JPH0295168A - Dc−dc変換回路 - Google Patents

Dc−dc変換回路

Info

Publication number
JPH0295168A
JPH0295168A JP63262622A JP26262288A JPH0295168A JP H0295168 A JPH0295168 A JP H0295168A JP 63262622 A JP63262622 A JP 63262622A JP 26262288 A JP26262288 A JP 26262288A JP H0295168 A JPH0295168 A JP H0295168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
voltage
primary
capacitor
shielding layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63262622A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0530145B2 (ja
Inventor
Seiichi Yamano
誠一 山野
Haruo Ogiwara
荻原 春生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP63262622A priority Critical patent/JPH0295168A/ja
Publication of JPH0295168A publication Critical patent/JPH0295168A/ja
Publication of JPH0530145B2 publication Critical patent/JPH0530145B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Devices For Supply Of Signal Current (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は直流電力をスイッチングしてトランスの1次
巻線へ供給し、そのトランスの2次巻線の出力を整流平
滑して直流出力を得るD−C−DC変換回路に関し、特
に入出力間を高インピーダンスで分離し、しかも同相モ
ードスイッチング雑音の発生が少ない回路に係わる。
〈背 景〉 この種のD(、−DC変換回路は例えばディジタル加入
者線伝送方式における加入者宅内側に設置されるディジ
タル回線終端装置の電源として用いられる。即ち第1図
に示すように、加入者宅内側に設置されるディジタル回
線終端装置11は一般に局からの遠方給電によって動作
するように構成され、ディジタル回線終端装置11に接
続された平衡形ケーブルの加入者線12上にはディジタ
ル信号と給電直流電流とが重畳されている。加入者線1
2の他端は図に示してないが局内に引込まれ、局内側の
ディジタル回線終端装置に接続される。
加入者線12上のディジタル信号は装置11との接続点
13、トランス14を介してパルス伝送回路15に入力
される。パルス伝送回路15は等化増幅回路、パルス送
信回路などから構成される。
加入者線12上の給電直流電流は接続点13、電力分離
フィルタ16a、16bを介してDC−DC変換回路1
7の1次側18a、18bに入力され、これら1次側1
8a、18b間には例えば直流電圧30Vが印加される
。DC−DC変換回路17ではDC−DC変換を行い、
DC−DC変換回路17の2次側19a、19b間には
、例えば直流電圧5Vを発生する。ディジタル回線終端
装置11の主要部あるいは全体は、D(、−DC変換回
路17の2次側19a、19bの出力によって動作する
。接続点13及びフィルタ16a、16bの接続点とト
ランス14との間に挿入された直流阻止コンデンサ21
はトランス14に給電直流電流を流さないために設けて
いる。電力分離フィルタ16a、16bは、直流低イン
ピーダンス、交流高インピーダンスとなるように例えば
コイルで構成されている。これは、DC−DC変換回路
17の1次側18a、18b間の交流インピーダンスが
低いため、ディジタル信号を短絡することを避けるため
である。
さて、以上の構成のディジタル回線終端装置11の電源
であるDC−DC変換回路17に、従来構成のDC,−
DC変換回路を適用する場合、以下の欠点が生じる。
(a)  D C−D C変換回路17の1次側と2次
側との間、すなわち1次側18a及び2次側19a間、
あるいは1次側18b及び2次側19b間、にDC−D
C変換回路17のスイッチングにともなうスイッチング
雑音vI、いわゆる同相モードスイッチング雑音が発生
する。この同相モードスイッチング雑音は、加入者線1
2及びディジタル回線終端装置11などによって決る不
平衡減衰量に応じて差動モード雑音に変換され、トラン
ス14の2次側22a、22b間に廻り込み、ディジタ
ル信号の符号誤りの原因となる。
このため同相モードスイッチング雑音の発生を充分に小
さくする必要があるが、従来のDCDC変換回路ではこ
れを満足させることができなかった。
(b)  加入者線12上には、アナログ電話回線から
のインパルス性雑音等の各種縦雑音が誘導され、ディジ
タル信号の符号誤りの原因となるため、ディジタル回線
終端装置11の不平衡減衰量は充分に高くする必要があ
る。前記(a)項に記載した欠点を除去するため、第2
図に示すようにDC−DC変換回路17のスイッチング
周波数で充分に低インピーダンスの外付コンデンサ23
を、1次側18a及び2次側19a間(あるいは1次側
18b及び2次側19b間)に接続することにより前記
同相モードスイッチング雑音を抑圧しているものがある
。しかし、このような構成とし、かつDC−DC変換回
路17の2次側19aあるいは19bを低インピーダン
スでアースに接続する場合、電力分離フィルタ16a(
あるいは16b)用のコイルと外付コンデンサ23とか
ら縦回路に共振点を形成し、この共振点においてディジ
タル回線終端回路11の不平衡減衰量が極度に劣化し符
号誤りを生じる。
このため、前記共振点をパルス伝送帯域より充分に高い
周波数とする必要があり、これには外付コンデンサ23
を除去し、DC−DC変換回路17の1次側18a、1
8bと2次側19a19bとをトランス14のストレー
容量程度の高インピーダイスで分離することが必要であ
る。
しかし、このようにすると従来の回路構成では前記(a
)項に記載した欠点が生じる。
以下これらの点について更に詳細に説明する。
第3図に従来のDC−DC変換回路の基本構成を示す。
直流電源24から1次側18a、18bを通じて入力さ
れた直流入力電圧E、はスイッチ素子25のオン/オフ
の繰返し動作(以下スイッチングと呼ぶ)により交番電
圧(以下スイッチング電圧と呼ぶ)に変換され、トラン
ス26の1次巻線27の両端29.31間にはスイッチ
ング電圧e1が生じる。このためトランス26の2次巻
線28の両端32.33間にはスイッチング電圧e2が
誘起される。このスイッチング電圧e2はダイオード3
4で半波整流され、出力コンデンサ35で平滑され、直
流出力電圧E2が得られ、この直流出力は2次側19a
、19bを通じて負荷36へ供給される。なお1次巻線
27の両端2931間に誘起されるスイッチング電圧e
l と2次巻線28の両端32.33間に誘起されるス
イッチング電圧e2との比は1次巻線27と2次巻線2
8との巻線比により定まる。直流電源26の両端間に入
力コンデンサ37が接続され、またスイッチ素子25は
例えばトランジスタであって、このトランジスタ25は
1次巻線27と直列に挿入され、トランジスタ25のベ
ース・エミッタ間に駆動回路38が接続されている。
この第3図に示した従来のDC−DC変換回路では1次
側−2次側間、すなわち1次側18a、2次側19a間
に大きなスイッチング電圧が発生する欠点があった。こ
れを同相モードスイッチング雑音と呼び、以下第4図を
用いて説明する。第4図は第3図に示したDC−DC変
換回路において、同相モードスイッチング雑音の発生機
構を交流成分に着目して示したものである。第4図中の
記号は第3図に順し、el +  e2 +  Vl及
びv2は任意の時点での各端子間のスイッチング電圧を
、また矢印は各電圧極性の相互関係を示す。スイッチ素
子25と電源24との接続点を1次側18b、ダイオー
ド34と出力コンデンサ35との接続点を2次外側19
bとしている。巻線端29.32間のコンデンサ42、
巻線端31.33間のryデンサ43はそれぞれ1次巻
線27と2次巻線28との間に分布するストレー容量を
集中定数回路で表わしたものである。スイッチ素子25
.1次巻線27、人力コンデンサ37よりなる閉回路を
閉路Iと名付け、1次巻線27.2次巻線28、コンデ
ンサ42.43よりなる閉回路を閉路■と、2次巻線2
日、ダイオード34、出力コンデンサ35よりなる閉回
路を閉路■とそれぞれ呼ぶ。
第4図において、まず閉路Iに着目する。入力コンデン
サ37はスイッチング周波数成分に対しては短絡(充分
に低インピーダンス)であるからその両端にはスイッチ
ング電圧は発生しない。従ってキルヒホッフの電圧則か
らスイッチ素子25の両端には1次巻線27の両端29
.31間に誘起されるスイッチング電圧e1に等しい振
幅のスイッチング電圧が逆位相で発生する。次に閉路■
に着目する。出力コンデンサ35はスイッチング周波数
成分に対しては短絡であるがら、その両端にはスイッチ
ング電圧は発生しない。したがってキルヒホッフの電圧
則からダイオード34の両端には2次巻線28の両端3
2.33間に誘起されるスイッチング電圧e2に等しい
振幅のスイッチング電圧が逆位相で発生する。
次に閉路■に着目する。通常コンデンサ42゜43の容
量値はともに小さく、スイッチング周波数を含む高周波
数に亘り充分に高いインピーダンスとなる。さて閉路■
において、コンデンサ42゜43の両端に発生するスイ
ッチング電圧を各々V。
v2とすると、キルヒホッフの電圧則からV、+v2 
=e、−e、となる関係を満たす。また電圧V、とv2
の比は各々のコンデンサ42.43の容量値に反比例す
る。コンデンサ42の両端に発生するスイッチング電圧
■1は同相モードスイッチング雑音である。以下閉路■
部分の拡大図である第5図を用いて説明する。第5図中
の記号は第4図に順する。各々コンデンサ42.43の
容ilk値をC+ 、Czとする。第5図から同相モー
ドスイッチング雑音の振幅値v1は Cつ となり、1次巻線27の両端に生じるスイッチング電圧
e1と、2次巻線28の両端に誘起されるスイッチング
電圧e2との双方の影響から発生する。通常のDC−D
C変換回路においてはe、≠e2である。このため1次
側18a、18b、2次側19a、19b間を高インピ
ーダンスで分離し、かつ同相モードスイッチング雑音の
発生を少なくするためにはコンデンサ43の容量値C2
をコンデンサ42の容量値C1に対して充分に小さくす
る必要がある。しかし、コンデンサ43の容量値C2は
トランスの1次巻線27.2次巻線28及びコアの形状
によって定まり、容量値C2はあまり小さくできない。
一方コンデンサ42の容量値CIを大きくすると(例え
ばコンデンサ外付により)、同相モードスイッチング雑
音は小さくなるが、1次側18a、18b−2次側19
a19b間が低インピーダンスとなる。以上から1次側
 18a、18b−2次側19a、19b間を高インピ
ーダンスで分離し、かつ同相モードスイッチング雑音を
低減化させることは従来技術は困難であった。−例とし
て第3図に示した構成で直流入力電圧EI=30V、直
流出力電圧E2=5V、出力電圧IW程度のDC−DC
変換回路においては、同相モードスイッチング雑音はリ
ップル成分で約10Vpp程度生じる。但し、1次。
2次巻線の構成によりこの雑音値は微妙に異なってくる
〈発明の概要〉 この発明の目的は直流及びスイッチング周波数を含む高
周波域に亘り1次側−2次側間を高インピーダンスで分
離し、しかも同相モードスイッチング雑音の発生が少な
いDC−DC変換回路を提供することにある。
この発明によれば1次巻線と2次巻線との間に静電遮へ
い層が配され、この静電遮へい層は1次巻線の静止端に
接続され、かつ2次巻線の中点からみて、2次巻線の一
方の側に静電遮へい層に対して誘起される電圧と、1次
巻線の他方の側に静電遮へい層に対して誘起される電圧
が互いに逆極性となる打消手段が設けられる。
〈第1実施例〉 第6図はこの発明の第1実施例を示し、半波整流用のダ
イオード34a、34bが2次巻線28の両端にそれぞ
れ直列に接続される。ダイオード34a、34bの他端
は出力コンデンサ35の両端に接続される。1次巻線2
7と2次巻線2日との間に静電遮へい層46が介在され
る。この静電遮へい層46は1次巻線27の交流的な0
電位点(以下静止端と呼ぶ)である巻線端29に接続し
ている。1次側18bも静止端であり、静電遮へい層4
6を1次側18bに接続しても効果は同一である。その
他の記号は第3図に順する。このような構造をしている
から以下に述べるように1次側18a、2次側19a間
に発生するスイッチング電圧、即ち同相モードスイッチ
ング雑音を低減化する作用がある。第6回に示した構成
によれば(i)1次巻線27−2次巻線28間に静電遮
へい層46が設けられ、かつこれは1次巻線27の静止
端である巻線端29に接続されていることにより1次巻
線27の両端に生じるスイ・ンチング電圧e、が1次側
18a、2次側19a間の電圧(同相モードスイッチン
グ雑音)として発生しない。(ii)半波整流用のダイ
オード34a、34bが2次巻線28の両端にそれぞれ
接続され、静電遮へい層46−巻線端32(あるいは3
3)間に発生するスイッチング電圧とダイオード34b
(あるいはダイオード34a)の両端である巻線端32
(あるいは33)−2次側19a(あるいは19b)間
に発生するスイッチング電圧とが逆極性となり、互いに
打ち消し合うことにより、2次巻線28の両端に生じる
スイッチング電圧e2が1次側18a−2次側19a間
の電圧(同相モードスイッチング雑音)として発生しな
い。
これらについて第7図を用いて詳細に説明する。
第7図は第6図に示したDC−DC変換回路において同
相モードスイッチング雑音の低減化作用を交流成分に着
目して示したものである。第7図中の記号は第6図に順
し、e+ +  e2+  v、及びv2は任意の時点
での各端子間のスイッチング電圧を、また矢印は各電圧
極性の相互関係を示す。
コンデンサ47は2次巻線28と静電遮へい層46との
間に分布するストレー容量を集中定数回路で表わし、コ
ンデンサ47は2次巻線28の端子32と静遮へい層4
6との間に接続しである。
コンデンサ51は2次巻線28と静電遮へい層46との
間に分布するストレー容量を集中定数回路で表わし、コ
ンデンサ51は2次巻線28の端子33と静電遮へい層
46との間に接続される。コンデンサ52.53は1次
巻線27と静電遮へい層46との間に分布するストレー
容量を集中定数回路で表わし、コンデンサ52.53は
1次巻線27の両端29.31と静電遮へい層46との
間に接続される。コンデンサ37.1次巻線27゜スイ
ッチ素子25の閉回路を閉路Iとし、1次巻線27、コ
ンデンサ52,53、静電遮へい層46の閉回路を閉路
■とし、閉路■は2次巻線28、コンデンサ47,51
、静電遮へい層46で構成され、閉路■は2次巻線28
、ダイオード34a、34bコンデンサ35で構成され
る。最初に前記(i)項を説明する。第7図において、
まず閉路Iに着目する。人力コンデンサ37はスイッチ
ング周波数成分に対しては短絡(充分に低インピーダン
ス)であるから、その両端にはスイッチング電圧は発生
しない。従ってキルヒホッフの電圧則からスイッチ素子
25の両端には1次巻線27の両端29.31間に誘起
されるスイッチング電圧e、に等しい振幅のスイッチン
グ電圧が逆位相で発生する。次に閉路■に着目する。コ
ンデンサ52.53は1次巻線27と静電遮へい層46
との間に分布するストレー容量を集中定数回路で表わし
たものである。コンデンサ52は巻線端29と静電遮へ
い層46との間に接続され、コンデンサ53は巻線端3
1と静電遮へい1i46との間に接続される。ここでコ
ンデンサ52の両端は静電遮へい層46により短絡され
ているからスイッチング電圧は発生しない。したがって
閉路■におけるキルヒホッフの電圧則からコンデンサ5
3の両端には、1次巻線27の両端29.31間に生じ
るスイッチング電圧e、に等しい振幅のスイッチング電
圧が逆位相で発生する。以上から1次側に発生するスイ
ッチング電圧e1は静電遮へい層46により1次側のみ
に閉じ、1次側18a−2次側19a間の電圧には影響
を及ぼさない。
次に前記(ii)項について説明する。第7図において
閉路■に着目する。出力コンデンサ35はスイッチング
周波数成分に対しては短絡であるから両端にはスイッチ
ング電圧は発生しない。また2次巻線28の両端32.
33間には、スイッチング電圧e2が誘起されている。
ここで閉路■におけるキルヒホッフの電圧則から、ダイ
オード34a、34bの両端には2次巻線2Bの両端3
2゜33間に誘起されるスイッチング電圧e2とは逆位
相のスイッチング電圧が、振幅が2分割されて発生する
。ここでダイオード特性のばらつきを考えて、ダイオー
ド34a、34bの両端に発生するスイッチング電圧の
振幅を各々□+△。
□−△ とする。
次に閉路■に着目する。コンデンサ47.51は静電遮
へい層46と2次巻線28との間に分布するストレー容
量を集中定数回路で表わしたものであり、コンデンサ4
7は静電遮へい層47と巻線端32との間に接続され、
コンデンサ51は静電遮へい層46と巻線端33との間
に接続される通常、このコンデンサ47.51の容量値
はとも。
に小さく、スイッチング周波数を含む高周波域に亘り充
分に高インピーダンスとなる。さて、コンデンサ47,
51の両端に発生するスイッチング電圧を各々vl、v
2とすると、閉路■におけるキルヒホッフの電圧則から
、V+ +Vz =ez となる関係を満たす。以下閉
路■部分の拡大−である第8図を用いて説明する。第8
図中の記号は第7図に順する。各々コンデンサ47.5
1の容量値をそれぞれC3,C,とする。第8図の閉路
■について閉路方程式を解くと、 C。
となる。さて、再び第7図に戻って説明する。
同相モードスイッチング電圧は1次側18a2次側19
a間に生じるスイッチング電圧であり、これをv3と記
すと第7図から、 v3  =’v、−(−八)(3) 式(3)に式(2)を代入し、 となる。式(4)において△の値は充分に小さく同相モ
ードスイッチング雑音は、コンデンサ47の容量値C3
とコンデンサ51の容量値C4との差が小さい程低減化
される。さて、第6図において、静電遮へい層46−巻
線端32間のストレー容量と静電遮へい層46−巻線端
33間のストレー容量を等しくする技術は比較的容易で
あり、静電遮へい層46に対する巻線端32の物理的位
置と、静電遮へい層46に対する巻線端33の物理的位
置を対称とすればよい。例えば2次巻線28を静電遮へ
い層46に対して1層巻きとなるように構成すれば良い
。すなわち、第8図においてコンデンサ47の容量値C
3とコンデンサ51の容量値C4、!:を概ね等しくす
る技術は既知である。以上から半波整流用のダイオード
34a、34bを2次巻線2の両端にそれぞれ接続する
ことにより、2次巻線28の両端に誘起されるスイッチ
ング電圧e2が1次側18a−2次側19a間の電圧に
及ぼす影響を低減化させ得ることを説明できた。
以上、第6図の構成により直流及びスイッチング周波数
を含む高周波域に亘り1次側18a、18b−2次側1
9a、19b間を高インピーダンスで分離し、かつ同相
モードスイッチング雑音の発生が少ないDC−DC変換
回路を提供できる。
第6図において2次側が多出力で2次巻線を複数個有す
るDC−DC変換回路とする場合には1次巻線、複数の
2次巻線を順次同軸心上に形成し、2次巻線相互間にも
静電遮へい層を設け、かっこの静電遮へい層を、1次巻
線−2次巻線間の静電遮へい層46に接続した構成とす
ることが、同相モードスイッチング雑音の発生を少なく
する上で有利である。
〈第2実施例〉 以上はいわゆる電流伝送形、つまり第6図において、1
次側のスイッチ素子25がオフの時に、2次側の半波整
流用のダイオード34a  34bが導通する形式のD
C−DC変換回路にこの発明を適用したが、いわゆる電
圧伝送形、つまり1次側のスイッチ素子がオンの時に2
次側の半波整流用のダイオードが導通する形式のDC−
DC変換回路にも、この発明を適用できる。第6図と対
応するこの発明の電圧伝送形のD(、−DC変換回路を
第9図に示す。これらの場合において整流用ダイオード
34a、34bが第6図の場合と逆極性とされ、その他
は同一構成である。
く効 果〉 以上説明したようにこの発明により、直流及びスイッチ
ング周波数を含む高周波域に亘り1次側及び2次側間を
高インピーダンスで分離し、かつ同相モードスイッチン
グ雑音の発生が少ないDC−DC変換回路が提供できる
ため、平衡形ケープルを用いたディジタル加入者線伝送
系において、局からの遠方給電によって動作する加入者
宅内側に設置されるディジタル回線終端装置用の受電用
電源としての適用に利点がある。具体的にはDC−DC
変換回路の発生するスイッチング雑音のパルス伝送系回
路への廻り込みが少なく、ディジクル回線終端装置と加
入者線との高インピーダンス分離が可能である。これに
よる効果はパルス伝送帯域においてディジタル回線終端
装置の高い不平衡減衰量が得られ、加入者線上に誘導さ
れる大きな縦雑音に対してディジタル信号の符号誤りを
極力抑圧し得ることである。
次に数値例を示す。第6図及び第9図に示した構成にお
いて、入力電圧E1を約26V、入力電流を約24mA
、出力電圧E2を5■±3.5%、出力電力を約500
mW、1次巻線27の巻線数を80回程度、2次巻線2
8の巻線数を16回程度、静電遮へい層46は銅箔、ス
イッチ素子25はMOS−FET、整流用ダイオード3
4a、34bはショットキーバリアダイオード、トラン
ス2次巻線28は静電遮へい層46に対して1層巻き、
スイッチング周波数約70KHzとしたDC−DC変換
回路において、同相モードスイッチング雑音はリップル
成分で約0.5Vpp、電力変換効率は約80%であっ
た。なお、スイッチ素子の駆動回路38は他動形あるい
は自励形としても、上記同相モードスイッチング雑音は
同一であった。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ加入者宅内側に設置される
ディジタル回線終端装置の構成を示す図、第3図は従来
の電流伝送形DC−DC変換回路の基本構成を示す接続
図、第4図は第3図のDC−DC変換回路における同相
モードスイッチング雑音発生機構の説明図、第5図は第
4図の閉路■部分の拡大図、第6図はこの発明を電流伝
送形DC−DC変換回路に適用した実施例を示す接続図
、第7図は第6図のDC−DC変換回路における同相モ
ードスイッチング雑音低減化作用の説明図、第8図は第
7図の閉路■部分の拡大図、第9図はこの発明を電圧伝
送形DC−DC変換回路に適用した他の実施例を示す接
続図である。 24・・・直流電源、25・・・スイッチ素子、26・
・・トランス、27・・・1次巻線、28・・・2次巻
線、34a、34b・・・半波整流用のダイオード、3
5・・・出力コンデンサ、36・・・負荷、37・・・
入力コンデンサ、38・・・スイッチ素子の駆動回路、
46・・・静電遮へい層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  直流電力をスイッチングしてトランスの1次巻線へ供
    給し、そのトランスの2次巻線の出力を整流平滑して直
    流出力を得るDC−DC変換回路において、前記1次巻
    線と2次巻線との間に、その1次巻線の静止端に接続さ
    れた静電遮へい層を有し、前記2次巻線の両端にそれぞ
    れ前記整流のための第1、第2半波整流用のダイオード
    が直列に接続されているものであることを特徴とするD
    C−DC変換回路。
JP63262622A 1988-10-18 1988-10-18 Dc−dc変換回路 Granted JPH0295168A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63262622A JPH0295168A (ja) 1988-10-18 1988-10-18 Dc−dc変換回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63262622A JPH0295168A (ja) 1988-10-18 1988-10-18 Dc−dc変換回路

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13236482A Division JPS5925578A (ja) 1982-07-28 1982-07-28 Dc−dc変換回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0295168A true JPH0295168A (ja) 1990-04-05
JPH0530145B2 JPH0530145B2 (ja) 1993-05-07

Family

ID=17378349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63262622A Granted JPH0295168A (ja) 1988-10-18 1988-10-18 Dc−dc変換回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0295168A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012120362A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Sanken Electric Co Ltd Dc−dcコンバータ

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5058522A (ja) * 1973-07-30 1975-05-21
JPS5086216U (ja) * 1973-12-12 1975-07-23
JPS5130409A (en) * 1974-09-09 1976-03-15 Nippon Telegraph & Telephone Deetajushinsochi no kidokakuritsuhoshiki
JPS52134610U (ja) * 1976-04-05 1977-10-13

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5058522A (ja) * 1973-07-30 1975-05-21
JPS5086216U (ja) * 1973-12-12 1975-07-23
JPS5130409A (en) * 1974-09-09 1976-03-15 Nippon Telegraph & Telephone Deetajushinsochi no kidokakuritsuhoshiki
JPS52134610U (ja) * 1976-04-05 1977-10-13

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012120362A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Sanken Electric Co Ltd Dc−dcコンバータ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0530145B2 (ja) 1993-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4507721A (en) DC-DC Converter for remote power feeding
US4667173A (en) Line filter
CN108364768B (zh) 平面变压器、电源转换电路以及适配器
US5319343A (en) Integrated magnetic inductor having series and common mode windings
US20210366647A1 (en) Shielded electrical transformer
JP6858070B2 (ja) 伝導性ノイズ抑制装置、電力変換装置及びモータ装置
US4041364A (en) Electromagnetically shielded electrical converter and an improved electromagnetic shield therefor
US7672147B1 (en) High attenuation filtering circuit for power converters
US6879500B2 (en) Apparatus for noise current reduction in power converters
EP0186524B1 (en) Line filter
JPH0374172A (ja) 電圧発生器
CN112234824A (zh) 一种dc/dc变换器及通信电源
JPH0295168A (ja) Dc−dc変換回路
JPH0113309B2 (ja)
US5093641A (en) Rectifier smoothing filter
US10886857B1 (en) Inhibiting noise coupling across isolated power supplies
JPS5925579A (ja) Dc−dc変換回路
US5508673A (en) High frequency transformer apparatus
JP3361835B2 (ja) スイッチング電源
JPS60174064A (ja) 直流直流変換回路
CN216599430U (zh) 开关电源
JPS62131757A (ja) フイルタ−回路
JPH0243368Y2 (ja)
JPS6338713Y2 (ja)
JPH0294808A (ja) スイッチング電源装置