JPH0286087A - 低抵抗ｐｔｃ素子 - Google Patents
低抵抗ｐｔｃ素子Info
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- JPH0286087A JPH0286087A JP23733288A JP23733288A JPH0286087A JP H0286087 A JPH0286087 A JP H0286087A JP 23733288 A JP23733288 A JP 23733288A JP 23733288 A JP23733288 A JP 23733288A JP H0286087 A JPH0286087 A JP H0286087A
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- Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
［発明の目的］
（産業上の利用分野）
本発明は、昇温性特定の湿度領域で急激に抵抗値が増大
する特性、即ち、ＰＴＣ（ＰｏｓｉｔｉｖｅＴｅｍｐｅ
ｒａｔｕｒｅ Ｃｏｅｆｆｉｃｉｅｎｔ）特性を有する
ポリマーＰＴＣ素子に関する。
する特性、即ち、ＰＴＣ（ＰｏｓｉｔｉｖｅＴｅｍｐｅ
ｒａｔｕｒｅ Ｃｏｅｆｆｉｃｉｅｎｔ）特性を有する
ポリマーＰＴＣ素子に関する。
（従来の技術）
従来、ポリエチレン又はポリプロピレン等の結晶性重合
体（ポリマー）に、例えば金屈微粉末やカーボンブラッ
ク等を分散させ、ＰＴＣ特性を発揮する導電性重合体組
成物（以下［ポリマーＰＴＣＪという）は、＠度検出器
や加熱器等の技術分野で公知である。
体（ポリマー）に、例えば金屈微粉末やカーボンブラッ
ク等を分散させ、ＰＴＣ特性を発揮する導電性重合体組
成物（以下［ポリマーＰＴＣＪという）は、＠度検出器
や加熱器等の技術分野で公知である。
すなわち、このようなポリマーＰＴＣは、例えば米国特
許箱３５９１５２６ Ｎ明細書や同第３６７３１２１号
明細書等に開示されている。
許箱３５９１５２６ Ｎ明細書や同第３６７３１２１号
明細書等に開示されている。
上述したＰＴＣ特性は、前記米国特許明細書等にも開示
されている如く、結晶性重合体がその融点において結晶
質より非晶質に転換する際に急激な体積増大を示すため
、その中に分散された導電性物質（カーボンブラック等
）の粒子相互の間隔が押し拡げられ各粒子間の接触抵抗
が急激に増大するため生じるものである。
されている如く、結晶性重合体がその融点において結晶
質より非晶質に転換する際に急激な体積増大を示すため
、その中に分散された導電性物質（カーボンブラック等
）の粒子相互の間隔が押し拡げられ各粒子間の接触抵抗
が急激に増大するため生じるものである。
このようなポリマーＰＴＣを用いた素子に要求される性
能としては、ＰＴＣ特性の立上りが急峻で大きな抵抗値
変化を示し、しかも、空温での初期抵抗値が小さいこと
が要求される。
能としては、ＰＴＣ特性の立上りが急峻で大きな抵抗値
変化を示し、しかも、空温での初期抵抗値が小さいこと
が要求される。
しかし、上述した従来のポリマーＰＴＣを用いた素子の
場合、初期抵抗値を小さくすると立上り特性も悪化して
しまい、この結果、ポリマーＰＴＣ自体の抵抗値をおる
程度以下に設定することができないという問題があった
。
場合、初期抵抗値を小さくすると立上り特性も悪化して
しまい、この結果、ポリマーＰＴＣ自体の抵抗値をおる
程度以下に設定することができないという問題があった
。
また、従来のポリマーＰＴＣは、導電性物質としてカー
ボンブラック等を分散させる構成であるため、機械的強
度の点や耐熱性、抵抗値の安定性の点でも必ずしも十分
なものではないという問題もあった。
ボンブラック等を分散させる構成であるため、機械的強
度の点や耐熱性、抵抗値の安定性の点でも必ずしも十分
なものではないという問題もあった。
（発明が解決しようとする課題）
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、抵抗値
の低減及び安定化が可能でＰＴＣ特性の向上を図れ、機
械的強度、耐熱性にも優れたポリマーＰＴＣ素子を提供
することを目的とするものである。
の低減及び安定化が可能でＰＴＣ特性の向上を図れ、機
械的強度、耐熱性にも優れたポリマーＰＴＣ素子を提供
することを目的とするものである。
［発明の構成］
（課題を解決するための手段）
本発明のポリマーＰＴＣ素子は、ポリマーと、このポリ
マーに分散された導電性物質である非酸化物セラミック
スとを有するものである。
マーに分散された導電性物質である非酸化物セラミック
スとを有するものである。
前記ポリマーとして、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリフッ化ビニリデン、ポリ塩化ビニル。
ポリフッ化ビニリデン、ポリ塩化ビニル。
ポリ酢酸ビニル、アイオノマー樹脂又はこれらの共重合
体のいずれかひとつを用いる。
体のいずれかひとつを用いる。
前記非酸化物セラミックスは、Ｔ ｉ Ｃ。
ＴｉＢｚ、ＴｉＮ、ｚｒｃ、Ｚｒ３ｚ、ＺｒＮ。
ＮｂＣのうちのひとつ又はこれらの任意の組合せによる
混合物の微粉末を用いる。
混合物の微粉末を用いる。
（作 用）
このポリマーＰＴＣ素子によれば、ポリマーに非酸化物
セラミックスを分散させたものであるから、その抵抗値
が低く、かつ、安定したものとなり、しかも、非酸化物
セラミックス（Ｔ ｉ Ｃ。
セラミックスを分散させたものであるから、その抵抗値
が低く、かつ、安定したものとなり、しかも、非酸化物
セラミックス（Ｔ ｉ Ｃ。
Ｔ！８２等）が高硬度を有するので、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等のポリマーが補強されて機械的強度、耐
熱性も向上する。
リプロピレン等のポリマーが補強されて機械的強度、耐
熱性も向上する。
（実施例）
以下に本発明の実施例を詳細に説明する。
第１図に示すポリマーＰＴＣ素子１は、ポリマーに導電
性物質である非酸化物セラミックスの微粉末を分散させ
板状に成形した素子部２と、この素子部２の両面に接合
した例えばＮｉ製の電極３ａ、３ｂと、この画電極３ａ
、３ｂに半田４を用いて取付けたリード線５ａ、５ｂと
を具備している。
性物質である非酸化物セラミックスの微粉末を分散させ
板状に成形した素子部２と、この素子部２の両面に接合
した例えばＮｉ製の電極３ａ、３ｂと、この画電極３ａ
、３ｂに半田４を用いて取付けたリード線５ａ、５ｂと
を具備している。
前記ポリマーとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリフッ化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビ
ニル、アイオノマー樹脂又はこれらの共重合体のいずれ
かひとつを用いる。
、ポリフッ化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビ
ニル、アイオノマー樹脂又はこれらの共重合体のいずれ
かひとつを用いる。
前記非酸化物セラミックスとしては、Ｔ ｉｃ。
Ｔｉ Ｂ２ 、Ｔ ｉ Ｎ、ｚｒｃ、ＺｒＢｚ 、Ｚｒ
Ｎ。
Ｎ。
ＮｂＣのひとつ又はこれらの任意の組合せによる微粉末
を用いる。
を用いる。
下記第１表にポリマーと各導電性物質の配合比。
各導電性物質の粒径、同じく比抵抗、素子部２の比抵抗
を示す。
を示す。
第１表
第１表に示す各導電性物質とポリエチレンとの混練、成
型には、熱ロール、ニーダ、射出成型機等を用いる。
型には、熱ロール、ニーダ、射出成型機等を用いる。
第１表から明らかなように、各導電性物質の比抵抗は最
も大きいものでも２．２Ｘ１０’Ω・ｃｍであり、従来
例のカーボンブラックの場合よりも大幅に小さく、これ
に伴い、各導電性物質が分散している各素子部２の比抵
抗も従来例に比較し約１／８乃至１／６程度と小ざくな
って、この各素子部２の低抵抗化を図ることができる。
も大きいものでも２．２Ｘ１０’Ω・ｃｍであり、従来
例のカーボンブラックの場合よりも大幅に小さく、これ
に伴い、各導電性物質が分散している各素子部２の比抵
抗も従来例に比較し約１／８乃至１／６程度と小ざくな
って、この各素子部２の低抵抗化を図ることができる。
また、各導電性物質であるＴｉＣ，ＴｉＢ２゜ＴｉＮ等
の微粉末は、高強度構造材の原料や研磨材として用いら
れるほど硬度が大きいので、ポリマーであるポリエチレ
ンの補強効果が有り、この結果、第１表に示す各素子部
２の機械的強度及び耐熱性の向上を図れる。
の微粉末は、高強度構造材の原料や研磨材として用いら
れるほど硬度が大きいので、ポリマーであるポリエチレ
ンの補強効果が有り、この結果、第１表に示す各素子部
２の機械的強度及び耐熱性の向上を図れる。
次に、第２図を参照し、導電性物質としてＴ！ Ｂ２微
粉末を用いたポリマーＰＴＣ素子１の抵抗変化率特性に
ついて説明する。
粉末を用いたポリマーＰＴＣ素子１の抵抗変化率特性に
ついて説明する。
尚、この特性測定は、従来品と本実施例品に対し、ＤＣ
Ｉ６ （Ｖ）の電圧をオン時間１０ （５ｅＣ）。
Ｉ６ （Ｖ）の電圧をオン時間１０ （５ｅＣ）。
オフ時間３０（ｓｅｃ）の割合で断続的に印加し、各ポ
リマーＰＴＣ素子の抵抗変化率を測定したものである。
リマーＰＴＣ素子の抵抗変化率を測定したものである。
第２図から明らかなように、電圧の印加回数１０乃至１
００００回の全範囲に亘って本実施例品の方が抵抗変化
率が小さく、これにより、本実施例のポリマーＰＴＣ素
子１の抵抗値の安定性の向上は顕著である。
００００回の全範囲に亘って本実施例品の方が抵抗変化
率が小さく、これにより、本実施例のポリマーＰＴＣ素
子１の抵抗値の安定性の向上は顕著である。
本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、そ
の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
「発明の効果」
以上詳述した本発明によれば、低抵抗で、かつ、抵抗値
の安定性が高く特性向上を図れると共に、非駿化物セラ
ミックスの硬度が大きいことによる機械的強度の増大及
び耐熱性の向上を図ることができるポリマーＰＴＣ素子
を提供することができる。
の安定性が高く特性向上を図れると共に、非駿化物セラ
ミックスの硬度が大きいことによる機械的強度の増大及
び耐熱性の向上を図ることができるポリマーＰＴＣ素子
を提供することができる。
第１図は本発明のポリマーＰＴＣ素子の実施例を示す側
面図、第２図は本実施例品と従来品との抵抗変化率特性
を示すグラフでおる。 １・・・ポリマーＰＴＣ素子、 ２・・・素子部、３
ａ、３ｂ・・・電極、 ４・・・半田、５ａ、
５ｂ・・・リード端子。 ↑ 第１図 第２図
面図、第２図は本実施例品と従来品との抵抗変化率特性
を示すグラフでおる。 １・・・ポリマーＰＴＣ素子、 ２・・・素子部、３
ａ、３ｂ・・・電極、 ４・・・半田、５ａ、
５ｂ・・・リード端子。 ↑ 第１図 第２図
Claims (3)
- （１）ポリマーと、このポリマーに分散された導電性物
質である非酸化物セラミックスとを有することを特徴と
するポリマーＰＴＣ素子。 - （２）前記ポリマーとして、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリフッ化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢
酸ビニル、アイオノマー樹脂又はこれらの共重合体のい
ずれかひとつを用いたものである請求項１記載のポリマ
ーＰＴＣ素子。 - （３）前記非酸化物セラミックスは、ＴｉＣ、ＴｉＢ＿
２、ＴｉＮ、ＺｒＣ、ＺｒＢ＿２、ＺｒＮ、ＮｂＣのう
ちのひとつ又はこれらの任意の組合せによる混合物の微
粉末である請求項１又は２記載のポリマーＰＴＣ素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63237332A JP2876125B2 (ja) | 1988-09-21 | 1988-09-21 | 低抵抗ｐｔｃ素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63237332A JP2876125B2 (ja) | 1988-09-21 | 1988-09-21 | 低抵抗ｐｔｃ素子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0286087A true JPH0286087A (ja) | 1990-03-27 |
| JP2876125B2 JP2876125B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=17013810
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63237332A Expired - Lifetime JP2876125B2 (ja) | 1988-09-21 | 1988-09-21 | 低抵抗ｐｔｃ素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2876125B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0696036A1 (de) * | 1994-08-01 | 1996-02-07 | Abb Research Ltd. | Verfahren zur Herstellung eines PTC-Widerstandes und danach hergestellter Widerstand |
| US5793276A (en) * | 1995-07-25 | 1998-08-11 | Tdk Corporation | Organic PTC thermistor |
| US8728354B2 (en) | 2006-11-20 | 2014-05-20 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Electrically conducting compositions |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52119145U (ja) * | 1976-03-09 | 1977-09-09 | ||
| JPS568443A (en) * | 1979-07-03 | 1981-01-28 | Hitachi Cable Ltd | Electrically conductive polymer composition having positive temperature coefficient characteristic and heater employing the same |
| JPS5951495A (ja) * | 1983-08-19 | 1984-03-24 | 株式会社フジクラ | 加熱用抵抗素子 |
| JPS6050726A (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-20 | Ricoh Co Ltd | 磁気記録媒体 |
| JPS62209802A (ja) * | 1986-03-10 | 1987-09-16 | 日本メクトロン株式会社 | Ｐｔｃ素子 |
-
1988
- 1988-09-21 JP JP63237332A patent/JP2876125B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (5)
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| US8728354B2 (en) | 2006-11-20 | 2014-05-20 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Electrically conducting compositions |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2876125B2 (ja) | 1999-03-31 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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