JPH03106999A - 低刺激性洗浄剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、起泡性、洗浄性等の洗浄剤としての必須要件
を満足しながら、皮膚に対する刺激性が著しく低い洗浄
剤Ｍｉ威物に関するものである．〔従来の技術〕 従来、蛋白質変性力の強い界面活性剤や界面活性剤＆［
ｌ底物では、これらを連用することにより強度の手荒れ
現象が認められるのに対し、蛋白質変性力の小さい界面
活性剤やそのＭｉｔｃ物（Ｍえばシャンプー）は、長期
間連用しても手荒れ等の皮膚障害が起こり難く、皮膚に
対する刺激性が著しく低いことがよく知られている． 一方、後記の一般式（Ａ）で表わされる陰イオン性界面
活性剤は、洗浄力に優れていることから洗顔料やシャン
プー等の洗浄剤に配合使用されているが、蛋白質変性力
や皮膚刺激性が強く手荒れ等の皮膚障害を起こしやすい
欠点がある．このような背景と生活水準の高度化に伴い
、人体に対して高度な安全性を有する低皮膚刺激性の界
面活性剤や洗浄剤組或物の開発が強く要望されるように
なって来ているのが現状である． 〔発明が解決しようとする課題〕 本発明者等は、前記従来技術の難点を改良せんとして鋭
意研究した結果、特開昭６１−９３８２２号，特開昭６
２−７１５２８号に記載の後記一般式（Ｂ）で表わされ
る両性界面活性剤の適当量を、後記一般式（Ａ）で表わ
される陰イオン性界面活性剤に混合する場合は、起泡性
、洗浄性等の洗浄剤としての必須要件を満足しながら、
蛋白質変性力が小さく、手荒れ等の皮膚障害を起し難く
皮膚刺激性の著しく低い洗浄剤組威物が得られることを
見出し、本発明を完或するに至った． 本発明の目的は、起泡性、洗浄性等の洗浄剤としての必
須要件を満足しながら、皮膚に対する刺激性が著しく低
い洗浄剤組或物を提供することにある． 〔課題を解決するための手段〕 本発明は 一般式（Ａ） Ｒ．−０　−（ＣｔｌｆｉＣＨ！Ｏ），　ＣＨ！ＣＯＯ
Ｍ＋　　・・・・・・・・・（Ａ）（上記式中でＲ，は
炭素数６〜２０のアルキル基又はアルケニル基．Ｌはア
ルカリ金属又はアノレカノールアミンを示す．ｎは１−
１５の数を示す．）で表わされる陰イオン性界面活性剤
と、一般式（Ｂ） Ｏ （上記式中で、Ｒ２は炭素数１０〜ｌ８のアルキル基，
Ｍ２はアルカリ金属を示す．） で表わされる両性界面活性剤とを有効成分として含有し
ている低刺激性洗浄剤組成物である．本発明における前
記一般式（Ａ）で表わされる陰イオン性界面活性剤は、
例えばボリオキシエチレン（２Ｅ．Ｏ．）デシルエーテ
ルカルボン酸トリエタノールアミン．ボリオキシエチレ
ン（５Ｅ．０．）ヘキサデシルエーテルカルボン酸ナト
リウム，ポリオキシエチレン（５Ｅ．○．）オクチルエ
ーテルカルボン酸カリウム，ボリオキシエチレン（８Ｅ
．Ｏ，）エイコシルエーテルカルボン酸ナトリウム，ポ
リオキシエチレン（４Ｅ．Ｏ．）ドデシルエーテルカル
ボン酸ナトリウム．ボリオキシエチレン（３Ｅ．Ｏ．）
　　トリデシルエーテルカルボン酸トリエタノールアミ
ン．ポリオキシエチレン（６Ｅ．○．）テトラデシルエ
ーテルカルボン酸ナトリウム，ボＩｋ』−キシエチレン
（８Ｅ．Ｏ．）ココイルエーテルカルボン酸ナトリウム
．ボリオキシエチレン（１　２Ｅ．Ｏ．）ココイルエー
テルカルボン酸カリウム等が挙げられる．また前記一般
式（Ｂ）で表わされる両性界面活性剤としては、例えば
、２−　（Ｎ−　（２−ヒドロキシテトラデシル）−Ｎ
−メチルアミノ〕エチルリン酸エステルモノナトリウム
塩（以下、化合物ｌという）．２−　（Ｎ−　（２−ヒ
ドロキシテトラデシル）−Ｎ−メチルアミノ）エチルリ
ン酸エステル七ノカリウム塩（化合物２），２−　（Ｎ
−　（２ヒドロキシドデシル）一Ｎ−メチルアミノ〕エ
チルリン酸エステルモノナトリウム塩（化合物３），２
−（Ｎ−　（２−ヒドロキシドデシル）−Ｎ−メチルア
ミノ〕エチルリン酸エステルモノカリウム塩（化合物４
），２−　（Ｎ−　（２−ヒドロキシヘキサデシル）−
Ｎ−メチルアξノ〕エチルリン酸エステルモノナトリウ
ム塩（化合物５），２−（Ｎ−　（２−ヒドロキシヘキ
サデシル）−Ｎ−メチルアミノ〕エチルリン酸エステル
モノカリウム塩（化合物６），２−　（Ｎ−　（２−ヒ
ドロキシオクタデシル）一Ｎ−メチルアミノ）エチルリ
ン酸エステルモノナトリウム塩（化合物７），２−（Ｎ
−（２−ヒドロキシオクタデンル）−Ｎ−メチルアミノ
〕エチルリン酸エステルモノカリウム塩（化合物８），
２−　（Ｎ−　（２−ヒドロキシェイコシル）−Ｎ−メ
チルアミノ〕エチルリン酸エステルモノナトリウム塩（
化合物９），２−　ＣＮ（２−ヒドロキシェイコシル）
−Ｎ−メチルアξノ〕エチルリン酸エステル七ノカリウ
ム塩（化合物１０）などである． 前記一般式（Ａ）で表わされる陰イオン性界面活性剤は
、充分なる起泡性、洗浄性等の界面活性能は有するもの
、蛋白質変性カはやや強く、単独で用いた場合には所望
の低刺激性洗浄剤は得られない． 一方、前記一般式（Ｂ）で表わされる両性界面活性剤は
蛋白質変性力は非常に低く、刺激性は弱いが、起泡性、
洗浄性等の界面活性能は適度に有するのみである． このような、前記一般式（Ａ）で表わされる陰イオン性
界面活性剤と、前記一般式（Ｂ）で表わされる両性界面
活性剤とを、組み合わせることによって、おのおの単独
の場合より粘度上昇、臨界逅セル濃度の低下等の現象が
おこり、起泡性、洗浄性等の界面活性能は前記一般式（
Ａ）で表わされる陰イオン性界面活性剤単独の場合に優
るとも劣らず、同時に蛋白質変性力は前記一般式（Ｂ）
で表わされる両性界面活性剤単独の場合とほぼ同等の程
度まで著しく低下せしめることを可能とした．即ち、前
記一般式（Ａ）で表わされる陰イオン性界面活性剤と前
記一般式（Ｂ）で表わされる両性界面活性剤を混合して
複合体を形威せしめることにより、明らかに相乗効果が
発揮され、優れた界面活性能を維持しつつ、蛋白質変性
能の低い低刺激性洗浄剤組威物を得ることを可能とした
．この（Ａ）　　：　（Ｂ）の混合比（重量比）は、５
：１乃至１：２０の範囲でかつ、（Ａ）＋（Ｂ）の含有
量は洗浄剤＆ＩＩ底物全量中の１０乃至５０重量％が好
ましい．この範囲以外の混合比や、他のア二オン界面活
性剤等を多量に加えて系のバランスを崩した場合では、
所望の蛋白質変性能の低下効果が得られない． 本発明の洗浄剤組威物は、所望により、洗浄剤に一般に
配合される戒分、例えば、高級アルコール、ラノリン誘
導体、蛋白誘導体や、ポリエチレングリコールの脂肪酸
エステル類等の油性威分、プロピレングリコール、グリ
セリン、ポリエチレングリコール等の保湿剤或分、脂肪
酸アルヵロールアマイド、ポリオキシェチレンアルキル
エーテル及びアルキルアミンオキシド等の非イオン界面
活性剤、水溶性高分子物質（アニオン性、非イオン性、
カチオン性のものを含む）、金属イオン封鎖剤、防腐剤
、殺菌剤、ｐＨ調整剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、色
素及び香料等を含むことができる． 〔実施例〕 次に本発明を実施例をもって詳細に説明するが、本発明
はこれにより限定されるものではない．実施例に先立ち
、各実施例で採用した試験法を説明する． （起泡性試験法） ロスマイルズ試験法（ＡＳＴＭＤ　１　１　７　３　−
５３）によって行った．また、評価の基準を次のように
設定した． ○・・・泡立ち良好　泡量　２００ｍｌ以上△・・・泡
立ち普通　泡量　１　５　０ｍ１以上２　０　０ｍｊ！
未満 ×・・・泡立ち不良　泡量　１　５　０ｍＪ未満（洗浄
性試験法） ５ｃｍＸ５ｃｍのウールモスリン布にラノリン７％及び
スダンＩＩＩ　０．　０　０　５％のクロロホルム溶液
０．　４　ｍ　Ｉｔを均一に塗布し乾燥させ、この汚染
布を３％の洗浄剤溶液４０ｍＡが入った約１　０　０ｍ
ｌのガラス製シリンダー中に入れ、４０℃の恒温槽中で
１５分振とうし、汚染布を流水中でよくすすぎ・乾燥さ
せ、反射率を調べ、次式により洗浄率を求めた． また、評価の基準を次のように設定した。

○：洗浄性良好　洗浄効率　８０％以上Δ：洗浄性普通
　洗浄効率　６０％以上８０％未満 ×：洗浄性不良　洗浄効率　６０％未満（蛋白質変性率
測定法） 水系高速液体クロマトグラフィーを利用し、卵白アルブ
ミンｐＨ７緩衝溶液に、試料濃度１％になるように試料
を加えた場合の卵白アルプミン変性率を、２２０ｎｍの
吸収ピークを用いて測定した． Ｈ０　；卵白アルブミンの２２０ｎｒｎＱ収ピークの高
さ Ｈ．Ｆ卵白アルブ旦ン緩街溶液に試料を加えた時の２２
０ｎｍ吸収ピークの高さ 評価の基隼を次のように設定した． ◎：卵白アルプミン変性率　３０％未満Ｏ：卵白アルブ
ミン変性率　３０％以上６０％未満 Δ：卵白アルブミン変性率　６０％以上８０％未満 ×：卵白アルブミン変性率　８０％以上（手荒れ試験法
） 各試料につき、男女各５名、合計１０名のパネルを用い
、左右どちらか一方の手を、試料濃度５％、温度３５℃
の水溶液に、他方の手を同温度の水に１０分間浸漬する
操作を１日当り２回、２日間続けて行ない、左右の手の
肌荒れ状態の差を肉眼で判定した． ◎・・・手荒れ性著しく弱い　ｉｏ人中０−１名試料側
に手荒れが認められた ○・・・手荒れ性やや弱い　　１０人中２〜４名試料側
に手荒れが認められた △・・・手荒れ性やや強い　　ｌＯ人中５〜７名試料側
に手荒れが認められた ×・・・手荒れ性著しく強い　１０人中８〜１０名試料
側に手荒れが認められた 実施例１〜８、比較例１〜２ 第１表に記載の配合＆ｌｌ）ｆｃよりなるシャンプーを
調製し、その起泡性、洗浄性、蛋白質変性率及び手荒れ
性を調べた結果を、第１表に示した．第１表から明らか
な如《、本発明のシャンプーは諸特性に於いて優れたも
のであった．一方、前記一般式ＣＢ）で表わされる両性
界面活性剤を欠いた比較例１は蛋白質変性率．手荒れ性
に劣り好ましくなく、また前記一般式（０で表わされる
陰イオン性界面活性剤を欠いた比較例２は起泡性．洗実
施例９ 次の配合組成よりなるボディシャンプーを調製した． （重量％） 化合物１６ 化合物７６ グリセリン　　　　　　　　　　　　　２香料　　　　
　　　　　　　　　　　　　０．　３水　　　　　　　
　　　　　　　　　残余このボディシャンプーの起泡性
、洗浄性、蛋白質変性率、手荒れ性を調べた結果、各々
○、○、◎、■であった． 実施例１０ 次の配合組或よりなるシャンプーを調製した．（重量％
） 化合物１０　　　　　　　　　　　　　８ヤシ脂肪酸ジ
エタノールアマイド　　　５香＄４　　　　　　　　　
　　　　　　　　０．　３水　　　　　　　　　　　　
　　　　残余このシャンプーの起泡性、洗浄性、蛋白質
変性率、手荒れ性を調べた結果、各々○、○、◎、◎で
あった． 〔発明の効果〕 以上記載のごとく、本発明は安全性が高く、皮膚及び毛
髪に対して刺激が少なく温和な作用を有し、しかも優れ
た起泡力，洗浄力を有する低刺激性洗浄剤組戒物を提供
することは明らかである。

化合物８ ８

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）一般式（Ａ） Ｒ＿１−Ｏ−（ＣＨ＿２ＣＨ＿２Ｏ）＿ｎＣＨ＿２ＣＯ
   ＯＭ＿１・・・・・・・・・（Ａ）（上記式中でＲ＿１
   は炭素数６〜２０のアルキル基又はアルケニル基、Ｍ＿
   １はアルカリ金属又はアルカノールアミンを示す、ｎは
   １〜１５の数を示す。） で表わされる陰イオン性界面活性剤と、 一般式（Ｂ） ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
   （Ｂ） （上記式中で、Ｒ＿２は炭素数１０〜１８のアルキル基
   、Ｍ＿２はアルカリ金属を示す。） で表わされる両性界面活性剤とを有効成分として含有し
   ている低刺激性洗浄剤組成物。