JPH0280776A - 樹脂製ヒンジおよびその製造方法 - Google Patents
樹脂製ヒンジおよびその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は建造物のドア、輸送、運搬用車両のドアあるい
は容器の蓋に取付けられるヒンジ及びその製造法に関す
る。
は容器の蓋に取付けられるヒンジ及びその製造法に関す
る。
ドアあるいは蓋にはヒンジが用いられる。ヒンジは従来
から金属製が普通であり、その構造も、はぼ一定してい
る。
から金属製が普通であり、その構造も、はぼ一定してい
る。
第５〜６図は従来の金属製ヒンジを示し、第５図はヒン
ジの斜視間、第６はドアに取付けたヒンジの断面図であ
る。
ジの斜視間、第６はドアに取付けたヒンジの断面図であ
る。
第５〜６図において、金属製ヒンジ１１は中心軸１２と
これを中心で巻回する巻回部１３．１４を有する板状部
１５．１６から成り、板状部１５．１６は中心軸１２を
軸にして回動するようになっている。
これを中心で巻回する巻回部１３．１４を有する板状部
１５．１６から成り、板状部１５．１６は中心軸１２を
軸にして回動するようになっている。
１７は取付は穴で、この穴にボルトあるいはねじくぎを
挿入してドア１８に取付けられる。
挿入してドア１８に取付けられる。
通常の建造物のドア等においては従来の金属製ヒンジで
それ程問題はないが、たとえば冷凍庫のドア、生鮮品運
搬用トラックの冷蔵室のドア等は室とドアの間に隙間が
生じないように気密性を保つ必要がある。また、冷蔵室
には冷蔵すべき品物の箱を効率良く積み上げるため、ヒ
ンジに突起があるとスペースに無駄が生じる。
それ程問題はないが、たとえば冷凍庫のドア、生鮮品運
搬用トラックの冷蔵室のドア等は室とドアの間に隙間が
生じないように気密性を保つ必要がある。また、冷蔵室
には冷蔵すべき品物の箱を効率良く積み上げるため、ヒ
ンジに突起があるとスペースに無駄が生じる。
ところが、従来の金属製ヒンジはその構造上、ドアと本
体の間にどうしても隙間を生じるし、また、ヒンジの中
心軸がドアの面から突出するので、上記の用途には使用
できなかった。
体の間にどうしても隙間を生じるし、また、ヒンジの中
心軸がドアの面から突出するので、上記の用途には使用
できなかった。
そこで、可撓性を有する樹脂に着目し、樹脂シートをド
アと本体の間の全域に貼りつけることを試みたが、樹脂
は強度が小さく、ドアの重量を十分に支えることができ
ず、耐久性に問題があった。
アと本体の間の全域に貼りつけることを試みたが、樹脂
は強度が小さく、ドアの重量を十分に支えることができ
ず、耐久性に問題があった。
したがって、合成樹脂を用いて、密閉性を良くし、邪魔
な突起が出す、かつ重いドアをも支えることのできるヒ
ンジを作ることが課題となっていた。
な突起が出す、かつ重いドアをも支えることのできるヒ
ンジを作ることが課題となっていた。
上記課題を解決するため、本発明は次の手段をとるもの
である。
である。
即ち本発明の樹脂製ヒンジは、シート状部が配向結晶化
した熱可塑性エラストマーであることを特徴とするもの
であり、また製造方法は熱可塑性エラストマーをヒンジ
として使用できる形状に溶融押出成形し、少なくともそ
のシート状部を１軸または２軸に延伸あるいは圧延する
ことを特徴とするものである。
した熱可塑性エラストマーであることを特徴とするもの
であり、また製造方法は熱可塑性エラストマーをヒンジ
として使用できる形状に溶融押出成形し、少なくともそ
のシート状部を１軸または２軸に延伸あるいは圧延する
ことを特徴とするものである。
以下、本発明の構成を更に具体的に説明する。
本発明に用いることのできる熱可塑性エラストマーとし
てはポリエステルエラストマー２ポリ７ミドエラストマ
ー、ポリオレフィンエラストマー等を挙げることができ
る。
てはポリエステルエラストマー２ポリ７ミドエラストマ
ー、ポリオレフィンエラストマー等を挙げることができ
る。
ポリエステルエラストマーとしてはポリエーテルエステ
ル、ポリエステルエステル等がアリ、ポリエーテルエス
テルとしてはテレフタル酸イソフタル酸等の芳香族ジカ
ルボン酸、アジピン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボ
ン酸とエチレングリコール、プロピレングリコール、ブ
タンジオール等のジオールから生成されるポリエステル
ハードセグメントおよびポリ （エチレンオキシド）、
ポリ （プロピレンオキシド）。
ル、ポリエステルエステル等がアリ、ポリエーテルエス
テルとしてはテレフタル酸イソフタル酸等の芳香族ジカ
ルボン酸、アジピン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボ
ン酸とエチレングリコール、プロピレングリコール、ブ
タンジオール等のジオールから生成されるポリエステル
ハードセグメントおよびポリ （エチレンオキシド）、
ポリ （プロピレンオキシド）。
ポリ （テトラメチレンオキシド）等のポリエーテルソ
フトセグメントから構成されるものが好ましく、中でも
テレフタル酸、ブタンジオールおよびポリ （テトラメ
チレンオキシド）で構成されるエラストマーが好ましい
。
フトセグメントから構成されるものが好ましく、中でも
テレフタル酸、ブタンジオールおよびポリ （テトラメ
チレンオキシド）で構成されるエラストマーが好ましい
。
ポリエステルエステルはポリエステルハードセグメント
とポリラクトン等のポリエステルソフトセグメントから
構成されるものである。
とポリラクトン等のポリエステルソフトセグメントから
構成されるものである。
ポリアミドエラストマーとしてはポリエーテルエステル
アミド、ポリエーテルアミドアミド等があり、いずれも
ポリアミドとポリエーテルをエステル結合あるいはアミ
ド結合で連結したものである。
アミド、ポリエーテルアミドアミド等があり、いずれも
ポリアミドとポリエーテルをエステル結合あるいはアミ
ド結合で連結したものである。
このエラストマーに用いられるポリアミドとしてはナイ
ロン６、ナイロン６６、ナイロン１１゜ナイロン１２．
ナイロン６・１０等であり、ポリエーテルとしてはポリ
（エチレンオキシド）、 ポリ （プロピレンオキシ
ド）あるいはポリ （テトラメチレンオキシド）等であ
る。
ロン６、ナイロン６６、ナイロン１１゜ナイロン１２．
ナイロン６・１０等であり、ポリエーテルとしてはポリ
（エチレンオキシド）、 ポリ （プロピレンオキシ
ド）あるいはポリ （テトラメチレンオキシド）等であ
る。
ポリオレフィンエラストマーとしてはポリエチレン／ポ
リプロピレン共重合体、ポリエチレン／ポリプロピレン
／ジエン共重合体等が挙げられる。
リプロピレン共重合体、ポリエチレン／ポリプロピレン
／ジエン共重合体等が挙げられる。
これら熱可塑性エラストマーはその硬度がショア３５Ｄ
〜７２Ｄのものが好ましい。また、低温特性が優れてい
る点で“ハイトレル” （東し・デュポン製）の商品名
で市販されているポリエステルエラストマーが好ましい
。
〜７２Ｄのものが好ましい。また、低温特性が優れてい
る点で“ハイトレル” （東し・デュポン製）の商品名
で市販されているポリエステルエラストマーが好ましい
。
本発明においては上記熱可塑性エラストマーをシート状
に押出して配向結晶化させる必要がある。
に押出して配向結晶化させる必要がある。
シートを配向結晶化させるには溶融押出したシートを一
軸または二軸に延伸または圧延することにより行なうこ
とができる。
軸または二軸に延伸または圧延することにより行なうこ
とができる。
第４図は本発明のヒンジを二軸延伸する工程を示す略図
である。このシート１は両端にコア２を有するドツグボ
ーン型の断面を有し、フィルム部３を押出方向である矢
印六方向に延伸すると同時に幅方向である矢印Ｂ方向に
も延伸している。このように二軸に延伸することにより
、フィルム部３は配向結晶化し、強度が著しく増大する
。
である。このシート１は両端にコア２を有するドツグボ
ーン型の断面を有し、フィルム部３を押出方向である矢
印六方向に延伸すると同時に幅方向である矢印Ｂ方向に
も延伸している。このように二軸に延伸することにより
、フィルム部３は配向結晶化し、強度が著しく増大する
。
第１〜２図は本発明のヒンジの斜視図および断面図であ
り、第３図は本発明のヒンジ１をドア本体４に埋設した
状態を示す断面図である。
り、第３図は本発明のヒンジ１をドア本体４に埋設した
状態を示す断面図である。
上記の図においては断面トングボーン型のヒンジを示し
たが、本発明においてはヒンジの形状に特に限定はなく
、シート状の部分の柔軟性を利用したヒンジであればそ
の形状は適宜、選択することができる。
たが、本発明においてはヒンジの形状に特に限定はなく
、シート状の部分の柔軟性を利用したヒンジであればそ
の形状は適宜、選択することができる。
本発明は熱可塑性エラストマーを延伸または圧延するこ
とにより結晶化させたシート状物を利用するので強度が
大きく、防錆性があり、軽量でかつ密閉性のよいヒンジ
を製造することが可能である。
とにより結晶化させたシート状物を利用するので強度が
大きく、防錆性があり、軽量でかつ密閉性のよいヒンジ
を製造することが可能である。
第１〜４図は本発明の樹脂製ヒンジを示し、第１図は全
体斜視図、第２図は断面図、第３図はドアに取付けた状
態の断面図、第４図は延伸の工程を示す説明図、第５〜
６図は従来の金属製ヒンジを示し、第５図は斜視図、第
６図はドアに取付けた状態を示す断面図である。 １・・・樹脂ＭＪ上ヒンジ２・・・コア部、３・・・フ
ィルム部、４・・・ドア。
体斜視図、第２図は断面図、第３図はドアに取付けた状
態の断面図、第４図は延伸の工程を示す説明図、第５〜
６図は従来の金属製ヒンジを示し、第５図は斜視図、第
６図はドアに取付けた状態を示す断面図である。 １・・・樹脂ＭＪ上ヒンジ２・・・コア部、３・・・フ
ィルム部、４・・・ドア。
Claims (2)
- （１）シート状部が配向結晶化した熱可塑性エラストマ
ーである樹脂製ヒンジ。 - （２）熱可塑性エラストマーをヒンジとして使用できる
形状に溶融押出成形し、少なくともそのシート状部を１
軸または２軸に延伸あるいは圧延することにより、シー
ト状部を配向結晶化させたことを特徴とする樹脂製ヒン
ジの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63229877A JP2668413B2 (ja) | 1988-09-16 | 1988-09-16 | 樹脂製ヒンジおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63229877A JP2668413B2 (ja) | 1988-09-16 | 1988-09-16 | 樹脂製ヒンジおよびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0280776A true JPH0280776A (ja) | 1990-03-20 |
| JP2668413B2 JP2668413B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=16899106
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63229877A Expired - Fee Related JP2668413B2 (ja) | 1988-09-16 | 1988-09-16 | 樹脂製ヒンジおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2668413B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04114976U (ja) * | 1991-03-27 | 1992-10-12 | 三協アルミニウム工業株式会社 | オートドア用無目 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5682235A (en) * | 1979-11-22 | 1981-07-04 | Toyobo Co Ltd | Preparation of polyester elastomer sheet |
| JPS5971864U (ja) * | 1982-10-23 | 1984-05-16 | チッソ株式会社 | ポリプロピレン製丁番 |
| JPS6055027A (ja) * | 1983-09-07 | 1985-03-29 | Toray Ind Inc | ポリエステルエラストマ |
-
1988
- 1988-09-16 JP JP63229877A patent/JP2668413B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5682235A (en) * | 1979-11-22 | 1981-07-04 | Toyobo Co Ltd | Preparation of polyester elastomer sheet |
| JPS5971864U (ja) * | 1982-10-23 | 1984-05-16 | チッソ株式会社 | ポリプロピレン製丁番 |
| JPS6055027A (ja) * | 1983-09-07 | 1985-03-29 | Toray Ind Inc | ポリエステルエラストマ |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04114976U (ja) * | 1991-03-27 | 1992-10-12 | 三協アルミニウム工業株式会社 | オートドア用無目 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2668413B2 (ja) | 1997-10-27 |
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Legal Events
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