JPH0310253Y2 - - Google Patents

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JPH0310253Y2
JPH0310253Y2 JP5990085U JP5990085U JPH0310253Y2 JP H0310253 Y2 JPH0310253 Y2 JP H0310253Y2 JP 5990085 U JP5990085 U JP 5990085U JP 5990085 U JP5990085 U JP 5990085U JP H0310253 Y2 JPH0310253 Y2 JP H0310253Y2
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roof
plate
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waste
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、左右に隣接する屋根板の隣接端部の
裏面側に捨板を当てがい、表面側を化粧カバーで
被覆した横葺屋根板の接続構造の改良に関する。
〔従来の技術〕
この種の横葺屋根板の接続構造としては、実公
昭60−3867号公報に記載のものが知られている。
この従来構造においては、第8図に示すように、
捨板aが、下板部bとその横幅方向中間部から立
ち上がつた立上り板部cとその上端部から左右両
側方へ突出した上板部dとから構成され、下板部
bと上板部dとの間に、左右の屋根板e…の端部
を差し込むように構成されていた。fは屋根板e
の前縁に折曲形成した係合部、gは屋根板eの後
縁に折曲形成した係止部であり、屋根勾配の傾斜
下方に位置する屋根板eの係止部gに次の屋根板
eの係合部fを引つ掛けて、次々と軒側から棟側
へと葺成すべく構成されている。hは化粧カバー
であり、その左右両端に形成した折返し片i…
を、上板部dと各屋根板e…との間に差し込むよ
うに構成されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記の構造による場合、次の通り、施
工性が悪いと云う欠点があつた。
即ち、上記の従来構造では、左右に隣接する屋
根板e…のうち、一方の屋根板eの端部に捨板a
を嵌着した状態で、この屋根板eの係合部fを、
傾斜下方に位置する屋根板(先行して葺かれた屋
根板)eの係止部gに引つ掛けた後、当該屋根板
eを、係止部gに係合する吊り子(図示せず)を
介して、垂木等の屋根下地に固定し、次に左右方
向に隣接して葺かれる他方の屋根板eの端部を前
記捨板aの下板部bと上板部d間の狭小な溝に差
し込み、且つ当該屋根板eの係合部fを傾斜下方
に位置する屋根板eの係合部fに引つ掛けて、同
様に吊り子で屋根下地に固定し、前記捨板aの上
板部dと左右の屋根板e…との間に、化粧カバー
h両端の折返し片i…を差し込むといつた手順で
施工されることになる。
従つて、一方の屋根板eの端部に嵌着された捨
板aに他方の屋根板eの端部を嵌入する際には、
前記捨板aは固定された状態にあり、この固定さ
れた捨板aの下板部b、上板部d間の狭小な隙間
に、他方の屋根板eの端部を差し込まねばなら
ず、差し込みが非常に困難である。
しかも横葺用の屋根板eは、通常約5メートル
程度の長さを有し、薄鋼板製であつても、数Kgの
重量を有しているから、屋根板eの端部近傍を持
つて捨板aに嵌入させる際、屋根板eを握持する
部位には数十Kgの曲げモーメントが作用すること
になり、相当な熟練者でない限り、一人作業は不
可能であり、一人が屋根板eの一端側を持ち上げ
て屋根下地から少し浮かせ、他の一人が屋根板e
の接続側端部近傍部を持つて、捨板aに差し込む
といつた作業形態が必要とされるのである。ま
た、たとえ一人作業が可能な熟練者にとつても、
上記の作業は、高所での面倒な作業であるが故
に、強風下においては、可成り困難さが増し、大
きな危険が伴うのである。
本考案は、上記の従来欠点を解消できる施工性
の良い横葺屋根板の接続構造を提供するものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案は、捨板
を、下板部とその横幅方向中間部から立ち上がつ
た立上り板部とその上端部から一側方へ突出した
上板部とから形成し、一方の屋根板の端部を前記
捨板の下板部と上板部間に嵌入し、他方の屋根板
の端部に、横方向に開口した屋根板差し込み用の
溝を有する化粧カバー取付け金具を嵌合した状態
で、この屋根板を前記捨板の下板部に載置し、前
記化粧カバーの左右両端に形成した折返し片を、
前記上板部と前記一方の屋根板との間、及び、前
記化粧カバー取付け金具と前記他方の屋根板との
間に夫々差し込んで前記捨板と前記化粧カバー取
付け金具が前記化粧カバーと連結すべく構成した
のである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図から第6図の図
面に基づいて説明する。
図面は本考案に係る横葺屋根板の接続構造を例
示する。1は薄鋼板製の屋根板で、前縁には下方
へ折曲した係合部2が、後縁には上方へ折曲した
係止部3が夫々折曲形成されている。4は屋根板
1の裏面に貼着された発泡ポリエチレンフオーム
等の防水性のある断熱シートである。Aは左右に
隣接する屋根板1…の隣接端部の裏面側に当てが
つた捨板、Bは前記隣接端部の表面側を被覆する
化粧カバーであり、これら捨板A及び化粧カバー
Bは、屋根板1と同程度の薄鋼板かそれよりも板
厚のやや厚い鋼板によつて製作されている。
前記捨板Aは、左右両端に上方へ折り返された
水切り用折返し片5a…を有する下板部5とその
横幅方向中間部から立ち上がつた立上り板部6と
その上端部から一側方へ片持ち状に突出した上板
部7とから構成され、下板部5と上板部7との間
に一方の屋根板1の端部を差し込むための隙間を
形成してある。前記下板部5の上面には、前記上
板部7の後方位置に、断面L字状の位置決め用突
片8がスポツト溶接にて固着されている。また、
下板部5の前端には下向きの折曲片9aが形成さ
れており、下板部5の後端側は屋根板1…の後縁
位置よりも適当距離後方まで延長され、この延長
部分の後端に水切り用立上り片9bを折曲形成し
てある。前記上板部7には、立上り板部6から側
方へ適当距離(屋根板1の熱膨張を考慮して、例
えば、5mm程度に設定される。)程度離れた位置
に、屋根板1の差し込み深さを制限して屋根板1
端縁と立上り板部6との間に屋根板1の熱膨張を
吸収する空隙S1を形成するための複数個のストツ
パー片10…を下方へ切り起こして形成してあ
る。これらのストツパー片10…は、屋根板1が
横方向に膨張することにより、屋根板1の端縁で
押圧され、変形するように構成されている。尚、
図示の実施例では、下板部5の上面に断面略コ字
状の金物をスポツト溶接して、前記立上り板部6
及び上板部7を形成してある。
化粧カバーBは、左右両端から下方へ折り返さ
れた折返し片11…を有し、前縁には屋根板1…
の係合部2に外嵌する下向き折曲部12を形成
し、後縁には屋根板1…の係止部3に内嵌する上
向き折曲部13を形成してある。そして、上向き
折曲部13の中央には、両側の屋根板1…の係止
部3…間の間隙を閉鎖するための凸部13aが折
曲形成されている。
Cは、横方向に開口した屋根板差し込み用の溝
を有する断面略コ字状の化粧カバー取付け金具で
あり、屋根板1の裏面側に係止させるための係止
板部14と、前記立上り板部6と等しい立ち上が
り量を有する対向する立上り板部15と、その上
端部から略直角に折曲した上板部16とから構成
されている。
尚、捨板Aの上板部7及び化粧カバー取付け金
具Bの上板部16の前端側の角部7a,16aは
予め上方へ少し変形させてあり、屋根板1…と角
部7a,16aとの間に、化粧カバーBの折返し
片11…の板厚以上の隙間が形成されるように構
成してある。これは、化粧カバーBの嵌合操作
(折り返し片11…の差し込み)を容易ならしめ
るためと、嵌合状態において化粧カバーBにガタ
ツキが生じにくいようにするためである。
図中、17は前記位置決め用突片8に貼着した
シール用ゴムパツキン、18は垂木、野地板等の
屋根下地である。
上記の横葺屋根板の接続構造を施工順に従つて
説明すると次の通りである。
まず左右に隣接する屋根板1…のうち、一方の
屋根板1の端部を捨板Aの下板部5と上板部7間
に、屋根板1の端縁が前記ストツパー片10…に
当たる位置まで差し込んだ状態で、当該屋根板1
を屋根下地18に置き、その係合部2を、先行し
て葺かれた屋根板1の係止部3に引つ掛けた後、
図外の吊り子で屋根下地18に固定する。
次いで、他方の屋根板1の接続すべき側の端部
に、化粧カバー取付け金具Cをその立上り板部1
5が屋根板1の端縁に当たる位置まで嵌着した状
態で、当該化粧カバー取付け金具Cを前記捨板A
の下板部5に載置する。この場合、化粧カバー取
付け金具Cは、捨板Aの立上り板部6と化粧カバ
ー取付け金具Cの立上り板部15間に適当距離
(例えば5mm程度)の空隙S2をあけた状態に載置
される。これは、化粧カバー取付け金具Cを嵌着
した屋根板1の熱膨張を吸収するためである。
この状態で、当該屋根板1の係合部2を、傾斜
下方に位置するところの先行して葺かれた屋根板
1の係止部3に引つ掛け、吊り子を介して屋根下
地18に固定する。
しかる後、化粧カバーBの両端の折り返し片1
1…を捨板Aの上板部7と屋根板1間、及び、化
粧カバー取付け金具Cの上板部16と屋根板1間
に夫々差し込み、且つ、下向き折曲部12及び上
向き折曲部13を左右の屋根板1…の係合部2…
及び係止部3…に外嵌及び内嵌し、もつて、捨板
Aと化粧カバー取付け金具Cを、化粧カバーBと
連結する。
以下、同様な作業を繰返すことにより、次々と
横方向へと屋根板1…を葺いて行くのである。
この場合、捨板Aを次からは屋根下地18に固
定された状態にある屋根板1の端部に嵌着するこ
とになるが、捨板Aの寸法が小さく且つ軽量であ
るため、この嵌着作業は非常に容易である。
殊に、次の屋根板1の端部に、捨板Aの立上り
板部6や上板部7に相当する寸法の軽量小型の部
材である化粧カバー取付け金具Cを嵌着し、これ
を、固定された状態にある捨板Aの下板部5に単
に載置するだけであるから、従来のように、長い
屋根板を持ち上げて、その端部を既に固定された
状態にある捨板の狭小な隙間に差し込む場合に比
して、作業は極めて容易である。
従つて、熟練者でなくても、一人作業によつて
容易かつ安全迅速に施工できるのである。
第7図は本考案の別実施例を示す。この実施例
は、化粧カバー取付け金具Cの上板部16にも、
立上り板部15から適当距離(例えば5mm程度)
離れた位置に複数のストツパー片19を設けて、
屋根板1の化粧カバー取付け金具Cに対する差し
込み深さをストツパー片19で制限し、屋根板1
端縁と立上り板部15との間に屋根板1の熱膨張
を吸収するための空隙S3を形成した点に特徴があ
る。
〔考案の効果〕
本考案は、上述した構成よりなり、一方の屋根
板の端部に捨板を嵌着し、他方の屋根板の端部に
化粧カバー取付け金具を嵌合して、前記捨板の下
板部に単に載置し、化粧カバーと前記捨板とを、
又前記化粧カバーと化粧カバー取付け金具とを連
結するといつた簡単な作業によつて施工でき、従
来のように、屋根板を持ち上げて、その端部を既
に固定された状態にある捨板に差し込むといつた
面倒な作業がなく、施工性を著しく向上できるの
である。
また実施例のように、捨板の下板部を屋根板後
縁位置よりも後方へ延長して、この延長部分の後
端に水切り用立上り片を形成すれば、捨板の下板
部にまで雨水が吹き込んで、位置決め用突片を乗
り越えて浸入しても、後方の水切り用立上り片に
より雨水の浸入を阻止するため、雨仕舞いが確実
となり信頼性の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の一実施例を示し、
第1図は概略平面図、第2図は要部の分解斜視
図、第3図は化粧カバーを取り付ける直前におけ
る要部の平面図、第4図は化粧カバーを取り付け
る直前における要部の縦断側面図、第5図は化粧
カバーを取り付けた状態における要部の縦断側面
図、第6図は要部の縦断正面図である。第7図は
本考案の別実施例を示す要部の縦断正面図であ
る。第8図は従来例の説明図である。 A……捨板、B……化粧カバー、C……化粧カ
バー取付け金具、1……屋根板、5……下板部、
6……立上り板部、7……上板部、9b……水切
り用立上り片、11……折返し片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 左右に隣接する屋根板の隣接端部の裏面側に
    捨板を当てがい、表面側を化粧カバーで被覆し
    た横葺屋根板の接続構造において、前記捨板
    を、下板部とその横幅方向中間部から立ち上が
    つた立上り板部とその上端部から一側方へ突出
    した上板部とから形成し、一方の屋根板の端部
    を前記捨板の下板部と上板部間に嵌入し、他方
    の屋根板の端部に、横方向に開口した屋根板差
    し込み用の溝を有する化粧カバー取付け金具を
    嵌合した状態で、この屋根板を前記捨板の下板
    部に載置し、前記化粧カバーの左右両端に形成
    した折返し片を、前記上板部と前記一方の屋根
    板との間、及び、前記化粧カバー取付け金具と
    前記他方の屋根板との間に夫々差し込んで前記
    捨板と前記化粧カバー取付け金具が前記化粧カ
    バーと連結してあることを特徴とする横葺屋根
    板の接続構造。 前記捨板の下板部は、屋根板後縁位置よりも
    後方にまで延長され、この延長部分の後端に水
    切り用立上り片が折曲形成されていることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第項に記載
    の横葺屋根板の接続構造。
JP5990085U 1985-04-20 1985-04-20 Expired JPH0310253Y2 (ja)

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JPS61176313U JPS61176313U (ja) 1986-11-04
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