JPH0314626Y2 - - Google Patents

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JPH0314626Y2
JPH0314626Y2 JP1987170371U JP17037187U JPH0314626Y2 JP H0314626 Y2 JPH0314626 Y2 JP H0314626Y2 JP 1987170371 U JP1987170371 U JP 1987170371U JP 17037187 U JP17037187 U JP 17037187U JP H0314626 Y2 JPH0314626 Y2 JP H0314626Y2
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tightening
tube
joint body
tapered
pressure
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JP1987170371U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、空気、液体等の各種の流体物質の
移送用として使用されるチユーブ、ホース等の可
撓性管体との接続に供され、特に高温の液体を流
したときに弾性が低下しやすいプラスチツクチユ
ーブを接続した場合にも引抜強度及び気密性の低
下が少ない管継手に関する。
〔従来の技術〕 近年、例えばポリアミド、ポリウレタン、ポリ
オレフインなどの熱可塑性樹脂からなるチユーブ
は、可撓性、軽量、非汚染性などの利点があるこ
とから広く使われている。これらチユーブとの接
続に用いられる管継手の代表的なものとしては、
管体の端末部に外嵌した緊締リングを締め付けナ
ツトの締め付けにより縮径せしめて管体を結合す
る管継手がある(例えば、実開昭61−93688号、
実開昭59−62388号公報参照)。
かかる従来の管継手1は、第3図に示すよう
に、テーパ面5を軸方向の両側に有すると共に切
り割りを設けて縮小自在とした緊締割りリング4
を管体Tに外嵌して継手本体2と締め付けナツト
3間に介在させ、該締め付けナツト3の継手本体
2との螺合に伴う前進によつて前記緊締割りリン
グ4の両テーパ面5側から挾圧して該緊締割りリ
ング4を縮小させ、管体Tの内側に嵌合する継手
本体2の内筒部6との間で管体Tを挾持して結合
する構成となつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、これら従来の管継手にあつて
は、緊締割りリング4が継手本体2の外筒部7の
テーパ面8と締め付けナツト3のテーパ面9とに
より挾圧されて軸方向に湾曲し、その両端部のみ
が管体Tに食い込み、実質的には緊締割りリング
4の軸方向全長ではなく、該リング4の両端部分
のみで、挾持することになる。したがつて、管体
Tの接続部分において、緊締割りリング4が強く
押圧する軸方向の両端部は有効にシールされるも
のの、中間部分は前記両端部に比べて緊締割りリ
ング4の締め付け効果が著しく小さくなり、シー
ルにはほとんど関与していない。このため、管体
Tとしてプラスチツクチユーブを接続し、例えば
給湯用配管として高温の流体を流した場合に幾つ
かの問題点が生じる。即ち、高温になるとプラス
チツクチユーブが軟化し、その弾性が低下する結
果、緊締割りリング4の締め付け力が大幅に減少
し、実質的に緊締割りリング4の両端部でしか挾
持されていない接続部分にあつては、流体が漏れ
やすく、しかもチユーブTが抜けやすいという問
題点があつた。
そこで、この考案はこれら従来技術の問題点に
鑑み、プラスチツクチユーブを接続し、高温流体
を流通させた場合などにおいても、接続個所から
の流体の漏洩がなく、且つチユーブが抜けること
のない管継手の提供をその目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記従来技術の問題点を解決するため、この考
案によれば、管体の内側に嵌合する内筒部と、こ
の内筒部の先端よりも管体挿入方向側に順次配置
される管体挿入方向に先細の第一の受圧面及び第
二の受圧面を有すると共に外周面には雄ねじ部を
有して、前記内筒部を実質的に同心状に囲んで相
互の間に管体受入溝を形成する外筒部とを一端側
に備える継手本体、この継手本体の外筒部の第二
の受圧面に対向する管体挿入方向に先太の加圧面
を内周側に有して前記継手本体の外筒部に螺着さ
れる締め付けナツト、及びこの締め付けナツトの
加圧面と継手本体の第二の受圧面に当接する軸方
向外方に先細のテーパ状両端面並びに外周面の軸
方向略中央部分に設けられ継手本体の第一の受圧
面に当接する管体挿入方向に先細の環状凸部とを
有し、前記継手本体の締着によつて求心方向の押
圧力を軸方向の両端部分と略中央部分から受けて
縮径し、管体を外周から肉厚方向にほぼ均一に押
圧する緊締割りリングを備えてなる管継手を構成
する。
〔作用〕
この考案の管継手において、管体の端末部を継
手本体の管体受入溝に挿入し、該端末部に緊締割
りリングを外嵌した状態で、継手本体に螺合する
締め付けナツトを締め付けると、緊締割りリング
は、両端面が継手本体の外筒部の内方に形成され
た第二の受圧面と締め付けナツトの加圧面にそれ
ぞれ当接すると共に、外周面の軸方向略中央部分
に設けられた環状凸部も継手本体の外筒部の先端
に形成された第一の受圧面に当接する。この位置
でさらに締め付け力を加えられると、緊締割りリ
ングには、軸方向両端の当接面が継手本体の第二
の受圧面と締め付けナツトの加圧面からの挾圧力
を受けて求心方向の力が働く。この際、環状凸部
が継手本体の第一の受圧面に係合し、該環状凸部
にも求心方向の力が働くから、緊締割りリングの
湾曲が阻止され、さらに円周の一部に設けられた
切り割りの存在により、緊締割りリングは、容易
に且つ長手方向の全長に渡つて同じように縮径す
る。その結果、管体は、緊締割りリングによつ
て、外周面から肉厚方向に該リングの全長に渡つ
てほぼ均一に押し付けられて緊締割りリングと内
筒部とで挾圧係止される。したがつて、従来のも
のに比べて緊締割りリングの締め付け効果が増
し、シール性並びに引抜強度が大幅に改善され
る。このため、高温雰囲気内での使用や、高温流
体を流通せしめたときなどのように接続された管
体の弾性が低下するような条件下においても、流
体の漏洩を生ずることがなく、また管体の抜けも
阻止される。
〔実施例〕
第1図はこの考案による管継手の一実施例を示
す分割した部分縦断側面図で、この管継手10
は、継手本体20、締め付けナツト30、及び緊
締割りリング40とから構成されている。
継手本体20は、中空体で、外周面に凹凸が形
成され管体の内側に嵌合する内筒部21と、この
内筒部21の先端よりも軸方向内側(管体挿入方
向側)には内筒部21を実質的に同心状に囲んで
相互の間に管体受入溝22を形成する外筒部23
とを一端側に備えている。この外筒部23の先端
部には内方に向つて除々に縮径する曲面24が形
成され、後述する緊締割りリング40の外周面に
設けられた環状凸部41に形成されたテーパ面4
2に係合する第一の受圧面となつている。さら
に、この第一の受圧面24よりも軸方向内側には
内方に向つて縮径するテーパ面25が形成され、
前記緊締割りリング40の先端側の端面43に係
合する第二の受圧面となつている。また外筒部2
3の外周面には、雄ねじ部26が設けられてい
る。なお、内筒部21を切削加工により継手本体
20と一体に形成してもよいが、別に成形加工し
たものをろう付け等により固着させてもよく、ま
た図示はしないが、内筒部を別部品とし、締め付
けナツトを締め付けたときに継手本体に固定され
て一体化するようにしてもよい。この場合、内筒
部の端面と継手本体との間にはシールリングが配
置される。
締め付けナツト30は、前記継手本体20の外
筒部23の外周面に刻設された雄ねじ部26に螺
合する雌ねじ部31を有すると共に、この雌ねじ
部31の後端側には、後述する緊締割りリング4
0の後端側の端面44に係合する加圧面32が形
成され、この加圧面32が継手本体20の外筒部
23の第二の受圧面25に対向するようになつて
いる。この実施例の加圧面32は、締め付け方向
に向つて拡径するテーパ面になつている。
そして、緊締割りリング40は、軸方向端面が
軸方向外方に向つて徐々に先細となるテーパ面4
3,44に形成されると共に、外周面には環状凸
部41が設けられ、この環状凸部41の一端側
は、管体挿入方向に向けて縮径するテーパ面42
となつている。さらに、この緊締割りリング40
には、円周上の一部に切り割り45が設けられ、
この切り割り45が狭まることにより縮径自在に
構成されている。なお、切り割り45は軸方向と
平行に設けてもよい。
次に、上記構成からなる管継手10に管体とし
てプラスチツクチユーブTを接続するときの手順
について第1図及び第2図を用いて説明する。ま
ず、あらかじめ締め付けナツト30を挿通し、続
いて緊締割りリング40を挿通せしめたチユーブ
Tを、継手本体20の管体受入溝22に突き当た
るまで挿入した後、締め付けナツト30を継手本
体20の雄ねじ部26に螺合し、締め付ける。こ
の締め付けナツト30を締め付けていくと、締め
付けナツト30の加圧面32が緊締割りリング4
0の後端側の端面44に当接して緊締割りリング
40を管体挿入方向に移動させ、緊締割りリング
40の先端側端面43が継手本体20の外筒部2
3の第二の受圧面25に当接し、このとき緊締割
りリング40の環状凸部41のテーパ面42も外
筒部23の第一の受圧面24に当接する。この状
態でさらに締め付け力を加えて緊締割りリング4
0を内方に押圧すると、緊締割りリング40の各
テーパ面42,43,44が、継手本体20の外
筒部23の第一の受圧面24、第二の受圧面2
5、締め付けナツト30の加圧面32にそれぞれ
係合してそれらのテーパ面42,43,44に沿
つて滑り、切り割り45の間隔を狭めて縮径す
る。その結果、チユーブTの端末部は、外周面が
半径方向内方に押圧され、緊締割りリング40と
継手本体20の内筒部21との間で挾着されて固
定される。
ここで、緊締割りリング40は、軸方向の中間
部に設けられた環状凸部41の存在により、両端
部に加えて中間部においても求心方向の力が働
き、このため従来のように湾曲することなく軸方
向の全長に渡つてほぼ均一に縮径する。これによ
りチユーブTの内筒部21に対する圧接状態は大
幅に改善され、充分な気密性、液密性を備えたも
のとなり、さらに引抜強度も大きく向上する。
このように、本考案による管継手10にあつて
は、緊締割りリング40が軸方向において均一に
縮径して管体Tを挾圧するから、締め付け効果が
高く、このため例えば給湯配管のように高温流体
の移送など、管体の弾性が低下しやすい使用条件
においても有効に気密性が保持され、また管体が
抜けることもない。
なお、上記実施例では、継手本体20の外筒部
23の第一の受圧面24を曲面状としたものにつ
いて説明したが、テーパ面とすることももちろん
可能である。また、緊締割りリング40において
環状凸部41を別体にしてもよく、この場合締め
付けナツト30の内周面に継手本体20の外筒部
23の第一の受圧面24に対向する加圧面を設
け、締め付けナツト30の締着時に、この加圧面
で環状凸部41を後端面から押圧して縮径せしめ
るような構成とすることもできる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、管体
の端末部に外嵌した緊締割りリングを締め付けナ
ツトの締め付けによりその両端側から挾圧して縮
径し、管体の内側に嵌合する内筒部との間で管体
を挾持して結合する管継手において、前記緊締割
りリングの外周面に環状凸部を設け、該環状凸部
を継手本体に係合せしめて該リングの中間部分に
おいても求心方向の力を作用させることにより軸
方向の全長においてほぼ均一に縮径せしめるもの
であるから、主として両端部分で管体を押圧する
従来のものに比べて、緊締割りリングの締め付け
効果が高く、このため、管体の弾性低下を伴うよ
うな高温流体の移送などに使用した場合にも流体
の漏洩を生じることがなく、また抜けることもな
いので、極めて信頼性の高い管継手となる。
また、ナツトを締め付ける際に、緊締割りリン
グは環状凸部が継手本体の第一の受圧面に当接し
て軸方向のほぼ中央部分でも支持されるので、所
定位置から偏心することがなくなり、ナツトの締
め付け力が確実に伝達される。したがつて、緊締
割りリングの不適当な位置での縮径が原因の接続
ミスがなくなるという大きな効果が得られる。
なお、この考案は上記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば緊締割りリングの内周面に円周
方向に突起を設けたり、あるいは継手本体の形状
をエルボ型にするなど、この考案の技術思想内で
種々の変更はもちろん可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による管継手の一実施例を示
す分割した部分縦断側面図、第2図は管体を装着
し、締め付けを完了した状態を示す部分縦断側面
図、第3図は従来の管継手に管体を装着し、締め
付けを完了した状態を示す部分縦断側面図であ
る。 20……継手本体、21……内筒部、23……
外筒部、24,25……受圧面、32……加圧
面、30……締め付けナツト、41……環状凸
部、45……切り割り。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 管体の内側に嵌合する内筒部と、この内筒部の
    先端よりも管体挿入方向側に順次配置される管体
    挿入方向に先細の第一の受圧面及び第二の受圧面
    を有すると共に外周面には雄ねじ部を有して、前
    記内筒部を実質的に同心状に囲んで相互の間に管
    体受入溝を形成する外筒部とを一端側に備える継
    手本体、この継手本体の外筒部の第二の受圧面に
    対向する管体挿入方向に先太の加圧面を内周側に
    有して前記継手本体の外筒部に螺着される締め付
    けナツト、及びこの締め付けナツトの加圧面と継
    手本体の第二の受圧面に当接する軸方向外方に先
    細のテーパ状両端面並びに外周面の軸方向略中央
    部分に設けられ継手本体の第一の受圧面に当接す
    る管体挿入方向に先細の環状凸部とを有し、前記
    継手本体の締着によつて求心方向の押圧力を軸方
    向の両端部分と略中央部分から受けて縮径し、管
    体を外周から肉厚方向にほぼ均一に押圧する緊締
    割りリングとを備える管継手。
JP1987170371U 1987-11-07 1987-11-07 Expired JPH0314626Y2 (ja)

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JP1987170371U JPH0314626Y2 (ja) 1987-11-07 1987-11-07

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WO2007004343A1 (ja) * 2005-07-04 2007-01-11 Nippon Flex Co., Ltd. ホース接続用のコネクタ
JP5808545B2 (ja) * 2010-02-10 2015-11-10 日本フレックス株式会社 ホースコネクタ
JP2012225354A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Jfe Pipe Fitting Mfg Co Ltd 管継手

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