JPH029325Y2 - - Google Patents

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JPH029325Y2
JPH029325Y2 JP1984120801U JP12080184U JPH029325Y2 JP H029325 Y2 JPH029325 Y2 JP H029325Y2 JP 1984120801 U JP1984120801 U JP 1984120801U JP 12080184 U JP12080184 U JP 12080184U JP H029325 Y2 JPH029325 Y2 JP H029325Y2
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duct
air
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air supply
bypass duct
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、建物などに使用されるダクト式空
調換気装置の改良に関する。
「従来の技術」 室内の汚れた空気を換気しようとする場合、従
来、第2図に示すように、熱交換器1の給気口2
と排気口3とを壁体4から屋外側に臨ませ、熱交
換器1により給気と排気との間で熱交換を行うと
ともに、それぞれフアン5,6を備えた給気ダク
ト7および排気ダクト8により天井9から給排気
を強制的に行うように構成したダクト式空調換気
装置が知られている。
ところで、CO・CO2・水分・粉塵などの室内
の汚染物質の中でも、特に、喫煙による粉塵は、
急激にかつ大量に発生するので、喫煙時等には、
換気量を多くしなければならない。たとえば、室
内の容積が33m3の部屋で2人が1時間に合計6本
のタバコを喫煙した場合、炭酸ガスを1000PPM
以下に抑えるには、60m3/Hrを換気すればよい
が、タバコの喫煙によつて発生する粉塵を0.15
mg/m3以下に抑えるには120m3/Hrを換気しなけ
ればならない。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、ダクト式空調換気装置を上記の
ように構成した場合において、室内が正圧となつ
たり、あるいは負圧となつたりしないように、給
気量とを等しく調整しなければならないので、喫
煙などによつて発生した粉塵などを速かに大量に
排気しようとすれば、排気量に見合う大量の給気
量を確保しなければならず、そのために熱交換の
効率が悪くなるという問題があつた。
「問題を解決するための手段」 この考案のダクト式空調換気装置は、熱交換器
によつて給気と排気との間で熱交換を行うととも
に、それぞれフアンを備えかつ送風グリルに連設
した給気ダクトおよび吸込グリルに連設した排気
ダクトにより吸排気を強制的に行うようにしたダ
クト式空調換気装置において、 前記吸込グリルを、天井の下面に取り付けられ
かつ排気ダクトの一端が開口した天板と、この天
板と一体に設けられた支持部材により中段にほぼ
水平に支持されている中板と、この中板の下方に
一体に垂設された枠体と、この枠体の下面に取り
付けられた粉塵除去用のフイルタとから構成し、
かつ、この吸込グリルの中板に、給気ダクトに一
端を連設したバイパスダクトの他端を連設して設
け、さらに、このバイパスダクトにバイパスダク
トを開閉するダンパを設けてなることを特徴とす
るものである。
「作用」 バイパスダクトにフイルタを着装した場合、粉
塵はフイルタによつて除去され、粉塵が除去され
た室内の暖かい空気は、給気ダクトを通じて再び
室内に循環されると同時に、外気は、熱交換器に
より、排気ダクトを通じて排出される排気と熱交
換されて室内に供給される。
「実施例」 第1図は、この考案の一実施例を示すもので、
図中符号10は全熱交換器、符号11は壁体、符
号12は天井である。
前記全熱交換器10は、冷たいあるいは暖い外
気を、室内側の排気と熱交換して室内に給気する
もので、たとえば一階の天井12内に設置されて
いる。この全熱交換器10の一側に設けられた給
気口10aと排気口10bとは、壁体11を貫通
して屋外側に臨むように設置されている。
また、全熱交換器10の他側には、全熱交換器
10で熱交換された外気を供給する給気ダクト1
4の一端が連設されているとともに、室内側の排
気を排出するダクト15の一端が連設されてい
る。
前記給気ダクト14の他端は、天井12の下面
に取り付けられた送風グリル16に連設されてい
る。また、全熱交換器10と送風グリル16との
間の給気ダクト14には、送風フアン17が設け
られている。すなわち、熱交換された外気は、給
気ダクト14を通つて送風グリル16から室内に
給気されるようになつている。
前記排気ダクト15の他端は、天井12の下面
に取り付けられた吸込グリル18に連設されてい
る。この吸込グリル18と全熱交換器10との間
の排気ダクト15内には、排気フアン19が設け
られている。この排気フアン19あるいは送風フ
アン17には、いずれもモータが連設され、適宜
の手段によりモータの回転数を制御して送風量あ
るいは排気量などを調節することができるように
なつている。
前記吸込グリル18は、箱状のもので、天井1
2の下面に取り付けられた四角形状あるいは円形
状の天板18aと、この天板18aと一体に設け
られた格子などの支持部材18cにより中段にほ
ぼ水平に支持されている中板18bと、この中板
18bの下方に一体に垂設された枠体18dと、
この枠体18dの下面に着脱自在に取り付けられ
たフイルタ20とから構成されている。このフイ
ルタ20は、高分子繊維等に帯電させたもの、あ
るいは薬品を含浸させたものなど、要は、粉塵に
対する吸着力が高く、かつその交換をあまり要し
ない持続性のあるものなどが望ましい。特に、高
分子繊維等を帯電させたフイルタ20は、粉塵を
電気的に吸着するので、目が粗くてよく、そのた
め圧損も小さくてすみ好都合である。また、天板
18aの適宜の位置であつて上方向には、前述し
た排気ダクト15の他端が室内に臨むようにして
設けられている。また、中板18bの任意の位置
であつて上方向には、バイパスダクト22の一端
が天板18aおよび天井12を貫通して連設され
ている。
前記バイパスダクト22の他端は、全熱交換器
10と送風フアン17との間であつて給気ダクト
14にほぼ直交させて連設されている。この給気
ダクト14とバイパスダクト22との連設部23
には、給気ダクト14とバイパスダクト22との
通路を任意に開閉する一個のダンパ24が設けら
れている。このダンパ24の切替えは、手動によ
り、あるいは室内に設けた粉塵センサ等からの出
力信号により、開度を全開−任意−全閉まで自由
に調節することができるように設定されている。
すなわち、ダンパ24を作動させて給気ダクト1
4を全開させた場合、バイパスダクト22は全閉
となり、給気ダクト14を全閉させた場合、バイ
パスダクト22は全開となり、全閉から全開まで
の開度は任意に設定されるようになつている。
次に、この考案のダクト式空調換気装置の作用
について説明する。
まず、冷たい(もしくは暖い)外気は給気口1
0aを通つて全熱交換器10に入り、排気と熱交
換される。熱交換された外気は、給気ダクト14
を介して送風フアン17により、送風グリル16
から室内に送風される。なお、この場合、ダンパ
24は給気ダクト14を全開、バイパスダクト2
2を全閉している。また一方、室内の汚れた排気
は、吸込グリル18の支持部材18cの間隙から
排気フアン19によつて排気ダクト15に吸込ま
れ、ついで全熱交換器10で外気と熱交換されて
排気孔10bから屋外に排出される。
通常は、上記のような運転状態で十分である
が、たとえばタバコの喫煙などによつて室内空気
中の粉塵量が増えた場合には、たとえば粉塵セン
サからの出力信号を受けてダンパ24が駆動し、
(第1図では時計方向)給気ダクト14の全熱交
換器10からの通路を全閉させかつバイパスダク
ト22を全開させる。すると、室内の汚れた空気
は、送風フアン17によりバイパスダクト22に
吸い込込まれ、給気ダクト14を介して送風グリ
ル16から室内に送風されて循還する。そして、
バイパスダクト22の入口(吸込グリル18の下
面)には、フイルタ20が備えられているので、
室内空気中の粉塵はこのフイルタ20によつて除
去される。この場合、循還される空気は、熱交換
されないので一定温度(室温)を維持している。
すなわち、熱交換のさいの熱ロスがなく、熱効率
にすぐれている。また、一方では、排気フアン1
9により、室内の汚れた空気が、排気ダクト15
から屋外に排出される。なお、給気ダクト14
は、ダンパ24により全閉されているので、室内
が負圧となる。そこで、給気ダクト14を全閉さ
せたときは、排気フアン19を停止させて、室内
−フイルタ20−バイパスダクト22−給気ダク
ト14−送風グリル16−室内というように、循
還させるだけでよい。この場合、外気はまつたく
室内に導入されないので、熱交換されず、したが
つて熱ロスはほとんどない。あるいは、ダンパ2
4を半開し、フイルタ20によつて粉塵が吸着さ
れたバイパスダクト22からの室内空気と、屋外
からの熱交換された外気とを給気ダクト14に導
入して室内に送風してもよい。この場合には、給
気量と排気量とがほぼ等しくなるように、送風フ
アン17と排気フアン19との回転数を制御す
る。このようにすれば、給気量と排気量がほぼ一
致するので、室内が正圧となつたり、負圧となつ
たりすることなく、バランスした状態で換気する
ことができる。
なお、以上説明した実施例においては、バイパ
スダクト22にフイルタ20を着装したものにつ
いて説明したが、フイルタ20をバイパスダクト
22および排気ダクト15の両方に着装してもよ
い。
「考案の効果」 以上説明したようにこの考案のダクト式空調換
気装置によれば、次のような優れた効果を奏する
ことができる。
(a) 吸込グリルの中板にバイパスダクトの一端を
開口させ、吸込グリルの天板に排気ダクトの一
端を開口させているので、バイパスダクトのダ
ンパを操作してバイパスダクトを閉めた時に
は、吸込グリルの天板に開口する排気ダクトを
通して室内の汚れた空気を排気しつつ熱交換器
により熱交換させることができ、また、バイパ
スダクトのダンパを操作してバイパスダクトを
開けた時には、排気ダクトからの排気とは別
に、室内の空気をフイルタを通して直接給気ダ
クトに排気させ、給気ダクトを通して室内を循
還させることができる。したがつて、タバコの
喫煙などによつて室内空気中の粉塵量が増えた
場合には、バイパスダクトを開けることによ
り、室内の空気をフイルタを介して直接給気ダ
クトに送り、フイルタにより粉塵を除去させた
上で給気ダクトを通して室内を循環させて空気
を清浄化することができ、一方では、排気フア
ンにより室内の汚れた空気を排気ダクトから屋
外に排出することができるので、本考案によれ
ば、排気ダクトとバイパスダクトとの2つを使
つて室内の汚れた空気を清浄化し得て、喫煙時
等に大量に発生する粉塵を単時間のうちに効果
的に除去することができるといつた優れた効果
を奏する。
(b) また本考案では、フイルタを通過した空気
を、熱交換器に送らずに、バイパスダクトを介
して給気ダンパに送り、送風グリルより再び室
内に排気させるようにしているので、室内の汚
れた空気を室温を維持したまま清浄化して直接
室内に循環させることができ、この結果、熱交
換の熱損失を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すもので、ダ
クト式空調換気装置を天井内に配設した状態の概
略断面図、第2図は従来例を示すもので、第1図
と同様の断面図である。 10……熱交換器、14……給気ダクト、15
……排気ダクト、16……送風グリル、17……
送風フアン、18……吸込グリル、19……排気
フアン、20……フイルタ、22……バイパスダ
クト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 熱交換器によつて給気と排気との間で熱交換を
    行うとともに、それぞれフアンを備えかつ送風グ
    リルに連設した給気ダクトおよび吸込グリルに連
    設した排気ダクトにより吸排気を強制的に行うよ
    うにしたダクト式空調換気装置において、 前記吸込グリルは、天井の下面に取り付けられ
    かつ排気ダクトの一端が開口した天板と、この天
    板と一体に設けられた支持部材により中段にほぼ
    水平に支持されている中板と、この中板の下方に
    一体に垂設された枠体と、この枠体の下面に取り
    付けられた粉塵除去用のフイルタとから構成され
    ており、かつ、この吸込グリルの中板には、給気
    ダクトに一端を連設したバイパスダクトがその他
    端を連設して設けられ、さらに、このバイパスダ
    クトにはバイパスダクトを開閉するダンパが設け
    られていることを特徴とするダクト式空調換気装
    置。
JP12080184U 1984-08-06 1984-08-06 ダクト式空調換気装置 Granted JPS6136235U (ja)

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JP12080184U JPS6136235U (ja) 1984-08-06 1984-08-06 ダクト式空調換気装置

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JP12080184U JPS6136235U (ja) 1984-08-06 1984-08-06 ダクト式空調換気装置

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Publication Number Publication Date
JPS6136235U JPS6136235U (ja) 1986-03-06
JPH029325Y2 true JPH029325Y2 (ja) 1990-03-07

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4717641B2 (ja) * 2006-01-16 2011-07-06 三菱電機株式会社 換気システムおよびフィルター装置
JP6964301B1 (ja) * 2020-09-03 2021-11-10 株式会社未来のコト ホール空調システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55147846U (ja) * 1980-04-21 1980-10-24

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JPS6136235U (ja) 1986-03-06

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