JPH0310333B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、片面に感圧性接着剤化合物を塗布し
た一般的に可撓性の裏張りを有する種類の接着性
包帯に関する。特に、本発明は使用者が容易且つ
効率的に使用準備状態にできるような包装された
接着性包帯およびこの包帯の製造方法に関する。

接着性包帯は今や職場用および家庭用の両方に
おいて救急処置の用途に普及しており、体の色々
な部分に使用できるように種々のサイズをもつス
トリツプ、パツチ、スポツト等のような種々の形
状のものが採用されている。普及している前述の
包帯のほとんどは、先ず比較的固い外装シートで
接着剤の塗布面を保護しほぼ共通の延長部に接着
コーテイングを形成し、さらに外装した包帯を包
装材に２重に包んで包装されている。使用に際し
ては、引きちぎり用ストリツプや引きちぎり用糸
を利用して包装材を取り除き、次いで外装シート
を取り除くことにより、傷口に当てる包帯の接着
剤塗布面が露出される。このような包装された包
帯は、清潔で衛生的な状態に維持された大量生産
ができ、それにより比較的低価格で販売されるた
め、広く受け入れられている。

残念ながら、そのような包装された包帯にはい
くつかの欠点がある。先ず第１に、引きちぎり用
ストリツプや引きちぎり用糸を利用して外側の包
装材を除去することは利用者にとつて幾分厄介な
手間であり、場合によつては仕上りの悪さや製造
ミスのために前述包装材の除去がうまく行われな
いことがある。さらに、その後に外装シートを除
去する必要があるため、包帯の使用までに要する
時間が余計にかかり、不利益である。さらに、外
装シートの除去とこれに伴なう薄い可撓性の包帯
の取扱いは、いまや粘性接着面が露出しているた
め、傷口に当てる前に包帯が折込まれてそれ自体
が付着してしまい、その折込まれた包帯を広げる
必要があり、あるいは新しい包帯に気が向いて折
込まれた包帯を捨てることさえある。

前述の不都合を軽減するために幾つかの試みが
提案されている。これらの提案の一例としては、
1961年１月24日発行の米国特許第2969144号（発
明者：Eli A.Zackheim）およびこれと同年月日
発行の米国特許第2969145号（発明者：G.
Hannaver、Jr）がある。基本的には、これらの
両特許共、外装シートを簡単に剥すことにより外
装シートの問題が解消できることを提示してい
る。その代り、接着性包帯はそれ自体折込まれ、
折りたたまれた包帯は外部主要面の両面に接着剤
のコーテイングが現われることになる。折りたた
まれた包帯は２枚の包装材の間に挟まれ、各包装
材は折りたたまれた包帯の各外部主要面の接着剤
コーテイングに付着する。包装シートの各々は折
りたたまれた包帯の外周を越えて延びる部分を有
している。従つて、包装シートのこれらの延長外
周部分は側部全体で包帯を包み込むべく剥離可能
に一体にシールされる。使用に際し、２枚の包装
シートはタブ端部を利用して剥離され、包帯の使
用準備が整う。

この従来の提案は確かに外装シートの除去に関
する利用者の問題を解消し、包帯の折込みとそれ
自体の付着の恐れが少なくなるような包帯を提示
している。

残念ながら、この包装方法は、その製造業者に
対して実施化を阻止する実質的な問題を提示して
いるという点で商業的には受け入れられていな
い。特に、接着剤を塗布した個々の包帯を外装シ
ートを使用しないで各種サイズおよび形状に切断
したり、あるいは外装シートなしで包帯を折りた
たみ、それを包装材に挿入する方法は満足すべき
ものが何も見出されていない。必要とするサイズ
および形状の包帯を製造する方法として前述の提
案以前に使用されていた方法は、先ず連続した裏
張り材料のウエブに感圧性接着剤を塗布し、接着
剤の表面に外装シートを置いて外装した連続ウエ
ブを形成する。次いで、包帯は外装された連続ウ
エブから所望形状にダイスで切断される。明らか
に、外装シートがないと、接着剤を塗布した表面
が切断用ダイスに接触するため、ダイスで裏張り
ウエブを切断するのが非常に困難となる。

さらに、これらの切断された包帯は剛性がほと
んどなく、経済性を重視した生産に要求される高
速度で処理できないという点で、個々の切断され
た包帯を折りたたむとともにそれらを包装シート
間に詰め込む取扱い作業は大きな処理能力の困難
さを伴う。

前述の理由により、利用者にふりかかる問題を
解消する包装された接着性包帯システムが必要と
なつており、先行技術の解決策はこれらの問題を
解消する方向に向けられているものの、これらの
先行技術の提案に関連した欠点が付随する。

本発明によれば、先行技術に付随する加工処理
上の問題がなく、先行技術でもたらされるような
外装シートおよび包装材に関連する利用者の問題
を解消した包装形接着包帯システムが得られる。
特に、本発明の包装された接着性包帯システム
は、包装された接着性包帯の製造に外装シートを
使用するとともに該外装シートの価値を失わず、
それと同時に包帯の開封と使用に関連した使用者
側における困難性を回避したことを特徴としてい
る。

本発明の包装された接着性包帯は、主要片面に
被覆した感圧性接着剤層を有するほぼ平面状の裏
張りシートを具備している。包帯は、被覆されて
いない主要面の部分が面同志向い合つて接触する
ように折れ線に沿つて折りたたまれ、それによつ
て折りたたまれた包帯は主要外面の両面に感圧性
接着剤を呈する。

折りたたみ包帯は、各々第１および第２の主要
面を有する外装シート間に挟まれる。この場合、
各外装シートの第１の主要面は対面接触するとと
もに感圧性接着剤に付着し、外装された折りたた
み包帯を形成する。外装された折りたたみ包帯
は、第１および第２の主要面を有する包装シート
間に挟まれる。この場合、各包装シートの第１の
主要面は、外装シートの第２の主要面と対面接触
する。包装シートの面積は平面状の外装折りたた
み包帯より大きい。即ち、包装シートは、サンド
イツチ状の外装折りたたみ包帯の全側部を越えて
延びる外周部分を有し、互いに面同志向い合う関
係にある。これらの外周部分は剥離可能に一体に
シールされて密封包装の包みを形成する。

本発明の教示によれば、面同志の接触領域には
包装シートを外装シートに接着させるためのシー
リング手段が設けられる。そのようなシーリング
手段は、外装シートが感圧性接着剤に対するより
一層強力に包装材に付着するように選ばれる。

従つて、包みを開けようとするとき、使用者は
好ましくは包装シートに設けたシールされていな
いタブ端部を用いてシートを把持することにより
包装シートを剥離する。それにより包装シートの
外周部分は分離される。包装シートと外装シート
との間におけるシーリング手段の前述の粘着性の
ために、包装シートを剥離すると同じ動作で同時
に包帯の接着剤コーテイングから外装シートが剥
がれ、それにより包みの使用準備が整う。外装シ
ートは包装シートにシールされた状態を維持し、
一緒に捨てることができる。

従つて、剥離して開封される接着性包帯の包み
に関する技術に示された利点は、引き裂き用スト
リツプまたは糸の厄介さが回避された点で、依然
守られている。さらに、その後に包装されていな
い包帯から外装シートを取り除くような付加的且
つ不利なステツプの必要性もなくなり、包帯は使
用準備状態を呈する。これらの利点にもかかわら
ず、外装シートは依然使用され、外装シートの使
用における利点はもつぱら包帯の切断および折り
たたみ時の補助処理として残る。

包装シートを外装シートにシールするのに多種
多様のシーリング手段を選ぶことができる。勿論
本発明の教示に基づくシーリング手段の場合、包
装シートが剥離されるとき、外装シートは折りた
たみ包帯に対するより強力な粘着性をもつて包装
シートに付着する。しかしながら、本発明の好ま
しい実施例では、包装シートの第１の主要面は外
装シートの第２の主要面と対面接触する領域に粘
着性コーテイングを被覆される。「粘着性コーテ
イング」の用語は、それ自体または同種のコーテ
イングに対するばかりでなくその他の表面に対し
ても接着する特性をもつコーテイングを意味す
る。同様に外装シートの第２の主要面はそのよう
な粘着性コーテイングを被覆され、２つの粘着性
コーテイングが協力してここに述べたシーリング
手段を形成する。

シーリング手段を形成するべく包装シートの第
１の主要面に塗布されるコーテイングの選択の如
何にかかわらず、そのようなコーテイングは全体
に塗布するのがよく、それによりコーテイングは
包装シートの外周部分にまで延び、包帯を封入す
るべくこれらの部分を一体に剥離可能にシールす
るのに役立つ。

かくして、前述の粘着性コーテイングは、外装
シートに対するシーリング手段と包みを剥離可能
にシールする手段の両方を形成する目的で使用す
ることができる。

以下、図面の実施例につき詳述する。第１図お
よび第３図には、本発明の第１実施例として、包
装された折りたたみ包帯１０が示されている。折
りたたみ包帯１２はほぼ平面状の可撓性裏張り１
４を具備しており、該裏張り１４は布、トリコツ
トメツシユ、紙のような織地または不織の繊維材
料、あるいはその他不織の繊維状材料のいずれで
もよい。それらに代る裏張り材料としては、例え
ばポリ塩化ビニルフイルムのような重合体材料の
フイルムでもよく、また通気孔を設けてもよい。

裏張り１４の表面に積層しているのは、包帯を
着用者の体に接着させるための感圧性接着剤１６
の層である。この目的に適う感圧性接着剤は周知
のものであり、通常は天然ゴムと合成ゴムの混合
物から成り、樹脂やその他適宜粘着性付与剤の添
加に伴い特性が変化する。

裏張りの接着性被覆面のほぼ中央には、体の滲
出物を吸収するためのパツド１８が配置されてお
り、該パツドは折りたたんだ織り布地のような適
宜吸収材、例えばガーゼのようなものでよい。

包帯は、裏張りの非被覆面の部分が界面２２に
沿つて対面する関係となるとともに外部主要面の
両面に感圧性接着剤１６を呈する折りたたみ包帯
１２を形成するように、折込み線２０に沿つて折
りたたまれている。

折りたたみ包帯１２は、外装された折りたたみ
包帯を形成するべく２枚の外装シート２４間に挟
まれる。裏張りに比べて比較的堅い材質の外装シ
ート２４は、感圧性接着剤１６による接着作用に
より折りたたみ包帯に付接される。

外装された折りたたみ包帯は、ほぼ平面状で該
外装折りたたみ包帯の領域を越えて延びる外周部
分２８をもつ包装シート２６間に挟められる。前
記包装シートは接着性包帯を包むとともに使用に
供するまで該包帯を保護するものであれば周知の
材料でよい。好ましくは、包装シートは包帯の殺
菌工程を受け入れられるようなものを選択する。
代表的な例として、包装シートは医療レベルの軽
量クラフト紙またはグラシン紙から成る。

第５図で最もよく表われているように、包装シ
ートの外周部分２８は、外装折りたたみ包帯を封
入するべく、剥離可能に一体にシールされる。こ
れは、包装シートの対面接触領域にある外周部分
に接着または粘着層３０を被覆することで実施で
きる。それに代えて層３０は熱および／または圧
力負荷で剥離可能なシールを形成できる加熱シー
ル可能な材料としてもよい。そのような接着性、
粘着性、および加熱シール可能な層は現在ではす
べて周知である。包装シートの外周部分を剥離す
ることによる包みの開封を容易にするために、包
装された包帯の少なくとも一端にタブ３２が設け
られる。これらのタブは、第３図に例示したよう
に、各包装シートの遠方端部を折るだけで形成で
きる。それに代えて、タブは遠方端部を接着性、
粘着性、あるいは加熱シール可能なコーテイング
を施さないままに残しても形成できる。

本発明の教示に従えば、包装シートを外装シー
トに接着させるシーリング手段はそれらの対面接
触領域に設けられる。これらのシーリング手段
は、外装シートと折りたたみ包帯との間の接着力
より大きな剥離抵抗（剥離力）を与える特徴をも
つている。第４図に示す通り、これらのシーリン
グ手段は包装シートと外装シートの対面接触領域
に粘着性層３４，３６を被覆したものから成る。
層３４，３６はその他種々の周知手段でシールす
ることもできる。但し、ここに規定した剥離力基
準に従うものとする。そのような代替シール手段
は例えば接着性コーテイング、加熱シール可能な
コーテイング、あるいは層３４，３６がこれらの
シーリング手段に適合する場合には超音波シール
や無線周波シールのようなシール方法でもよい。
第１〜第５図の好ましい実施例において、層３
０，３４，３６はすべて同じ材料である。この特
定した実施例は必ずしも必要欠くべからざるもの
というのではなく、そのような実施例とすれば本
発明の包装された包帯の製造が非常に簡単になる
ということである。例えば、そのような実施例を
採用すれば、包装シートと外装シートは各々全体
を同一の層で被覆することができ、それぞれのシ
ートの特定領域に特殊なコーテイング材を被覆す
る必要性が一切ない。さらに、包装シートに対し
外装折りたたみ包帯を正確に位置決めする必要性
も無くなる。

第２図は、利用者が本発明の包装された包帯を
容易に開封できることを例示している。２枚の包
装シート２６はタブ３２で捕捉され引き離され
る。包装シートと外装シート２４との間のシール
手段はここに規定した基準に従つているため、こ
の剥離作用は折りたたみ包帯から外装シートを除
去することにもなり、効果的に包帯を広げ、該包
帯の使用準備状態が整う。外装シートは包装シー
トに接着したままで、該包装シートと共に廃棄で
きる。

さて、第６〜第１０図は本発明の第２実施例を
示している。この第２実施例は、第１実施例が２
枚の包装シートで包帯を包装しているのと異な
り、１枚のシートで包帯を折りたたむとともにひ
れ状にシールしている点で第１図〜第５図と相違
する。

この場合も、包装された包帯４０は平面状の可
撓性裏張り４４を含む折りたたみ包帯４２から成
り、該裏張りは片面に被覆した感圧性接着剤４６
の層を有し、該層の表面に体の滲出物を吸収する
ためのパツド４８を備えている。包帯は、裏張り
が界面５２に沿つて対面関係となるとともに感圧
性接着剤４６が裏張りの外部主要面の両面に呈す
るように折込み線５０に沿つて折りたたまれる。

折りたたみ包帯４２は、外装された折りたたみ
包帯を形成するべく２枚の外装シート５４間に挟
まれる。

平面状でほぼ矩形の包装シート５６が１枚設け
られ、該シートは平行な縦方向縁５５と平行な横
方向縁５７を有し、該横方向縁間の距離は折りた
たみ包帯の縦方向寸法より若干長く、また縦方向
縁間の距離は包帯の横方向寸法の２倍より若干長
い。

包装シート５６は、縦方向縁５５が包帯の片方
の主要面の上方に合致するとともに横方向縁５７
が折りたたみ包帯の横方向端縁を越えて延出する
状態で外装折りたたみ包帯のまわりに巻きつけら
れる。縦方向縁５５に近接する包装シートの部分
５９は一体にシールされ、「フインシール」５８
として包装技術で既知のものを形成するべく平た
く降りたたまれる。包帯を越えて延出する包装シ
ートの部分は包帯を完全に封入するべく剥離可能
に一体にシールされる。後者のシーリングおよび
好ましくはフインシーリングは、包装シートの適
宜部分に接着性、粘着性、または熱シール可能な
コーテイングを用いれば実施できる。そのような
コーテイングを第１１図に層６０として示す。包
装シールの剥離を容易にするために、包みの少な
くとも一端にタブ６２が設けられる。これらのタ
ブは、包装シート５６で形成されたスリーブの遠
方部分を切り開くとともに、第６〜８図に示すよ
うにスリツト部分の遠方端分をそれ自体降りたた
むことにより形成できる。

本発明の教示に従えば、包装シートを外装シー
トに接着させるためのシーリング手段は対面接触
領域に設けられ、前述実施例のように、そのよう
なシーリング手段は外装シートと折りたたみ包帯
との間の接着力で与えられるものより大きな剥離
抵抗を付与する特徴をもつている。第１０図はそ
のようなシーリング手段を外装シートと包装シー
トにそれぞれ被覆した層６４，６６として例示し
ている。前述の実施例の通り、これらの層は接着
性、粘着性、または熱シール可能な材料のものと
してよい。繰り返して述べると、本発明の包装さ
れた包帯の製造を容易にするために包装シートと
外装シートの両方共全体を被覆するように層６
４，６６，６０はすべて単一の材料とするのが好
ましい。

第７図に示す通り、タブ６２がつままれた包装
シートは包帯から剥離し、使用準備を整えること
ができる。比較的堅い外装シートのため、包装シ
ートは外装シートの縦方向縁６８に沿つて小ぎれ
いに切り裂き、包帯が露出する。外装シートと包
装シート間の接着力に対する剥離力が外装シート
と包帯間の接着力に対する剥離力に比べて大きい
ため、外装シートは包装シートに接着したままに
残り、それらの間に介在させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の包装された包帯の第１実施例
における一部を削除した平面図である。第２図は
第１図の包装された包帯を開いた斜視図である。
第３図は第１図の線３〜３に沿つた包装された包
帯の縦断面図である。第４図は第３図の円形部分
をみた包装された包帯の部分拡大図である。第５
図は第３図の円形部分をみた包装された包帯の第
２の部分の拡大図である。第６図は本発明包装さ
れた包帯の第２実施例における一部を削除した平
面図である。第７図は第６図の包装された包帯を
開いた斜視図である。第８図は第６図の線８〜８
に沿つた包装された包帯の縦断面図である。第９
図は第６図の線９〜９に沿つた包装された包帯の
横断面図である。第１０図は第８図の円形部分を
みた包装された包帯の部分拡大図である。第１１
図は第８図の円形部分をみた包装された包帯の第
２の部分の拡大図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 片面に感圧性接着剤を塗布した可撓性の平面
   状裏張りを含む包装された感圧接着性包帯であつ
   て、該包帯は感圧性接着剤が外部主要面の各々に
   塗布された状態の折りたたみ包帯を形成するべく
   それ自体横方向の折れ線に沿つて折りたたまれ、
   前記折りたたみ包帯は外装された折りたたみ包帯
   を形成するべく外装シートが前記感圧性接着剤に
   接着するように該シート間に挟まれ、前記外装さ
   れた折りたたみ包帯は包装材の内面の一部が前記
   外装シートに重なるように該包装材で封入されて
   おり、さらに前記包帯は、前記包装材の内面の前
   記部分を前記外装シートに接着させるシーリング
   手段を備え、該シーリング手段は前記外装シート
   と前記折りたたみ包帯との間における接着剤の粘
   着性より大きな粘着性を前記部分と前記外装シー
   トとの間に付与し、それにより前記包みが前記包
   装材を取り除いて開封されるとき、前記外装シー
   トが前記折りたたみ包帯から離合するとともに前
   記包装材に接着された状態を維持して該包帯の使
   用準備を整えるごとくしたことを特徴とする包装
   された感圧接着性包帯。 ２ 前記シーリング手段は前記包装材の前記部分
   と前記外装シートとの間に接着層を含む、特許請
   求の範囲第１項記載の包装された感圧接着性包
   帯。 ３ 前記シーリング手段は、前記外装シートを前
   記包装材に接着させるべく、前記外装シートの粘
   着層と協働するように前記包装材の前記部分に設
   けた粘着性を含む、特許請求の範囲第１項記載の
   包装された感圧接着性包帯。 ４ 前記シーリング手段は、前記包装材の前記部
   分と前記外装シートとの間に熱シールされたコー
   テイングを含む、特許請求の範囲第１項記載の包
   装された感圧接着性包帯。 ５ 前記包装材は、前記外装された折りたたみ包
   帯を挟む２つのパネルを含み、該パネルは少なく
   とも前記外装された折りたたみ包帯の外周部の一
   部を越えて延びる外周部分を有し、該外周部分は
   前記包帯を封入するべく一体にシールされた、特
   許請求の範囲第１項記載の包装された感圧接着性
   包帯。 ６ 前記外周部分は剥離可能なシールにより一体
   にシールされた、特許請求の範囲第５項記載の包
   装された感圧接着性包帯。 ７ 前記外周部分は前記折りたたみ包帯の少なく
   とも横方向の一縁を越えて延び、前記シールを剥
   離するためのタブを具備した、特許請求の範囲第
   ６項記載の包装された感圧接着性包帯。 ８ 前記外周部分は相互間を接着層でシールされ
   た、特許請求の範囲第５項記載の包装された感圧
   接着性包帯。 ９ 前記外周部分は相互間を熱シール層でシール
   された、特許請求の範囲第５項記載の包装された
   感圧接着性包帯。 １０ 前記外周部分は、外周部同士をシールする
   べく、前記パネルの一方の粘着性コーテイングが
   他方のパネルの粘着性コーテイングと協働するこ
   とによりシールされた、特許請求の範囲第５項記
   載の包装された感圧接着性包帯。 １１ 前記パネルの内面は、前記パネルを外装シ
   ートにシールするとともに前記外周部分同士をシ
   ールするべく、全体にコーテイングを施した、特
   許請求の範囲第５項記載の包装された感圧接着性
   包帯。 １２ 前記外装シートは、該外装シートを前記包
   装材に接着させるシーリング手段を形成するべく
   前記パネルのコーテイングと協働する材料で被覆
   された、特許請求の範囲第１１項記載の包装され
   た感圧接着性包帯。 １３ 前記コーテイングは接着性コーテイングと
   した、特許請求の範囲第１２項記載の包装された
   感圧接着性包帯。 １４ 前記コーテイングは粘着性コーテイングと
   した、特許請求の範囲第１２項記載の包装された
   感圧接着性包帯。 １５ 前記コーテイングは熱シール可能なコーテ
   イングとした、特許請求の範囲第１２項記載の包
   装された感圧接着性包帯。 １６ 片面に感圧性接着剤を塗布した可撓性の平
   面状裏張りを含む包装された感圧接着性包帯であ
   つて、該包帯は感圧性接着剤が外部主要面の各々
   に塗布された状態の折りたたみ包帯を形成するべ
   くそれ自体横方向の折れ線に沿つて折りたたま
   れ、前記折りたたみ包帯は外装された折りたたみ
   包帯を形成するべく外装シートが前記感圧性接着
   剤に接着するように該シート間に挟まれ、前記外
   装された折りたたみ包帯は２枚の包装シートの内
   面の一部が前記外装シートに重なる状態に該両包
   装シート間に挟まれており、さらに前記包帯は、
   前記包装シートの内面の前記部分を前記外装シー
   トに接着させるシーリング手段を備え、該シーリ
   ング手段は前記外装シートと前記折りたたみ包帯
   との間における接着剤の粘着性より大きな粘着性
   を前記部分と前記外装シートとの間に付与し、前
   記包装シートの外周部分は前記外装された折りた
   たみ包帯の外周を越えて延び剥離可能に一体にシ
   ールされ、それにより前記包みが前記包装シート
   を剥離されて開封されるとき、前記外装シートが
   前記折りたたみ包帯から離合するとともに前記包
   装材に接着された状態を維持して該包帯の使用準
   備を整えるごとくしたことを特徴とする包装され
   た感圧接着性包帯。 １７ 前記包装シートの内面は、包装シートを外
   装シートに接着させ外周部分同士をシールするた
   めのシーリング手段を形成するべく、全体にシー
   リング材を塗布した、特許請求の範囲第１６項記
   載の包装された感圧接着性包帯。 １８ 前記包装シートは全体を接着性材料で被覆
   した、特許請求の範囲第１７項記載の包装された
   感圧接着性包帯。 １９ 前記包装シートは全体を接着性材料で被覆
   した、特許請求の範囲第１６項記載の包装された
   感圧接着性包帯。 ２０ 前記包装シートは全体を熱シール可能なコ
   ーテイングで被覆した、特許請求の範囲第１６項
   記載の包装された感圧接着性包帯。 ２１ 前記外装シートは、該外装シートを前記包
   装シートに接着させるための前記シーリング手段
   を形成するべく、前記包装シートの全面コーテイ
   ングと協働する材料で被覆した、特許請求の範囲
   第６項記載の包装された感圧接着性包帯。 ２２ 片面に圧感接着剤を塗布した可撓性の平面
   状裏張りを含む包装された感圧性包帯であつて、
   該包帯は圧感接着剤が外部主要面の各々に塗布さ
   れた状態の折りたたみ包帯を形成するべくそれ自
   体横方向の折れ線に沿つて折りたたまれ、前記折
   りたたみ包帯は外装された折りたたみ包帯を形成
   するべく外装シートが前記圧感接着剤に接着する
   ように該シート間に挟まれており、さらに前記包
   帯は、横方向の縁と縦方向の縁を有する矩形の包
   装シートを設け、前記縦方向縁間の距離は折りた
   たみ包帯の縦方向寸法より長く、横方向縁間の距
   離は折りたたみ包帯の横方向寸法の２倍より長
   く、前記包装シートは横方向縁が折りたたみ包帯
   の主要面の上方に合致するとともに縦方向縁が折
   りたたみ包帯の横方向端縁を越えて延びた状態で
   外装された折りたたみ包帯のまわりに巻かれ、前
   記横方向縁に近い前記包装シートの部分はひれ状
   のシールを形成するべく一体にシールされるとと
   もに平たく折りたたまれ、縦方向縁に近い前記包
   装シートの前記部分は前記折りたたみ包帯を封入
   するべく剥離可能に一体にシールされ、前記包装
   材の内面の一部分が前記外装シートに接着させる
   シーリング手段を設け、該シーリング手段は前記
   外装シートと前記折りたたみ包帯との間における
   接着剤の粘着性より大きな粘着性を前記部分と前
   記外装シートとの間に付与し、それにより前記包
   みが前記包装シートを剥離されて開封されると
   き、前記外装シートが前記折りたたみ包帯から離
   合するとともに前記包装材に接着された状態を維
   持して該包帯の使用準備を整えるごとくしたこと
   を特徴とする包装された感圧接着性包帯。 ２３ 前記包装シートの内面は、包装シートを外
   装シートに接着させるとともに縦方向縁付近の部
   分と包装シートの横方向縁付近の部分とを一体に
   シールするためのシーリング手段を形成するべ
   く、全体にシーリング材料を塗布した、特許請求
   の範囲第２２項記載の包装された感圧接着性包
   帯。