JPH03127916A - 鉢栽培方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、鉢による植物の栽培方法に関する。

従来技術 花や観葉植物など鉢による植物の栽培は従来、鉢底に鉢
かけ、ゴロ土、小石等を敷いたのち培養土を入れて行っ
ており、鉢底にはネットが敷がれることもある。

発明が解決しようとする問題点 植物の生育上、鉢栽培で使用される土壌には適度な保水
力があるとともに水抜けがよく、通気性のあるものが要
求される。鉢かけ、コロ土、小石等は、排水性及び通気
性をもたせるために入れるものであるが、鉢かけ、コロ
土、小石等の間の隙間を通って根が張出し易く、鉢を地
面に置いておくと、根が鉢底の排水孔を通って地中にま
で張るようになる。こうして地中に根付いた状態で鉢を
移動させたり、鉢かえを行うと根切れを生じる。

また根が鉢底の排水孔を通って地中に張出すと、それを
伝って病原菌や害虫が侵入して病虫害をもたらすなど植
物の生育に好ましくない影響を与える。

本発明は、上記の問題を排水性を損わないで解消するこ
と、すなわち排水性が損われないうえ根が地中に張出す
ことがなく、しかも害虫が侵入することのない鉢栽培方
法を得ようとするものである。

問題点の解消手段 本発明はそのため、鉢底に不織布を敷いて植物を栽培す
るようにしたものである。

本発明で使用される不織布は、好ましくは合威繊維から
なるシート状のもので、その表面より裏面に平均孔径が
２０〜２００μの連続した微細孔が形成される。

作用 本発明者らが行った実験によれば、鉢底にネットを敷き
、石を入れた従来の栽培法が水抜けはよい反面、根が鉢
底より伸び出すのに対し、本発明方法による栽培では水
抜けもよいうえ、根も出ないことが確かめられた。表は
以上の結果を示すものである。

表 実施例 鉢１の底にポリオレフィンからなり、目付量が５０ｇ／
　ｒｒｒでバブルポイント法で孔径を測定したところ平
均孔径が１）０μの不織布シート２を敷いたのち培養土
３を入れ、菊、シンビジューム、サツキ、松の栽培を行
った。

地面に設置して適宜潅水と肥料を施しながら菊は８ケ月
間、その他は１年間放置しておいたところ何れも根が底
より出ることはなかった。

発明の効果 本発明は以上のように、鉢底に不織布を敷いてなるもの
で、ガＥ水性が損われることがないうえ根が底より伸び
出すことがなく、したがって根切れや根を伝わって侵入
する病原菌や害虫の侵入を生ずることがない。

【図面の簡単な説明】

図は本発明方法による鉢の断面図である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）不織布を鉢底に敷いて植物を栽培することを特徴
   とする鉢栽培方法。
2. （２）不織布は合成繊維よりなるシートで、表面より裏
   面に平均孔径が２０〜２００μの連続した微細孔が形成
   される請求項１記載の鉢栽培方法。