサビ又はカ
ラシ中に含有される前駆体としての配糖体(シニグリン
〉に、同じくワサビ又はカラシ中に含有されるミロシナ
ーゼが作用して、アリルイソチオシアネートになり、こ
のアリルイソチオシアネートが揮発性の抗菌性物質とし
て作用するからである。なお、このミロシナーゼは40
℃で活性が大となる酵素である。
本実施例のカビ発生防止剤は、紙に包装されているので
、パンケース等の中に直接入れて食品と並べて使用して
も、パンやバンケース内部とワサビ又はカラシとが直接
触れることがないので、清潔で、使い勝手がよく、簡便
である。
又、紙は水分及び油分を通さないようになっているので
、ワサビ又はカランに含まれた水分が紙からしみ出るこ
とがないとともに、食品の水分や油分がワサビ又はカラ
シに混じり、ワサビ又は力ラシを傷ませるようなことが
ない。一方、紙は通気性を有しているので、抗菌性物質
であるアリルイソチオシアネートは紙を通って、食品側
へ揮散するようになっている。
このような本実施例の効果を裏付けるものとして本出願
書類に添付した試験報告書中記載の試験結果がある。
この試験報告書記載の試験において使用したハイビック
Aワサビは前記実施例の練ワサビ1を紙製の袋2で包装
したものである。同じくハイビックBカラシは前記実施
例の練カラシを紙製の袋で包装したものである。
以下前記試験の内容を詳しく説明する。
表−1記載の試験区は前記ハイビツクAワサビ又はハイ
ビツクBカラシと食パン1枚とを袋にレ)れシール後、
室温(約20℃)で保存して経時的に観察したものであ
る。
表−1記載の対照区は、食パン1枚のみを前記試験区の
場合と同様にしてカビの発生状況を観察したものである
表−1からわかるようにハイビツクAワサビを使用した
試験区においては、12日間放置してもカビの発生は認
められなかった。又、ハイビツクBカラシを使用した試
験区においても、12日間放置後カビの発生は認められ
なかった。
これら試験区に対し、バンのみをM置した対照区は12
日目にはカビの発生が認められた。
次に、同じくハイビツクAワサビ及びハイビツクBカラ
シを使用して行なった平板培地による試験例について説
明する。
表−2記載の試験区は、前記ハイビツクAワサビ又はハ
イビツクBカラシと食パン分離カビを接種した平板培地
1枚とを袋にいれシール後、室温(約20℃)で保存し
て経時的に111st,たちのである。
表−2記載の対照区は、食パン分離カビを接種した平板
培地1枚のみを前記試験区の場合と同様にしてカビの発
育状況を観察したもので′ある。
表−2からわかるように、ハイビツクAワサビを使用し
た試験区においては6日間放置してもカビの発育はわず
かに認められる程度であった。又、ハイビックBカラシ
を使用した試験区においても6日間放fl後カビの発育
はわずかに認められる程度であった。
これら試験区に対し、平板培地のみを放置した対照区は
3日目にはカビの発育が認められた。
本発明のワサビ又はカラシを用いたカビ発生防止剤は、
バンのみに限らず、餅、あられ、ケーキ、菓子等の食品
にも有効である。
なお、ワサビ及びカラシはそのもの自体、食用に供され
る食品であり、仮にワサビ又はカラシ中の成分がパン等
の表面に付着して、人体に摂取されることがあったとし
ても、食品添加物のような人体への悪影響はまったく考
えられない、本発明は安全性という点でも非常に優れた
カビ発生防止剤といえる。
前記カビ発生防止剤のワサビ及びカラシと水との混合物
の中にバニラエッセンスやレモンエッセンス等の香料を
入れてもよい。この場合には、ワサビやカラシの匂いを
緩和する効果がある。
なお、本発明に使用する紙としては、前述したWOP加
工後PEラミネート加工を施したものの他次のようなも
のを使用してもよい。
(a)WOP加工のみを施したもの。
(b )通常の1宅水加工を施したもの。
(C )ウエットストレングス加工(湿潤強度加工) を施したもの。
又、本発明においてワサビ又はカラシを包装ツるシ一ト
材としては、紙の他通気性を有するポリエチレン等でも
よい。
更に、本発明のカビ発生防止剤としては前述の練ワサビ
1、棟カラシに限定されることなく、次のようなものを
使用してもよい (イ)前記実施例の練ワサビ1又は練カラシ中の粉末ワ
サビ又は粉末カラシと水との割合を2:1〜1:2にす
る。
(口〉すりおろした新鮮なワサビにする。すりおろした
場合には、ワサビの細胞が破壊され、細胞中離れて存在
していた前駆体にミロシナーゼが反応し、抗菌性物質で
あるアリルイソチオシアネートが多量に生成される。
(ハ〉ワサビを凍結乾燥後、粉末状にして、20〜30
分間40℃で加熱したものにする。40℃で加熱するこ
とによりミロシナーゼの活性が高められ、アリルイソチ
オシアネートの生成が促進される。
(二〉カラシを粉末状にして20〜30分間40℃で加
熱したものにする。前記の場合と同様、40℃で加熱す
ることによりミロシナーゼの活性が高められ、アリルイ
ソチオシアネートの生戒が促進される。
[発明の効果1 以上詳述したように本発明の食品のカビ発生防止剤を用
いれば、食品の安全性を損なうことなく、カビの発生又
は発育を長期にわたって防止及び抑制することを簡便に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本弁明の一実琉例であるカビ発it ’fs 
+JX剤の平面図、第2図は第1図のA−A線断面図で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ワサビ又はカラシを通気性を有するシート材で包装
    したことを特徴とする食品のカビ発生防止剤。 2、シート材として水分及び油分を通さない紙を用いた
    ことを特徴とする請求項1記載の食品のカビ発生防止剤
JP14973689A 1989-06-14 1989-06-14 食品のカビ発生防止剤 Pending JPH0315370A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14973689A JPH0315370A (ja) 1989-06-14 1989-06-14 食品のカビ発生防止剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14973689A JPH0315370A (ja) 1989-06-14 1989-06-14 食品のカビ発生防止剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0315370A true JPH0315370A (ja) 1991-01-23

Family

ID=15481687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14973689A Pending JPH0315370A (ja) 1989-06-14 1989-06-14 食品のカビ発生防止剤

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JP (1) JPH0315370A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6241129B1 (en) 1998-04-21 2001-06-05 L'oreal Dosing head

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53136539A (en) * 1977-04-28 1978-11-29 Tsuneji Yamamoto Preserving of food by hermetical seal

Patent Citations (1)

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