JPH0292797A

JPH0292797A - ごみ回収作業船

Info

Publication number: JPH0292797A
Application number: JP24486088A
Authority: JP
Inventors: Yukio Sonoyama; 園山　幸生
Original assignee: NODATSUKU KK
Current assignee: NODATSUKU KK
Priority date: 1988-09-29
Filing date: 1988-09-29
Publication date: 1990-04-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野浮遊ごみを回収する作業船の改良に関する。

（ロ）従来の技術浮遊ごみを回収する作業船の中には、引き揚げ用コンベ
ヤを半水没状に船体前部に設け、広い範囲の浮遊ごみを
回収できるよう寄せ板を船体前部に末広がりのへの宇土
に突出し、回収範囲を広げるようにしたごみ回収船が用
いられている。

（１１）発明が解決しようとする問題点作業船を前進さ
せ広い範囲の浮遊ごみを回収しようと寄せ板をへの字状
に拡げても引き揚げコンベヤと寄せ板で水面が囲まれ、
水面の水が前方に押され、浮遊ごみはなかなか寄ってこ
す、引き寄せるために人手を要するという欠点があった
。

また水の通りを良くするため、寄せ板を網張りの枠とし
た場合、網にごみが引っ掛かり、なかなか取込口に寄っ
てニないという問題があった。

（ニ）問題点を解決するための手段本発明は、１対の開閉するベルトコンベヤを、コンベヤ
軸を竪方向にし、後部を船体前部に軸支し、開閉自在に
半水没状に前方に突出し、両ベルトコンベヤを開きコン
ベヤを回転駆動しながら前進し浮遊ごみを引き寄せ、コ
ンベヤを閉じ、浮遊ごみを挟むようにして引き揚げコン
ベヤ上に取り込むようにしたごみ回収作業船である。

またベルトコンベヤをネットコンベヤとすれば浮遊ごみ
が引き寄せやすくなり、ごみ回収作業はさらに能率的と
なる。

また船体形状は、引き揚げコンベヤを船体前部に設けた
ものでもよいが、船体を双胴とし、双胴間のほぼ全長に
わたり、前部が水中に位置する引き揚げ貯蔵用ベルトコ
ンベヤを設ければ、ごみ回収、貯蔵、送り出しとコンベ
ヤの回転だけで連続的に運用でき、能率的となる。

また１対の開閉ベルトコンベヤを、後部を引き揚げ貯蔵
用ベルトコンベヤの両側板の前端部ζこ軸支し、開閉自
在とすれば、広い範囲の浮遊ごみを引き寄せ挟んで取り
込み、回収、貯蔵、送り出しと能率よく回収作業ができ
る。

また、引き揚げ貯蔵用ベルトコンベヤを両側板の中央附
近又はその後部で船体に俯仰自在に軸支し、側板前部を
油圧シリンダピストンで船体と連結し、コンベヤ装置全
体を水面上に引き揚げろるようになっている。

（本）作用以上の構成により、ベルトコンベヤを回転駆動させ、へ
の字状に問いて前進すれば、ベルトの移動で前方の浮遊
ごみは容易に引き寄せられ、取込み口に集り、さらに両
ベルトコンベヤを閉じるように回動すれば、ベルトの回
転駆動により、浮遊ごみは挟むように引き揚げコンベヤ
上に取り込まれ、水面上に回収される。引き揚げコンベ
ヤ、貯蔵コンベヤと続けた場合には回収、貯蔵と連続ζ
こでき、貯蔵コンベヤは船体後部に延出して送出コンベ
ヤとなり、運搬船又は陸上に回収ごみをコンベヤの駆動
で容易に送出できる。

また、コンベヤ全装置を油圧シリンダを操作し水面より
引き揚げ、推進すれば、走航の抵抗は少く、作業船は移
動容易となる。

（へ）実施例第１図ａおよびｂは本発明を実施したごみ回収作業船の
平面図および側面図である。

図中（２）はごみ収容船倉（３）を有する作業船で、前
部に引き揚げコンベヤ（４）を備え、船体前部両側に後
部を支持軸（１１）により開閉自在に軸支したコンベヤ
軸を竪方向にした横向状のｌ対の開閉ベルトコンベヤ鏝
を装備している。開閉ベルトコンベヤ鏝は船体に取付け
た支持片（１２）と開閉用油圧シリンダ（１３）で連結
され、該油圧シリンダ（１３）の操作で開閉される。（
！４）は開閉ベルトコンベヤ鏝の側部材、（１５）は駆
動用油圧モータ、（１６）は駆動コンベヤ軸、（１６’
）は従動コンベヤ軸、（１７）はコンベヤベルトである
。

第２図ａおよびｂは作業船（２）を双胴型とし、双胴間
に、はぼ全長にわたり、前部が水中に位置する引き揚げ
貯蔵用コンベヤ（４′）を設けた例の平面図および側面
図を示す。

開閉ベルトコンベヤ士は双胴船前部に第１図同様軸支さ
れる。引き攪げ貯蔵用へルトコンベヤ（４′）の後部は
船体より後方にやや傾斜状に延び、回収ごみを運搬船あ
るいは陸上に移送するのに適している。作業船の操縦席
および油圧ポンプ、原動機は双胴の各デツキ上に設けら
れ、推進機ははね横げ可能に設けられ、浅い場所での作
業、荷揚げ作業に便利である。

第３図ａ、ｂおよびＣは、開閉ベルトコンベヤ鏝を引き
揚げ貯蔵用ベルトコンベヤ（４）の側板（６）前部に軸
支した実施例の平面図、側面図および正面図を示し、第
４図の側面図はさらに引き揚げ貯蔵用ベルトコンベヤを
支持軸（５）により船体に俯仰自在に軸支し、側板（６
）前部を引き揚げ用油圧シリンダ（７）により船体に連
結した実施例を示し、第３図および第４図の２点鎖線は
コンベヤを水面上に引き揚げた状態を示す、（８）は双
胴船の双胴の連結部材で引き揚げ貯蔵用ベルトコンベヤ
（４′）の側板（６）が引き揚げ可能に門型に設けられ
る。

＜ト）発明の効果以上の構成によりごみ回収作業船の前方広い範囲の浮遊
ごみを容易に、確実に回収でき、また、船体な双胴にし
て引き揚げ貯蔵用ベルトコンベヤを設けたことにより、
浅吃水で回収、貯蔵、送り出しく移送）が簡単にでき、
小廻りのきく高能率のごみ回収作業船を提供するもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図ａおよびｂは、本発明を実施したごみ回収作業船
の平面図および側面図、第２図ａおよびｂは、船体を双
胴とし、引き揚げ貯蔵用ベルトコンベヤを設けた場合の
実施例を示すごみ回収作業船の平面図および側面図、第
３図ａ、ｂおよびＣは、前記引き揚げ貯蔵用ベルトコン
ベヤの側板前端部に開閉ベルトコンベヤを軸支した場合
の回収作業船前部の平面図、側面図および正面図で、第
４図はさらに前記引き揚げ貯蔵用ベルトコンベヤを開閉
コンベヤと共に水面上に引き揚げ可能とした場合の側面
図を示したものである。 ■・・・開閉ベルトコンベヤ、（１１）・・・支持軸、
（１２）・・・支持片、（１３）・・・開閉用油圧シリ
ンダ、（１４）・・・側部材、（１５）・・・駆動用油
圧モータ、（１７）・・・コンベヤベルト、（２）・・
・作業船、（４）・・・引き揚げコンベヤ、　（４′）
・・・引き揚げ貯蔵用ベルトコンベヤ、（５）・・・支
持軸、（６）・・・側板、（７）・・・引き揚げ用油圧
シリンダ。

Claims

【特許請求の範囲】１）１対の開閉ベルトコンベヤを、コンベヤ軸を竪方向
にし、後部を船体前部に軸支し、開閉自在に半水没状に
前方に突出し、両ベルトコンベヤを開き、コンベヤベルトを回転駆動し
ながら前進し、浮遊ごみを引きよせ、コンベヤを閉じ浮
遊ごみを挟むようにして取り込むことを特徴とするごみ
回収作業船２）開閉ベルトコンベヤをネットコンベヤと
した第１請求項記載のごみ回収作業船。３）双胴船のほぼ全長にわたり、前部が水中に位置する
引き揚げ貯蔵用ベルトコンベヤを設けた第１請求項記載
のごみ回収作業船。４）１対の開閉ベルトコンベヤを、コンベヤ軸を竪方向
にし、後部を引き揚げ貯蔵用ベルトコンベヤの両側板の
前端部に軸支した第３請求項記載のごみ回収作業船。５）引き揚げ貯蔵用ベルトコンベヤの両側板を船体に軸
支し俯仰自在とし、側板前部を油圧シリンダピストンで
船体と連結し、油圧シリンダの操作によりコンベヤ装置
全体を水面上に引き揚げうるようにした第４請求項記載
のごみ回収作業船。