JPH0314863Y2 - - Google Patents

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JPH0314863Y2
JPH0314863Y2 JP10723484U JP10723484U JPH0314863Y2 JP H0314863 Y2 JPH0314863 Y2 JP H0314863Y2 JP 10723484 U JP10723484 U JP 10723484U JP 10723484 U JP10723484 U JP 10723484U JP H0314863 Y2 JPH0314863 Y2 JP H0314863Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電磁偏向CRTモニタ装置のCRT用
高圧発生回路に関し、更に詳しくはその2次巻線
乃至は巻上巻線が非共振モードで使用されるフラ
イバツクトランスを用いたCRT用高圧発生回路
の改良に関する。
(従来の技術) 従来、非共振形の巻上巻線を有するフライバツ
クトランスを用いたCRTの水平偏向高圧発生回
路では、高圧の出力電圧或いは無負荷電圧を調整
する場合、偏向コイル乃至主出力トランジスタ、
ダンパダイオード等に並列に接続された低圧側共
振コンデンサの容量を調節することで行つてい
た。第2図はそのようなCRT用高圧発生回路の
従来例を示す電気的構成図である。
交流発振器(具体的には水平ドライブパルス発
生回路)OSの出力で駆動トランスT1を駆動し、
該駆動トランスT1の2次側巻線に誘起した交流
電圧信号でトランジスタQ1を駆動する。そして、
該トランジスタQ1でフライバツクトランスT2
駆動する。フライバツクトランスT2の一端には
直流電圧E1が印加されており、トランジスタQ1
がオンオフするたびごとにフライバツクトランス
T2には電流が断続して流れ昇圧動作を行う。
フライバツクトランスT2は自身のコイルL1
L4の直列回路より構成されており、そのうち特
にL4が昇圧用の2次巻線即ち巻上巻線である。
電源E2(一例として+12V)より抽出された直
流電力はチヨークコイルL5、ダイオードD1を介
してコイルL1とL2の接続点Aに供給される。走
査区間中は、D1が導通し電力供給を行うと共に
コンデンサCE1を充電し、E1としてE2よりやや昇
圧された値(一例として+18V)をたくわえる。
このE1がこの回路全体にとつての偏向及び高圧
発生のための電源となる。このような昇圧(ブー
スト)回路を含む水平偏向・高圧発生回路は公知
である。一方、トランジスタQ1のコレクタはフ
ライバツクトランス中のコイルL2とL3の接続点
Bに接続され、ダンパダイオードD2はそれより
わずかに巻上げられた点、即ちコイルL3とL4
接続点Cに接続される。このようにダンパダイオ
ードD2を主トランジスタよりわずかに巻上げた
点に接続することによりダンパダイオードの順方
向電位降下を相殺する手法は公知である。一方、
直流遮断用コンデンサC1を介してフライバツク
トランス中のC点と最下端の昇圧された電源E1
との間には偏向コイル(偏向ヨークDYに巻かれ
た水平偏向コイル)L6,L6′と、直線性補正コイ
ルL7と、振幅調整コイルL8との直列回路が接続
されている。
このような構成でトランジスタQ1がオンオフ
を繰り返すと、コイルL4の一端にはトランジス
タQ1のオフの都度図に示すようなフライバツク
パルスが発生する。このフライバツクパルスは、
コンデンサC2で直流分がカツトされた後、倍電
圧整流用のコツククロフト回路DAに入り高圧整
流される。コツククロフト回路DAの出力段と接
地間には出力電圧安定化用のバリスタZNRが電
流検出抵抗RSを介して接続されており、出力電
圧VOを一定値にクランプする。コツククロフト
回路DAにより高圧整流された電圧は平滑用コン
デンサC3で平滑された後、出力VOとしてCRTの
アノード(図示せず)に印加される。
(考案が解決しようとする問題点) 従来のこの種の回路においては、出力電圧乃至
は無負荷出力電圧VOを調整する場合は、前述し
たようにフライバツクトランスの1次巻線及び偏
向コイルに並列に接続された低圧側共振コンデン
サCtの容量を調整していた。これにより主とし
て偏向コイルとコデンサCtとにより決まるこの
回路の自己共振周波数が変化し、従つて、フライ
バツクパルスの幅、即ち水平偏向の帰線時間幅が
変わり、この結果、電源電圧対フライバツクパル
スの波高値の昇圧比が変わるようになつている。
共振コンデンサCtを調整する場合、その容量
値は10〜30nF程度の比較的大きな値であるので、
バリコンやトリマコンデンサで調整するという訳
にはいかない。複数個のコンデンサを予め用意し
ておき、必要に応じてこれらコンデンサを組み合
わせることにより、所定の容量を得るか、或いは
その都度所定の容量になるまでハンダ付けにより
コンデンサを付加していく必要があつた。前者の
方法によれば使用しないコンデンサがある場合に
は無駄になり、後者の方法によれば操作や面倒で
ある。従つて、このような共振コンデンサの容量
を変えて出力電圧を調整する方法は、通常の家庭
用テレビセツトやコンピユータの端末のCRTモ
ニタ等のように、画面寸法の精度がそれほど要求
されない用途には用いられない場合が多い。
この種の用途に用いられるCRTでは、水平振
幅と直線性を合わせるのがせいぜいであり、高圧
電圧出力は各種のバラツキによる電圧値のままに
されている。しかるに、画面の寸法精度が要求さ
れる場合、CRTのアノードに印加される電圧を
一定に保つた上で、精密な偏向を行わざるを得な
い。このような場合、フライバツク回路全体とし
ては、偏向コイルに流す電流の振幅を一定に保た
ねばならないことから、フライバツク回路として
は、定電圧電源から電力を得て、一定様式の動作
を行うことしかできない。従つて、併設される高
圧発生安定化回路としては、電力損失が大きいに
も拘らず、シヤントレギユレータ方式とせざるを
得ない。第2図に示す回路ではバリスタZNRが
その役目を果たしている。シヤントレギユレータ
としてZNRを用いる場合、ZNRに適切な電流を
流せるだけのパワー供給能力を回路に与える必要
があり、十分な電流を流さないときには所望の安
定化作用が得られない。逆に電流を流しすぎると
ZNRの定常電力損失が増大し、ZNRの特性の劣
化や寿命の短縮を招いてしまう。
本考案はこのような点に鑑みてなされたもので
あつて、、その目的は、発生される高圧の出力能
力の調整を容易にすると共に、調整のための回路
を簡単な構成で安価に実現することのできる
CRT用高圧発生回路を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) このような問題点を解決する本考案は、1次巻
線に並列に偏向コイル及び一端が接地された共振
コンデンサが接続されたフライバツクトランスを
有し、該フライバツクトランスの1次巻線の一端
に直流電圧を印加し、該フライバツクトランスの
1次巻線に流れる電流をスイツチング回路でオン
オフして、2次巻線である非共振モードで使用さ
れる巻上巻線の高電位側端子に、昇圧された形で
フライバツクパルスを得、該フライバツクパルス
を整流して高圧直流を得るように構成された
CRT用高圧発生回路において、前記フライバツ
クトランスの巻上巻線の高電位側端子と接地間に
電圧調整用のトリマコンデンサを接続したことを
特徴とするものである。
(実施例) 以下、図面を参照し、本考案の実施例を詳細に
説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す電気的構成図
である。第2図と同一のものは同一の番号を付し
て示す。第2図との相異点はフライバツクトラン
ス中の昇圧コイル(巻上巻線)L4の高電圧側端
子と接地間にトリマコンデンサCt′が接続されて
いる点である。それ以外の構成部分は第2図と本
質的に同じである。このような構成された回路の
動作を以下に説明する。
昇圧コイル即ち巻上巻線L4の高電位側端子に
接続されたトリマコンデンサCt′の容量をCOとし、
コイルL1,L2とL3,L4との巻数比をn(n>1)
とすると、トリマコンデンサCt′は等価的に元の
共振コンデンサCtにn2COの容量値として並列加
算される。従つて、トリマコンデンサCt′の容量
としては、数pF〜数10pFの小容量のものであつ
ても、Ctに加算される際には数10nFの等価容量
として作用するので、高々数pF〜数10pFの小容
量で出力電圧VOの調節ができることになる。本
考案によれば、従来回路のように複数コンデンサ
を組み合わせて出力電圧を調整する必要がなく、
トリマコンデンサをトリミングするだけでよいの
で、調整工数が大幅に削減される。尚、この場合
において、トリマコンデンサCt′は高圧発生用昇
圧コイルの高電位側に接続されるので、該コンデ
ンサCt′の耐圧として2〜3KV程度が必要である。
次に、このようなトリマコンデンサCt′をどの
ようにして構成するかについて説明する。
第3図は、本考案回路の実装状態の一例を示す
構成図である。図において、1は取付基板、2は
コツククロフト回路DAの基板、3はコツククロ
フト回路DA等を覆つた絶縁ケース、4は高圧発
生回路の出力VOをケース3から外に取り出して
CRTのアノードに印加するアノードキヤツプで
ある。コツククロフト回路基板2はスペーサを介
して取付基板1から浮かせて取り付けられてい
る。5はZNR、6は平滑用コンデンサ、7は巻
上コイルL4は高電位側タツプである。絶縁ケー
ス3の内面と外面にはそれぞれ導体箔が被着され
ており、8は外面導体箔、9は内面導体箔であ
る。
タツプ7からはリード線が出て内面導体箔9に
ハンダ付けされており、外面導体箔8は取付基板
1に接地されている。そして、外面導体箔8、内
面導体箔9及びこれらにはさまれた絶縁ケース3
とで前記したトリマコンデンサCt′を構成してい
る。外面箔8及び内面箔9の対峙する面積をS、
その間の距離をd、絶縁ケース3の誘電率をεと
すると、Ct′の容量COは次式で表わされる。
CO=εS/d (F) 上式より明らかなように、2つの層の対峙する
面積Sを変えれば容量COは変化する。
そこで、外面導体箔8を剥離可能な導体層、例
えば接着剤を塗付した銅箔或いはアルミ箔で形成
しておき、必要に応じて剥がしたり貼りつけたり
することで、面積Sを可変することができ、トリ
マコンデンサとして利用することができる。図の
実施例では、絶縁ケース3を利用してトリマコン
デンサCt′を実現しているので、実装のための場
所をとらず都合がよい。尚、トリマコンデンサ
Ct′としては、必ずしもこのような構成をとる必
要はなく、容量を調節できる構成のものであれば
どのようなものであつてもよい。
上述の実施例ではフライバツクトランスとして
非絶縁形の巻上タツプ方式のものを用いたが、こ
れに限る必要はなく、絶縁形の1次2次巻線方式
のものを用いてもよい。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案によれば、
フライバツクトランスの巻上巻線の高電位側端子
と接地間にトリマコンデンサを接続することによ
り、極めて容易に出力電圧の調節をすることがで
きるCRTの高圧発生回路を簡単な構成で実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す電気的構成
図、第2図は従来回路例を示す図、第3図は本考
案の実装状態を示す図である。 1……取付基板、2……回路基板、3……絶縁
ケース、4……アノードキヤツプ、5……ZNR、
6……平滑コンデンサ、7……タツプ、8……外
面導体箔、9……内面導体箱、OS……発振器、
T1……駆動トランス、T2……フライバツクトラ
ンス、L1〜L4……コイル、L5……チヨークコイ
ル、L6,L6′……水平偏向コイル、L7……直線性
補正コイル、L8……振幅調整コイル、DY……偏
向ヨーク、D1,D2……ダイオード、DA……コツ
ククロフト回路、C1〜C3,Ct……コンデンサ、
Ct′……トリマコンデンサ、ZNR……バリスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1次巻線に並列に偏向コイル及び一端が接地さ
    れた共振コンデンサが接続されたフライバツクト
    ランスを有し、該フライバツクトランスの1次巻
    線の一端に直流電圧を印加し、該フライバツクト
    ランスの1次巻線に流れる電流をスイツチング回
    路でオンオフして、2次巻線である非共振モード
    で使用される巻上巻線の高電位側端子に、昇圧さ
    れた形でフライバツクパルスを得、該フライバツ
    クパルスを整流して高圧直流を得るように構成さ
    れたCRT用高圧発生回路において、前記フライ
    バツクトランスの巻上巻線の高電位側端子と接地
    間に電圧調整用のトリマコンデンサを接地したこ
    とを特徴とするCRT用高圧発生回路。
JP10723484U 1984-07-16 1984-07-16 Crt用高圧発生回路 Granted JPS6123767U (ja)

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JP10723484U JPS6123767U (ja) 1984-07-16 1984-07-16 Crt用高圧発生回路

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JP10723484U JPS6123767U (ja) 1984-07-16 1984-07-16 Crt用高圧発生回路

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JPS6123767U JPS6123767U (ja) 1986-02-12
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JPS6123767U (ja) 1986-02-12

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