JPH0315002A - 光分割器 - Google Patents

光分割器

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JPH0315002A
JPH0315002A JP2042145A JP4214590A JPH0315002A JP H0315002 A JPH0315002 A JP H0315002A JP 2042145 A JP2042145 A JP 2042145A JP 4214590 A JP4214590 A JP 4214590A JP H0315002 A JPH0315002 A JP H0315002A
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JP
Japan
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light
diffraction grating
incident
substrate
emitted
Prior art date
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Pending
Application number
JP2042145A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Kubota
敏弘 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to US07/488,863 priority patent/US5054884A/en
Publication of JPH0315002A publication Critical patent/JPH0315002A/ja
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    • G02B27/42Diffraction optics, i.e. systems including a diffractive element being designed for providing a diffractive effect
    • G02B27/4272Diffraction optics, i.e. systems including a diffractive element being designed for providing a diffractive effect having plural diffractive elements positioned sequentially along the optical path

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、1本の入射光から複数の出射光を得るため
の光分割器に関する。
(従来の技術〉 1本の入射光から複数の出射光を得る光分割器としては
、特開昭60−19101や米国特許第4,125,8
64号に開示されているもの等が知られている。第23
図は、これら従来の光分割器の一例の概略構成を示す模
式断面図である。図において光分割器BSoは、透光性
基板11の一方の表面上に形成された全反射膜12と、
他方の表面上に形成された互いに特性の異なる複数の半
透過膜13〜16とを備えている。反射防止嘆17を通
して透光性基板1lに入射された入射光L,ば半透過膜
13〜16の部分でその一部が出射光L  ,L  ・
・・とじて出射されるので、1本の01    02 入射光から複数の出射光を得ることができる。
(発明が解決しようとする課題) ところが、従来の光分割器では各出射光L。1Lo2・
・・の強度を一定以上に保つこと等のため、透過率が順
次大きくなるように半透過膜13〜16を形成する必要
があった。透過率が順次大きくなるようにするためには
、例えば特開昭60−19101に示されるように、各
半透過膜13〜16をそれぞれ多層構造とし、層の数が
順次減少していくように形成する方法等がある。このよ
うな半透過膜はT i O 2やS t O 2の蒸着
等により形成されるが、所望の透過率を得るために精密
な膜厚管理が必要とされ、かなりの製作時間と製作コス
トを要するという問題がある。
(発明の目的) この発明は、従来技術における上述の課題の解決を意図
しており、製造が容易な光分割器を得ることを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 上述の課題を解決するため、この発明では、透光性の層
と、前記層の内部において全反射を繰り返すように、前
記層に入射光を入射するための入射部と、前記層の表面
のうち、前記入射光が全反射する表面部分に形成された
回折格子とを備えることにより、前記回折格子が設けら
れた表面部分のそれぞれから回折光を出射させて複数の
出射光を得る。
(作用) 層の表面部分に設けられた回折格子により、全反射する
入射光の一部が回折され回折光が出射される。
従って、全反射する表面部分に回折格子を設けておけば
、その表面部分で全反射されるごとに、回折光が出射光
として得られる。
(実施例) 八〇第1の実施例 第1図は、この発明に係る第1の実施例における光分割
器の一部を示す模式断面図である。図において、光分割
器1は透光性基板100と、透光性基板100の互いに
平行な2つの表面101,102のうち、上表面101
の上に形成された回折格子200を備えている。なお、
一般には基板100の厚みD1 (例えば1問)に比べ
て回折格子200の厚みD2 (例えば数百■)は極め
て薄いが、図示の便宜上から回折格子200が拡大され
て描かれている。基板100内に入射された入射光L1
0が全反射を繰り返す条件は、回折格子200が形戊さ
れていない場合と同1lであり、次に示す式で表わされ
る。
−1 θ > s1n  (n  /n  )   −(la
)21 −1 かつ、  θ >  s1n  (n  /n  ) 
   −(!b)3I ここで、θ:反射角 n1 :基板100の屈折率 n2 ・基板100の下部側の媒質2の屈折率n3 :
基板100の上部側の媒質3の屈折率この条件を満足す
るとき、入射光”IQは基板1oOの上表面101と下
表面102との間で全反射を繰り返し,内部反射光L 
 ,L  ,L  ・・・となIt   12   1
3 って、基板100内を伝播する。このとき上表面101
で全反射される際にその一部が回折格子200で回折さ
れ、基板100外部の媒質2,3に回折光を出射する。
そのうちで全反射部A1における一次回折光をL  ,
L  とする。上部の媒質LI     Ul 3に出射する上部回折光LU1の回折角θ,3は、次の
格子方程式(Grating Equatlon)で決
定される。
β−β,− 2π/d        ・・・(2)2
 π 2 π ここで、 d : 回折格子200の格子間隔 λ : 人射光L1oの空気中での波長C 下部回折光LL1は、回折格子200で回折されて基板
100内を通過した後、下表面102で屈折して媒質2
中へ出射光として出射する。なお、出射角θ。2は媒質
2への出射角として定義され、次の式の関係がある。
n   sinθ02− n 3  sinθD3−(
5)2 また、この明細書でいう「全反射」とは、上述の条件(
la) ,(lb)式が満足されることを言い、回折格
子によって回折光が生じている場合も含む意味で用いら
れている。
このように、透光性基板100の上表面101上に回折
格子200を設けておけば、1本の入射光L10が1度
回折することにより、2本の回折光L  ,L  が出
射光として得られる。従って、こLI   II1 れらの構造は光分割器としての機能を果たすことができ
ると言える。この発明は、上記のような考え方を基本と
したものである。
なお、入射光L10は上表面101の一部である?反射
部A で全反射した後、内部反射光L1■とl なる。そこで、高次の回折光を生じない場合には、これ
らの光L  ,L  のそれぞれの強度Ito’10 
   11 ’I1には、次の関係がある。
!    ””  I + t + I LL + I
 utIO (6)式を回折効率n1で表わすと、 I   =  Jo(1−η1) +1 ・・・(6) ・・・(7) ここで、 ηl ″″η[1+r′Ll 回折効率η ,η の値は、後述するように主と[I 
  Ll して回折格子の溝の深さに依存する。
このように、1度全反射と回折とを生じた後の内部反射
光は、回折光の強度分だけ減少していくので、全反射部
A,A2,A3でそれぞれ全反1 射した後の内部反射光L  ,L  ,L  の強度+
1   12   13 1  ,I  ,I  は次のように等比級数的に減少
11   +2   13 していく。
1−I,、(1−ηl) 12 2    ・・・(9) −  I,o(1−ηi) 1−1(1−η1) l3        12 3    ・・・(10) −  1,。(1−η1) また、各全反射部A  ,A  ,A  でそれぞれ1
  2  3 回折された上部回折光L  ,L  ,L  の強度0
1   U2   [3 I  ,I  ,I  と下部回折光L  ,L  ,
L[I   U2   [3        LI  
 L2   L3の強度1  ,I  ,I  も次の
ように等比級数的LI   L2   L3 に減少していく。
ILl”= ■10・ηt,t           
 ・=(it)■L2″″’I1”ηL{ 一I   (1−η1)・ηL1    ・・・(l2
)IO II、3− ■+2゜ηLl 2 一I  (1−η )  ・ηL1    ・・・(1
3〉+0     1 !  −I,o−ηut         −=(+4
)U1 I U2− I ,o( 1−ηl)・ηUl    
  ”・(15)3 1  −1   (1−η )  ・ηU1    ・
・・(l6)03     IQ.,.      1
また、上部回折光L  ,L  ,L  はいすれもU
l   02   U3 同一の出射角θ,3で出射され、また下部回折光L  
,L  ,L  も互いに同一の出射角θD2て出LI
     L2     Ll 射される。すなわち、第1の実施例の光分割器1は1本
の入射光I10から、互いに平行で、かつ、その強度が
等比級数的に減少していく複数の上部回折光L  ,L
  ,L  を媒質3への出射光とし01   02 
  U3 て得ることができるとともに、同様の複数の下部回折光
L  ,L  ,L  を媒質2への出射光としLI 
  L2   L3 て得ることができる。
なお、この光分割器1では入射光L1oや内部反射光L
  ,L  ・・・を基板100内部で全反射させ1l
12 るので、光量の損失がなく、入射光LIoの利用効率が
非常に高いという利点もある。
第2図は、第1の実施例において、構成を第1図示より
特定した光分割器1aを示す要部模式断面図である。第
2図において、光分割器1aは、ガラスで形成された透
光性基板100aと、透光性基板100aの上表面10
1a上に形成された回折格子200aと、透光性基板1
00aの下表面102a上の一部に形成された三角柱状
のプリズム300aを備えている。なお、透光性基仮1
00aの上表面101aと下表面102aとは互いに平
行である。また、第2図において、媒質2,3は共に空
気である。
この光分割器1aは、回折光L  ,L  の回折UI
     Ll 角θ ,θ が0°となるように設定されている。
D3   D2 回折角θD3(θD2)と回折格子200aのピッチd
とは上記(2)〜(4)式の関係にある。従って、ビッ
チdは以下の式で与えられる。
nl slnθ−n3 slnθD3 さらに、回折角θ ,θ を08とするために次D3 
  D2 のような値を仮定する。
n t−1.5     (ガラス)   −(18a
)n  −n a−1.0  (空気)    −(1
8b)2 θ  − 45 ″                
・・・(18c)θ,3− 0°          
  ・・・(18d)λc−  832.8 r+m 
          −= (18e)(He−Neレ
ーザーの波長) (17)式に (18a)〜(18e)式を代入すれば
、回折格子200aのビッチdは0.597μmとなる
第3図は、このような回折格子200aの製造方法の一
例を示す説明図である。まず、厚みD1( = 1 a
I1)の基板100aの上表面101a上に、フォトレ
ジスト20を均一な厚みD2o(数百■程度)で塗布す
る。次に、同一波長λ。の2本の単色平行光(レーザー
光)L   L  を等しい入射el’  e2 角αでフォトレジスト20に照射し、フォトレジスト2
0を露光する。2本の単色光LL  はel’  e2 干渉し、フォトレジスト20に微細な直線状の干渉縞が
露光される。その後、現像を行ない、第2図に示すよう
に、レジストを構成材とする格子間隔が等間隔の回折格
子200aが形戊される。回折格子200aの格子間隔
dは、単色光L。1,L の波長λ。と入射角αとで次
のように表わさe2 れる。
d 一 λo/2slnα      −(19)例え
ば波長λ。を457.9 nmと仮定するとき、格子間
隔d (− 0.597  )の回折格子200aを形
成するには、入射角αを22.6゜と設定すれば良い。
なお、上記のように、回折格子の構戊材としてフォトレ
ジストを使用し、レーザ光の干渉によって露光して、回
折格子を作成すれば複製が簡単であり、かつ大量生産に
向いているので製造コストが大幅に低減できるという利
点がある。このような回折格子の複製方法は、例えば「
ホログラムの複製技術」,光学,第17巻第7号, 1
988年7月,第328頁〜第332頁に記載されてい
る。
基板100aの下表面102a上に密着して設けられた
プリズム300aは、基板100a内で入射光L が全
反射するように、光L10を人射すIO るための入射部として機能する。第2図の例では、プリ
ズム300aは基板100aと同一材質のガラスで形成
されており、また、その入射面301は、下表面102
aに対して45@傾斜している。
従って、入射光L■oをプリズム300aの人a=t面
301に垂直に入射させれば、入射光L1oは基板10
0aの下表面102aで屈折することなく、45@の入
射角のまま基板100a内に入射される。
なお、光L!。の基板100a内への入射角が45°と
なるようにしたのは、この分割器1aにおける全反射の
条件が、(la),(lb)式および(18a),08
b)式から次のように表わされるからである。
−I θ >  s1n  (n2/nI) −41.8°つ
まり、45″の入射角で入射させれば入射光■1oは基
板100a内で全反射を繰り返すことになるからである
。そして、最初の全反射部A1がらは上表面101aと
下表面102aとに垂直に、上部回折光LU1と下部回
折光LL1が出射される。
また、次の全反射部A2からも同随に2本の回折光L 
 ,L  が出射される。前記したように、反02  
   L2 射角θが45°であり、基板100aの厚みD,が1I
Il一あるから、回折光L01とLU2の間隔P{(−
2D,)は2fflll+である。すなわち、光分割器
1aに1本の入射光L10を入射すると、基仮1oOa
の表面101a,10lbに垂直に、かつ、互いに平行
な出射光L  ,L  ・・・,L  ,L  ・・・
Ul   [12    LI   L2を等しい間隔
P L  ( − 2 ffiffl)で基板100a
の上下にそれぞれ出射させることができる。
B.第2の実施例 第4図は、第2の実施例の構成を示す要部模式断面図で
ある。図において、光分割器1bは、第2図に示す光分
割器1aの基板100aの下表面102a上に回折格子
200bが形成された構造を有している。この光分割器
1bに45°の入射角で入射光L10を入射すると、基
板100aの上表面101aの全反射部A  , A 
2で回折が生じるl だけでなく、下表面101bの全反射部A 3 ,A4
でも回折が生じる。この結果として得られる上部回折光
LU1〜LU4は基板100aの厚みD1と等しい間隔
P2で互いに平行に出射される。下部回折光LLl= 
LL4についても同様である。
なお、光分割器1bは、第2図のように片側に回折格子
200aを設けた基板100aを2枚準備し、2枚の基
板100aの下表面102a同士を貼り合わせることに
よって製作してもよい。
C.第3の実施例 第5図は第3の実施例の構成を示す要部模式断面図であ
る。図において、光分割器1cは基阪100aの下表面
102a上に回折格子200bとプリズム300aとが
設けられているとともに、上表面101a上には反射率
の高い金属膜400が形威されている。この光分割器I
Cでは、下表面102aの全反射部A  ,A  から
出射される34 上部回折光L  ,L  が金属H400で垂直に反[
3   U4 射されて、下部回折光L  ,L  とともに下部のL
3   L4 媒質2に出射される。すなわち、この光分割器ICは、
回折格子200bが形成されている表面102gから一
方向(下方向)に、第2図および第4図に示す光分割器
1a.,lbの出射光より高い強度を有する出射光を得
ることができるという利点がある。なお、基板100a
の厚みD1の2倍のlii2D1と屈折率nとを掛け算
した値が、入射光L の波長λ。の整数倍となるように
した場合IO には、第2図および第4図に示す光分割器1a,1bの
出射光の約4倍の強度を有する出射光を得ることができ
る。
D.第4の実施例 第6図は、第4の実施例の構成として、2つの光分割器
1d,leを備えた光分割システム10を示す斜視図で
ある。図において、第1の光分割?1dのプリズム30
0dに入射光L10が入射されると、その基板100d
の下表面から回折光L  ”” L 4が間隔P3で互
いに平行に出射される。
l なお、光分割器1dの回折格子200dは、基板100
dの上表面101dに描かれた複数の平行線によって示
されている。出射光L  −L4は、l そのまま第2の光分割器1eへの入射光としてプリズム
300eに入射される。そして、第2の光分割器1eの
基板100eの下表面102eから回折光L1■〜L4
4が2次元的な位置関係で互いに平行に出射される。
第7A図は、基板100eの下表面102eの下部側か
ら見た出射光L1■〜L44の2次元的な位置関係を示
す説明図である。この図からもわかるように、第1の光
分割器1dから間隔P3で互いに平行に出射された出射
光L−〜L4のそれぞれ1 は、第2の光分割器1eによって間隔P4で出射された
互いに平行な出射光L−L,L  〜11   14 
  21 L24lL3■〜L34” 41〜L44となる。すな
わち、これらの出射光L1■〜L44は、基1fi 1
 0 0 eの下?面102eを示すxy  座標平面
上において、e    e X 方向のピッチがP3であり、ye方向のピッe チがP4であるような長方形格子状の位置関係で出射さ
れる。第1と第2の光分割器1d,leが第6図および
第7A図に示す関係にある場合に、これらの相対角度ψ
を0″と定義し、また第1の光分割器1dおよび入射光
L10はxd yd平面に垂直な2,軸まわりにψ方向
に回転できるものとする。この相対角度ψの値がψ。の
場合には、出射光L1■〜L44の位置関係は第7B図
に示すようになる。すなわち、第7A図においてX。方
向に並んでいた出射光Lll= L41がX。方向から
相対角度ψ。だけ時計回りに回転した方向X。aに並ん
で出射されるようになる。このとき、y 方向のe ビッチP4は第7A図の場合と変わりないが、X 方向
のピッチP3aは次式で与えられる。
e p      −    p     cosψ   
             ・・・ (20)3a  
     3       0すなわち、第7B図にお
けるX 方向のピッチea P が第7A図におけるX 方向のピッチP3と5e 等しくなっている。
?のように、2つの光分割器1d,leを立体的に配置
した光分割システム1oでは、1本の入射光L10から
、2次元的に規則正しい位置関係にあるような複数の出
射光L1■〜”14を得ることができるという利点があ
る。なお、光分割器1d,1eとしては、第2図や第4
図の光分割器1a,1bのように、基板の両方向に出射
するタイプのものでもよく、また、第5図の光分割器1
cのように基板の一方向に出射するタイプのものを用い
てもよい。
F.第5の実施例 第8図は、第5の実施例の構成を示す要部模式断面図で
ある。図において、透光性基板100fの上平面101
 fは平坦であるが、下表面103〜106はその厚み
D13〜D16が次第に減少していくような階段状の形
状を有している。また、これらの下表面103〜106
のそれぞれは、上表而101fと互いに平行である。そ
して、上表面101fの上に回折格子20O fが形成
されている。
このような構造を有する光分割器1fに入射光L1oが
45°の入射角で入射されると、上表面101fに垂直
に上部回折光L01〜LU4と下部回折光LL1〜”L
4とが出射される。そして、例えば上部回折光L  −
L  の相互間の間隔p   p,[I   U4  
       12″ 23P の値はそれぞれ2D 
  2D  ,2D,6に等34          
        14’      15しく、次第に
減少している。このように、回折格子200fが形成さ
れていない側の表面103〜106を階段状に成型すれ
ば、必要に応じて出射光L  −L  ,およびLL1
〜LL4の間隔を変更でLll     l44 きるという利点がある。
G.第6の実施例 第9図は第6の実施例の構或を示す要部模式断面図であ
る。図において、透光性基板100gの上表面101g
と下表面102gとは互いに平行でなく、角度φだけ傾
いている。そして上表面101g上に回折格子200g
が形成されている。
このような光分割器1fに入射光L10が入射されると
、互いに平行でない複数の出射光L[11’= ” 0
4が得られる。すなわち、出射光LL,,〜LU4の出
射角度θ 〜θ4は次第に増大しており、また、l その出射間隔も互いに異なっている。なお、透光性基板
100gの下表面を曲面としてもよい。透光性基板10
0gの下面を所要の非球面とした場合には、例えば複数
の出射光L,1〜LU4を遠方の1点で再び収束させる
ことも可能である。なお、第9図においても、下部回折
光が出射されるが、便宜上、図示が省略されているもの
である。
H、第7の実施例 以上の第1図〜第9図に示す第1〜第6の実施例では、
第1図で説明したように出射光L,1,L ・・・の強
度1  ,I  ・・・が等比級数的に減少す02  
    Ul   02 るという特徴がある。これに対し、第10図は第7の実
施例の構成として、出射光L  ,L  ・・・がUl
   02 ほぼ同じ強度を有するようにした光分割器1hを示す要
部模式断面図である。光分割器1hは、透光性基板10
0hと、その上表面101h上に形成された回折格子2
00hと、基板100hの下表面102h上に設けられ
たプリズム300hとを備えている。この光分割器1h
の構造は第2図に示す光分割器1aの構造と類似してい
るが、その回折格子200hに以下のような特徴がある
すなわち、回折格子200hは、その溝の深さh t 
,  h 2・・・が図のyh方向(入射光L10の進
行方向)に沿って次第に増大するように形成されている
。これは、ある範囲内では、溝の深さh1,h2・・・
が深くなるほど回折効率が高くなる性質を有するからで
ある。従って、最初の全反射部A1での回折効率η1よ
りも、次の全反射部A2での回折効率η2の方が高くな
っている。このとき、上部回折光L  ,L  の強度
I  ,I  は、次の[11   12     U
I   U2(2l〉式,  (22)式で与えられる
IUl= ’ 10・ηut           −
(21)1   −1   ・ (1−η  ) ・ 
η     ・・・(22)U2     10   
       1       [2これらの強度I 
 ,I  を互いに等しくするためut   02 には、(20)式と(21)式が等しくなければならな
い。
このようにして上部回折光L  ,L  ・・・L が
全Ul   02   ut て等しくなるためには、それらの回折効率η,1,ηU
2・・・ηU,は次のような関係となる。
例えば、そのようにするには、最初の回折効率η の値
が0,IOでηL{の値が0.09のとき、2U1 番目の回折効率ηU2の値は約0.123となるように
溝の深さを制御して回折格子200hを形成すればよい
第11図は、上記のように満の深さが次第に変化する回
折格子200hを作或する方法を示す説明図である。図
に示すように、まず均一な厚みのフォトレジスト20h
を基板100hの上表面101h上に塗布し、第3図と
同様に、2本の単色光LL  を互いに等しい入射角α
でフォトレel’  e2 ジスト20hに照射する。但し第11図の場合には、フ
ォトレジスト20hの上方にNDフィルタ− (Neu
tral Density Filter)3 0 a
 , 3 0 bを挿入している。このNDフィルター
308,30bは図のy  ,y  方向に沿って透過
率が次第に増hl   h2 加するように予め作戊されている。このようなNDフィ
ルター30a,30bを用いて単色光L81,Lo2を
照射すれば、フォトレジスト20hの露光量がyh方向
に沿って次第に増大し、第10図に示すような回折格子
200hをホログラムとして得ることができる。なお、
第10図.第11図においても回折格子200hの厚み
D 1フォトレ2h ジスト20hの厚みD  はともに極めて拡大し20h た状態で描かれており、実際には基板ioohの厚みD
1hに比べて極めて薄いのが普通である。
■.他の実施例 なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、
例えば次のような変形も可能である。
■ この発明に係る光分割器に各種機能素子を付加して
もよい。第12図は、この発明の実施例の変形例として
、機能素子の一例として液晶素子を付加した光分割器]
、Iを示す要部模式断面図である。第12図において、
光分割器1Iは、第2図に示す光分割器1aの下表面1
02aに、液晶素子501,502を設けたものである
。この光分割器IIでは、液晶素子501.502への
電圧の印加をON・OFF操作することにより、下部回
折光L  ,L  をON・OFF制御できる。
LL   L2 なお、液晶素子501.502を、下面に偏光板を付設
したツイストネマティック型の?皮品素子とし、印加す
る電圧を強弱制御することにより、液晶素子による下部
回折光の偏光面を回転させることができる。この作用を
利用して、偏光板からの出射光を強度変調するようにし
てもよい。
また、液晶素子501,502以外の機能素子として、
光分割器1aの下表面102aに、電圧印加によって屈
折率が変化するリチウムナイオベイト( L iN b
 O 3 )を用い、更にその下面に反射率の高い金属
膜を付けると、金属膜で反a=tされて光分割器の上表
面から出射することになる下部回折光の光路長を変化さ
せることができるので、下tf5回折光と上部回折光と
の干渉強度を変化させることによって、光分割器IIの
上表面からの出射光の強度変調を行うことができる。な
お、この発明に係る光分割器に付加する機能素子として
は、上記液晶素子やリチウムナイオベイトに限定されず
、他のものでもよい。
■ 上記実施例では透光性基板の上に回折格子を形戊し
たが、基板そのものの表面をホログラフィなどで加工す
ることによって回折格子を基阪表面の一部に直接形成す
るようにしてもよい。第13図はこのようにして作或さ
れた光分割器1Jを示す要部模式断面図である。この光
分割器IJの基阪100Jと回折格子200Jとは境界
がないが、前述の他の実施例における光分割器と同様な
機能を有することは言うまでもない。
なお、第13図示の光分割器1Jのように、基板100
Jそのものの表面を回折洛子200Jに形成するには、
例えば、次の手法がある。基1fl00Jの表面にフォ
トレジストを塗布し、そのフォトレジストに対して微細
な直線状の干渉縞を露光し、現像し、しかる後、この現
像ずみレジストを対エッチング層と(一で基板100J
の表面をエッチシグすることによって、回折格−r− 
2 0 0 Jを形戊するフォトリソグラフィー的手法
が有効である。あるいは、適当な板状体の表面にフォト
レジストを塗布し、前記と同様の露光及び現像をし、し
かる後、上記板状体のフォトレジスト表面に例えば金等
を蒸着した後、ニッケル等の金属メッキを施し、このニ
ッケルメッキを有する板状体を金型として、基板100
Jにエンボス加工を施すことによって、回折格子200
Jを形成するエンボス手注も有効である。ただし、エン
ボス手法では、基1i100Jが透明性の他に熱可塑性
を有することが必要である。また、上記のように基板表
面に凹凸を形戊することにより、回折格子200Jを形
戒する他に、基板表面の屈折率が微細な縞状パターンに
変化するように、基板表面を改質する手法も有効である
。なお、基板表面の屈折率を変化させる手法としては、
例えば、基1fl00Jとして多成分ガラスを使用し、
多戊分ガラスに修飾酸化物の形で含まれているNa,K
等の戊分を外部から他のイオンと交換する等により行な
えばよい。
その他、どのような手法で回折格子を形成するにせよ、
透光性基板の上に回折格子を形成する手法を、本発明は
限定しない。
■ 上記実施例では基板の材質をガラスとしたが、透光
性の材質であればよく、支持体としての機能は必らずし
も要求されない。従って、上記実施例における「基板」
は入射光が全反射を繰り返しうるような透光性の「層」
であればよい。
■ 上記実施例では2次元ホログラムの回折格子を使用
していたが、3次元ホログラム(体積ホログラム)の回
折格子を使用してもよい。第14図は、3次元ホログラ
ムの回折格子を有するビームスプリッタ1匹を示す要部
模式断面図である。
図において、透光性基I100Nの上表i1jl011
上に3次元ホログラムの回折格子層4001が形成され
ている。図では、回折格子層4001内の屈折率分布が
模式的に表わされており、斜線部が高屈折率部分、白地
部が低屈折率部分を示している。このような回折格子層
4001は、フォトボリマー 重クロム酸ゼラチン及び
乳剤等を透光性基板1001上に塗布した後、レーザ光
などで露光し、干渉縞を形成することによって、作或さ
れる。
このビームスブリッタ1ftは透過型であり、入射光L
10が透光性基板1001に入射すると回折格子層40
0B内の干渉縞によって回折が生じ、この結果、回折効
率に応じて上部回折光L01が上方に出射される。一方
、残りの入射光L11は回折格子層400Iの表面で全
反射されて再び透光性基板1001内を進行する。
次式はホログラムのタイプ(2次元もしくは3次元ホロ
グラム)を判別する式であり、3次元ホログラムにおい
ては、一般的に、バラメーターQが10以上を呈するこ
とが知られている。
2     ・・・(24) Q−’;lxλD/(n,d4) 4 ここで、 n4:回折格子層400Nを形成する物質の屈折率1 D4:回折格子層40011の厚さ(第14図参照), d4:回折格子層4001内の干渉縞の間隔, λ:光の空気中の波長( − 0.8328μm)そし
て(24)式においてQalOが満たされた場合に、ビ
ームスプリッターlftからはその上部(透光性基板1
001から見て回折格子層400fI側)のみに上部回
折光LU1が出射される。
第15図は、表面1011近傍での光の進行状態を示す
概念図である。ここでは、次のスネルの法則が或立する
n   sinθ 一 n4 slnθ0    ・−
・(25)i n   sinθoa””  1 4  sinθ3−
(2B)3 ここで、 θ。:透光性基板1002の表面101塁における浦折
角, θ1 :干渉縞の法線に対する入射光の入射角, θ2 :干渉縞の法線に対する回折光の回折角, θ3 :回折格子層400M内の回折光と表面101M
の法線との間の角度 さらに、次の式も成立する。
θl一 02            ・・・(27)
θ − tgo°−(θ1+θg)    ・・・(2
8)0 3                 ・・・(29)
θ − θ1−θg ここで、θ は透光性基板1002の表面101g 2と干渉縞とのなす角度である。
なお、以下ではn  −1.5+  n 3 v−1.
0,  n 41 −  1.8と仮定する。
例えば上部回折光LU1を透光性基板1 0 0 1の
上表面101Mに対して垂直に出射させるときは、(2
B)式においてθD3−0である。従って、(26)式
と(29)式より、次式が成立つ。
s1n (θl−θg) −  0      −=(
30)従って、 θ1− θ8            ・・・(3l〉
また、θ−45@ とすれば、(25)式,  (28
)式より、θ。− 41.52 ”         
   ・・・(32)θl+θ, −  138.48
°       ・・・(33)θt一θgだから θ −θl−θ2− 69.24’     ・・・(
34)g また、次式を満足するとき、回折格子層400A内では
ブラッグの条件で回折が生じる。
d 一 λ/(2n   cosθ )   ・(35
)4        4    1 (35)式にλ−0.8328μm ,  n  − 
 1.8,  θ1−4 69.24”を代入すると、d 4− 0.558 a
 mとなる。
従って、透光性基板4001の表面1011’に対する
干渉縞の角度θ を139.24°,干渉縞の間g 隔d を0.5584 m ,入射光L1oの表面10
1I4 への入射角θを45°とすれば、上部回折光L,1が基
板の表面に対して垂直に出射する。
なお、回折格子層400Nの厚さD4 (第14図参照
)は、(24)式において、Q≧10が条件であるから
、Q−10とすると、D 4− 1.253 tt m
が得られる。従って、回折格子層400Mの厚さD4は
1.253μm以上であればよい。但し、回折格子層4
001内における光の吸収による光量ロスを考慮すれば
、なるべく薄い方が望ましい。
全反射部A  ,A  で発生する上部回折光L01’
12 LU2の強度を互いに等しくするには、2回目の全反射
部A2での回折効率を高くしておけばよい。
3次元ホログラムの回折効率は、干渉縞の屈折率差に依
存する。従って、全反射部A,A2に位t 置する回折格子層4001の部分において干ル縞の屈折
率差が互いに異なる値になるようにレーザ光の露光量を
部分的に調整すれば、上部回折光L  ,L  の強度
を互いに等しくすることができUl   02 る。
なお、一般に3次元ホログラムの回折効率は、2次元ホ
ログラムの回折効率よりも高く設定できる(理論上はl
00%まで達成可能である)。従って、入射光”10を
より有効に利用できるという利点がある。
第16図は、3次元ホログラムの回折格子を有する反射
型ビームスプリッタ1mを示す要部模式断面図である。
このビームスプリッタ1mでは、透光性基板100mの
上表面101m上に3次元ホログラムの回折格子層40
0mが形成されている。第17図は、第15図と同様に
、表面101m近傍での光の進行状態を示す概念図であ
る。ここで、次式が成立する。
n   sinθ − n4 sinθo−<38>i n   sinθ4−n4 slnθ3−(37)l n   sinθp2”=  nt  sinθ4−(
38)2 θl一 θ2             ・・・(39
)0                  ・・・(4
0)θ − θl+θg 3                  ・・・(4l
)θ 一 θ{一θg ここで、θ4は透光性基板100m内の下部回折光LL
1と表面101mの法線とのなす角度であり、他の変数
は前述の(24)〜(28)式で用いられているものと
同様に定義されている。
例えば下部回折光LL1を透光性基板100mに対して
垂直出射させるときは、(38)式においてθ,2−0
である。従って、 (37) . (38)式よりsi
nθ3− 0           ・・・(42)従
って、(41)式より01−θ2となる。
また、θ−45°とすると、(36)式よりθo−  
41.52°            ・(43)(4
0〉式より θ 一θl一02−  20.7B’      ・・
・(44)g また、ブラッグの条件を考慮すれば、干渉縞の間隔d4
は次式で与えられる。
d − λ/ (2 n4. cosθ1)4 −  0.21Lμm               
・・・(45)従って、透光性基板100mの表面10
1mに対する干渉縞の角度θ2を20.78゜、干渉縞
の間隔を0.211 p m ,入射光LIQの表面1
01mへの入射角θを45″とすれば、下部回折光LL
1が基板に対して垂直に出射される。
■ 基板への入射光の入射部としては、基板に密着させ
たプリズムの例を示したが、入射部としてはこれに限ら
ず他のものを用いてもよい。例えば基板とわずかに隙間
をあけてプリズムを設け、プリズム結合法(「光集積回
路」第237頁,西原浩他.オーム社,昭和60年)に
より入射する方法や、基板表面に体積ホログラム(「ホ
ログラフィ」第20頁,大越孝敬,コロナ社.昭和56
年)を形威し、この体積ホログラムを介して入射する方
広などを利用してもよい。
また、入射部として基板と別の部材を設ける必要はなく
、例えば第18図に示すように基板10Okの端部をそ
の表面101k,102kに対して斜めにカットするこ
とにより入射面300kを設け、この人射面300kを
入射部として入射光L]。を導入してもよい。
■ さらに、回折格子の形成に当たっては、実施例に示
したように、レーザー光の干渉による手法に限らず、電
子ビーム露光やレーザビーム走査露光あるいは、イオン
ビームエッチングなどの方法を用いて作成してもよい。
■ 第1図,第2図.第4図,第5図,第10図,第1
4図および第16図にそれぞれ示す光分割器1,la,
lb,lc,lh,  1M,lmは、米国特許第4,
125,864号に示されているのと同様な方法で利用
できる。
第6図,第7A図および第7B図に示す光分割システム
10は、マルチビーム走査装置に利用できる。第19A
図および第19B図は、マルチビーム走査装置内に設け
られたマルチビーム結像光学系を示す平面図および正面
図である。また、第20図は、マルチビームL  −L
  およびL21〜11    13 Lz3の配列を示している。この光学系はシリンドリ力
ルレンズ601と、中間像面602と、リレーレンズ6
03と、露光面604とを有している。
中間像面602は、シリンドリカルレンズ601の焦点
位置にある。第1. 9 A図,第19B図には、リレ
ーレンズ603の焦点面FP,FP2が示I されている。中間像面602とリレーレンズ603の距
離は、リレーレンズ603の焦点距離fと、焦点距Mf
を倍率βで割った値(−f/β)との和に等しい。リレ
ーレンズ603と露光面604との距離は、魚点距離f
と、焦点距Mfに倍率βを乗じた値(−fβ)との和に
等しい。互いに平行なマルチビームはシリンドリカルレ
ンズ601を通って中間像面602上でX方向に集光さ
れる。
この結果中間像而602上のマルチビームの像は直線状
になる。さらに、マルチビームはリレーレンズ603に
よって焦点而FPz上でy方向に集光されるとともに、
露光而604上でX方向に集光される。この結果、露光
面604はy方向に直線状に配列された複数の光点によ
って露光される。
光分割システム10は、また、形状認識装置内の光源と
しても利用できる。第21図は形状認識装置の構成を示
す概略ブロック図である。この形状認識装置は、光源7
01と、結像レンズ702と、画像入力ユニット703
と、画像処理ユニット704と画像復元ユニット705
とコントロールユニット706とアクチュエータ707
とを有している。光源は光分割システム10を含んでお
り、マルチレーザビームL を所定の軸に対してmm 角度θ で出射する。マルチビームL は披計1P1m
                         
            IJim物OBに照射され、
その表面で反射(散乱)される。反射された光は、結像
レンズ702を通り、画像人カユニッl− 7 0 3
に入射する。画像入力ユニット703は2次元CCDな
どの2次元イメージセンサを含んでおり、この2次元イ
メージセンサがマルチビームの強度と配置とに基づいて
画像情報を作成する。光[701と2次元イメージセン
サとの位置関係は固定されているので、2次元イメージ
センサの受光面上におけるマルチビームの個々の位置は
、被計測物08の表面の3次元的な形状に依存する。そ
こで、形状認識装置は、角度θ と、光源701におけ
る各ビームの出射位慎 置と、2次元イメージセンサにおける入射位置とに基づ
いて、被計測物OBの表面形状を認識する。
画像処理ユニッ}704は画像入力ユニット703で作
或された画1象情報の雑音成分を除去し、マルチビーム
の入射位置情報を作或する。iilj 11処理ユニッ
ト704は、さらに、この人射は置情報と、光源での出
射位置情報とのペアリングを行う。
例えば、光源701は各ビームを互いに異なるタイミン
グで出射し、各ビームの出射位置は、この出射タイミン
グと同じタイミングで受光されたレーザ光の入射α置と
組合わされる。
被計測物OBの表面が平坦であり、出射ビームの配列と
入射ビームの配列とが似通っている場合、ベアリングは
次のように行われる。第22A図は、光源701から出
射されるマルチビームの配列を示し、第22B図は、2
次元イメージセンサの受光而RSにおける人躬ビームの
配列を示している。
受光面RSはセグメント領域SIに分割されており、個
々のセグメント領域SIに1本のビームが入射される。
出射ビームLE1は常に対応するセグメントS に入射
するので、セグメントS1に1 入射したビームLl  が常に出射ビームLE,とl 組合わされる。
画像復元ユニット705は、これらの位置情報とペアリ
ング情報とに基づいて、被計測物OBの3次元形状に関
する情報を作成する。
アクチュエータ707はこの形状情報の様々なアプリケ
ーションを実行する。例えば、被計測物OBの形状を表
示したり、被計測物OBが不良品か否かを判別したりす
る。
■ 第2図に示す光分割器1aの回折格子は回折効率が
一定であり、各出射光L,L(L,LL   L2  
 UI L,2)は次第にその強度が低下する。第8図の光分割
器1fは階段状表面103〜106を有しているので、
物体上での照射強度分布(照度)が一定となるような複
数の出射光LL1〜LL4(LUL〜L,4)を生成す
ることができる。.このとき、各出射光LL1〜LL4
(LUl〜LU4)の間隔は、各出射光の強度低下率に
従って調整される。従って光分割器1fを用いれば、照
度分布が均一な照明装置を得ることができる。同様に、
光分割器1fを用いて、物体の温度分布が均一となるよ
うな加熱装置を得ることができる。
さらに、光分割器1fでは基板100fの厚みを変える
ことにより、出射光のピッチを調整できるので、バーコ
ードなどの同一パターンを描画したり加工したりする装
置を得ることができる。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、透光性の層の
内部で全反射を繰り返すように入射光を入射し、その層
の表面部分に回折格子を設けて回折光を出射光として得
るようにしており、1本の入射光から複数の出射光を得
ることができるという効果がある。また、回折格子の形
成は一般に比較的容易であり、多層膜等のように製造が
困難な構戊要素を必要としない。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図,第4図ないし第10図,第12図ない
し第14図,第16図および第18図は、この発明の実
施例による光分割器を示す図、第3図および第11図は
回折格子の製作方法を示す説明図、 第15図および第17図は、基板表面近傍における光の
進行状態を示す図、 第19A図は、複数ビームを利用した光学系を示す平面
図、 第19B図は、その正面図、 第20図は、複数ビームの配列を示す図、第21図は、
光分割システムを利用した形状認識装置の構成を示すブ
ロック図、 第22A図は、形状認識装置における出射光の配列を示
す図、 第22B図は、形状認識装置における入射光の配列を示
す図、 第23図は従来の光分割器を示す図である。 1a〜1m・・・光分割器、 100a〜100m・・・透光性基板、200a 〜2
00j,400N,400m・・回折格子、 300a〜300h・・・プリズム(入射部)、L10
・・・入射光、 L  ,L  ・・・上部回折光(出射光)、01  
 U2 L  ,L  ・・・下部回折光(出射光)LI   
L2

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透光性の層と、 前記層の内部において全反射を繰り返すように、前記層
    に入射光を入射するための入射部と、前記層の表面のう
    ち、前記入射光が全反射する表面部分に形成された回折
    格子とを備えることにより、前記回折格子が設けられた
    表面部分から回折光を出射させて複数の出射光を得るこ
    とを特徴とする光分割器。
JP2042145A 1989-03-06 1990-02-22 光分割器 Pending JPH0315002A (ja)

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US07/488,863 US5054884A (en) 1989-03-06 1990-03-05 Beam splitter including a diffraction grating and one of step shaped, inclined, or curved transparent surface

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JP1-53531 1989-03-06
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