JPH03143514A - 濾材 - Google Patents

濾材

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Publication number
JPH03143514A
JPH03143514A JP28070489A JP28070489A JPH03143514A JP H03143514 A JPH03143514 A JP H03143514A JP 28070489 A JP28070489 A JP 28070489A JP 28070489 A JP28070489 A JP 28070489A JP H03143514 A JPH03143514 A JP H03143514A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter medium
cross
mixture
liq
acid catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28070489A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuoki Sasaki
佐々木 泰興
Hiroshi Miyaji
宏 宮地
Masanori Kobayashi
正典 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP28070489A priority Critical patent/JPH03143514A/ja
Publication of JPH03143514A publication Critical patent/JPH03143514A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D39/00Filtering material for liquid or gaseous fluids
    • B01D39/14Other self-supporting filtering material ; Other filtering material
    • B01D39/16Other self-supporting filtering material ; Other filtering material of organic material, e.g. synthetic fibres
    • B01D39/1669Cellular material
    • B01D39/1676Cellular material of synthetic origin

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は気体中および液体中に含有される微粒子を効率
よく除去することができる精密濾過に適した濾材に関す
る。
(従来の技術) 近年、クリーンルームに対する要求も益々高度なものと
なり、例えばHEPAクラスと呼ばれるものは0.3μ
mの微粒子を99.97%以上捕捉するといった厳しい
ものである。従来、空気中の微細粉塵を除去する方法と
して紙状のフィルターが使用されてきた。このフィルタ
ーは極微細なガラスamまたは合成Iamの不織布より
なり、中でも比較的剛直なため捕捉性能を上げることが
できる割には通気抵抗が上がりにくいガラス繊維の不繊
布が主として使用されてきた。しかしながらこれらの不
織布は製造中に生ずる微小粒子や微細m維の脱落した1
・のが透過側へ流出するといった欠点がある。
一方、微細粒子を液体中から分離するためのフィルター
としてはメンブランフィルタ−や金属の焼結成形体が知
られている。しかしながらこれらはいずれも空隙率が小
さいため流体通過の圧力損失が大キく、更にメンブラン
フィルタ−は面積の大きいものが製造しにくく、金属の
焼結成形体は孔径分布の幅が大きいといった欠点がある
そこで合成樹脂の多孔体を濾材に用いることが考えられ
るが、気孔率が高く且つ気孔径の小さなものは製造が極
めて困難で、具体的には平均気孔径が60μm以下のも
のは未だ満足すべきものが得られていないのが現状であ
る。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は空気中の微細粉塵および液体中の夾雑微
粒子を高精度且つ効率よく除去でき、更に加工性も良好
な濾材を提供するにある。
(課題を解決するための手段) が70モル多以上であるポリビニルアセタール系樹脂多
孔体よりなる濾材によって達成される。
本発明のポリビニルアセタール(以下「rVAtJと略
記する)系樹脂は、ポリビニルアルコール(以下「PV
AJと略記する)を触媒の存在下でアルデヒド類と架橋
反応させたもので、架橋の程度を示すアセタール化度が
70モル%以上、好ましくは80モル嘩以上のものであ
る。アセタール化度がTOモル嘩より低い場合は、耐水
性に乏しく湿潤状態で柔軟な物性となり、濾材としての
保形性3寸法安定性に欠けたものとなり実用的でない。
本発明の濾材は平均気孔径が40μm以下、好ましくは
50μm以下、更に好ましくは20μm以下であって、
その気孔率は60%以上、好ましくは70%以上、更に
好ましくは80%以上の三次元網目構造を有するもので
ある。気孔径が40μmより大きいと微細な粒子の捕捉
率が低いものと11す、気孔率小さすぎると濾過による
圧力損失が大きいものとなる。
本発明の濾材の気孔は三次元網目構造をしているため、
気孔径が極めて小さいにもかかわらず気孔率が高く、通
気抵抗が低いものとなる。また濾材を通過する夾雑微粒
子を含有する気体または液体は、迷路の如き複雑な細孔
を通過することになり、その間に夾雑微粒子は慣性効果
、拡散効果。
さえぎり効果、tカ効果および静電効果等の相互作用に
より捕捉されることになる。このため平均気孔径よりも
か、なり小さな粒径の微粒子も捕捉することができ、メ
ンブランフィルタ−や金属の焼結成形体並の濾過精度を
低い圧力損失で行なうことができる。
更に本発明の濾材は、加工性に優れた素材であり、例え
ばはさみやナイフといった通常の手段で切断やスライス
することができ、その形状や厚さも比較的容易に成形す
ることができる。
本発明の濾材は例えば次のようにして製造することがで
きる。即ち、完全又は部分ケン化のPVムを水溶液とな
し、これに澱粉粒および架橋剤としてのアルデヒド類を
加え、温度50゛C以下、好ましくは25〜40°Cで
1時間以上、好ましくは2〜5時間ゆっくり撹拌しなが
ら均一に混合する。
上記澱粉粒としては、例えば米、小麦等から抽出精製さ
れた澱粉粒が好適である。上記アルデヒド類としては通
常ホルムアルデヒドが用いられる。
次に得られた混合液に硫酸等の酸触媒を加え充分撹拌し
た後、型枠に注型し、加温して架橋反応を行う。ここで
得られた反応生成物はアセタール化度が5oNToモル
貸のものであり、湿潤状態においては柔軟且つ軟弱であ
り、寸法安定性に欠けるものである。引き続きこの反応
生成物を型枠より取り出し、架橋剤および酸触媒の濃度
がそれぞれ15〜25重!!kCs程度の高濃度混合液
に浸漬し40〜700°Cの温度で長時間更に架橋反応
を進める。続いて、得られた反応生成物を充分水洗し、
未反応の架橋剤と酸触媒及び残存している澱粉等が除去
され、均一微細な連続気孔を有する本発明の濾材を得る
ことができる。得られた濾材はアセタール化度が70モ
ル嘩以上のPvAt系樹脂多孔体で、平均気孔径が5〜
40μm、気孔率が60〜85容量囁の三次元網目構造
の気孔を有するものである。
(発明の効果) 本発明の濾材は、均−且つ微細な連続気孔を有し、気孔
率が高いため濾過の際の圧力損失も小さく、寸法安定性
にすぐれ、耐薬品性も良好である。
また本発明の濾材は、ガラス繊維不織布の濾材に見られ
るような微小粒子や微細m維の脱落といった現象もなく
、広い面積のものも得易く、所望の形状や厚さに切断し
たりスライスすることもでき、更に容易に折り曲げるこ
ともできるので、気体用。
液体−用の各種高精度濾過用に極めて好適である。
本発明の濾材は、従来極めて製造するのが困難であった
、0.311mの微粒子を119.97%以上捕捉する
HEPAクラスの濾材として適したものである。
以下、実施例により本発明を詳述するが、その前に本明
細書の各種特性値の測定法について記述する。
く大気塵捕集率〉 環境空気中に浮遊する大気塵を濾材で捕集し、濾過前後
の大気塵量より求めた。測定は200mmX 200m
mの大きさの濾材を濾過試験装置に取り付け、流速50
0cc/分で環境空気を2分間流し、この時の濾過前後
の大気塵数をパーティクルカウンターKO−Of(リオ
ン■製〕により、0.3μm以上の大気塵を測るように
セットして測定した。
大気塵捕集率は下記式によって求めた。
〈液体濾過試験〉 試験濾材を47mm−のガラスフィルターホルダーに挾
みこみクリップで固定して吸引びんに取り付け、アスピ
レータ−で減圧吸引して下記の微粒子分散原液を11/
分の吸引速度で1分間濾過し濾液を得た。得られた濾液
および原液それぞれ70mJi!中に含まれる微粒子数
を液体自動粒子カウンターMODEL  470G (
HIAO/ROYCO社製)を用いて5種類の粒径側に
計数し、それぞれの粒径範囲における捕捉率(%)を下
記式より求めた。
(ここでAは原液70mj!中の個数、Bは濾液70m
A!中の個数) 微粒子分散原液: J IS  Z−8901に規定されるJIS−81試
験粉体(関東ローム粉、平均粒子径8μm)0.1gを
21の水に分散せしめたもの。
(実施例1) 重合度IT00の部分ケン化PVAを温水に溶解して、
濃度20″!/1量% 、1440mgのPVA水溶液
となし、これを45°Cに温調し用意した。次に米澱粉
asoyを540mJの水に加え撹拌し分散液とし、こ
れを先に用意したPVA水溶液に加え、更に37%ホル
ムアルデヒド水溶液380m1加えた後、ゆっくりと撹
拌しなから液温を32°Cに保持して3時間熟成した。
熟成後、50嘩硫酸を290m1加え、更に水を加えて
液量を31に調整して均一に撹拌混合した。得られた混
合液を塩化ビニル製の型枠に注型し、約60°Cで40
時間架橋反応させた。得られた反応生成物を型枠から取
り出し、これを15貸ホルムアルデヒド、26%硫酸の
混合液に浸漬し46°Cで3日間反応させ、続いて充分
に水洗して未反応のホルムアルデヒド、硫酸ならびに澱
粉等を除去した後乾燥してPVAt系樹脂多孔体を得た
。次にこれを厚さ1.3mmに切断しシート状の濾材と
した。
得られた濾材は、アセタール化度82モル%。
気孔率85容量嘩、平均気孔径70μmで孔径分布の小
さい三次元網目構造の連続気孔を有するPYAt 系樹
脂多孔体であって、寸法安定性の良好なものであった。
この濾材の気体用濾材としての特性値は第1表の通りで
あった。比較例として市販(7)HEPA 用ガ5スl
a維濾紙AF−992(東洋濾紙fR)の結果を示した
。又、液体用濾材としての特性値は第2表の通りであっ
た。
第 表 (実施例2) 実施例1において用いた米澱粉に替えて小麦澱粉を用い
る他は実施例1と同様の方法でPvAt系MB脂多孔体
とし、厚さ2.0mmに切断して本発明の濾材を得た。
得られた濾材の平均気孔径は30μmで、液体用濾材と
しての特性値は第2表の通りであった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 平均気孔径40μm以下、気孔率60%以上の三次元網
    目構造を有し、アセタール化度が70モル%以上である
    ポリビニルアセタール系樹脂多孔体よりなる濾材。
JP28070489A 1989-10-27 1989-10-27 濾材 Pending JPH03143514A (ja)

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JP28070489A JPH03143514A (ja) 1989-10-27 1989-10-27 濾材

Applications Claiming Priority (1)

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JP28070489A JPH03143514A (ja) 1989-10-27 1989-10-27 濾材

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06269620A (ja) * 1993-03-16 1994-09-27 Kanebo Ltd シート状濾材
RU2681906C2 (ru) * 2015-07-21 2019-03-13 ФЕДЕРАЛЬНОЕ ГОСУДАРСТВЕННОЕ БЮДЖЕТНОЕ ОБРАЗОВАТЕЛЬНОЕ УЧРЕЖДЕНИЕ ВЫСШЕГО ПРОФЕССИОНАЛЬНОГО ОБРАЗОВАНИЯ "САНКТ-ПЕТЕРБУРГСКИЙ ГОСУДАРСТВЕННЫЙ АГРАРНЫЙ УНИВЕРСИТЕТ" (СПбГАУ) Способ получения фильтрующего элемента на основе пористого поливинилформаля

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06269620A (ja) * 1993-03-16 1994-09-27 Kanebo Ltd シート状濾材
RU2681906C2 (ru) * 2015-07-21 2019-03-13 ФЕДЕРАЛЬНОЕ ГОСУДАРСТВЕННОЕ БЮДЖЕТНОЕ ОБРАЗОВАТЕЛЬНОЕ УЧРЕЖДЕНИЕ ВЫСШЕГО ПРОФЕССИОНАЛЬНОГО ОБРАЗОВАНИЯ "САНКТ-ПЕТЕРБУРГСКИЙ ГОСУДАРСТВЕННЫЙ АГРАРНЫЙ УНИВЕРСИТЕТ" (СПбГАУ) Способ получения фильтрующего элемента на основе пористого поливинилформаля

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