JPH029384Y2 - - Google Patents

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JPH029384Y2
JPH029384Y2 JP1986123424U JP12342486U JPH029384Y2 JP H029384 Y2 JPH029384 Y2 JP H029384Y2 JP 1986123424 U JP1986123424 U JP 1986123424U JP 12342486 U JP12342486 U JP 12342486U JP H029384 Y2 JPH029384 Y2 JP H029384Y2
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lever
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automatic
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cylinder
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JP1986123424U
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Road Paving Machines (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、路盤締固め機などの各種作業機に
設けられる操作レバーの自動戻し装置、より詳細
には、作業員の操作ミスによつて機体操作上の危
険が生じた際に、作業員が機体から手を離すこと
によつて、操作レバーが自動的にニユートラルの
位置に戻つて機体の進行を停止し、危険を未然に
防止するための装置に関する。
〔従来の技術〕
従来より広く用いられているハンドガイド式ロ
ーラなどの路盤締固め機では、機体の走行に伴つ
て作業員が操向ハンドルを保持して機体の方向を
制御しつつ、同時に該ハンドル上に設けられた前
後進操作レバーを前進もしくは後進方向に倒した
状態を保持したり切換えることによつて機体の前
後進走行を制御する必要がある。ところでこのよ
うに作業員が機体の方向制御と前後進制御とを同
時に行うことは機体操作の面で複雑となるので、
従来のこの種の作業機では、機体走行中に前後進
操作レバーは、前後いずれかの方向に倒した状態
でその傾斜位置がロツクされた形とし、作業員は
前後進走行中該操作レバーに手を触れず、専ら両
手で操向ハンドルを保持して方向制御のみを行え
ばよいようになつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記のような操作レバーの傾斜
位置をロツクさせておく操作機構では、作業者が
機体操作中に誤つて転倒した場合とか、或いは機
体後進時に作業者が後方の障害物に気付かずに機
体と障害物との間に挟まれた場合に、作業者が咄
嗟の判断で操作レバーを中立の位置に戻して、機
体の進行を停止させることができないという問題
を有している。
そのためこのような問題を解決するための手段
としては、例えば操作レバーに、危険が発生した
時このレバーが自動的に中立状態に戻つて機体が
停止できるような手段を設けておくことが考えら
れる。このような手段としては、従来において例
えば実公昭33−12001号、実公昭58−36590号公報
などに示されるレバー自動復帰機構のように、シ
リンダ内に挿通したロツドがシリンダ内のスプリ
ングによつて常に中立の位置に保持され、ロツド
をスプリングの弾性に抗して前後いずれかの方向
へ押圧した状態において、その押圧力を解放する
と、ロツドがスプリングの弾性によつて自動的に
中立位置へ戻るような機構が知られている。
しかしながら、締固め機のような作業機では、
前記のように機体の走行中は操向ハンドルのみを
保持して操作レバーは前進もしくは後進位置にロ
ツクさせて手を触れないようにしておかなければ
ならないから、前記のようなレバーの自動復帰装
置を用いたとしても、この操作レバーを走行中に
前後進位置にロツクしたままとすると、危険が発
生したときに該レバーには全く手を触れず単に操
向ハンドルから手を離しただけでは、それによつ
て該レバーの前後進位置におけるロツク状態を解
除して、操作レバーを自動的に中立へ戻すことは
できないという問題が残る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記のような課題を解決し、走行中に
危険が生じたときに、操向ハンドルから手を離す
だけで、前進もしくは後進位置にロツクされてい
る操作レバーも自動的にロツク状態が解除されて
中立位置に戻り、機体が停止できるようなレバー
の自動戻し装置を提供しようとするものである。
本考案はそのための具体的手段として、路盤締
固め機などの作業機における操向ハンドルに設け
られる機体の前後進操作レバーと該レバーにより
作動される操作ワイヤとの間に、前記操作レバー
を前進もしくは後進位置から中立位置へ戻すため
のレバー自動復帰機構が接続されており、該レバ
ー自動復帰機構は前記操作レバーと接続されるロ
ツドを摺動自在に装着したシリンダと、このシリ
ンダ内において前記ロツドを介して前記操作レバ
ーを中立状態に保持するためのスプリングとを備
え、更に前記機体操向ハンドルには、一端に前記
操作レバーに対向して配置される摩擦当接部材と
他端に該摩擦当接部材を前記操作レバーに向けて
圧接するためのカム部材とをもつた操作レバー保
持機構と、一端を前記レバー保持機構のカム部材
と係脱させるべく支点を前記操向ハンドルに枢着
させた揺動レバーとを備えていることを特徴とす
るものである。
〔作用〕
この考案の装置においては、前後進操作レバー
を前進もしくは後進の位置へ傾斜させた状態で、
操向ハンドルに付設された揺動レバーの後端を引
上げて、操向ハンドルと共に保持する。揺動レバ
ーの後端を引上げると、該揺動レバーの前端が支
点を中心にして下方へ降下して、操作レバー保持
機構のカム部材を押圧することになり、このカム
部材の押圧によつて摩擦当接部材が操作レバーの
側面と圧着し、該操作レバーの前進もしくは後進
位置へ傾斜した状態をロツクする。作業員は揺動
レバーと操向ハンドルとを保持して機体の走行を
制御するが、走行中何らかの危険が生じて操向ハ
ンドルから手をはなすと、揺動レバーの後端が下
つて前端が上昇するため、前記カム部材との係合
が外れることになり、これに伴つて摩擦当接部材
による操作レバーへの圧着ロツク状態が解除され
て、該摩擦当接部材と操作レバーとは互いに分離
するので、該操作レバーは自動復帰機構における
スプリングによつて自動的に中立位置に戻つて機
体を停止することができる。
〔実施例〕
次に本考案に係る操作レバーの自動戻し装置を
図面に示す実施例により説明すると、この装置は
機体操向ハンドル2に設けられる操作レバーの自
動復帰機構1と、前記操向ハンドル2に付設され
る揺動レバー25を含む操作レバー保持機構3と
から基本的に構成されている。
操作レバーの自動復帰機構1は、第2図及び第
3図に示すように、路盤締固め機などの作業機に
おける操向ハンドル2の一部に、前後進操作レバ
ー4と該レバー4より機体の前後進切換機構(図
示せず)を作動される操作ワイヤ12との間に介
在されるようにして取付けられている。このレバ
ー自動復帰機構1は、前記操向ハンドル2に取り
付けられたシリンダ5内にロツド9が揺動自在に
挿通され、このロツド9の外端が操向ハンドル2
に支軸29を介して回動自在に軸着された前記操
作レバー4の下端に枢着されている。前記シリン
ダ5は後端側の細口部6と前端側に該シリンダ5
の内径よりも小径のキヤツプ7とを嵌着螺合する
ことにより、該シリンダ5の内部における前後両
端に段部8aと8bとが形成されている。
前記シリンダ5内に挿通される前記ロツド9
は、前端側に細径部10を設けると共に、この細
径部10の先端には前記キヤツプ7内に嵌合する
フランジ11を介して、図示しない機体の前後進
切換機構に連結する前記操作ワイヤ12が接続さ
れている。また該ロツド9の細径部10には、コ
イルスプリング13が嵌合されると共に、このコ
イルスプリング13の両端の細径部10上には、
前記シリンダ5内の段部8a,8bと係合する座
板14a,14bが細径部外周面と摺動可能なる
ように嵌装されている。そして前記コイルスプリ
ング13がその弾性によつて両端の前記座板14
a,14bを前記段部8a,8bに押圧係合する
ことにより、ロツド9が第2図の所定位置に配置
されて、前記操作レバー4をニユートラル位置に
設定するようになつている。
更に前記シリンダ5における後端側の細口部6
先端には、ロツド9の外周面に接触するウレタン
ラバーのような軟質素材からなる摩擦リング15
を嵌着すると共に、該細口部6の外周には調整キ
ヤツプ16を嵌着螺合して、この調整キヤツプ1
6の螺合状態を軸方向に沿つて締付けたり緩める
ことによつて、前記摩擦リング15が操作ロツド
9の外周面を圧着したり或いは緩めることとな
り、これによつて該ロツド9の摺動速度が適宜調
整できるように構成されている。
一方、前記操作レバー保持機構3は第4図及び
第5図に示すように、操作レバー4が設けられて
いる操向ハンドル2の下面にブラケツト17を介
して取付けた軸受18と、この軸受18に軸支さ
れる水平軸19の両端に設けられた摩擦当接部材
20とカム部材21とからなつている。この摩擦
当接部材20は前記水平軸19の一端から突出す
るレバー22を介して前記操作レバー4と対向す
る側面位置に配置された所定の長さをもつ水平の
帯状板からなつている。また水平軸19の他端に
おけるカム部材21は、下端が斜め外方に突出す
るレバーからなつている。これらの摩擦当接部材
20とカム部材21とは、軸受18内における水
平軸19の周りに巻装したコイルスプリング23
によつて、第5図の図面上、常に右方向に押され
て摩擦当接部材20が操作レバー4とは離される
ようになつている。また第4図に示すように前記
操向ハンドル2の下面には軸受24を介して揺動
レバー25が揺動自在に枢着されている。この揺
動レバー25は、後端26が操向ハンドル2にお
けるエンドグリツプ27の下面に、また前端28
が前記カム部材21の側方に延出するような長さ
となつており、通常は自重もしくは図示しないバ
ネよつて、同図に鎖線で示すように後端26が下
方へ下り、従つて前端28は前記カム部材21の
上方に位置して該カム部材21と接触しない状態
となつている。この状態においては、前記のよう
に水平軸19がスプリング23によつて第5図の
右方向へ押されて摩擦当接部材20は操作レバー
4から離れ、該操作レバー4は前記シリンダ内の
スプリング13の作用によつて、第4図に示すよ
うに中立状態となつている。
機体を始動して、操作レバー4を第3図に実線
で示すように前方に倒すと機体は前進走行する
が、その時前記揺動レバー25を第4図の実線で
示す上方位置に引上げると、該揺動レバー25の
前端28が下がつて第5図に示すようにカム部材
21と接触し、水平軸19を同図の左方向へ移動
するので、摩擦当接部材20が操作レバー4と接
触し、該レバー4の前傾状態をロツクする。従つ
て作業員は操作レバー4には手を触れず、専ら操
向ハンドル2のエンドクリツプ27と前記揺動レ
バー25の後端26とを両手で保持しながら機体
の操向を制御することができる。この状態で例え
ば作業員が過つて転倒したような場合、エンドク
リツプ27から手を離すと、揺動レバー25の後
端26が第4図に鎖線で示すように下方へ下がる
ので、前記のように該揺動レバー25の前端28
がカム部材21から外れ、摩擦当接部材20によ
る操作レバー4の前傾ロツク状態を解除するの
で、操作レバー4はレバー復帰機構1によつて中
立状態に戻り、機体の前進が自動的に停止する。
なおこのことは操作レバー4を後方に倒して機体
を後進させる場合についても同様のことが言い得
る。
〔効果〕
以上に述べたように、本考案に係る装置によれ
ば操作レバー4を前傾もしくは後傾状態として、
揺動レバー25を操向ハンドル2のエンドクリツ
プ27と共に保持すれば、前後進操作レバー4は
前後進状態でロツクできるから、作業員は操向ハ
ンドル2のエンドクリツプ27を保持して安全に
機体の操向制御を行うことができる。
また前後進時に危険が生じた場合、エンドクリ
ツプ27から手を離せば操作レバー4のロツク状
態が自動的に解除されて中立状態に戻るので危険
を回避することができる。特に機体の後進時には
作業員が後方の障害物に気付かない場合があり、
そのため作業員が機体と障害物との間に挟まれる
という危険があるが、本考案の装置を設けること
により、後進時に生じやすい危険を防止できるの
でこの種の作業機の安全性確保に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る操作レバーの自動戻し装
置の構成を示す斜視図、第2図は第1図に示すレ
バー自動復帰機構の構成を示す断面図、第3図は
第2図に示す機構の作動状況を示す断面図、第4
図は第1図に示す部分の側面図、第5図は第4図
における−線における断面図である。 1…操作レバーの自動復帰機構、2…操向ハン
ドル、3…操作レバー保持機構、4…前後進操作
レバー、5…シリンダ、6…細口部、7…キヤツ
プ、8a,8b…段部、9…ロツド、10…細径
部、11…フランジ、12…操作ワイヤ、13…
コイルスプリング、14a,14b…座板、15
…摩擦リング、16…調整キヤツプ、18…軸
受、19…水平軸、20…摩擦当接部材、21…
カム部材、23…コイルスプリング、25…揺動
レバー、26…揺動レバー後端、27…エンドク
リツプ、28…揺動レバー前端。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 路盤締固め機などの作業機における操向ハン
    ドルに設けられる機体の前後進操作レバーと該
    レバーにより作動される操作ワイヤとの間に、
    前記操作レバーを前進もしくは後進位置から中
    立位置へ戻すためのレバー自動復帰機構が接続
    されており、該レバー自動復帰機構は前記操作
    レバーと接続されるロツドを摺動自在に装着し
    たシリンダと、このシリンダ内において前記ロ
    ツドを介して前記操作レバーを中立状態に保持
    するためのスプリングとを備え、更に前記機体
    操向ハンドルには、一端に前記操作レバーに対
    向して配置される摩擦当接部材と他端に該摩擦
    当接部材を前記操作レバーに向けて圧接するた
    めのカム部材とをもつた操作レバー保持機構
    と、一端を前記レバー保持機構のカム部材と係
    脱させるべく支点を前記操向ハンドルに枢着さ
    せた揺動レバーとを備えていることを特徴とす
    る操作レバーの自動戻し装置。 (2) レバー自動復帰機構におけるロツド突出端に
    ロツドの外周面と密着する摩擦部材を内装した
    ロツドの摺動速度調整キヤツプが嵌着されてい
    る請求項1に記載の操作レバーの自動戻し装
    置。
JP1986123424U 1986-08-13 1986-08-13 Expired JPH029384Y2 (ja)

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JP1986123424U JPH029384Y2 (ja) 1986-08-13 1986-08-13

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JP1986123424U JPH029384Y2 (ja) 1986-08-13 1986-08-13

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JPS6331421U JPS6331421U (ja) 1988-03-01
JPH029384Y2 true JPH029384Y2 (ja) 1990-03-08

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ID=31014516

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JP1986123424U Expired JPH029384Y2 (ja) 1986-08-13 1986-08-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6827405B2 (ja) * 2017-12-19 2021-02-10 大成ロテック株式会社 衝突防止補助装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5836590U (ja) * 1981-09-03 1983-03-09 三洋電機株式会社 プレ−ト着脱式ホツトプレ−ト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5836590U (ja) * 1981-09-03 1983-03-09 三洋電機株式会社 プレ−ト着脱式ホツトプレ−ト

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JPS6331421U (ja) 1988-03-01

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