JPH0283067A - 2コート1ベイク塗装方法 - Google Patents

2コート1ベイク塗装方法

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JPH0283067A
JPH0283067A JP23289888A JP23289888A JPH0283067A JP H0283067 A JPH0283067 A JP H0283067A JP 23289888 A JP23289888 A JP 23289888A JP 23289888 A JP23289888 A JP 23289888A JP H0283067 A JPH0283067 A JP H0283067A
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JP
Japan
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paint
coat
coating
acid
coating material
Prior art date
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Application number
JP23289888A
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English (en)
Inventor
Koji Kuroyanagi
黒柳 考司
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は、同一塗料で塗り重ねにより被塗物上に上塗り
塗膜層を形成する2コート1ベイク塗装方法において、
光沢および艶感を高めた塗装方法に関づる。
[従来の技術] 自動車のソリッドカラー塗色の上塗り塗装工程などでは
、膜Vを充分なものとするとともにタレを防止するため
に、通常2ステージで同一塗料を塗り重ねした後で、セ
ッテングし焼付レプして上塗り塗膜層を形成している。
この塗料の種類としては、耐候性などの諸物性の必要に
応じてアクリル−メラミン樹脂塗料などのメラミン架橋
型塗料が用いられ、塗膜特性の補強を主として、他に熱
エネルギーの低減や、工程の短縮化などの要求により酸
触媒の使用も検討されている。
[発明が解決しようとする課題] しかし前記の塗装方法で形成される上塗り塗膜層は、全
体的に光沢および艶感が充分発現されない傾向がある。
ぞの理由の一つは2段階に分けて重ね塗りされた塗膜が
均一に硬化しないためと考えられる。すなわち、乾燥炉
内では塗膜の表面部分が優先的に熱風雰囲気に曝される
ため、いわゆる1表面乾き」の現像が起きやずいた。こ
の表面乾きの現象により塗膜面が荒れ、光沢や艶感にむ
らないしは、ばらつきが発生するしのと推定される。
本発明は2段階で塗装される各塗料の硬化速度をを調整
することにより、光沢や艶感の向上した塗膜を形成する
ことを解決原理とJる。
[課題を解決するための手段] 本発明の2コート1ベイク塗装り法は、酸触媒を含有す
るメラミン架橋型の第1塗料を被塗物表面に塗布して第
1塗膜を形成する第1塗装工程と、該第1塗料と同種の
第2塗料を該第1塗膜表面に塗布して第2塗膜を形成す
る第2塗装工程と、該第1塗膜および第2塗膜を焼付け
て一体的に硬化させる焼付は工程と、よりなる2コート
1ベイク塗装方法において、 前記第1塗料には標準より高い酸活性度となるように酸
触媒が含有され、前記第2塗料には標準の酸活性度とな
るように酸触媒が含有されていることを特徴とする。
第1塗料および第2塗料としては、メラミン架橋型塗料
が用いられる。すなわち、アクリル樹脂をベースとし架
橋剤のアルキル化メチロールメラミンおよび顔料を含有
する同一の着色塗料を両方に用いることができる。第1
塗料および第2塗料の組成は基本的には同一であること
とするが、異なっている場合でも適応可能である。また
メタリック顔料を含有する第1塗料と、クリアの第2塗
料とを用いてもよい。またポリエステル−メラミン樹脂
などのハイソリッド型塗料を用いてもよい。
そして形成される塗膜の硬化速度を調整するために、塗
料中には架橋剤の反応速度を速める酸触媒が通出添加さ
れている。
この酸触媒は、熱硬化アクリル塗料の硬化剤の架橋反応
を促進する触性物質であって、塗料中に均一に溶解する
ために、例えば有機系のスルホン酸化合物が好ましい。
この有機系のスルホン酸化合物としては、アルキルスル
ホン酸、アルキルベンゼンスルホン酸、アルキルナフタ
レンスルホン酸、ジアルキルナフタレンジスルホン酸等
が挙げられる。例えば、ジノニルナフタレンジスルホン
酸(DNNDSA> 、ドデシルベンゼンスルン酸(D
OBS△)、ラウリルベンゼンスルホン酸、オクチルベ
ンゼンスルホン酸、ドデシルスルホン酸等である。
この酸触媒は、その酸活性度により塗料中に含まれる架
橋剤のアルキル化メチロールメラミンの架橋反応を調整
することができ、酸活性度に応じて塗膜の硬化時間を短
縮する。あるいは、焼付は温度を低くすることができる
。この酸活性度は、例えば、前記のスルホン酸の酸度、
および分子中のスルホン酸基の数により左右されるしの
である。
例えば、酸触媒の吊を多くしたり、酸度の高いスルボン
酸を用いることにより酸活性度を高めることができる。
また、酸活性度を塗料に含まれるブロック剤(アミン)
の種類おにび聞の変更によっても同様の効果が得られる
なお、酸活性度は、各塗料によって最適な範囲が定めら
れ、従来は酸触媒はその標準の酸活性度となるように配
合されている。標準の酸活性度にり低いと硬化が遅延し
、高いと耐候性の低下などにより不具合となる。この酸
活性度は、酸触媒の種類および配合量の一方または両方
を調整することによりおこなうことができる。
本発明の最大の特徴は、塗り重ねをする塗料の第1塗料
と、第2塗料との焼付は時の熱伝達の違いによる表面乾
きの現象を防いで硬化速度を均にするために、第1塗料
の酸活性度を高めて硬化を促進させたところにある。こ
れにより第1塗膜の硬化性が乾燥炉内での第2塗膜表面
の硬化性に近似し、塗膜全体の硬化が均一となり仕上が
り後の塗膜の光沢や艶感を均一にづ°ることができる。
この塗装方法は、まず被塗物の表面に、前記第1塗料お
よび第2塗料をエアスプレー エアレススプレー、静電
塗装等によりウェット−オン−ウェットで塗装する。間
隔は気温、溶媒の種類などにより適宜選択する。そして
得られたウェットオンウェット塗膜をヒツティングして
塗布膜を落着かせた後、焼付けをおこなって硬化塗膜を
形成する。なおソリッドの例としては、第1塗料の塗装
は、硬化後の膜厚が15〜20μmの範囲が好ましく、
また第2塗料は、硬化後の膜厚が15〜20μ■の範囲
が上塗り塗料全体を均一に硬化させるために好ましい。
[発明の作用および効果] 本発明の2コート1ベイク塗装方法は、第1塗膜の硬化
性が第2塗膜より高くなり、乾燥炉内での第2塗膜表面
の硬化性と近似される。したがって、第1塗膜、第2塗
膜全体の硬化性がほぼ均一となり塗膜の光沢や艶にむら
、ばらつきが生じるのが防止される。
また、第1塗膜の硬化速度が速まるので乾燥炉内で起こ
る面たれ改善され、厚膜化も可能になるなど作業性面も
有利である。
なお、第1塗膜に酸触媒が多くなっても、表面の第2塗
膜が、通常の耐候性を有づるため塗膜の耐候性が特に低
下することはない。
[実施例] 以下、実施例により具体的に説明する。
まず第1塗料として、ソリッド系熱硬化アクリル塗料(
白色>(PPG[j商品名DS丁)に酸触媒のDNND
SA (ジノニルナフタレンジスルホン酸)を塗料に対
して1.5重量%の配合碩になるように調整したものを
作製した。
第2塗料としては、ソリッド系熱硬化アクリル塗料(白
色>(PPG社製商品名DST)に酸触媒のDNNDS
Aを塗料に対して0.5fflffi−%の配合mにな
るように調整したものを作製した。なお、この第2塗料
の酸活性度が標準であり、第1塗料の酸活性度は標準の
約3倍となっている。
上記の塗料が塗布される被塗物としては、鋼板に通常の
#J処理をしたj多、カチオン系の電着塗料(PPG社
製商品名ED−4E)を膜厚20μ肘塗布し、ポリエス
テルメラミン系の中塗り塗料(Qu po r を社製
商品名764−DG)を膜厚35μ支イ塗布し140℃
で30分間焼付けして硬化塗膜を形成した塗板を使用し
た。
この塗板に前記第1塗料を乾燥後の膜厚が15μに子に
なるように静電塗装して、2分間のフラッシュオフした
後、前記の第2塗料を乾燥後の膜1tが15μ賢になる
ように静電塗装で塗布した。7分間のセツティングをお
こなった後、140℃で30分間焼付けをおこなって硬
化塗膜(パネル△)を形成した。
比較例として、前記のソリッド系熱硬化アクリル塗料(
白色)(PPG社製商品名DST)に酸触媒のDNND
SAを塗料に対してO15重半%配合した塗料を第1塗
料および第2塗料として用いた以外は、前記実施例と同
様な方v1で塗装して塗膜(パネルC)を得た。なお、
この比較例は酸触媒の酸活性度は、第1塗料と第2塗料
とも同じである。
また他の実施例として第1塗料に添加する酸触媒の00
88△(ドデシルベンゼンスルホン酸)を塗料に対して
0.5重量%添加した第1塗料を使用し、第2塗料には
前記の実施例と同じ塗料を用いて重ね塗りした。なお、
この場合酸触媒の間は同じであるが、DOBSAの方が
DNNDSAより酸活性度の違いから第1塗料の酸活性
度が第2塗料より高い。そして前記と同様な方法で塗布
および硬化をおこなった。得られた硬化塗膜を(パネル
B)とした。
上記の三種の塗装板(パネルA、BSC)について、光
沢、PGd、艶についての評価をおこなった。結果を第
1表に示す。
光沢は、光沢計(スガ試験IflN囚)′lJ)により
60度の艮面反胴率を測定した。
P G dは、PGd計()) ORT A B l−
E  G ON[OD[ST[NCTNESS、日本彩
色仙究所yJ)を用いて表面の平滑性を測定した。
なお、PGd値は表面粗さa3よび表面光沢の2つの因
子で決まる値であり、大きい程表面平滑性は優れている
ことを示している。
第1表 艶は、塗膜表面を1−]視観察して評価した。
本発明の塗装方法により形成した上塗り塗膜のパネルA
、パネルBは、比較例のパネルCに比べ第1表に示した
ように、光沢、PGd値、艶のいずれも優れていた。
すなわち、光沢は比較例が96であるのに対して、本発
明のパネルA、Bは101.100を示し数1n的には
差が少ないが目視によれば光沢の差は明確である。また
、PGdの値も本発明のパネルA、Bが0.9であるの
に!こいして、比較例のパネルCは0.7であり数値の
大きい本発明が優れていることを示している。
また、艶についてもパネルA、Bは、比較例のパネルC
に比べて優れていた。
特許出願人  トヨタ自動車株式会社 代理人   弁理士  大川 宏

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メラミン架橋型であり、標準より高い酸活性度の
    酸触媒を含有する第1塗料を塗布する工程と、 標準の酸活性度の酸触媒を含有する第2塗料を塗布する
    工程と、 塗布された第1塗料と第2塗料を一体的に焼付硬化する
    工程と、 よりなる2コート1ベイク塗装方法。
JP23289888A 1988-09-17 1988-09-17 2コート1ベイク塗装方法 Pending JPH0283067A (ja)

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JP23289888A JPH0283067A (ja) 1988-09-17 1988-09-17 2コート1ベイク塗装方法

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JP23289888A Pending JPH0283067A (ja) 1988-09-17 1988-09-17 2コート1ベイク塗装方法

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