JPH0310834Y2 - - Google Patents

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JPH0310834Y2
JPH0310834Y2 JP9427485U JP9427485U JPH0310834Y2 JP H0310834 Y2 JPH0310834 Y2 JP H0310834Y2 JP 9427485 U JP9427485 U JP 9427485U JP 9427485 U JP9427485 U JP 9427485U JP H0310834 Y2 JPH0310834 Y2 JP H0310834Y2
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JP
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support rod
trunk
shape
plant
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JP9427485U
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Description

【考案の詳細な説明】 ≪考案の目的≫ 〈産業上の利用分野〉 本考案は植木の枝形の調整を行ない、あるいは
植木が風雨等によつて倒れることを防止するため
の植木管理用の器具に関する。
〈考案の背景〉 従来から植木の枝形を整えたり、植木が倒れる
ことを防止する方法が種々考案されている。これ
ら方法を掲げると、枝形の調整には次の四つの方
法がある。
イ 紐の一端を幹に縛り、紐の他端を枝に縛つ
て、紐で枝を吊るようにする方法。
ロ 紐の一端を枝に縛り、紐の他端には錘を吊設
して、錘の重さで枝形を整える方法。
ハ 植木の近傍に杭を打ち込み、紐の一端を枝に
縛り、紐の他端を杭に縛る方法。
ニ 枝に棒を沿わせた状態で、枝と棒とを数カ所
で縛る方法。
また植木が倒れることを防止する方法として
は主として次の三つがある。
イ 植木の両側に各々杭を打ち込み、これら杭の
上部付近に棒を掛け渡し、この棒に植木を紐で
縛り付ける方法。
ロ 一本乃至複数本の棒を斜めに地中に打ち込
み、この棒の他端を幹に紐で縛り付ける方法。
ハ 複数本の紐を幹上部に縛り、そこから紐を斜
め下方へ放射状に張り、各紐の端部を石や杭等
に縛り付ける方法。
しかし、以上掲げた従来の枝形の調整方法で
は、必ずしも思い通りの枝形に整えることができ
なかつたり、植木としての美観を損ねたり、また
作業に手間が掛かるなどの欠点があつた。また植
木が倒れることを防止する従来の方法について
も、場所を広く要したり、手間が掛かつたり、植
木の美観を損ねるという欠点があつた。
〈開発を試みた技術的事項〉 本考案はこのような背景に鑑みなされたもので
あつて、植木の幹にほぼ環状の器具本体を固定
し、この器具本体から適宜の支承杆をあたかも手
足のように枝側と地面側とに伸びるように設け
て、この支承杆により枝形の調整と、植木が倒れ
ることの防止とを図るようにした新規な植木用器
具の開発を試みたものである。
≪考案の構成≫ 〈目的達成の手段〉 即ち本出願に係る考案は、植木の幹回りに脱着
自在な締め付け構造を有するほぼ環状の器具本体
と、両端部を屈曲させて、それぞれに保持部を形
成した多種類の支承杆とを具えて成り、前記器具
本体の内面側には弾性体を設け、一方器具本体の
外面側にはほぼ放射状に複数のソケツトを配置
し、このソケツトに対し前記支承杆における一方
の保持部が保持されて成ることを特徴として成
り、もつて前記目的を達成しようとするものであ
る。
〈考案の作用〉 本考案では、枝の張り方や地面の傾斜等に応じ
て保持部が適宜の屈曲状態にある支承杆を適宜選
択し、保持部を器具本体におけるソケツトに差し
込むことにより、支承杆を枝に沿わせ紐等により
固定して枝形を調整し、あるいはソケツトに差し
込む側の保持部と反対側の保持部を地面に固定す
ることで植木の倒れることを防止する。
〈実施例〉 以下本考案を図示の実施例に基づいて具体的に
説明する。符号1は本考案たる植木用器具であつ
て、このものは使用時においてほぼ環状の器具本
体2と、両端の屈曲した部分より端部側にそれぞ
れ保持部4を形成して成る複数の種類の支承杆3
とから成る。器具本体2は金属製又は硬質の合成
樹脂製の長板状の基板5をほぼ環状に形成し、こ
の基板5の内面側にゴム等の弾性体6が一定間隔
毎に設けられ、一方のその外面側に一例として7
本のソケツト7が放射状に設けられる。また基板
5を環状にした時に基板5の両端部の突き合わせ
部分には接合部8が形成され、この接合部8に
は、植木の幹の回りに器具本体2を取り付けるた
めの脱着自在な締め付け構造9が設けられる。基
板5は使用時には締め付け構造9が閉鎖状態にあ
ることによつてほぼ環状に維持されるが、不使用
時あるいは器具本体2を幹に取り付ける際には、
基板5がほぼ弓成り形になるまで弾性変形し、接
合部8は拡開自在となる。また弾性体6は基板5
の内面側が植木と接触する時に幹を痛めないよう
に設けられるものであるが、このものが一定間隔
毎に設けられることにより、幹と器具本体2との
間に〓間が形成され、水や空気の流通を良くして
いる。また各ソケツト7は筒状であり、その内側
には支承杆3における保持部4が嵌まり込むよう
に形成され、またその側面には反対側の側面に貫
くように孔11が形成される。次に締め付け構造
9について説明する。基板5の両端部はそれぞれ
外側にほぼ90゜屈曲して、そこに係止板12が形
成され、この係止板12には各々係止板12を横
凹形状に残すように係止用切り欠き13が形成さ
れる。そして片側の係止用切り欠き13には係止
板12に対して回動自在にボルト14が設けら
れ、蝶ナツト15により他方の係止板12との間
で締め付けができるようになつている。尚、この
ような締め付け構造9は一例にすぎず、従来公知
の構造を適宜適用できるものである。また本実施
例では基板5を環状にして一つの締め付け構造9
を設けたものであるが、例えば二枚の基板5をほ
ぼ半円状に形成したものを環状になるように組み
合わせ、各基板5の端部同士の突き合わせ部分に
それぞれ締め付け構造9を設けるようにしてもよ
い。因みにこのように締め付け構造9を二カ所設
ける場合には、二つの基板5を植木の幹の両側か
ら挟むようにして取り付けることができるので、
器具本体2の取り付け作業が容易となる。次に支
承杆3について説明する。このものは前述したよ
うに両端に屈曲した保持部4を形成するものであ
るが、この保持部4の屈曲状態を種々異ならせた
複数種類の支承杆3を具える。具体的には第3図
aに示すように両方の保持部4が異なる向きに屈
曲したものや、第3図bに示すように両方の保持
部4が同じ向きに屈曲したもの、更には例えば第
3図cに示すように一つの支承杆3で同じ向きに
屈曲していても曲がり角度が異なるもの等があ
る。尚、必要に応じて一方又は双方の保持部4を
屈曲させることなく直管状とした支承杆3を用意
してもよい。また各支承杆3における保持部4の
一方又は双方には通し孔16が形成される。因み
にこの通し孔16は、保持部4を器具本体2にお
けるソケツト7に差し込んだ時に、ソケツト7に
おける孔11と保持部4における通し孔16とを
合わせてピン17を差し込むことにより、支承杆
3が回転したり抜けたりしないようにするために
設けられるものである。もちろんこの部分の固定
を図る手段として従来周知の手段を取り得るもの
であり、例えば第4図に示すようにソケツト7側
に雌ネジを形成し、一方にこれに螺合するボルト
17aと、その固定のロツクナツト17bを用い
たりする構造が採り得る。また枝形を整えるため
の支承杆3には、第1、3図に示すように複数の
滑り止めリング18を設けてもよい。因みにこの
滑り止めリング18は、枝と支承杆3とを紐で縛
りつける時に紐が支承杆3上を滑らないようにす
るためのものである。
本考案たる植木用器具1は以上のような構造を
有するものであつて、以下このものの使用状態に
ついて説明する。まず器具本体2における締め付
け構造9を解除した状態で、植木Aの幹Bが入る
程度に接合部8を拡開させて、そのまま器具本体
2が幹Bの回りに巻かれるようにする。次に締め
付け構造9におけるボルト14を他方の係止用切
り欠き13内に嵌まるように回動し、蝶ナツト1
5によつて両方の係止板12を近付けるように締
め込む。このようにすれば環状の基板5が縮径し
ていき、弾性体6が幹Bを保持するようにして器
具本体2が幹Bに固定される。次に植木が倒れる
ことを防止する場合には、複数種類ある支承杆3
の中から適宜のものを選択し、通し孔16が形成
される保持部4を適宜のソケツト7に差し込み、
孔11と通し孔16とを合わせてピン17をこれ
らの孔に通す。同様にして各ソケツト7に適宜の
支承杆3を設ける。このようにすれば各支承杆3
におけるソケツト7に差し込まれていない側の保
持部4が地面に根付くように固定され、全体とし
て植木Aが支承杆3によつて支持されるようにな
る。また枝形を整える場合には、枝振りに合わせ
て適宜の支承杆3を選択し、前記同様にその保持
部4をソケツト7に差し込み、ピン17で固定し
て支承杆3を目的とする枝形に沿わせて設ける。
そしてこの支承杆3と枝Cとを直接紐Rで縛つた
り、あるいは枝Cを保護するためほぼ鉤状の係止
具Sを枝Cに引つ掛けた状態で係止具Sと支承杆
3とを紐Rで縛り、枝形を整える。
≪考案の効果≫ 本考案にあつては、器具本体2の幹Bへの取付
けと、この器具本体2におけるソケツト7への支
承杆3の差し込みというごく簡単な作業によつ
て、植木の枝形の調整と、植木が倒れることの防
止を図ることができ、しかも器具の取り外しの簡
単なこと、美観の良さ及び設置場所をあまりとら
ないという点においても優れている。
保持部4の曲がり角度が異なる種々の支承杆3
を用意しておけば、枝形に応じた調整を行なうこ
とができ、また地面の傾斜や起伏の状態に応じた
植木の倒木防止を図ることができる。
更に本考案たる植木用器具1は、使用する材質
や構造からして強度的にも強いから、特に豪雪地
方での雪による枝折れ防止には有効である。
更にまた器具本体2における基板5の内面に弾
性体6を設けたから、幹Bの太さが異なる場合に
も弾性体6の弾性変形により器具本体2が幹Bに
しつかりと固定され、しかも幹Bを傷付けること
がない。また弾性体6が一定間隔毎に設けられる
から、水や空気の流通も良く、幹Bと弾性体6と
の間の腐蝕等を生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の植木用器具の使用状態を示す
斜視図、第2図は器具本体を拡大して示す斜視
図、第3図は支承杆の種々の実施例を示す側面
図、第4図は器具本体と支承杆との固定手段とし
て、ボルトとロツクナツトを用いた実施例を示す
斜視図である。 1…植木用器具、2…器具本体、3…支承杆、
4…保持部、5…基板、6…弾性体、7…ソケツ
ト、8…接合部、9…締め付け構造、11…孔、
12…係止板、13…係止用切り欠き、14…ボ
ルト、15…蝶ナツト、16…通し孔、17…ピ
ン、17a…ボルト、17b…ロツクナツト、1
8…滑り止めリング、A…植木、B…幹、C…
枝、R…紐、S…係止具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 植木の幹回りに脱着自在な締め付け構造を有す
    るほぼ環状の器具本体と、両端部を屈曲させて、
    それぞれに保持部を形成した多種類の支承杆とを
    具えて成り、前記器具本体の内面側には弾性体を
    設け、一方器具本体の外面側にはほぼ放射状に複
    数のソケツトを配置し、このソケツトに対し前記
    支承杆における一方の保持部が保持されて成るこ
    とを特徴とする植木用器具。
JP9427485U 1985-06-21 1985-06-21 Expired JPH0310834Y2 (ja)

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JP9427485U JPH0310834Y2 (ja) 1985-06-21 1985-06-21

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JPS621561U JPS621561U (ja) 1987-01-07
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JPS621561U (ja) 1987-01-07

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