JPH03116544A - 光ディスク装置のトラックアクセス制御回路 - Google Patents

光ディスク装置のトラックアクセス制御回路

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JPH03116544A
JPH03116544A JP25398189A JP25398189A JPH03116544A JP H03116544 A JPH03116544 A JP H03116544A JP 25398189 A JP25398189 A JP 25398189A JP 25398189 A JP25398189 A JP 25398189A JP H03116544 A JPH03116544 A JP H03116544A
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JP
Japan
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track
servo
actuator
speed
servo band
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JP25398189A
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Inventor
Shigetomo Yanagi
茂知 柳
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [概要コ ヘッド内蔵アクチュエータのトラックサーボ制御とVC
M )ラックサーボ制御との二重サーボによりファイン
制御を行う光ディスク装置のトラックアクセス制御回路
に関し、 シーク動作により速度制御から二重サーボによるファイ
ン制御に飛び込んだ時の安定性と、ファイン制御時のト
ラック偏心に対する追従性を両立することを目的とし、 速度制御からファイン制御に切替えた時に、不安定とな
ったトラッキングエラー信号TBSが安定するまでの整
定時間の間、VCM )ラックサーボ系のサーボ帯域を
下げ、その後に元の高いサーボ帯域に戻すように構成す
る。
[産業上の利用分野] 本発明は、ヘッド内蔵アクチュエータのトラックサーボ
制御とVCM)ラックサーボ制御との二重サーボにより
ファイン制御を行う光ディスク装置のトラックアクセス
制御回路に関する。
光ディスク装置はトラック間隔を数ミクロンオーダに設
定できるために大きな記憶容量が得られ、近年、計算機
システム等の大容量記憶装置とじて注目されている。
回転媒体として使用される光ディスクは製造、使用環境
、ローディング状態等の各種の要因により回転偏心をも
ち、光ビームをトラック上に正確に追従させるトラッキ
ング制御が不可欠である。
このトラッキング制御は通常は、光学ヘッドに搭載した
トラックアクチュータのサーボ制御により行なわれる。
しかし、ガルバノミラ−のようなトラックアクチュエー
タにあっては、トラッキング可能なトラック範囲が偏心
によるトラック変動範囲より小さい場合がある。このよ
うな場合にはヘッド内蔵アクチュエータのみではトラッ
キングできないため、光学ヘッドをディスク径方向に移
動するボイスコイルモータ(以下rVCMJという)、
即ちポジショナをトラック偏心に追従するように駆動す
る二重サーボ制御が行われる。
しかし、二重サーボ制御を採用した場合、シーク完了で
VCM速度制御から二重サーボによるファイン制御に切
替える飛び込み時には、ヘッド内蔵アクチュエータのサ
ーボ制御に使用しているトラッキングエラー信号TES
が不安定であり、更に、VCMによるポジショナのサー
ボ制御のオーバーシュートによりトラッキングエラー信
号TBSが不安定な時間が長くなる。この問題を解決す
るためにポジショナサーボ帯域を低く設定するとファイ
ン制御時のトラック偏心に対する追従性が低下し、安定
性と追従性を両立できる装置が望まれる。
[従来の技術] 従来、VCMの速度制御により目標トラック位置にビー
ムを移動させるシーク動作を行う光ディスク装置にあっ
ては、例えば第10図のビーム移動速度線図に示すよう
に、時刻11でシークを開始したとすると、それまでの
二重サーボによるファイン制御(オントラック制御)か
らVCM速度制御(ポジショナ速度制御)に切替わる。
このvCM速度制御は、光学ヘッドの媒体反射ビームか
ら得られるトラッキングエラー信号TESのゼロクロス
間隔からビーム移動速度を求め、一方、目標トラックに
対する残りトラック数に応じて目標速度を発生し、両者
の速度誤差を最小とするようにVCMをサーボ制御する
このようなVCM速度制御により時刻t2で残りトラッ
ク数が零となって目標トラック位置に到達すると、二重
サーボによるファイン制御に切替えられ、ビームを目標
トラック上にオントラックさせる。
ここでファイン制御時の二重サーボ制御は、トラッキン
グエラー信号TBSを最小とするようにヘッド内蔵アク
チュエータを制御する第1のサーボ制御と、ヘッド内蔵
アクチュエータの位置と方向を示す方向位置検出信号L
PO3が最小(中立位置)となるようにVCMを制御す
る第2のサーボ制御とで構成される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の二重サーボによりファ
イン制御を行うようにした装置にあっては、シーク動作
によりVCM速度制御から二重サーボによるファイン制
御に飛び込んだ時の安定性を高めようとすると、トラッ
ク偏心に追従できず、逆にトラック偏心に対する追従性
を高めるとファイン制御飛び込み時に不安定な状態を生
ずるという問題があった。
第11図はVCMサーボ回路のサーボ帯域を高くした時
の応答であり、目標トラックに到達してファイン制御に
飛び込んだ際にビームのハンチングを起こし、目標トラ
ック付近で不安定な状態5存在する。
第12図はVCMサーボ回路のサーボ帯域を低くした時
の応答であり、目標トラック付近での不安定な状態は存
在しないが、二重サーボの目的であるトラック偏心に追
従するには不十分な周波数応答特性となる。
更に、アクセス終了時のファイン制御への飛び込み直後
は、ディスクからの戻り光から作成されるトラッキング
エラー信号TESも第13図に示すように不安定な状態
となっている。このトラッキングエラー信号TESが不
安定な期間は、第11図に示したVCMサーボ回路のサ
ーボ帯域を高くした際の不安定な期間と同時に発生する
。このため、vMCサーボ回路の不安定な状態をヘッド
内蔵アクチュエータに対するサーボ回路で補うことがで
きない。
従って、VCMサーボ回路のサーボ帯域を高くすると応
答性は良くなるがVCM速度制御からファイン制御への
飛び込みで不安定状態を生じ、方、VCMサーボ回路の
サーボ帯域を低くするとファイン制御飛び込み時の安定
性は向上する。しかし、サーボ追従可能範囲は、±50
μm程度であるが、リード/ライト可能範囲は±20μ
m程度であるため、トラック偏心の残差が大きくなりリ
ード/ライトが行えなくなり、単なるサーボ帯域の設定
では両者を両立させることが困難であった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、vCM速度制御から二重サーボによるファイン制
御に切替えた時の安定性とファイン制御時の応答性を両
立することができる光ディスク装置のトラックアクセス
制御回路を提供することを特徴とする。
[課題を解決するための手段] 第1図は本発明の原理説明図である。
第1図において、定速回転される媒体10のトラックに
対し情報の記録再生を行う光ヘッド12が設けられ、光
ヘッド12には光ビームを媒体トラックを横切る方向に
移動させる第1のトラックアクチュエータ14、例えば
ガルバノミラ−の駆動手段が設けられる。
更に光学ヘッド12は第2のトラックアクチュエータ1
6としてのVCMにより媒体10の径方向に移動される
光学ヘッド12に搭載された第1のトラックアクチュエ
ータ14は、第1のトラックサーボ手段18により媒体
反射ビームから得られたトラッキングエラー信号TBS
が最小となるように制御を受ける。
また第2のトラックアクチュエータ16とじてのVCM
は、第2のトラックサーボ手段20により第1のトラッ
クアクチュエータ14の中立位置からのずれと方向を示
す方向位置信号LPO8が最小となるように制御を受け
る。
更に、第2のトラックアクチュエータ16としてのVC
Mを速度制御して目標トラック位置にビームを移動させ
る速度制御手段22が設けられる。
そして制御手段24により、シーク時に第1及び第2の
トラックサーボ手段18.20を非作動状態(サーボオ
フ)とすると共に速度制御手段22を作動状態(サーボ
オン)とし、第2のトラックアクチュエータ16により
光学ヘッド12のビームを目標トラック位置に移動させ
、目標トラック位置に到達した際に速度制御手段22を
非作動とすると同時に第1及び第2のトラックサーボ手
段18.20を作動状態として、二重サーボによりビー
ムを目標トラックに追従させる。
このような光ディスク装置につき本発明にあっては、第
2のトラックサーボ手段20に、目標トラックへの到達
で作動状態に切替えた時に、所定の整定時間のあいだサ
ーボ帯域を下げ、その後に元の高いサーボ帯域に戻すサ
ーボ帯域切替手段26を設けるようにしたものである。
ここでサーボ帯域切替手段26は、第2のトラックサー
ボ手段20に設けられた位相補償回路の進み位相開始周
波数を切替えるように構成する。
また低いサーボ帯域に切替えている整定時間は、VCM
速度制御からファイン制御に切替えてトラッキングエラ
ー信号が安定するまでの時間に基づいて設定される。
尚、速度制御手段22は、ラッキングエラー信号TBS
のゼロクロス周期に基づいたビーム移動速度と、目標ト
ラックに対する残りトラック数に基づいて発生した目標
速度との速度誤差を最小とするように第2のトラックア
クチュエータ16、即ちVCMを速度制御する。
[作用] このような構成を備えた本発明による光ディスク装置の
トラックアクセス制御回路によれば、速度制御から二重
サーボによるファイン制御に飛び込んだ直後は、vCM
トラックサーボ回路のサーボ帯域が所定の整定時間のあ
いだ低いサーボ帯域に切替えられているため、ファイン
制御への飛び込みで不安定な状態となってるトラッキン
グエラー信号TESが安定するまではVCM)ラックサ
ーボを安定に作動させ、トラッキングエラー信号が安定
した後はVCM)ラックサーボのサーボ帯域を元の高い
サーボ帯域に戻して応答性を高めることで、ファイン制
御中にビームをトラック偏心に正確に追従させることが
でき、ファイン制御飛び込み時の不安性の向上とファイ
ン制御中におけねトラック偏心の追従性向上とを両立さ
せることができる。
[実施例] 第2図は本発明の一実施例を示した実施例構成図である
第2図において、10は媒体としての光ディスクであり
、スピンドルモータ28により一定速度、例えば360
0rpmで回転されている。光ディスク10に対しては
光学ヘッド12が径方向に移動自在に設けられる。この
光学ヘッド12は、例えば第3図に示す構成を有する。
第3図において、径方向に移動自在なポジショナ30上
に搭載された光学ヘッド12内には半導体レーザ32が
設けられ、半導体レーザ32からのレーザ光はコリメー
タレンズ34により平光ビームに変換され、変更ビーム
スプリッタ36及びλ/4板38を通り、更にガルバノ
ミラ−40で反射され、対物レンズ42で微小なビーム
スポットに絞られて光ディスク10上に照射される。ま
た、光ディスク10で反射された戻り光は対物レンズ4
2、ガルバノミラ−40、更にλ/4板38を通って偏
光ビームスプリッタ36に入射され、直交する方向に分
岐される。この戻り光はハーフミラ−44で一部が反射
され、集光レンズ46により受光部48に入射し、RF
再生信号RFSを得る。また、ハーフミラ−44を透過
したビームは臨界角プリズム50で反射されて4分割受
光器52に入射し、4分割受光器の受光出力に基づいて
トラッキングエラー信号TBS及びフォーカスエラー信
号FESが作り出される。
対物レンズ42はフォーカスアクチュエータ54により
上下方向に駆動されて光ディスク10内に最適ビームス
ポットを結像する。
また、ガルバノミラ−40はトラックアクチュエータ5
6により回転駆動され、対物レンズ42を介して光ディ
スク10上でトラックを横切る方向に光ビームを移動さ
せることができる。ここでトラックアクチュエータ56
によるガルバノミラ−40で駆動できるビームのトラッ
ク範囲は、例えば30ミクロン以内である。これに対し
通常の光ディスク10における偏心によるトラック変動
範囲は最大で50ミクロン前後となり、トラックアクチ
ュエータ56によるガルバノミラ−40の駆動のみでは
トラック偏心に対しビームを追従させることができず、
後の説明で明らかにするvCMによるポジショナの駆動
で第2のトラックサーボをかける二重サーボ制御を行な
うようになる。
更に、ガルバノミラ−40に対しては位置センサ58が
設けられる。位置センサ58はトラックアクチュエータ
56の駆動電流を零とした中立位置を基準位置とし、ガ
ルバノミラ−40の中立位置に対する移動方向と移動量
に応じた方向位置信号LPO8を検出するために使用さ
れる。位置センサ58としては、ガルバノミラ−40の
動きを光学的に検出するセンサであっても良いし、ガル
バノミラ−40の動きを機械的に検出するポテンショメ
ータであっても良い。
再び第2図を参照するに、光学ヘッド12に対しては第
2のトラックアクチュエータとしてのVCM16が設け
られている。これに対して第3図に示したガルバノミラ
−40のトラックアクチュエータ56は、第1のトラッ
クアクチュエータとして位置付けられる。
18は第1のトラックサーボ回路であり、トラッキング
エラー検出回路60と位相補償回路62で構成される。
トラッキングエラー検出回路60は光学ヘッド12に設
けられた4分割受光器52の受光出力に基づき、トラッ
キングエラー信号TBSを検出する。
第4図はトラッキングエラー検出回路60の一実施例を
示した構成図である。
第4図において、光学ヘッド12に設けられた4分割受
光器52は4つの受光部A、  B、  C,Dを有し
、この受光面に光ディスク10からの戻り光のθ次回折
光と1次回折光の合成による受光パターンが結像され、
オントラック状態で受光部A。
DとB、 Cの受光量が等しくなり、ビームがトラック
からずれると一方が増加し、他方が減少するようになる
。4分割受光器52の受光部AとDの受光出力は、抵抗
R1,R2を介して加算され、差動増幅器64の非反転
入力端子に与えられる。
また受光部BとCは抵抗R3,R4を介して加算され、
入力抵抗R6を接続した差動増幅器64の反転入力端子
に接続される。差動増幅器64が出力と非反転入力端子
に帰還抵抗R5を有し、帰還抵抗R5と入力抵抗R6に
よりゲインが決められる。差動増幅器64は受光部Aと
Dの合成受光信号と受光部BとCの合成受光信号との差
信号をトラッキングエラー信号TESとして出力する。
このため、シーク時にビームがトラックを横切ると第5
図(a)に示すように変化するトラッキングエラー信号
TBSが得られる。
再び第2図を参照するに、トラッキングエラー検出回路
60に続いて設けられた位相補償回路62はサーボ制御
の安定性を向上するためにサーボ帯域の高周波部分で位
相進み補償を施す。この位相進み補償は同時にゲインを
引き上げることから、結果として定常的な応答特性も改
善できる。位相補償回路62の出力は制御スイッチ回路
66のスイッチS1を介してパワーアンプ68に与えら
れ、パワーアンプ68によりトラッキングエラー信号T
BSに基づいて光学ヘッド12に内蔵したトラックアク
チュエータ56の駆動によりガルバノミラ−40を制御
する。
20は第2のトラックサーボ回路であり、方向位置信号
検出回路70と位相補償回路72で構成される。
方向位置信号検出回路70は、光学ヘッド12に設けら
れたガルバノミラ−40の位置を検出する位置センサ5
8の検出出力を入力し、ガルバノミラ−40の中立位置
に対するずれ量と方向を示す方向位置信号LPO8を出
力する。
第6図は方向位置検出回路70の一実施例を示した実施
例構成図であり、位置センサ58として2つの受光部A
、 Dを備えた2分割受光器を使用している。具体的に
はガルバノミラ−40側にスリット板を固定し、このス
リット板のスリット側に対し発光ダイオードからの光を
照射して位置センサ58としての2分割受光器で受ける
。ガルバノミラ−40が中立位置にある時、2つの受光
部A、 Dの受光量は等しいが、ガルバノミラ−40が
中立位置から回動されると一方の受光量が増加し、他方
の受光量が減少するようになる。
位置センサ58としての2分割受光器の受光部A、 D
の受光出力は、抵抗R7,R8のそれぞれを介して差動
増幅器74に入力される。差動増幅器74は入力抵抗R
9と帰還抵抗RIOを備える。
差動増幅器74は、例えば第7図の特性図に示すように
ガルバノミラ−40によるビームのアウター側への駆動
でプラス方向に増加し、インナー側への駆動でマイナス
方向に変化し、中立位置で0ボルトとなる方向位置検出
信号LPO3を出力する。
再び第2図を参照するに、方向位置信号検出回路70に
続いては位相補償回路72が設けられている。この位相
補償回路72は基本的には第1のサーボ制御回路18側
の位相補償回路62と同様、トラックサーボにおけるサ
ーボ帯域の高周波部分に位相進み補償を施し、安定性と
応答性の向上を図る点は基本的に同じである。
しかしながら、本発明にあっては、第2のトラックサー
ボ回路20に設けられた位相補償回路72は、シーク動
作でVCM速度制御(ポジショナ速度制御)から二重サ
ーボによるファイン制御に飛び込んだ際にサーボ帯域を
低いサーボ帯域に所定の制定時間の間切替え、その後に
元の高いサーボ帯域に戻すサーボ帯域切替手段を備える
第8図は第2のトラックサーボ回路20に設けられた位
相補償回路72の一実施例を示した実施例構成図であり
、サーボ帯域を高い帯域と低い帯域の2つに切替えるサ
ーボ帯域切換回路26を備えている。
第8図において、76は差動増幅器であり、抵抗R16
を介して非反転入力端子に方向位置検出信号LPO8を
入力している。差動増幅器76の反転入力端子にはサー
ボ帯域切換回路26が設けられ、切替スイッチ78を介
して高帯域設定回路80を接続し、また切替スイッチ8
2を介して低帯域設定回路84を接続している。
高帯域設定回路80はコンデンサC1と抵抗R14の直
列回路に抵抗R12を並列接続した回路で構成される。
また低帯域設定回路84も同様にコンデンサC2と抵抗
R15の直列回路に抵抗R1を並列接続した回路で構成
される。
切替スイッチ78に対しては、切替信号C1が直接与え
られ、切替スイッチ82に対しては、インバータ86で
反転されて切替信号が与えられる。
従って、切替スイッチ78がオンの時、切替スイッチ8
2はオフ、切替スイッチ78がオフの時切替スイッチ8
2がオンとなる。
第8図に示す高帯域設定回路80と低帯域設定回路84
による位相補償回路72の補償特性は次表のようになる
この表から明らかのように、ゲインは帰還抵抗R11と
各設定回路80.84の抵抗R12またはR13により
決まる。また位相進み開始周波数は高帯域についてはR
14XC1、また低帯域についてはR15XC2の各時
定数で決まり、当然に高帯域の時定数が低帯域の時定数
より大きくなるように各回路定数を決める。更に位相度
の進み度合は各設定回路80.84の抵抗R14,R1
5の値により決まる。
そこで本発明にあっては、高いサーボ帯域の各特性につ
いては二重サーボによるファイン制御の際のトラック偏
心に対し充分に追従できるようにサーボ帯域を高い帯域
に設定する。一方、低いサーボ帯域については、vCM
速度制御から二重サーボによるファイン制御に飛び込ん
だ際にビーム不安定状態を生じないゲイン余裕、位相余
裕を大きくできる充分に低いサーボ帯域となるように設
定する。
再び第2図を参照するに、位相補償回路72の出力は制
御スイッチ回路66に設けられたスイッチS2、更に加
算器88を介してパワーアンプ90に与えられ、方向位
置検出信号LPO8に基づくパワーアンプ90の出力で
VCM16を駆動して光ヘッド12のトラッキング制御
を行なう。
次にシーク時にVCM16を速度制御して光ヘッド12
のビームを目標トラック位置に移動させる速度制御手段
は、この実施例にあってはMPU100によるプログラ
ム制御で実現される。MPU100によるVCM速度制
御のためゼロクロスコンパレータ92とDAコンバータ
94、更に加算器88が設けられている。
ゼロクロスコンパレータ92はトラッキングエラー検出
回路60から出力されたトラッキングエラー信号TES
のゼロクロスで反転する信号を出力する。即ち、シーク
動作によるVCM速度制御時には、第5図(a)に示す
トラッキングエラー信号TESが得られ、これをゼロク
ロスコンパレータ92に入力することで第5図(b)に
示す比較出力を得てMPU100に入力する。MPUl
00にあっては、第5図(b)の比較出力の、例えば立
ち下がり周期Tを検出し、この検出周期Tは光ディスク
10のトラック間隔に対応していることから、トラック
間隔としての移動距離をゼロクロス時間Tで割ることで
ビーム移動速度Vを演算する。また第5図(b)に示す
ゼロクロスコンパレータ92の出力は、例えば比較出力
の立ち下がりタイミングで1トラツクの通過を示してお
り、従ってゼロクロスコンパレータ92の出力からトラ
ッククロッスイングパルスを得ることができ、MPU1
00において初期位置から目標トラック位置までの残り
トラック数から順次得られるトラッキングクロスパルス
を減算することで現時点の残りトラック数を算出できる
。この目標トラックに対する残りトラック数の演算結果
はVCM速度制御における目標速度の発生に使用される
。即ち、MPUIQQには目標トラックに対する残りト
ラック数に対応した目標速度を持つ目標トラックテーブ
ルが予め準備されており、トラッククロッスイングパル
スによりその時検出されている残りトラック数から対応
する目標速度vTを算出する。
そして目標速度Vアからその時算出されているビーム速
度Vを差し引いて速度誤差V、を求め、この速度誤差デ
ータvEをDAコンバータ94にセットしてアナログ信
号に変換することで、パワーアンプ90による駆動で速
度誤差vEを最小とするように、即ち目標速度Vアとな
るようにVCM16を速度制御する。
次に第9図の動作フロー図を参照して本発明によるシー
ク時の動作を説明する。
第9図において、まずMPU100に対しシーク命令が
与えられるとステップSL(以下、ステップは省略する
)でガルバノトラックサーボ、即ち第1のトラックサー
ボ回路18による光学ヘッド12に搭載されたガルバノ
ミラ−によるトラッキング制御をオフする。具体的には
MPU100が制御スイッチ回路66に設けられたスイ
ッチS1をオフする。
次にS2で70Mトラックサーボをオフする。
即ち、第2のトラックサーボ回路20による70M16
のトラッキング制御をオフする。具体的にはMPU10
0が制御スイッチ回路66に設けたスイッチS2をオフ
する。
続いてS3に進んでVCM速度制御をオンする。
このVCM速度制御のオンはMPU100に設けられた
プログラム制御によるVCM速度制御機能が作動状態と
なったことを意味する。
S3でVCM速度制御をオンすると、次の84でMPU
100はDAコンバータ94に加速電圧をセットし、パ
ワーアンプ90によりVCM16を最大電流で駆動して
目標速度に向けて光学ヘッド12の移動速度を上昇させ
る。
S5にあっては加速電圧設定後のビーム速度が目標速度
に到達するか否かチエツクしており、目標速度に達する
と86に進んでDAコンバータ94に対する加速電圧を
0に戻し、いわゆるオープンループ制御から速度誤差に
基づくクローズトループ制御に移行する。
即ち、S7でゼロクロスコンパレータ92により得られ
るトラッキングエラー信号TESのゼロクロス間隔から
その時のビーム速度Vを検出し、続いてS8でトラック
クロッスイングパルスに基づき目標トラックに対する残
りトラック数が得られていることから、残りトラック数
に対応した目標速度v7を読み出しくVアは一定でもよ
い)、S7で検出した速度Vとの速度差で与えられる速
度誤差Vtを検出する。続いてS9でDAコンバータ9
4に速度誤差V、データをセットしてアナログ電圧に変
換して加算器88を介してパワーアンプ90に与え、速
度差V。に基づいて、その時の目標速度Vアを保つよう
にVCM16を速度制御する。
続いてS10で残りトラックが零か否か監視しており、
残りトラックが零となるまで87〜S9の処理を繰り返
す。
ビームが目標トラックに達して残りトラックが零になる
と、S10からSllに進み、VCM速度制御を終了し
、ガルバノトラックサーボ、即ち第1のトラックサーボ
回路18による光学ヘッド12に内蔵されたガルバノミ
ラ−によるトラッキング制御をオンする。具体的にはM
PU100が制御スイッチ回路66のスイッチS1をオ
ンする。
続いてMPU100は第2のトラックサーボ回路20に
設けられた位相補償回路72に対し、サーボ帯域を低い
帯域LOにセットする切替信号C1を出力する。この切
替信号C1が例えばLレベル信号であり、従って第8図
に示した位相補償回路72における切替スイッチ82が
オン、切替スイッチ78がオフとなり、低帯域設定回路
84により低いサーボ帯域の設定状態が得られる。
続いてS13に進み、70Mトラックサーボ、即ち第2
のトラックサーボ回路20によるVCM16のトラック
制御をオンする。具体的にはMPU100が制御スイッ
チ回路66のスイッチS2をオンする。従ってVCMI
6は位相補償回路72に設定された低いサーボ帯域によ
る位相補償を受けた方向位置検出信号LPO8を最小と
するように、即ちトラッキング制御が行なわれ、サーボ
帯域が低いことがらVCM)ラックサーボの応答性は低
く、不安定状態を起こすことなくビームを目標トラック
に移動させることができる。
S13でVCM)ラックサーボをオンした後、次の81
4で所定の制定時間を待ち、低いサーボ帯域への切替え
状態を維持する。この制定時間はVCM速度制御からフ
ァイン制御に飛び込んだ時のトラッキングエラー信号T
ESが安定するまでの時間に基づいて予め定められてお
り、例えば2〜3ms程度の時間となる。
S14で制定時間が経過すると、次の815に進み、フ
ァイン制御への飛び込みによる不安定な状態から脱した
ものと判断して、76Mトラックサーボ帯域を高帯域に
セットする。具体的には位相補償回路72に対する切替
信号C1をHレベルとすることで、第8図に示した切替
スイッチ82をオフ、切替スイッチ78をオンすること
で高帯域設定回路80を有効として高いサーボ帯域に切
替える。このため、速度制御からファイン制御に飛び込
んだ直後の不安定状態を経過すると、トラック偏心量に
充分に追従できる高いサーボ帯域までのびた位相補償が
施され、ガルバノトラックサーボをVCM)ラックサー
ボとの二重サーボによりトラック偏心量の影響を受ける
ことなく、ビームを正確にトラックに追従させることが
できる。
尚、上記の実施例は光学ヘッドに内蔵されるトラックア
クチュエータとしてガルバノミラ−を使用したものを例
にとるものであったが、本発明はガルバノミラ−に限定
されず、ヘッド内蔵アクチュエータによるビームのトラ
ック移動範囲が偏心によるトラック移動範囲より小さい
光ディスク装置につき、そのまま適用することができる
[発明の効果] 以上説明してきたように本発明によれば、vCMサーボ
制御のサーボ帯域の切替えによりシーク動作による速度
制御か二重サーボによるファイン制御に飛び込んだ際の
ビーム安定性を補償すると同時に、ファイン制御中のト
ラック偏心に対するビーム追従性を向上することができ
、安定なアクセス動作と良好な偏心追従性能を両立した
二重サーボによるトラックアクセスを実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図; 第2図は本発明の実施例構成図; 第3図は本発明の光学ヘッド実施例構成図;第4図は本
発明のトラッキングエラー検出回路構成図; 第5図はトラッキングエラー信号と速度検出説明図; 第6図は本発明の方向位置信号検出回路の構成図;第7
図は方向位置検出回路の特性図; 第8図は本発明のサーボ帯域切替の実施例構成図;第9
図は本発明の動作フロー図; 第10図はシーク時のビーム移動速度線図;第11図は
サーボ帯域が高い時の応答説明図;第12図はサーボ帯
域が低い時の応答説明図;第13図はシーク完了時のト
ラッキングエラー信号説明図である。 図中、 10:媒体(光ディスク) 12:光学ヘッド 14:第1のトラックアクチュエータ 16:第2のトラックアクチュエータ(ボイスコイルモ
ータVCM) 18:第1のトラックサーボ手段(回路)20:第2の
トラックサーボ手段(回路)22:速度制御手段 24:制御手段 26:サーボ帯域切替手段(回路) 28ニスピンドルモータ 30:ポジショナ 32:半導体レーザ 40:ガルバノミラ− 42:対物レンズ 52:4分割受光器 56:アクチュエータ 58:位置センサ(2分割受光器) 60ニドラツキング工ラー検出回路 62.72:位相補償回路 64.74,76:差動増幅器 68.90:パワーアンプ 70二方向位置信号検出回路 78.82:スイッチ回路 80:高帯域設定回路 84:低帯域設定回路 86:インバータ 88:加算器 92:ゼロクロスコンパレータ 94:DAコンバータ 100:MPU

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)定速回転される媒体(10)のトラックに対し情
    報の記録再生を光学的に行なう光学ヘッド(12)と; 該光学ヘッド(12)に搭載され、光ビームを前記回転
    媒体のトラックを横切る方向に移動させる第1のトラッ
    クアクチュエータ(14)と; 前記光学ヘッド(12)を前記回転媒体(10)の径方
    向に移動させる第2のトラックアクチュエータ(16)
    と; 前記光ヘッドの媒体反射ビームから得られたトラッキン
    グエラー信号(TES)が最小となるように前記第1の
    トラックアクチュエータを制御する第1のトラックサー
    ボ手段(18)と; 前記光学ヘッド(12)に設けられた第1のトラックア
    クチュエータの中立位置からのずれと方向を示す方向位
    置検出信号(LPOS)が最小となるように前記第2の
    トラックアクチュエータ(16)を制御する第2のトラ
    ックサーボ手段(20)と;前記第2のトラックアクチ
    ュータを速度制御して目標トラック位置に移動させる速
    度制御手段(22)と; シーク時に前記第1及び第2のトラックサーボ手段(1
    8、20)を非作動状態にすると共に前記速度制御手段
    (22)を作動状態として前記第2のトラックアクチュ
    エータ(16)により光学ヘッド(12)のビームを目
    標トラック位置に移動させ、目標トラック位置に達した
    際に速度制御手段(22)を非作動状態にすると同時に
    前記第1及び第2のトラックサーボ手段(18、20)
    を作動状態とし、二重サーボによりビームを目標トラッ
    クに追従させる制御手段(24)と;を備え、 更に、前記第2のトラックサーボ手段(20)に、目標
    トラックへの到達で作動状態に切替えた時に所定の整定
    時間のあいだサーボ帯域を下げ、その後に元の高いサー
    ボ帯域に戻すサーボ帯域切換手段(26)を設けたこと
    を特徴とする光ディスク装置のトラックアクセス制御装
    置。
  2. (2)前記サーボ帯域切換手段(26)は、第2のトラ
    ックサーボ手段(20)に設けられた位相補償回路の進
    み位相開始周波数を切替えることを特徴とする請求項1
    記載の光ディスク装置のトラックアクセス制御回路。
  3. (3)前記サーボ帯域切替手段(26)で低いサーボ帯
    域に切替えている整定時間を、速度制御から二重サーボ
    によるファイン制御への切替により不安定となったトラ
    ッキングエラー信号(TES)が安定するまでの時間に
    基づいて設定したことを特徴とする請求項1記載の光デ
    ィスク装置のトラックアクセス制御回路。
JP25398189A 1989-09-29 1989-09-29 光ディスク装置のトラックアクセス制御回路 Pending JPH03116544A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05334696A (ja) * 1992-05-29 1993-12-17 Victor Co Of Japan Ltd アクセス制御装置
US6163513A (en) * 1997-04-25 2000-12-19 Nec Corporation Track servo control apparatus for optical disk
JP2010027109A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Nec Electronics Corp ディスクドライブ装置

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