JPH0280161A - 片ベルト式連続鋳造機のサイド堰 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は溶湯から直接に金属薄板を製造する、片ベルト
式連続鋳造機に関する。

［従来の技術］ 第３図は、特願昭５６−１８８８６２号に記載の片ベル
ト式連続鋳造機の例を示す図で、（Ａ）は側面の説明図
、（Ｂ）は平面の説明図である。矢印方向に回動するプ
ーリー１９（１９’）間に張り渡され、傾斜上昇して無
端状に走行する金属ベルト１０上の両サイドに、サイド
堰１１及び１１′は載置されて金属ベルト１０と同期し
た速度で走行する。

サイド堰１１（１１’）は、多数のサイドブロック１を
無端状に連結してなり、金属ベルトｌＯの走行軌道の外
側を走行軌道として無端状に走行する。１２は後面堰で
、両サイド堰の間に延在して金属ベルト１０上に載置さ
れる。尚後面堰１２は、金属ベルト１０やサイド堰１１
（１１’）と共に走行するものではなく、所定の位置に
保持されている。溶湯１４は金属ベルト１０とサイド堰
１１と後面堰１２で形成される湯溜り１３に注入される
が、金属ベルトｌＯの裏面は冷却装置１６によって冷却
されているため、溶湯は金属べシト１０上に凝固シェル
１５を形成する。この凝固シェル１５は金属ベルトと共
に矢印１８方向に走行し。

薄板１７として取り出される。尚図中２１は薄板を巻取
るコイラーの例である８この連続鋳造装置で。

板巾Ｗが異なる薄板を製造する際は、板巾Ｗに合うよう
にサイド堰１１及び１１’を移動する。即ち、第３図（
Ｂ）で板巾がＷ工の薄板の板ｌ］を変更して、第３図（
Ｃ）の板巾がＷ２の薄板用に調整する際は、第３図（Ｂ
）に示した如く、サイド堰ＩＩ（Ｉｆ’）を矢印２０方
向に移、動せしめる。しかし第３図（Ａ）の如く、この
装置のサイド堰１１（１１’）は、金属ベルト１０の走
行軌道の外側を走行軌道とする無端状のサイド堰である
ため、サイド堰１１（１１’）は極めて長尺であり、従
って矢印２０方向に移動せしめて所定の位置に設定する
操作は極めて煩瑣である。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明は、片ベルト式連続鋳造機において、製造する薄
板の板巾を変更する際、サイド堰を簡易に移動せしめて
所定の位置に設定できる。サイド堰を提供するものであ
る。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、その目的を達成するために、傾斜上昇して走
行する金属ベルト１０上にサイド堰１１（１１’）およ
び後面堰１２で湯溜り１３を形成し、湯溜り１３に溶湯
１４を注入し走行する金属ベルト１０上に凝固シェル１
５を形成して、これを薄板として取出す片ベルト式連続
鋳造機において、サイド堰１１（１１’）が多数のサイ
ドブロック１を無端状に連結してなり、これを金属ベル
ト１０と同一面の走行軌道を無端状に走行回動せしめ、
多数のサイドブロックのうち少なくとも鋳型の側壁を形
成するサイドブロック群はガイド２に沿って金属ベルト
１０の走行方向に整列して金属ベルト１０上に載置され
て走行し、ガイド２は金属ベルトｌＯの巾方向に前進あ
るいは後退せしめて位置設定が可能であることを特徴と
する９片ベルト式連続鎚造機のサイド堰である。

［実施例コ 以下、図面を参照しながら、本発明を具体的に説明する
。

第１図は本発明のサイド堰を有する片ベルト式連続紡造
機を説明する図である。第１図で本発明を説明する。

本発明は、傾斜上昇して走行する金属ベルト１０　」ユ
にサイド堰１１．および後面堰１２で湯溜り１３を形成
し、湯溜り１３に溶湯を注入し、走行する金属ベルト１
０上に凝固シェル１５を形成して、これを薄板として取
出す片ベルト式連続鎚造機のサイド堰に関する０本発明
のサイド堰１１は、多数のサイドブロックを無端状に連
結してなるサイド堰で、金属ベルトＩＯと同一面の走行
軌道を無端状に走行回動する１本発明で金属ベルトｌＯ
と同一面とは、金属ベルト１０の延長平面を指し、従っ
て金属ベルト１０と同じ傾斜の延長平面である。サイド
堰のこの走行回動は１例えば無端状のサイド堰１１をス
プロケット３と４との間に張り渡し、スプロケット３と
４を第１図（Ｂ）の矢印の方向に回動せしめる事によっ
て達成できる１本発明ではサイド堰の少なくとも鋳型の
側壁を形成する部分は金属ベルトの走行方向に整列して
金属ベルト１０上に載置されて走行する。

サイド堰のこの走行は、サイド堰の側壁（例えば第１図
（Ｂ）のｍとｎとの間）が金属ベルト１０の走行方向と
なるように且つｍ点とｎ点が金属ベルト１０上に載置さ
れるように、スプロケット３と４の位置を調整して達成
できる。第１図（Ｂ）の例では、従って、サイド堰１１
の鋳型の側壁を形成する部分は、スプロケット３と４と
よりなるガイドによって誘導されて走行する。

本発明で、ガイド２、即ち第１図（Ｂ）の例ではスプロ
ケット３及び４を組合せたガイド機構は、金属ベルト１
０の巾方向（矢印２０の方向）に前進あるいは後退せし
めて位置設定が可能である。

第１図（Ｂ）で、スプロケット３′と４′との間にも他
のサイド堰１１’が張り渡され、前記と同様に、３′と
４′とよりなるガイドによって誘導され、鋳型の他の側
壁を形成して走行回動するが、スプロケット３’、４’
も矢印２０の方向に移動せしめて位置設定が可能である
。

第１図（Ｂ）で、スプロケット３．４およびスプロケッ
ト３’、４’を点線矢印２０の方向に移動して位置設定
すると、板巾Ｗ、が小い狭巾の薄板１７が得られ。

文通に実線矢印２０方向にそれぞれ移動して位置設定す
ると広巾の妨片１７が得られる。

第２図は、本発明のサイド堰１１の他の例を示す図で、
（Ａ）は平面図、（Ｂ）は正面図、（Ｃ）は側面図、（
Ｄ）はイ部詳細図、（Ｅ）は口部詳細図である。

金属ベルト１０の巾方向の他の端部には、サイド堰１１
″（図示しない）が配されている。第２図（Ａ）でサイ
ド堰１１は多数のサイドブロック１を無端状に連結して
なるが、この例ではサイドブロックｌは第２図ＣＤ）の
如くチェーンリンク５によって連結されている。スプロ
ケット３を矢印方向に回動せしめると、チェーンリンク
５は矢印１８の方向に回動し従ってサイド堰を形成する
サイドブロックも矢印１８方向に走行する。チェーンリ
ンク５はまたガイド２によって誘導されて走行する。こ
のガイド２は第２図ＣＤ）及び（Ｅ）に示した如く、こ
の例では箱型溝レール６であり、チェーンリンク５はこ
の箱型溝レール６で誘導され、円滑に走行する。

又箱型溝レール６にはアーム７．７′に取りつけられて
いるが、アーム７．７′は矢印２０方向に移動が可能で
ある。アーム７．７′を矢印２０方向に移動せしめると
、ガイド２（箱型溝レール６）、チェーンリンク５、ス
プロケット３、サイドブロック１も一体となって矢印２
０方向に移動する。この結果、！８型型側間の間隙が変
更調整された、板巾の異なる薄板が製される事となる。

紡型の側壁を形成するサイドダムブロック群を、金属ベ
ルト１０の走行方向に整列させて、金属ベルトｌＯ上に
載置して走行せしめるガイド２の例を、第１図及び第２
図で例示したが、他の機構を用いたガイド２であっても
よい。

［発明の効果コ 本発明のサイド堰は、従来のサイド堰に比べて短尺であ
り、設備がコンパクトで保守点検も容易であり、且つサ
イド堰の移動が簡易なため、片ベルト式連続鋳造機で製
造する薄板の板巾を容易に変更する事ができる。

４、占°ｊ名・門′ｌ習福 第１図は本発明のサイド堰の例の説明図第２図は本発明
のサイド堰の他の例を示す図、第３図は従来の片ベルト
式連続鋳造機の例を示す図 である。

ｌ：サイドブロック、　２ニガイド、　３ニスプロケン
ト、　４：スプロケット、　５：チェーンリンク、　６
：箱型溝レール、　７．７’　：アーム、ｌＯ：金属ベ
ルト、　１１：サイド堰、　１２：後面堰、　１３：湯
溜り、　１４：溶湯、　１５：凝固シェル、　１６：冷
却装置、　１７：薄板、１８：薄板走行方向、　１９（
１９’）　：プーリー第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 傾斜上昇して走行する金属ベルト１０上にサイド堰１１
   （１１′）および後面堰１２で湯溜り１３を形成し、湯
   溜り１３に溶湯１４を注入し走行する金属ベルト１０上
   に凝固シェル１５を形成して、これを薄板として取出す
   片ベルト式連続鋳造機において、サイド堰１１（１１′
   ）が、多数のサイドブロック１を無端状に連結してなり
   、これを金属ベルト１０と同一面の走行軌道を無端状に
   走行回動せしめ、多数のサイドブロックのうち少なくと
   も鋳型の側壁を形成するサイドブロック群はガイド２に
   沿って金属ベルト１０の走行方向に整列して金属ベルト
   １０上に載置されて走行し、ガイイド２は金属ベルト１
   ０の巾方向に前進あるいは後退せしめて位置設定が可能
   である、片ベルト式連続鋳造機のサイド堰。