JPH0282893A - 高画質テレビジョン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、　ＰＩＰ（ｐｉｃｔｕｒｅ　ｉｎ　ｐｉｃ
ｔｕｒｅ）機能を有する高画質テレビジョン（ＨＤＴＶ
：Ｅｘｔｅｎｄｅｄ　Ｄｅｆｉｎｉｔｉｏｎ　ＴＶ）に
係り、更に詳しくは親画面と子画面の重なりをなくし、
あるいは少なくし、かつ、ワイド画像が表示できる高画
質テレビジョンに関するものである。

［従　来　例］ 地上放送の映像を高画質化する高画質テレビジョンの一
つに、ＥＤＴＶ方式がある。このＨＤＴＶ方式はＮ’ｒ
ＳＣ方式に改良を加えたものであり、テレビ放送局の設
備費用が少なくて済む等の利点がある。

この高画質テレビジョンは、より画質が向上し、見易く
なることから、各メーカーで種々開発が行なわれている
。

［発明が解決しようする課題］ ところで、上記高画質テレビジョンは、現行のＮＴＳＣ
方式のテレビジ３ンと同様にＰＩＰ（ｐｉｃｔｕｒｅ　
ｉｎρ１ｃｔｕｒｅ）機能を有し、第６図に示されるよ
うに。

２つの画像を親画面と子画面の形で表示することができ
る。

しかしながら、同図から明らかなように、子画面が親画
面に重なるため、親画面の一部が見えなくなってしまう
、しかも、同図の破線に示すように、その子画面が１７
４画面にまで達すると、親画面の楽しみが半減してしま
うという問題点があった・ 一方、高品位テレビジョンが提案されており、この高品
位テレビジョンはアスペクト比が５：３になっている。

そのため、第７図に示されるように１画面がワイドとな
り、その大画面の画像は臨場感に溢れたものとなる。

これに対し、上記高画質テレビジョン（ＨＤＴＶ）は。

アスペクト比が現行のＮＴＳＣ方式テレビジョンと同じ
４：３に固定されている。そのため、第８図に示される
ように、上記ワイド画像を表示するに際し、どうしても
そのワイド画像の一部分が欠けることになる。

この発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、その
目的は親画面と子画面の重なりをなくし、あるいは少な
くすることができ、しかもワイド画像を表示することが
できるようにした高画質テレビジョンを提供することに
ある。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、この発明は、ＰＩＰ機能を
有する高画質テレビジョンに、アスペクト比５：３ある
いは１６：９のワイド表示手段と、このワイド表示手段
における偏向角をアスペクト比４：３から５＝３あるい
は１６：９まで可変可能な偏向角可変偏向手段とを設け
、上記ＰＩＰ機能の動作時には上記偏向角可変偏向手段
にて上記ワイド表示手段の偏向角を大きくして上記アス
ペクト比５：３あるいは１６：９とし、上記アスペクト
４：３の親画面と少なくとも一つの子画面を重ならない
ように、あるいはその重なりを少なくするようにし、か
つ、ワイド画像の信号入力の際には、そのワイド画像を
表示するようにしたものである。

［作　　用］ 上記構成としたので、上記高画質テレビジョンが親子画
面（ＰＩＰ機能）操作されると、ワイド表示装置におけ
る偏向角は偏向角可変偏向回路にてアスペクト比５：３
あるいは１６：９に対応して太きくされる。その走査線
ビームは水平方向−杯に振られたとき、親画面および子
画面はアスペクト比４：３の画面であり、その親画面は
アスペクト比５：３あるいは１６：９の画面の右あるい
は左に寄せられる。一方、その子画面は親画面以外の部
分に寄せられ、親画面と重ならないように、あるいはそ
の重なりが少ない位置とされ、親子画面が見易くされる
。さらに、その子画面が複数の場合でも、それら子画面
は上記同様に親画面以外の部分に寄せられ、親画面と重
ならないように、あるいはその重なりが少ない位置とさ
れる。

また、入力信号にワイド画像の信号が含まれていると、
そのワイド検出信号により、偏向角可変偏向回路にて上
記同様にワイド表示装置のアスペクト比が５：３あるい
は１６：９に変えられる。すなわち、ワイド表示装置に
は、そのワイド画像が表示され、高品位テレビジョン（
アスペクト比５：３）と同様に臨場感のある映像を得る
ことができる。

［実　施　例］ 以ド、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。な
お、高画質テレビジ３ンには、図示しないがアンテナで
受けた放送のうち所定チャネルのテレビ信号を選択する
チューナ部、そのテレビ信号の中間周波数を増幅する中
間周波（ＩＦ）増幅部とが設けられている。

第１図において、高画質テレビジョンには、そのテレビ
信号のＮＴＳＣ，ＥＤＴＶ信号およびワイド画像信号を
切り替える入力切替器１と、所定操作に応じてそれらＮ
ＴＳＣ，Ｅ！ＤＴＶ信号をディジタル処理し、親画面の
画像データとする親画面処理部２と、その親画面の所定
部分を同様にディジタル処理し、あるいは別系統の信号
をディジタル処理し、子画面の画像データとする子画面
処理部３と、この親画面処理された画像データが記憶さ
れる親メモリ・コントローラ４と、その子画面処理され
た画像データが記憶される子メモリ・コントローラ５と
、それら親メモリ・コントローラ４と子メモリ・コント
ローラ５から読み出された画像データを上記所定操作に
応じて切り替える出力切替器６と、その画像データをア
ナログに変換し、画像を表示するアスペクト比５：３あ
るいは１６：９のワイド表示装置７と、このワイド表示
装置７の偏向角を可変する偏向角可変偏向回路８と、　
ＰＩＰ機能操作あるいはワイド画面信号によりワイド信
号を検出するワイド検出部９とが設けられている。その
ワイド検出信号により、偏向角可変偏向回路８にて上記
ワイド表示装置７の偏向角が可変され、そのワイド表示
装置７の電子ビームの走査はアスペクト比５：３あるい
は１６：９に対応して変えられる。

次に、上記構成の高画質テレビジョンの動作を第２図乃
至第５図の表示画面に基づいて説明する。

まず、ＰＩＰ機能操作が行なわれ、例えばＮＴＳＣ信号
による画面（親画面）の一部分を子画面にて拡大表示す
るものとすると、その操作に基づいてワイド検出部９か
らはワイド検出信号が出力され、偏向角可変偏向回路８
にてワイド表示装置７の偏向角がワイド画面に相当して
大きくされる。すなわち、ワイド表示装置７の電子ビー
ムの偏向角はアスペクト比５：３に対応して大きくされ
る。なお、その画面の走査時間が７スペクト比４：３の
場合と同じでなけれなならないので、そのアスペクト比
５：３における電子ビームの走査速度はアスペクト比４
：３と５＝３との差分だけ速くされる。

一方、親メモリ・コントローラ４にはアスペクト比５：
３のワイド画面のうち４：３に対応する領域に画像デー
タが記憶され、子メモリ・コントローラ５にはアスペク
ト比５：３の画面に基づいて拡大された画像データが記
憶される。すなわち。

その親画面の画像データは、第２図の実線の斜線部分に
対応するアドレス領域に記憶され、子画面の画像データ
は、同図の破線の斜線部分に対応するアドレス領域に記
憶される。そして１表示制御に際して、親メモリ・コン
トローラ４および子メモリ・コントローラ５から画像デ
ータが読み出され、それら画像データは出力切替＠６に
て切替られてワイド表示装置７に出力される。すると、
第２図に示されるように、アスペクト比５：３の画面に
は、親画面と部分拡大の子画面とは重なることなく表示
される。なお、同図の白部分は何も表示されない、また
、第３図に示されるように、そのＰＩＰ機能による子画
面が親画面の１／４に達する場合、親画面と子画面との
重なる部分Ａは少なくなる。さらに、第４図に示される
ように、親画面の残りの部分を利用すれば、複数の子画
面を表示することもできる。

なお、上記例では、親画面を左側に寄せた場合について
説明したが、右側に寄せるようにしてもよい。また、第
５図に示されるように１例えばＰＩＰ機能操作が行なわ
れない場合、ブラウン管の中心程解像度がよいので、ア
スペクト比４：３の画面をワイド画面の中心に寄せると
よい。この場合。

ワイド表示装置７の電子ビームは点Ｂから点Ｃまで振れ
ばよく、それは偏向角可変偏向回路８にて偏向角を可変
することにより実現できる。

次に、ワイド画像信号が入力され、ディジタル処理され
る際１例えばその信号に含まれているワイド信号がワイ
ド検出部９にて検出される。すると、そのワイド検出信
号により、偏向角可変偏向回路８にてワイド表示装置７
の電子ビームの偏向角が大きくされる。寛なわち、ワイ
ド表示装置７の画面はアスペクト比５：３にされる。こ
れにより、人力されたワイド画面は欠けることなく、そ
のままで表示される。

なお、人力信号が現行のテレビ信号であり、上記ＰｉＰ
機能操作が行なわれていない場合、上記偏向角可変偏向
回路８にてワイド表示装置７は、アスペクト比４：３の
偏向角どされる。すなわち、現行のＮＴＳＣ方式の画像
は、従来同様の大きさで表示される。

［発明の効果］ 以上説明したように、この発明によれば、ＰＩＰ機能を
有する高画質テレビジョンに、ワイド表示装置（アスペ
クト比５：３あるいは１６：９）と、このワイド表示装
置の偏向角をアスペクト比４：３から５＝３あるいは１
６：９に可変する偏向角可変偏向回路とを設け、ＰＩＰ
機能操作に際し、上記偏向角可変偏向回路にてワイド表
示装置の偏向角をアスペクト比５：３あるいは１６：９
に対応して大きくしたので、ＮＴＳＣ方式による画像を
ＰＩＰ機能操作にて親子画面表示とした場合、それら親
画面と子画面との重なりがなくなり、あるいはその重な
りが少なくなり、親子画面が見易くなるという効果があ
る。

また、この発明によれば、ワイド画像信号の入力に際し
ても、偏向角可変偏向回路にてワイド表示装置の偏向角
をアスペクト比５：３あるいは１６：９に対応して大き
くしたので、ワイド画像をそのまま見ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す高画質テレビジョン
の概略的部分ブロック図、第２図乃至第５図は上記高画
質テレビジョンの表示状態を説明する画面図、第６図乃
至第８図は従来の高画質テレビジョンの表示状態を説明
する画面図である。 図中、１は入力切替器、２は親画面処理部、３は子画面
処理部、４は親メモリ・コントローラ。 ５は子メモリ・コントローラ、６は出力切替器。 ７はワイド表示装置、８は偏向角可変偏向回路、９はワ
イド検出部である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ＰＩＰ機能を有する高画質テレビジョンに、アス
   ペクト比５：３あるいは１６：９のワイド表示手段と、
   このワイド表示手段における偏向角をアスペクト比４：
   ３から５：３あるいは１６：９まで可変可能な偏向角可
   変偏向手段とを設け、 前記ＰＩＰ機能の動作時には前記偏向角可変偏向手段に
   て前記ワイド表示手段の偏向角を大きくして前記アスペ
   クト比５：３あるいは１６：９とし、前記アスペクト４
   ：３の親画面に少なくとも一つの子画面が重ならないよ
   うに、あるいはその重なりを少なくするようにし、かつ
   、ワイド画像の信号入力の際には、そのワイド画像を表
   示するようにしたことを特徴とする高画質テレビジョン
   。