JPH0313974A - 電子写真用現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真用現像装置に関し、特に静電気を利用
して非磁性の一成分系トナーを感光体に転移させて静電
潜像の現像を行う電子写真用現像装置の構造に関する。

〔従来の技術〕

従来、非磁性の一成分系トナー（以下、単にトナーとい
う）を用いる電子写真用現像装置では、機械的なｗ！擦
帯電により現像ローラ、現像シートベルト等の現像体と
トナーとに互いに逆極性の帯電を与えて静電的に現像体
の表面にトナー層を形成する方式が一般的に採用されて
いる。現像体に対する機械的な摩擦帯電方法としては、
絶縁性誘電体等でなるファーブラシ、ローラ、シート等
の摩擦材で表面に絶縁性誘電体層等が形成された現像体
を直接摺動摩擦して現像体の表面に摩擦帯電電荷を発生
させている。

例えば、第２図に示すように、従来の電子写真用現像装
置では、現像ローラ２１の表面に先端が接触するように
ファーブラシ２２が回転自在に配設されており、現像ロ
ーラ２Ｉの回転に伴ってファーブラシ２２も回転して摩
擦により現像ローラ２１にトナーＴの帯電極性とは逆極
性の帯ｉｔ荷を発生させている。なお、第２図中、符号
２３は現像ローラ２１上のトナー層の厚みを均一にする
成形ブレード、２４は導電性円筒体２４ａと光半導体層
２４ｂとからなる感光ドラム、２５はトナーＴの逆流を
防止する逆流防止ブレードをそれぞれ示す、また、Ｅは
現像ローラ２１と感光ドラム２４との間に印加されてい
る現像バイアス電圧を示す。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の電子写真用現像装置では、現像体の帯電
方式として機械的な摩擦帯電方式を採用していたので、
次のような問題点があった。

（１）　　必要な帯電電荷量の発生のためには現像体と
摩擦体との比較的高速な相対摺動運動を必要とし、この
ため相互の摩耗が発生して寿命の確保が困難である。

（２）　　機械的な摩擦帯電電荷の発生量を理論的に予
測することは困難であり、電子写真用現像装置の設計を
試行錯誤で行わなければならなかった。

（３）摩擦帯電は温度、湿度等の環境変化の影響が大き
く、帯電電荷量の変動に対して制御が困難である。

本発明の目的は、上述の点に鑑み、移送可能に配設され
た現像シートベルトの内面に対向させて帯電電極を配置
し、帯電電極により必要な帯電電荷を現像シートベルト
の内面に付与するようにした電子写真用現像装置を提供
することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の電子写真用現像装置は、非磁性の一成分系トナ
ーを感光体に転移させて静電潜像の現像を行う電子写真
用現像装置において、ローラ等によって移送可能に配設
され外面の一部を空隙を介して感光体に対向させるとと
もに外面の他部をトナー帯電室に臨ませた絶縁性誘電体
でなる無端状の現像シートベルトと、この現像シートベ
ルトの内面に対向して配置され前記現像シートベルトの
内面をトナーの帯電極性とは逆極性に帯電させる帯電電
極とを有することを特徴とする。

〔作用〕

本発明の電子写真用現像装置では、帯電電極により内面
が帯電された現像シートベルトが、トナー帯電室に進入
して逆極性に帯電されているトナーを外面に静電的に吸
着し、吸着したトナーを感光体の近傍まで搬送して、感
光体上に形成されている静電潜像に応じてトナーを感光
体に転移させることを可能にする。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して詳細に説明する。

第１図は、本発明の一実施例に係る電子写真用現像装置
の構成を示す路線的断面図である０本実施例の電子写真
用現像装置は、絶縁性誘電体フィルムよりなる無端状の
現像シートベルト１と、導電性を有し感光ドラム１０に
対向して回転自在に配設された第１ローラ２ａと、トナ
ー帯電室４に臨んで回転自在に配設された第２０−ラ２
ｂと、現像シートベルトｌの内面を帯電するために第１
０−ラ２ａおよび第２０−ラ２ｂ間で現像シートベル）
１の下位側（第１図で見て）の内面に対向するように配
置された帯電電極３と、絶縁性誘電体でなるトナーＴが
収納されて帯電されているトナー帯電室４と、トナー帯
電室４内に設けられトナーＴを攪拌することによって摩
擦で帯電させる攪拌パドル５と、トナーカートリッジ（
図示せず）からトナー帯電室４内にトナーＴを注入する
ための注入口６と、現像シートベルト１の外面に静電的
に吸着されたトナーＴを薄層状に成形する成形ブレード
７と、現像シートベルト１の内面の帯電電荷量を低下さ
せるために第１０−ラ２ａおよび第２０−ラ２ｂ間で現
像シートベルト１の上位側（第１図で見て）の内面に対
向するように配置された逆帯電電極８と、トナー帯電室
４内がらのトナーＴの逆流を防止する逆流防止ブレード
９とから、その主要部が構成されている。なお、第１図
中、符号１０は導電性円筒体１０ａとその表面に形成さ
れた光半導体層１０ｂとからなる感光ドラム１０を示す
。

現像シートベルト１は、第１０−ラ２ａおよび第２０−
ラ２ｂ間に装架され展張されて配設されており、第１０
−ラ２ａ（または第２０−ラ２ｂ）の矢印方向への回転
駆動に従って上位側がトナ−帯電室４側から感光ドラム
１０側に向けて、下位側が感光ドラム１０側からトナー
帯電室４側に向けて移送されるようになっている。また
、現像シートベルト１は、第１０−ラ２ａの左端位置（
第１図で見て）で空隙ｇを介して感光ドラム１０と対向
しており、第２０−ラ２ｂの右端位置（第１図で見て）
でトナー帯電室４内に露呈されている。

帯電電極３は、トナー帯電室４内で攪拌パドル５がトナ
ーＴを攪拌する際に摩擦によりトナーＴに発生する帯電
電荷の極性とは反対の極性の帯電電荷を発・生ずる。

通帯を電極８は、トナー帯電室４内で攪拌パドル５がト
ナーＴを攪拌する際に摩擦によりトナーＴに発生する帯
電電荷の極性と同じ極性にの帯電電荷を発生する。

なお、第１０−ラ２ａと感光ドラムＩＯとの間には、現
像シートベルト１の外面に付着されたトナーＴを感光ド
ラム１０に吸引させて転移させるための現像バイアス電
圧Ｅが印加されている。

次に、このように構成された本実施例の電子写真用現像
装置の動作について説明する。

現像シートベルト１は、第１０−ラ２ａ（または第２０
−ラ２ｂ）の矢印方向への回転駆動により一定速度で移
送され、感光ドラムｌＯ側からトナー帯電室４側に向け
ての移送の途中で帯電電極３により内面がトナーＴの帯
電極性とは反対の極性に帯電される。

内面がトナーＴの帯電極性とは反対の極性に帯電された
現像ソートベルト１は、トナーＴが収納されているトナ
ー帯電室４内に進入し、外面に攪拌パドル５の攪拌によ
る摩擦で帯電されているトナーＴを静電的に吸着させる
。

現像シートベルト１の内面の帯電電荷により外面に静電
的に吸着されたトナーＴは、現像シートベルト１の移送
に伴って−様な２〜３層の薄層になるように弾性的な押
付は力を発生している成形ブレード７により成形されな
がらトナー帯電室４内から外部に搬送される。

そして、トナー帯電室４側から感光ドラム１０側に向け
ての移送の途中で、トナーＴが感光ドラム１０の表面に
吸引されやすいように、逆帯電電極８により現像シート
ベルト１の内面の帯電電荷が低下される。

現像シートベルト１の移送に伴って感光ドラム１０と対
向する空隙ｇの位置まで搬送されたトナーＴは、情報に
従って感光ドラム１αの表面に照射された光束により感
光ドラム１０上に形成されている静電潜像に応じて、第
１０−ラ２ａおよび感光ドラム１０間に印加されている
現像バイアス電圧ＥによりトナーＴが吸引されるべき個
所に選択的に吸引されて転移され、感光ドラム１０上の
静電潜像を現像する。

感光ドラム１０の表面に転移されたトナーＴは、通常の
電子写真方式の場合と同様に、感光ドラム１０から紙等
の記録媒体の表面に転写された後に、定着器により記録
媒体上に定着される。

なお、上記実施例では、帯電電極３により現像シートベ
ルト１の内面に付与された帯電電荷を低下させるために
通帯電電８ｉ８を設けた場合について説明したが、逆帯
電電極８はかならずしも設ける必要はない。

また、トナーＴに攪拌パドル５による攪拌によって摩擦
で帯電を発生させるようにした場合について説明したが
、トナーＴに対する帯電方法はがならずしも摩擦帯電に
よる方法に限定されるものではない。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、現像シートベル
トの内面に電位制御可能な帯電電極により帯電電荷を付
与するようにしたことにより、以下のような効果がある
。

ｆｌｌ　　非接触で現像シートベルトに帯電電荷を付与
するので、現像シートベルト等の摩耗のおそれがなく、
電子写真用現像装置の寿命をのばすことができる。

（２）帯電電荷の発生量を理論的に容易に予測すること
ができ、電子写真用現像装置の設計を試行ｔ！を誤によ
らずに行うことができる。

（３１ｉ４４度、湿度等の環境変化による帯電電荷量の
変動を帯電電極への印加電圧を制御することにより相殺
することができ、帯電電荷量を容易に常に均一な最適状
態に確保することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る電子写真用現像装置の
構成を示す路線的断面図、 第２図は従来の電子写真用現像装置の一例を示す路線的
断面図である。 図において、 ｌ・・・現像シートベルト、 ２ａ・・第１０−ラ、 ２ｂ・・・第２０−ラ、 ３・・・帯電電極、 ４・・・トナー帯電室、 ５・・・攪拌パドル、 ６・・・注入口、 ７・・・成形ブレード、 ８・・・逆帯電電極、 ９・・・逆流防止ブレード、 １０・・感光ドラム、 １０ａ−導電性円筒体、 １０ｂ・光半導体層、 ｇ・・・空隙、 Ｔ・・・トナーである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 非磁性の一成分系トナーを感光体に転移させて静電潜像
   の現像を行う電子写真用現像装置において、 ローラ等によって移送可能に配設され外面の一部を空隙
   を介して感光体に対向させるとともに外面の他部をトナ
   ー帯電室に臨ませた絶縁性誘電体でなる無端状の現像シ
   ートベルトと、 この現像シートベルトの内面に対向して配置され前記現
   像シートベルトの内面をトナーの帯電極性とは逆極性に
   帯電させる帯電電極と を有することを特徴とする電子写真用現像装置。