JPH03152849A - 高分子分子構造分析装置 - Google Patents

高分子分子構造分析装置

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JPH03152849A
JPH03152849A JP1288819A JP28881989A JPH03152849A JP H03152849 A JPH03152849 A JP H03152849A JP 1288819 A JP1288819 A JP 1288819A JP 28881989 A JP28881989 A JP 28881989A JP H03152849 A JPH03152849 A JP H03152849A
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JP
Japan
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molecular structure
sample
high polymer
polymer
irradiated
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Pending
Application number
JP1288819A
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English (en)
Inventor
Kazuo Tateishi
立石 和男
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J49/00Particle spectrometers or separator tubes
    • H01J49/02Details
    • H01J49/10Ion sources; Ion guns
    • H01J49/14Ion sources; Ion guns using particle bombardment, e.g. ionisation chambers
    • H01J49/142Ion sources; Ion guns using particle bombardment, e.g. ionisation chambers using a solid target which is not previously vapourised

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は高分子化合物の分子構造を分析する高分子分子
構造分析装置に関する。
[従来の技術] 高分子化合物の分子構造を解析するためのブタは、これ
まで赤外線吸収スペクトル法、ラマン分光法、核磁気共
鳴分光法、熱分解ガスクロマトグラフ/質量分析法等に
より得られていた。これらは、それぞれ以下のような特
徴を持っている。
即ち、赤外線吸収スペクトル法は、分子内の原子間の各
種振動において、分子の双極子モーメン1〜が変化する
ような振動モードに活性であり、得られた赤外線吸収ス
ペクトル上の各吸収ピークは分子内の各原子間結合に特
徴的である。従って、いかなる原子間結合がその分子内
に存在するかを知ることができ、多くのそのような原子
間結合の情報から、試料とした高分子化合物の分子構造
を解析することができる。また、この方法においては、
多くの物質のスペクトルが集められ、データベース化さ
れているため、コンピュータによる検索によって迅速に
物質の同定を行うことも可能である。
ラマン分光法は、分子内の原子間の各種振動において、
分子の分極率が変化するような振動モトに活性であり、
得られたラマン散乱スペクトル上の各ピークは分子内の
各原子間結合に特徴的である。従って赤外線吸収スペク
トル法とは相補的に、いかなる原子間結合が分子内に存
在するかを知ることができ、多くのそのような原子間結
合の情報から試料とした高分子化合物中にいかなる原子
間結合が存在するかを、またいかなる分子構造をその高
分子が有するかを解析することができる。
核磁気共鳴分光法では、分子中の核スピン量子数が零以
外の原子核のスピンの情報を得ることができる。この情
報は、原子核の周囲の電子密度や、結合の相手の原子の
種類や数に関するデータを含んでおり、試料とした高分
子化合物の分子構造を明確に解析することが可能である
熱分解ガスクロマトグラフ/質量分析法は、試料高分子
の微細片または微量粉末を不活性ガス中にて高温で熱分
解し、得られた熱分解ガスをガスクロマトグラフにより
各成分に分離した後、質量分析法により各成分の質量ス
ペクトルを得る方法である。質量スペクトルはそれぞれ
の物質に対して特徴的であり、従って熱分解ガス中の各
成分を同定することができ、そして、この熱分解ガスの
構成は、試料とした高分子化合物の分子構造を明確に反
映しているため、その高分子の分子構造を解析すること
ができる。
また、比較的低分子の物質に対する分析方法としてF 
A B (Fast atom bombardmen
t )−質量分析法が知られているが、これは生体内物
質に代表されるような熱に対して不安定な物質、極性の
高い物質等、他の手段では容易にイオン化せず質量分析
できない物質のイオン化および質量分析が可能であり、
ビタミン類や酵素等の生体内物質の分析に有効な方法で
ある。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上述の赤外線吸収スペクトル法、ラマン分光
法、核磁気共鳴分光法、熱分解ガスクロマトグラフ/質
量分析法等の分析法ヤFAB−質量分析法には、高分子
化合物、特に固体高分子化合物の分子構造の解析上、以
下のような種々の問題点がある。
即ち、赤外線吸収スペクトル法では、固体高分子を干渉
縞が生じない程度の薄膜にして透過で測定するか、鏡面
をつくってATR法で測定するか、粉末にしてKBr錠
剤として透過で測定するか、または粉末にして拡散反射
法で測定する等の方法があるが、いずれも赤外線吸収ス
ペクトル装置による測定に先立って、上述のように何ら
かの前処理を必要とするので作業性の点で問題がある。
ラマン分光法では、固体高分子をそのまま分析すること
は可能であるが、励起光の試料に対する照射位置や照射
角度を適当に合わせないと解析に有効な高強度のスペク
トルが得られない。また、高強度のスペクトルを得るた
めに励起光であるレザ光の出力を高くしたり、またはレ
ンズ系により集光した場合、試料が熱変性してしまうこ
とが往々にしてあり、その場合、元の試料の情報は得ら
れなくなってしまう。
核磁気共鳴分光法では、CP/MAS  (クロスポラ
リゼイション/マジックアングルスピニング)法の開発
により固体試料も測定可能となってきているものの、液
体試料はど分解能の高いスペクトルは得られず、複雑な
構造の高分子では、やはり何らかの溶媒に溶解して溶液
試料として測定する必要がある。その場合、分子量の高
い固体高分子は溶解しにくく、特にエポキシ樹脂、加硫
ゴム等の架橋構造を有する物質は非常に溶解が困難で、
もし溶液にできたとしても分子量の高いものほど溶液試
料中の単位体積当たりの分子数が少なく、解析に有効な
スペクトルを得るのが困難な場合がある。
熱分解ガスクロマトグラフ/質量分析法では、不活性ガ
ス中で高温で試料を熱分解するため、高分子はかなり細
かな分子にまでラジカル反応によって分解してしまい、
元の高分子の小さな各部の部分構造しか情報として得る
ことができない。さらに、この方法では、はとんどの場
合、分子中の原子間の結合の強弱に対して切断の選択性
がないので、元の高分子の分子構造を解析することが困
難な場合が多い。
以上のように高分子化合物の分子構造を分析することの
できる各種分析法には種々の問題点がある。
またFAB−質量分析法は、分子量が約3000稈度ま
での比較的分子量の低い物質、特にビタミン類や酵素等
の生体内分子の分析には最適な方法であるが、そのまま
固体高分子を分析り−ることは困難である。
本発明の目的は、以上述べたような従来の問題点を解消
し、高分子化合物を何らの前処理も要Uず分析すること
ができ、かつその分子構造に関する有効な情報を得るこ
とのできる新規な高分子分子構造分析装置を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、FAB (Fast atom bomba
rdment )ガンを備えたイオン化室および質量分
析室よりなる高分子分子構造分析装置において、イオン
化室にX線照射装置が配設されてなることを特徴とする
高分子分子構造分析装置である。
本発明による分析装置を用いれば、試料の形状に特に制
約はなく、かつ何ら前処理を必要とせずに高分子の分子
構造分析が可能である。また、照射するX線の波長と光
量をコントロールすることにより、切断する原子間結合
の種類とその量を変えることができるので、分子構造解
析上、非常に有効な情報が得られる。また、本装置は、
すべての高分子に適用することができ、例えば固体高分
子であっても液体高分子でおっても適用可能である。
L作用] イオン化室において、高分子にX線を照射すると、高分
子内の原子間結合はその結合解離エネルギーおよび解離
の活性化エネルギーに応じて切断される。
従って、試料とした固体高分子に特徴的な切断が多数生
じることとなり、これにより生じた大ぎなフラグメン1
〜がFABガンから同時に照射されるAr等の中性原子
によってスパッタされ、その一部がイオン化される。こ
のようにして生成したイオンは試料とした高分子に特徴
的であり、かつ熱分解法における程には細かく分解され
ていないので、試料とした高分子の構造単位を明らかに
するのに有効である。
[実施例] 以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説
明する。
第1図は本発明の一実施例を示す高分子分子構造分析装
置の概略構成図である。本装置はイオン化室1および質
量分析室2よりなり、このイオン化室1にはFABガン
3およびX線照射装置4が配設されている。この装置を
用いて分子構造の分析を行うには、まずイオン化室1内
に置かれた固体高分子試料5にX線照射装置4からX線
を照射するとともに、FABガン3よりAr中性原子を
照射する。このX線照側により、試料の高分子は分子内
の多数の位置で切断され、FABイオン化の可能な大き
さのフラグメントとなる。これらのフラグメントはFA
Bガン3より照射されるAr中性原子によってスパッタ
され、一部はイオン化されて質量分析室2に入る。
以上のようにして、試料とした固体高分子化合物の構造
単位の質量分析を行うことができ、試料の分子構造を明
らかにすることができる。
また、上記の方法において、X線の波長や光量をコント
ロールすることにより、分子中の種類の異なる原子間結
合を選択的に切断したり、切断の量をコントロールする
こと等が可能であり、これは分子構造解析上、重要な情
報を与える。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明による高分子分子構造分析
装置を用いれば、試料に対して何らの前処理も必要とせ
ず、迅速にあらゆる種類の高分子化合物の分子構造を解
析することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の概略構成図である。 1・・・イオン化室     2・・・質量分析室3・
・・FABガン     4・・・X線照Ill装置5
・・・高分子試料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)FAB(Fast atom bombardm
    ent)ガンを備えたイオン化室および質量分析室より
    なる高分子分子構造分析装置において、イオン化室にX
    線照射装置が配設されてなることを特徴とする高分子分
    子構造分析装置。
JP1288819A 1989-11-08 1989-11-08 高分子分子構造分析装置 Pending JPH03152849A (ja)

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JP1288819A JPH03152849A (ja) 1989-11-08 1989-11-08 高分子分子構造分析装置

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JP1288819A JPH03152849A (ja) 1989-11-08 1989-11-08 高分子分子構造分析装置

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JPH03152849A true JPH03152849A (ja) 1991-06-28

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ID=17735148

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JP1288819A Pending JPH03152849A (ja) 1989-11-08 1989-11-08 高分子分子構造分析装置

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