JPH0310021Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0310021Y2 JPH0310021Y2 JP1988091717U JP9171788U JPH0310021Y2 JP H0310021 Y2 JPH0310021 Y2 JP H0310021Y2 JP 1988091717 U JP1988091717 U JP 1988091717U JP 9171788 U JP9171788 U JP 9171788U JP H0310021 Y2 JPH0310021 Y2 JP H0310021Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- support
- support shaft
- hole
- resin molded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 13
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 13
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 5
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は樹脂成形品の軸支構造に関し、特には
合成樹脂製品で、簡便な支軸を有するもの例えば
日用品、雑貨類等に適した樹脂成形品の軸支構造
に関するものである。
合成樹脂製品で、簡便な支軸を有するもの例えば
日用品、雑貨類等に適した樹脂成形品の軸支構造
に関するものである。
(従来の技術)
この種のものでは実公昭55−25911号の物干器
に開示された構造が1般的であり、それは外側が
下向き、内側は上向きに屈曲した複数個の係合爪
に釣り紐の膨頭を係合する構造を有する。
に開示された構造が1般的であり、それは外側が
下向き、内側は上向きに屈曲した複数個の係合爪
に釣り紐の膨頭を係合する構造を有する。
(技術的課題)
しかし前記のようなものは、膨頭を無理嵌めす
る係合爪の形状が単純でないため製造が面倒であ
り、弾性変形量を見込んで係合爪を長くしている
にも拘らず材質が硬いため割れ易い欠点がある。
また係合爪は膨頭を下から突き上げているため軸
が非常に回り難い。さらに軸は逆向きには抑えが
ないので勝手に動き得る反面、一旦装着すると交
換することができない。
る係合爪の形状が単純でないため製造が面倒であ
り、弾性変形量を見込んで係合爪を長くしている
にも拘らず材質が硬いため割れ易い欠点がある。
また係合爪は膨頭を下から突き上げているため軸
が非常に回り難い。さらに軸は逆向きには抑えが
ないので勝手に動き得る反面、一旦装着すると交
換することができない。
本考案の課題は樹脂成形品の軸支構造に於る前
記の欠点、問題点等を解決し、製造や組立てがし
易く、破損しにくく、回転を円滑にも不可能なよ
うにも形成でき、しかも交換が容易なようにする
ことにある。
記の欠点、問題点等を解決し、製造や組立てがし
易く、破損しにくく、回転を円滑にも不可能なよ
うにも形成でき、しかも交換が容易なようにする
ことにある。
(技術的手段)
前記課題を解決するため本考案は、樹脂成形品
に設けられた孔1の内部に軸受部2を設け、そこ
に支軸3を回動可能に嵌合し、該支軸上部の膨頭
9で係止させるための樹脂成形品の軸支構造に於
て、前記支軸3の下部に設けられた偏平部分4を
上下に通過させる幅と長さをもつ切欠溝5を軸受
部2を横切るように形成し、該切欠溝5によつて
2分された軸受部2に一対の軸支片6,6′を形
成し、その中心に形成された、前記支軸3の通孔
7の孔径よりもやや大径で、該通孔7の下縁に取
外し可能に係止する突出部8を支軸3の下部に設
けるという手段を講じたものである。
に設けられた孔1の内部に軸受部2を設け、そこ
に支軸3を回動可能に嵌合し、該支軸上部の膨頭
9で係止させるための樹脂成形品の軸支構造に於
て、前記支軸3の下部に設けられた偏平部分4を
上下に通過させる幅と長さをもつ切欠溝5を軸受
部2を横切るように形成し、該切欠溝5によつて
2分された軸受部2に一対の軸支片6,6′を形
成し、その中心に形成された、前記支軸3の通孔
7の孔径よりもやや大径で、該通孔7の下縁に取
外し可能に係止する突出部8を支軸3の下部に設
けるという手段を講じたものである。
(作用)
軸受部2は切欠溝5によつて2分された一対の
軸支片6,6′によつて構成された樹脂製のもの
であり、支軸3を取付けるために嵌合させるとよ
り大径の突出部8が通孔7を通過する際に双方が
弾性変形により僅かに押広げられる。また支軸3
の偏平部分4は切欠溝5を通過して、突出部8と
同様に軸支片6,6′の反対側へ移動する。その
ため支軸3は突出部8と偏平部分4で抜止めされ
た状態となり、かつ軸回りに自由に回動可能であ
り、しかも係止力に抗して押上げると通孔7の孔
縁を通過し得るので軸支されたものは交換可能で
ある。
軸支片6,6′によつて構成された樹脂製のもの
であり、支軸3を取付けるために嵌合させるとよ
り大径の突出部8が通孔7を通過する際に双方が
弾性変形により僅かに押広げられる。また支軸3
の偏平部分4は切欠溝5を通過して、突出部8と
同様に軸支片6,6′の反対側へ移動する。その
ため支軸3は突出部8と偏平部分4で抜止めされ
た状態となり、かつ軸回りに自由に回動可能であ
り、しかも係止力に抗して押上げると通孔7の孔
縁を通過し得るので軸支されたものは交換可能で
ある。
(実施例)
図面を参照して説明すると、孔1は合成樹脂よ
り成る成形体10に上下方向に設けられており、
その内部に摺鉢型の軸受面2aを有する軸受部2
が突設され、その中心に上下方向に形成された一
定孔径の通孔7を有している。軸受面2aは摺鉢
型のため膨頭9を安定に支持する。
り成る成形体10に上下方向に設けられており、
その内部に摺鉢型の軸受面2aを有する軸受部2
が突設され、その中心に上下方向に形成された一
定孔径の通孔7を有している。軸受面2aは摺鉢
型のため膨頭9を安定に支持する。
摺鉢型の軸受部2は直径方向に形成された切欠
溝5によつて2分される。切欠溝5は支軸3の偏
平部分4を通過可能とするが、同時に軸受部2を
一対の軸支片6,6′に分けている。該軸支片6,
6′は裏側にも軸受面2aと同方向でややゆるい
傾斜の傾斜面2bを有する。
溝5によつて2分される。切欠溝5は支軸3の偏
平部分4を通過可能とするが、同時に軸受部2を
一対の軸支片6,6′に分けている。該軸支片6,
6′は裏側にも軸受面2aと同方向でややゆるい
傾斜の傾斜面2bを有する。
支軸3は一端に膨頭9を有し、他端に前記の偏
平部分4を有する縦長の部材であり、偏平部分4
は支軸3によつて樹脂成形体10に吊下する部品
20の取付手段を構成する。支軸3の他端部には
前記通孔7の孔径よりもやや大径の突出部8が略
全周に亘つてリブ状に突設され、通孔7を通過
後、偏平部分4が切欠溝5の位置にあつても支軸
3が簡単には抜出せず、強く押戻すことで外せる
ようになつている。支軸3は偏平部分4方向へ延
長するようにのびた弧状の***部11を有する。
平部分4を有する縦長の部材であり、偏平部分4
は支軸3によつて樹脂成形体10に吊下する部品
20の取付手段を構成する。支軸3の他端部には
前記通孔7の孔径よりもやや大径の突出部8が略
全周に亘つてリブ状に突設され、通孔7を通過
後、偏平部分4が切欠溝5の位置にあつても支軸
3が簡単には抜出せず、強く押戻すことで外せる
ようになつている。支軸3は偏平部分4方向へ延
長するようにのびた弧状の***部11を有する。
前記の如く構成された軸支構造は第6図、第7
図に示すようにして樹脂成形品例えば物干し具2
1に設けられる。図示の物干し具21は内枠22
の内側と、外枠23の外側に、夫々成形体10を
多数突設し、成形体10は支軸を吊下して物干し
ばさみである部品20を取付ける係止端24を有
しており、また物干し具21の吊下げ用フツク2
5に枠との連結用チエン26を取付ける部分にも
成形体10′を突設して同様の構造を援用してい
る。
図に示すようにして樹脂成形品例えば物干し具2
1に設けられる。図示の物干し具21は内枠22
の内側と、外枠23の外側に、夫々成形体10を
多数突設し、成形体10は支軸を吊下して物干し
ばさみである部品20を取付ける係止端24を有
しており、また物干し具21の吊下げ用フツク2
5に枠との連結用チエン26を取付ける部分にも
成形体10′を突設して同様の構造を援用してい
る。
便宜上対応構成を簡単に説明すると、成形体1
0′はフツク基部27の周面4方向に突設されて
おり、上下方向の孔11内に突設されかつ切欠溝
15によつて2分された一対の軸支片16,1
6′を有する。通孔17に嵌合する支軸13は上
部に膨頭19を有し、下部に偏平フツク14、そ
の境に突出部18を設けた構成であり、各部の具
体的構成も第1図乃至第5図の場合と同様であ
る。なお、28は物干し具21に形成されたチエ
ン取付部、29は内枠、外枠の連絡枠を示す。勿
論本案構造は物干し具以外の樹脂成形品にも広く
適用できる。
0′はフツク基部27の周面4方向に突設されて
おり、上下方向の孔11内に突設されかつ切欠溝
15によつて2分された一対の軸支片16,1
6′を有する。通孔17に嵌合する支軸13は上
部に膨頭19を有し、下部に偏平フツク14、そ
の境に突出部18を設けた構成であり、各部の具
体的構成も第1図乃至第5図の場合と同様であ
る。なお、28は物干し具21に形成されたチエ
ン取付部、29は内枠、外枠の連絡枠を示す。勿
論本案構造は物干し具以外の樹脂成形品にも広く
適用できる。
(効果)
本考案は以上の如く構成されかつ作用するの
で、支軸3の軸受部2への取付けが、上から下へ
の挿込みにより通孔7を一時的に押広げながら突
出部8を通過させることによつて容易に行なえる
一方、逆方向へも通過可能であるから、同様に取
外すことができ、しかも通孔7の孔縁に係止して
いるから通常の扱いでは抜出すおそれがなく、ま
た支軸3は安定に支えられかつ回動が容易である
ので、この種の軸支構造として支軸の回動性と安
定性に優れており、構造的にも複雑でないので製
造性も良く、実用上顕著な効果が得られる。
で、支軸3の軸受部2への取付けが、上から下へ
の挿込みにより通孔7を一時的に押広げながら突
出部8を通過させることによつて容易に行なえる
一方、逆方向へも通過可能であるから、同様に取
外すことができ、しかも通孔7の孔縁に係止して
いるから通常の扱いでは抜出すおそれがなく、ま
た支軸3は安定に支えられかつ回動が容易である
ので、この種の軸支構造として支軸の回動性と安
定性に優れており、構造的にも複雑でないので製
造性も良く、実用上顕著な効果が得られる。
図面は本考案に係る樹脂成形品の軸支構造を示
すもので、第1図は側面断面図、第2図は正面断
面図、第3図は平面図、第4図、第5図は支軸を
嵌合しかつ位置を90度変えた状態の断面図、第6
図は物干し具の斜視図、第7図は要部を拡大した
分解斜視図である。 1……孔、2……軸受部、3……支軸、4……
偏平部分、5……切欠溝、6,6′……軸支片、
7……通孔、8……突出部、9……膨頭。
すもので、第1図は側面断面図、第2図は正面断
面図、第3図は平面図、第4図、第5図は支軸を
嵌合しかつ位置を90度変えた状態の断面図、第6
図は物干し具の斜視図、第7図は要部を拡大した
分解斜視図である。 1……孔、2……軸受部、3……支軸、4……
偏平部分、5……切欠溝、6,6′……軸支片、
7……通孔、8……突出部、9……膨頭。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 樹脂成形品に設けられた孔1の内部に軸受部
2を設け、そこに支軸3を回動可能に嵌合し、
該支軸上部の膨頭9で係止させるための樹脂成
形品の軸支構造に於て、前記支軸3の下部に設
けられた偏平部分4を上下に通過させる幅と長
さをもつ切欠溝5を軸受部2を横切るように形
成し、該切欠溝5によつて2分された軸受部2
に一対の軸支片6,6′を形成し、その中心に
形成された、前記支軸3の通孔7の孔径よりも
やや大径で、該通孔7の下縁に取外し可能に係
止する突出部8を支軸3の下部に設けたことを
特徴とする樹脂成形品の軸支構造。 (2) 軸受部2は、支軸一端の膨頭9が係止する、
深い摺鉢型の軸受面2aを有する請求項第1項
記載の樹脂成形品の軸支構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988091717U JPH0310021Y2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988091717U JPH0310021Y2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0215094U JPH0215094U (ja) | 1990-01-30 |
JPH0310021Y2 true JPH0310021Y2 (ja) | 1991-03-13 |
Family
ID=31316184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988091717U Expired JPH0310021Y2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0310021Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0616628Y2 (ja) * | 1990-09-25 | 1994-05-02 | 株式会社久宝プラスチック製作所 | 物干し器のピンチ吊下構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5525911U (ja) * | 1978-08-05 | 1980-02-20 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5255439U (ja) * | 1975-10-20 | 1977-04-21 | ||
JPS5874496U (ja) * | 1981-11-16 | 1983-05-19 | ソ−コ−株式会社 | 小物干具 |
JPS60137993U (ja) * | 1984-02-23 | 1985-09-12 | 深海 清太郎 | 物干器の挾着具吊下装置 |
-
1988
- 1988-07-11 JP JP1988091717U patent/JPH0310021Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5525911U (ja) * | 1978-08-05 | 1980-02-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0215094U (ja) | 1990-01-30 |
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